映画『ディヴィジョン』(お薦め度★★★★★)
骨太の力作です。
最後の最後までどうなるのかわからないスリリングな展開です。
正義と悪の境界線が消えて、ないまぜのままラストに向かう不条理さは、衝撃でした。
1990年代のリオデジャネイロの酷さは、信じられない社会でした。
ブラジル映画は馴染みがありませんが、世界マーケットに十分に通用しているクオリティの高さに脱帽です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:A Divisao
制作年:2020
制作国:ブラジル
内容時間:134分<スタッフ>
監督:ヴィセンテ=アモリン
製作:ジョゼ=ジュニオール
脚本:グスタヴォ=ブラガンサ、ジョゼ=ルイス=マガリャンエス、ラファエル=スピノラほか
撮影:グスタヴォ=アドバ
音楽:ルーカス=マルシエフほか<出演>
サンチアゴ:エロム=コルデイロ
メンドンサ:シルヴィオ=ギンダーニ
ホベルタ:ナタリア=ラージェ
ラモス:テルモ=フェルナンデス
ベニシオ:マルコス=パルメイダ
ガスパール:ブルース=ゴムレヴスキー<イントロダクション>
1990年代のリオデジャネイロを舞台に、暴力刑事と裏社会に通じた汚職刑事が誘拐ビジネス組織にさらわれた人質救出のため奔走する。実話をモデルにした犯罪アクション。「善き人」「汚れた心」のV・アモリン監督が、誘拐ビジネスが横行していた1990年代のリオデジャネイロの実情を描写した犯罪アクション。身代金さえ払えば人質が無事解放されるため、警察でさえ金銭で解決を図ろうとし、そのため誘拐ビジネスがますます増加するという悪循環が起きていた当時の状況を背景に、あくまでも悪に相応の報いを与えて人質を奪還しようとする2人の刑事の活躍を描く。主人公の刑事たちが必ずしも正義とはいえず、毒をもって毒を制すような荒療治で事件に向かうさまがリアルな迫力を生む。
<放送内容>
1997年、ブラジル・リオデジャネイロ。警察が誘拐ビジネスの横行に頭を悩ます中、次期大統領候補とされる有力議員の娘が誘拐される。救出失敗が許されない警察は、容赦ない捜査で“殺し屋”の異名を持つ麻薬取締課のメンドンサと、裏社会に通じ、捜査のためなら賄賂などの汚い手も使うサンチアゴを特捜チームに迎え入れる。だが、2人の捜査はことごとく先回りされ、やがてサンチアゴは警察内部に裏切り者がいることに気付く。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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