映画『ある閉ざされた雪の山荘で』(お薦め度★★★)
演出と脚本、キャスティングの悪さが目立ち、作品の世界に入れませんでした。
全体のトーンが軽さがあり、本格的なミステリーに感じられません。
緊迫した場面でも、登場人物の動きや台詞にリアリティが感じられません。どうしてこんな演技をさせるのかも気になりました。
そして、一番気になったのが重岡大毅をメインキャストにしたことでした。彼の演技力の無さは過去のドラマで知っています。本作でも台詞回しや感情表現が、他の出演者と比べて明らかに落ちるため、ガッカリ以外の何物でもありませんでした。
そして、そもそもの犯罪を起こす動機が弱いので、ラストも途中から読めてしまいます。
飯塚健監督を調べたところ、既にドラマ「荒川アンダーザブリッジ」で出会っていました。どうやら相性が悪いようです。
<作品データ>
劇場公開日:2024年01月12日(金)
制作年:2024
制作国:日本
内容時間(字幕版):109分
配給:ハピネットファントム・スタジオ<スタッフ>
監督:飯塚健
原作:東野圭吾
脚本:加藤良太、飯塚健
製作:小西啓介、島田浩一、松本智、中村浩子、渡辺勝也、森川真行<キャスト>
久我和幸:重岡大毅
中西貴子:中条あやみ
田所義雄:岡山天音
元村由梨江:西野七瀬
笠原温子:堀田真由
雨宮恭介:戸塚純貴
麻倉雅美:森川葵
本多雄一:間宮祥太朗<イントロダクション>
スクリーンに映る全てが伏線。
登場人物の行動すべてを疑いたくなる、
“謎解き”の枠を超えた驚愕の結末とは?
著作の累計発行部数が1億部を突破した“国民的作家”の東野圭吾が1992年に発表した傑作小説がついに映画化。発刊時からミステリーファンを唸らせ、長らく映像化は困難とされてきた架空の密室を舞台に描かれる多層トリック。しかし、豪華キャスト&スタッフが集結し、原作者の東野圭吾自身も「想像していなかった」映画化がついに実現した。主人公・久我和幸を演じるのは、本作が映画単独初主演となる重岡大毅。山荘でのオーディションに招待された役者の中で唯一、異なる劇団から参加した“部外者”であり、更に原作とは異なるキャラクター性を持った久我を見事に演じ切った。 その他の登場人物たちには、日本を代表する若手実力派俳優が勢ぞろい。役を奪われた女優・中西貴子を 中条あやみ、こじらせ怪優・田所義雄を岡山天音、世間知らずのお嬢様女優・元村由梨江を西野七瀬、勝気なワガママ女優・笠原温子を堀田真由、優しい劇団リーダー・雨宮恭介を戸塚純貴、圧倒的天才女優・麻倉雅美を森川葵、そして、劇団のトップ俳優・本多雄一を間宮祥太朗が演じる。
監督を務めるのは、『ステップ』や『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』などヒット作を数多く手がけ、舞台演出でもその手腕を発揮している飯塚健。登場人物たちの心理と駆け引きを繊細なタッチで描き、徐々に緊迫感が高まっていく演出は圧巻。原作者の東野も「トリッキーな世界観を完璧に成立させている」と映画の完成度を高く評価している。
衝撃のラストが待ち受ける、
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