映画『騙し絵の牙』(お薦め度★★★★)
小説家・塩田武士氏が大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した原作を、その通り主演作とした世界初となる作品です。
よく出来た邦画です。
出版社におけるサクセスストーリーです。シーンごとの切れのあるセリフが見事でした。
大泉洋もさることながら松岡茉優が見事でした。もう一人の主人公であり、彼女の代表作になると思います。
残念ながら、斜陽となる出版界が舞台なので、社会に訴えるダイナミックさは弱い印象です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2021
制作国:日本
内容時間:113分<スタッフ>
監督:吉田大八
脚本:楠野一郎、吉田大八
撮影:町田博
音楽:LITE<出演>
速水輝:大泉洋
高野恵:松岡茉優
東松龍司:佐藤浩市
矢代聖:宮沢氷魚
城島咲:池田エライザ
郡司一:斎藤工
伊庭惟高:中村倫也
二階堂大作:國村隼
江波百合子:木村佳乃
久谷ありさ:小林聡美<イントロダクション>
大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市などオールスターが共演。崖っぷちの出版社で騙し合いバトルが展開。塩田武士の同名小説を「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が映画化。大泉、松岡、佐藤以外にも、宮沢氷魚(宮沢和史の息子)、池田エライザ、斎藤工など、華やかな俳優陣が結集。リリー・フランキーや映画監督の塚本晋也も短い出演ながら強烈な印象を残す。「罪の声」も知られる原作者の塩田は主人公役に大泉をイメージして原作を執筆。出版社が舞台のビジネスドラマだが、テンポがいい前半に続き、後半の二転三転する展開に驚かされ、非常にエンターテインメント度が高い仕上がり。出版人たちの本や雑誌に対する想いが交錯するのも見応えがある。2021年の日本映画を代表する1本。
<放送内容>
実家が小さな書店である高野は、大手出版社・薫風社の文芸雑誌“小説薫風”の新人編集者。小説好きの高野だったが同社のカルチャー誌“トリニティ”の編集部に転属となり、その編集長・速水が上司になる。直前、同社は先代の社長が急逝し、新社長の座を狙う専務の東松は速水に“トリニティ”を売れる雑誌に生まれ変わらせるよう指示。速水は人気ファッションモデルの城島咲に連載を依頼するなど、大胆不敵な誌面改革に挑むが……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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