« 映画『レオン 完全版』(お薦め度★★★★★) | トップページ | 東京五輪 卓球混合ダブルス、水谷・伊藤ペアが初代金 »

2021.07.26

映画『東京物語』(お薦め度★★★★)

ようやく観ました。
映画史に残る名作中の名作です。
68年前の昭和の世界が広がりました。

戦後における共同体が描かれています。
大東亜戦争で8年前に戦死した次男の嫁・紀子(原節子)が、家族の一員として老夫婦をお世話します。会社を休んでまでも東京観光に付き添い、お葬式では子どもたちよりも長く寄り添います。昭和20年代では人と人との繋がりが濃かったことが分かります。日本人の美徳ですね。

原節子が大女優で大人気だったことが本作でわかりました。杉村春子の素晴らしい演技もさることながら、彼女の華のある存在感に感服しました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1953
制作国:日本
内容時間:137分

<スタッフ>
監督:小津安二郎
脚本:小津安二郎、野田高梧
撮影:厚田雄春
音楽:斎藤高順

<キャスト>
平山周吉:笠智衆
平山とみ:東山千栄子
平山紀子:原節子
金子志げ:杉村春子
平山幸一:山村聰
平山文子:三宅邦子

<イントロダクション>
名匠・小津安二郎監督が1953年に発表。戦後の変わりゆく家族関係を、透徹したまなざしで見つめ、世界映画史上において最高傑作の1本として広く知れ渡った不朽の名作。

世界の映画人たちが愛してやまない1本に挙げ、日本映画史を語る際に欠かせない、名作中の名作。成人して別々に暮らす子どもたちを訪ねて上京した老夫婦を待ち受ける皮肉な運命を、人生の悲哀と無常観をにじませながら、しみじみと味わい深く描写。小津監督が「一人息子」「戸田家の兄妹」など戦前の作品から長く追求してきた親子関係というテーマの到達点として生み出した集大成的傑作だ。発表から半世紀以上を経ても世界中の観客の心を深く捉えて離さない逸品であり、1950年代前半の日本の風景の数々も貴重だ。

<放送内容>
尾道で暮らす周吉ととみの老夫婦は、今や成人して東京で暮らす子どもたちのもとを訪ねて上京するが、長男の幸一も長女の志げも、それぞれの家庭生活や仕事に忙しくて丁寧に両親の面倒を見る余裕がない。そんな中、戦死した次男の妻・紀子だけがかいがいしく老夫婦の世話を焼き、“実の親でもないわれわれにここまで尽くしてくれて”と周吉たちを感激させる。やがて老夫婦は尾道に戻るが、それから間もなくとみに意外な事態が……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

|

« 映画『レオン 完全版』(お薦め度★★★★★) | トップページ | 東京五輪 卓球混合ダブルス、水谷・伊藤ペアが初代金 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 映画『レオン 完全版』(お薦め度★★★★★) | トップページ | 東京五輪 卓球混合ダブルス、水谷・伊藤ペアが初代金 »