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2021.08.10

映画『サイレント・トーキョー』(お薦め度★★★★)

邦画らしからぬ豪華な力作です。
細かい部分で稚拙な演出があって、評価を下げますが、サスペンスとしては海外市場に進出できるだけの内容でした。

映画の先頭を切っているアメリカ映画は、既にパンドラの箱を開けた世界を映像の力で描いていますが、邦画では旧来のごとくパンドラの箱を開けない、または開けた後を映像化してお茶を濁して来ましたが、本作は堂々とパンドラの箱を開けています。

犯人の主義主張が感情的で、どちらかと言えばリベラルが喜ぶ内容ではありますが、そこはエンターテイメントとして割り切って観れば良いでしょう。

邦画の未来を期待させる作品だと思います。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2020
制作国:日本
内容時間:99分

<スタッフ>
監督:波多野貴文
脚本:山浦雅大
撮影:山田康介
音楽:大間々昂

<出演>
朝比奈仁:佐藤浩市
山口アイコ:石田ゆり子
世田志乃夫:西島秀俊
須永基樹:中村倫也
高梨真奈美:広瀬アリス
来栖公太:井之脇海
泉大輝:勝地涼
須永尚江:財前直見
磯山毅:鶴見辰吾

<イントロダクション>
クリスマス・イヴの東京で連続爆破テロ事件が発生。佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊らが豪華共演し、人気作家、秦建日子の小説を映画化したサスペンス。監督は波多野貴文。

ドラマ「アンフェア」の原作者である秦建日子の小説「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」を、ドラマと映画の「SP」シリーズやドラマ「コールドケース ~真実の扉~」などの波多野監督が映画化。クリスマス・イヴの東京で起きる連続爆破テロ事件とその顛末を描く、壮大なノンストップサスペンス。中でも渋谷駅前スクランブル交差点の場面は栃木・足利市に建てた総工費3億円のセットで撮影したが、まるで実際の場所のようにリアル。日本映画としては異例のスケール感を醸している。

<放送内容>
12月24日。あるTV局へ恵比寿の商業施設に爆弾を仕掛けたという電話がかかってきて、局員の来栖は半信半疑で現地へ。すると爆発が起き、来栖とその場にいた主婦のアイコは真犯人によって容疑者に仕立てられる。一方、渋谷のハチ公前で爆破事件を起こすという予告動画がネットにアップされる。刑事の世田と泉は渋谷に向かうがさまざまな人々や野次馬でごった返す街で大爆発が起き、たちまち一帯はパニックになってしまい……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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