映画『隣人X -疑惑の彼女-』(お薦め度★★★)
まずまずの作品です。
上野樹里の演技が秀逸でした。
SFホラーと思っていたのですが、意外と現代日本が気にしているSDGsやLGBTQ的な要素を盛り込んだ優等生な内容でした。
良い悪いは別にして、うまくまとめています。
一つだけ難があったのが、先輩ライター役の川瀬陽太の演技でした。監督の演出なのかもしれませんが、あれでは身も蓋もない設定になってしまいます。
以下、オフィシャルサイトから引用。
<作品データ>
劇場公開:2023年12月1日
製作:2023年
製作国:日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
上映時間:120分<スタッフ>
原作:パリュスあや子「隣人X」
監督・脚本・編集:熊澤尚人
主題歌:chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records)<キャスト>
柏木良子 役:上野樹里
笹憲太郎 役:林遣都
林怡蓮リン・イレン 役:黃姵嘉ファン・ペイチャ
仁村拓真 役:野村周平
内田瑛太 役:川瀬陽太
小池編集長 役:嶋田久作
柏木麻美 役:原日出子
月村祐一 役:バカリズム
柏木紀彦 役:酒向芳<イントロダクション>
二転三転する真実、交錯する想いと葛藤――
予測不能なラストが待ち受ける、異色のミステリーロマンス
ある日、日本は故郷を追われた惑星難民Xの受け入れを発表した。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか?彼らの目的は何なのか?人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。
週刊誌記者の笹は、スクープのため正体を隠してX疑惑のある良子へ近づく。ふたりは少しずつ距離を縮めていき、やがて笹の中に本当の恋心が芽生える。しかし、良子がXかもしれないという疑いを払拭できずにいた。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ…!人との関わりを避けてひっそりと生きる女性、良子を演じるのは7年ぶりの映画主演となる上野樹里。そんな良子に惹かれていく記者を林遣都が演じるほか、台湾の実力派・黃姵嘉(ファン・ペイチャ)、野村周平、川瀬陽太、嶋田久作、原日出子、バカリズム、酒向芳らが顔を揃える。第14回小説現代長編新人賞を受賞し、次世代作家として大きな注目を集めるパリュスあや子の小説を、熊澤尚人監督が新たな視点を盛り込み完全映画化。
謎めいた物語が描き出すのは、〈よそもの〉に対する警戒心や、無意識に遠ざけようとする気持ち。そして偏見や恐怖を乗り越え、隣にいる人を大切に想う優しさ。心から信じられる相手を見つけるのが難しい時代に届ける異色のミステリーロマンス。<鑑賞チャネル>
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