映画『トムとジェリー(2021)』(お薦め度★★)
1988年公開の『ロジャー・ラビット』と同じ、実写とアニメーションをCGで合成した作品です。
よく出来た映像で違和感はありませんが、特段目をみはるものでもありませんでした。
物語がアメリカン・ジョーク満載の内容でさほど面白くありません。主人公はトムとジェリーではなく、ケイラという女性です。
このケイラはアメリカ的です。ハッタリをかまして、別人になりすまして自分は才能があることを証明しようというセコイ人物です。米国映画にありがちな設定です。
それにしても、何故米国人は最後にカミングアウト、すなわち非を認めれば許されるのでしょうか。あまりにもお粗末なエンディングは、バカバカしくて日本人には馴染めません。文化度が低すぎます。
もっと、トムとジェリーを前面に打ち出した脚本で作ってほしかったと思います。
以下、WOWOW オンデマンドから引用。
<作品データ>
原題:Tom and Jerry
制作年:2021
制作国:アメリカ
内容時間:102分<スタッフ>
監督:ティム=ストーリー
製作:クリス=デファリア
キャラクター創造:ウィリアム=ハンナ、ジョセフ=バーベラ
脚本:ケヴィン=コステロ
撮影:アラン=スチュワート
音楽:クリストファー=レナーツ<出演>
ケイラ:クロエ=グレース=モレッツ
テレンス:マイケル=ペーニャ
ベン:コリン=ジョスト
ドゥブロー:ロブ=ディレイニー
キャメロン:ジョーダン=ボルジャー
ジャッキー:ケン・チョン
プリータ:パラヴィ=シャーダ<イントロダクション>
世界中で愛されている名作アニメ「トムとジェリー」をCGと実写の融合で映画化。お調子者のネコ、トムといたずら好きのネズミ、ジェリーが大騒動を巻き起こす。ハンナ・バーベラのカートゥーンアニメ「トムとジェリー」の誕生80周年に合わせて製作された実写映画版。アニメの姿のままのトムとジェリーが実写のニューヨークでドタバタ騒ぎを繰り広げる。暴れるトムとジェリーはアニメだが、倒れたり壊れたりする周囲の物は実写とあって、大騒動の迫力は前代未聞。けんかだけでなく、なんとトムとジェリーが協力してウエディングパーティーを成功させようとするストーリーにも注目だ。出演は「キック・アス」のC・グレース・モリッツと「アントマン」のM・ペーニャ。
<作品内容>
ニューヨーク。とある一流ホテルの面接にやって来たケイラは、なんとか仮採用となった。そんな中、そのホテルで世界が注目するセレブカップルのウエディングパーティーが行なわれることに。だが、いたずら好きのネズミ、ジェリーがホテルに引っ越してきて大騒ぎが巻き起こる。ネズミ退治を任されたケイラは、ネコのトムをジェリー対策のために雇うのだが、エスカレートする2匹の追い掛けっこでパーティーはめちゃくちゃに……。<鑑賞チャネル>
WOWOWオンデマンド
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