2020.09.11

映画『スキンウォーカー』(お薦め度★★)

それなりに観せるテクニックはあるものの、とてつもなく奇妙な物語です。
ホラーなので何でもありですが、妙な衝撃度と結末です。

どうしてそうなる、、、思考停止しました。
考えさせるのではなく、考えたくも無い内容です。怖くもなければ面白くもありません。

一つだけ言えることは、ジャスティン=マコーネル監督の作品は最初で最後、これっきりだということです。

結構な頻度でカナダ映画はこの手の作品が登場します。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Lifechanger
制作年:2018
制作国:カナダ
内容時間:84分

<スタッフ>
監督・脚本:ジャスティン=マコーネル
製作:エイヴィ=フェダーグリーン、ジャスティン=マコーネル
撮影:サーシャ=モリック
音楽:ショーン=モトリー

<キャスト>
ジュリア:ローラ=バーク
ロバート:ジャック=フォーリー
エミリー:エリツァ=ベイコ
サム=リチャードソン:サム=ホワイト
レイチェル:レイチェル=ヴァンデュザー
ランソン刑事:スティーヴ=カサン

<イントロダクション>
人間の生命力や記憶までも吸い取り、その人間に成り代わって生きる謎の生命体。そんな生命体は、ある女性に恋をしていた。恐ろしくも切ない異色のホラーサスペンス。

殺した人間の姿と記憶を奪ってその人間に成り代わる生命体の恐怖を描いたホラー、というB級映画然とした設定からは想像できないドラマが展開する注目作。最大のアイデアは視点を謎の生命体側に置いたこと。生命体にとって人を殺すことは生きるために必要な手段でしかない。この発想の転換と、成り代わった人間たちの記憶=人生に影響されていく生命体の苦悩を描くことによって、類を見ないドラマが誕生した。ひとりの女性を愛してしまった生命体が、年齢も性別も違う姿で彼女に何度も近づいていくさまが切ない。

<放送内容>
その生命体は人間の生命力を食糧とし、殺した人間の姿形と記憶を奪って成り代わることで生きていた。一定時間を過ぎると体が腐り始め、新たな獲物を見つけなければ自らが死んでしまうのだ。そんな生命体には、心に想う大切な女性がいた。とあるバーにいつもひとりでやって来るジュリアだった。偶然のようにバーを訪れ、ジュリアと親しくなろうとする生命体だったが、次に会うときはまったく別人として会わなければならないのだ…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2020.09.07

映画『セールスマン』(お薦め度★★★★)

感情がない交ぜにさせられる問題作です。
罪と罰に対する解釈が、夫と妻でリアルタイムにズレていく様はスリリングで耐え難いものがあります。

アスガー=ファルハディ監督の物語の構成力は、傑出しています。
誰もがそれを知っている』を鑑賞後、Amazon Prime Videoを検索したところ、無料配信中だったので直ぐに観ました。世界中から注目される名匠であることは間違いありません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Forushande
制作年:2016
制作国:イラン・フランス
内容時間:124分

<受賞歴>
第89回(2016)アカデミー賞外国語映画賞

<スタッフ>
監督・脚本:アスガー=ファルハディ
撮影:ホセイン=ジャファリアン
音楽:サッタル=オラキ

<キャスト>
エマッド=エテサミ:シャハブ=ホセイニ
ラナ=エテサミ:タラネ=アリドゥスティ
ババク:ババク=カリミ
サナム:ミナ=サダティ
男:ファリド=サッジャディ=ホセイニ

<イントロダクション>
第69回カンヌ国際映画祭で脚本賞と男優賞(=S・ホセイニ)を受賞。第89回アカデミー外国語映画賞にも輝いて話題を呼んだ、イランの名匠A・ファルハディ監督の秀作。

別離(2011)」や「ある過去の行方」で世界中の注目を集める現代イラン映画界きっての名匠、ファルハディ監督。本作では、不慮の事件をきっかけに1組の夫婦の思惑がすれ違い、2人の間の心の溝がどんどん広がっていくさまを、アーサー・ミラーの名作戯曲「セールスマンの死」を下敷きにしつつ、重層的なタッチでスリリングに描写。トランプ政権による米国への入国制限に抗議し、アカデミー授賞式への出席ボイコットを表明する中、第89回アカデミー外国語映画賞を受賞するなど、またもや大きな話題を呼んだ。

<放送内容>
イランの首都テヘランで暮らす、教師のエマッドと妻のラナ。これまで住んでいたアパートが倒壊の危機に瀕し、やむなく2人は別のアパートの部屋へ移り住むことに。劇団に所属し、俳優としても活動する2人が、「セールスマンの死」の舞台初日を迎えた晩、夫より一足先に帰宅したラナが、正体不明の侵入者に襲われるという事件が発生。犯人を捕まえたい夫と、事件を表沙汰にはしたくない妻の間で、次第に心の溝が広がるようになる。

<鑑賞チャネル>
Amazon Prime Video

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2020.08.26

ドラマ「13(サーティーン)」[全4話](お薦め度★)

無残です。
これほどリアリティの無い、低レベルの作品はしんどさしかありませんでした。

単にお気に入りの女優・桜庭ななみが目当てでした。彼女の出演作は2016年のドラマ「果し合い」以来で久しぶりなので、何とか我慢して最後まで鑑賞しました。

BBC人気ドラマのリメイクなのに、良いところはありません。脚本が酷過ぎます。警察の描き方はどうしようもなく、全てにおいて無能過ぎました。

さらに桜庭ななみは、ほとんどしかめっ面のシーンで彼女の美貌や演技を堪能することもなく、、、(泣)

早い段階で駄目だと感じていたので、桜庭ななみにこだわらず観るのを止めるべきドラマでした。

以下、番組サイトから引用。

<オンエア情報>
フジテレビ、2020年8月1~22日毎週土曜日23時40分放送。「オトナの土ドラ」枠。

<スタッフ>
企画:市野 直親(東海テレビ)
原作:「Thirteen」(Based on the original BBC Series “Thirteen”,written by Marnie Dickens.)
脚本:浅野妙子
音楽:吉川慶
主題歌:「愛錠」 LiSA(ソニー・ミュージックレーベルズ)
演出:水田成英(FCC)
協力プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)
プロデュース:遠山圭介(東海テレビ)、浅野澄美(FCC)
制作:東海テレビ、FCC

<キャスト>
相川百合亜:桜庭ななみ
永井敏彦:青柳翔
田辺佐緒里:遊井亮子
相川千帆:石川瑠華
日置渉:井上祐貴
黒川一樹:藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
相川宗一:神保悟志
相川麻美:板谷由夏

<イントロダクション>
イギリスでブームを巻き起こした BBC の人気ドラマをリメイク!
不条理な現実と、連鎖する事件のはざまで揺れ動く人々を描く、
衝撃のクライムサスペンス!
「オトナの土ドラ」史上初、全4話でスピーディに見せる!!
13歳から13年間行方不明となっていた少女・百合亜。
彼女が突然家に戻ってきた時、止まっていた歯車が動き出す…
彼女の帰還は、第二の悲劇の始まりだったのか?
朝ドラ「スカーレット」で新天地を切り開いた桜庭ななみが、
今年の初夏、再び新たな一面を見せる!

13歳の時に行方不明となった少女・百合亜。
それから13年後。突如家族のもとに戻ってきた百合亜を待っていたのは、様変わりした世界だった。
家族はバラバラになっていたのだ…。少女の生還は、人々の運命を変える。
見た目は26歳、精神はまるで13歳のころから止まったかのよう…
とらえどころのない百合亜の言動は、周囲の人々を翻弄し、その運命を狂わせていく。

13年間、娘を失った後悔と生還を信じる気持ちのはざまで押しつぶされてきた母親。
娘が帰ってきた嬉しさの陰で、自身が隠してきた過去と向き合わざるを得なくなる。
父や妹も、百合亜の心の回復のために仲の良い家族を演じるうち、13年間のそれぞれの歩みを問い直すことになる。

誘拐されたと警察に話す百合亜。一体13年の間に、何があったのか?
捜査を進める担当刑事たちは、葛藤しながらも百合亜の供述に疑問を持つ。
事情聴取での百合亜の証言は二転三転、矛盾していたからだ。そんな中、第二の事件が発生する!
さらに、百合亜が隠していた真実が明らかになっていく。そして、残された家族が抱えていた、隠された真実とは…?

原作は、イギリスで795万人(イギリス総人口の約8人に1人の割合)が視聴をリクエストし大ヒットを記録した、BBCの「サーティーン/13 誘拐事件ファイル」。第一話の放送終了後の見逃し配信サービスでも、BBCのすべての番組を抑えてチャートトップになり話題となった人気ドラマ。不幸な事件に巻き込まれた一人の女性が体験する社会との断絶、好きな人との交流さえも困難になる理不尽さ、そして犯人に対する憤りなどを丁寧に描写し、さらに発生する第二の誘拐事件とヒロインの行動などサスペンスフルに描いた一級エンタテインメントで、その波が2020年、ようやく日本にも到来する!
日本版では、原作の持つサスペンス要素をそのままに、さらに家族それぞれのストーリーにも注目。
13年ぶりの百合亜の帰還がもたらすのは、家族の再生か、それとも崩壊か…?
失われた時と失われた家族の絆…13年ぶりに帰ってきた少女が見つけたものとは…?

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2020.08.24

映画『人面魚 THE DEVIL FISH』(お薦め度★★★★★)

思いっきり感動しました。
台湾映画のホラー「紅い服の少女(原題)」シリーズ第3作ということですが、シリーズ自体を知らず、本作が初鑑賞です。

アクションホラーと表現するのが相応しく、霊媒師と悪霊の死闘は手に汗握る展開でした。親が子を、子が親を想う気持ちに心が揺さぶられます。

NY心霊捜査官』に近いテーマです。圧倒されました。

シリーズものなので、続きを意識したオマケが若干興ざめです。本作で独立させても十分な内容です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:人面魚:紅衣小女孩外傳
制作年:2018
制作国:台湾
内容時間:114分

<スタッフ>
監督:デヴィッド=チュアン
製作:ハンク=チェン
脚本:チェン=シーケン、スー=リンファン
撮影:チェン=チーウェン

<キャスト>
ヤーフェイ:ビビアン=スー
リン=ジーチェン:チェン=レンシュオ
リン=ジュンカイ:チャン=シューウェイ

<イントロダクション>
かつて日本でも人気だったビビアン・スーも出演した、台湾産のユニークなホラー「紅い服の少女(原題)」シリーズ第3作。魚の体に閉じ込められた悪霊は惨劇を起こす……。

2015年に台湾で作られた映画「紅い服の少女(原題)」は、都市伝説の“紅い服を着た少女”を題材にして本国でヒットし、続編も作られた。そしてそれらに続く特別編として作られたのが本作だが、前2作を見ていなくても楽しめる。“悪霊は魚に閉じ込めることができる”、“そんな魚は油で揚げられると原則的に倒される”といったルールの数々がなんともユニークで、台湾産ホラー独自の勢いを感じさせる。また、日本のTV界でも活躍したビビアン・スーだが、母親でもある大人の女性に成長した現在も美貌は健在だ。

<放送内容>
台中市で6人家族が父親に殺される事件が発生。父親は何かに取り憑かれていると考えた警察は霊媒師ジーチェンに依頼。ジーチェンは父親の体から悪霊の“魔神”を取り除き、1匹の魚に閉じ込める。一方、少年ジャハオはさまざまな悩みを抱えた母親ヤーフェイを励まそうと、コンテストに応募するための自主製作ビデオを作っていたが、捨てられた魚の口から出てきた稚魚を家に持ち帰って飼育。やがて稚魚が育つと“魔神”が復活する。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2020.08.19

ドラマ「JOKE~2022 パニック配信!」(お薦め度★★)

2020年 五月の恋」や「リモートで殺される」と同じコロナ禍でのリモート制作ドラマと思ったのですが、リモート制作っぽいものの通常のドラマでした。

“宮藤官九郎、待望の最新作はノンストップ・ホラー!”とのキャチコピーですが、ブラックコメディという形容が近いと思います。

1人芝居は良かったのですが、他の出演者たちが登場すると虚構っぽさが強くなってしまいます。“衝撃のラスト”はセイフティが置き去りにされたスマートハウスとなりリアリティが失われました。

意欲的で新しいさを感じられましたが、最後は矮小化されたブラックで終わっています。

以下、番組サイトから引用。

<オンエア情報>
NHK、2020年8月10日(月)22:00~22:45放送。

<スタッフ>
脚本:宮藤官九郎
演出:水田伸生(アックスオン)
制作統括:訓覇圭(NHK)、仲野尚之(アックスオン)、後藤高久(NHKエンタープライズ)
音楽:平野義久

<キャスト>
沢井竜一:生田斗真
坂根明:柄本時生
沢井倫子:松本まりか
刑事オガタ:岡部たかし
警官サエキ:田村健太郎
JOKE:(声)一色洋平
マイルス:(声)佐々木史帆

<イントロダクション>
時はポストコロナの近未来。不祥事を機に漫才コンビを解消した芸人がTV番組すべてを降板し、自ら“STAY HOME”を選択。
AIロボットを相方にして大喜利番組をネット配信し再起を図るが、生配信中にかかってきた一本の電話から事態は急変?
突如として劇場型犯罪のショーが始まる……そして、衝撃のラストが!

45分間ノンストップで生配信されるネット番組『俺んちチャンネル』の映像をベースに視聴者のコメントと電話の声のみで描かれる、主人公“たったひとり”の恐怖の時間。はたして、これが望んだ未来なのか……。

これまでに類をみないスタイルで描く、宮藤官九郎の挑戦作!

“45分間、ほぼ1人芝居”の恐怖&ライヴをお楽しみください。

<あらすじ>
漫才コンビ「俺んち」のボケ担当・沢井竜一(生田斗真)は 不祥事を起こしてレギュラー番組を降板、相方とも絶縁し自宅に引きこもっていた。AIロボットに頼めば食事の注文から掃除まで何でもやってくれるだけでなく、AIが沢井のボケを学習しネット生配信の大喜利番組『俺んちチャンネル』では相方を務めるまでに成長して、沢井は大満足なのだが……。その生配信中にかかってきた奇妙な電話のせいで、沢井はとんでもない事件に巻き込まれていく。沢井とその家族に迫る魔の手? 番組は無事終了できるのか! そして、犯人は誰なのか?

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2020.08.12

映画『SHADOW 影武者』(お薦め度★)

チャン=イーモウ監督にとって『HERO 英雄』『LOVERS』に続く武侠映画3作目にあたると思いますが、一番駄目でした。
ともかくラストが支離滅裂です。何がテーマか理解不能です。

出演者は知らない俳優ばかりです。しかも誰にも魅力を感じませんでした。

本作の前に観た『サンザシの樹の下で』も期待外れでしたし、巨匠も歳には勝てないということでしょうか。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:影
制作年:2018
制作国:中国
内容時間:116分

<スタッフ>
監督:チャン=イーモウ
製作:エレン=エリアソフほか
脚本:チャン=イーモウ、リー=ウェイ
撮影:チャオ=シャオティン
音楽:ラオ=ツァイ

<キャスト>
都督/都督の影武者(ひとり2役):ダン=チャオ
小艾(シャオアイ):スン=リー
沛国の王:チェン=カイ
田戦(ティエン=チャン):ワン=チエンユエン
ヤン=ツァン:フー=ジュン
チンピン:クアン=シャオトン

<イントロダクション>
中国の名匠チャン・イーモウ監督が「三国志」で描かれた“荊州争奪戦”に着想を得た武侠アクション。ある武将の影武者を主人公に、人々の葛藤や死闘を華麗なタッチで描く。

長い間描きたかったという“影武者”を本作で題材に取り上げたチャン監督。「HERO(2002)」「LOVERS」で撮影を担当したチャオ・シャオティンなど、チャンとゆかりがある一流スタッフが結集。そして活動初期から映像の色彩を重視してきたチャンだが、本作では大胆にもほぼモノクロに近いカラーという新境地にチャレンジ。数千年の歴史がある中国の水墨画のような、極めてスタイリッシュな映像には思わずため息が出る。主演のダン・チャオは影武者役を演じた後、20kgも減量して都督役を演じ直した。

<放送内容>
どこかの土地の戦国時代。かつて大国に領土を奪われた沛(ペイ)国の若き王は大国との同盟に執着するが、沛国の武将の一部には大国と戦いたいと望む面々がいた。そんな武将のひとりである都督は王を無視し、大国の将軍ヤン・ツァンに対決を申し込む。実は本物の都督は病にかかって隠遁生活を送り、影武者が都督に成り済ましていた。都督の影武者は対決に備えて武術の腕を磨く一方、いつしか都督の妻・小艾を愛するようになり……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2020.08.11

映画『ザ・マスター』(お薦め度★★★)

圧巻です。
しかし、話がよくわかりません。

マスターは主人公を救済したのか、そうで無いのか、、、
一番肝心なテーマが不明でした。

フィリップ=シーモア=ホフマンとホアキン=フェニックスの演技の応酬が凄いことは、間違いなく伝わります。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Master
制作年:2012
制作国:アメリカ
内容時間:138分

<受賞歴>
第69回(2012)ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)
第69回(2012)ヴェネチア国際映画祭男優賞「フィリップ=シーモア=ホフマン、ホアキン=フェニックス」
第69回(2012)ヴェネチア国際映画祭国際映画批評家連盟賞

<スタッフ>
監督・脚本:ポール=トーマス=アンダーソン
製作:ポール=トーマス=アンダーソン、ジョアン=セラー、ダニエル=ルピほか
撮影:ミハイ=マライメア=ジュニア
音楽:ジョニー=グリーンウッド

<キャスト>
フレディ=クエル:ホアキン=フェニックス
ランカスター=ドッド(マスター):フィリップ=シーモア=ホフマン
ドッドの妻:エイミー=アダムス
ヘレン:ローラ=ダーン
エリザベス=ドッド:アンバー=チルダーズ

<イントロダクション>
ジョーカー」のJ・フェニックスを主演に迎えた、鬼才P・T・アンダーソン監督の衝撃的な問題作。人生に迷った青年と新興宗教のカリスマ的教祖が運命的に出会うが……。

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の鬼才アンダーソン監督が5年ぶりに放った野心的傑作。慣習的なドラマ作りには背を向け、大胆な飛躍に満ちた強引な話運びで、時に観客を置いてきぼりにしながらも、先鋭的な映像表現や俳優たちの強烈な存在感で観る者の心をわしづかみにする彼独特の映画魔術は本作でも健在。特に、フェニックスと2年後に不慮の急死を遂げた実力派男優P・S・ホフマンの白熱の演技合戦は圧巻。第69回ヴェネチア国際映画祭の男優賞ダブル受賞や銀獅子賞(監督賞)ほか、数多くの映画賞に輝いた。

<放送内容>
第2次世界大戦後、除隊してアメリカ本国へ帰還したものの、戦争後遺症で社会にすんなりと復帰できず、あてどなく人生をさまよっていたフレディ。ある日、彼は酔って事件を引き起こした末に1隻の船に逃げ込み、そこで“マスター”と呼ばれる不思議な男性と出会う。男性は、とある新興宗教の教団を率いる教祖で、そのカリスマ的魅力で多くの支持者を集めつつあった。フレディも彼に惹かれて行動をともにするようになるのだが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2020.07.28

映画『ジョーカー』(お薦め度★★★★)

過去のバットマン作品の中でピカ一です。
ダークナイト』の前日譚なので、どれほど暴力を肯定し犯罪を犯すことを厭わない冷血なキャラクターが描かれているとばかり想像してしまいましたが、そんなことは決してありません。

広がる貧富の差と弱者切り捨ての行政に絶望しつつ、それでもコメディアンとして何とか希望を繋ごうとしていた主人公でした。決して殺人鬼に化した訳ではありません。優しくしてくれた人に危害を加えない人間性がありました。結局、追い詰められたがゆえの復讐劇となりました。

ホアキン=フェニックス扮するジョーカーが見事ですね。彼が踊るダンスが物悲しくてしかたありません。

全編に渡り悲しい物語です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Joker
制作年:2019
制作国:アメリカ
内容時間:122分

<受賞歴>
第76回(2019)ヴェネチア国際映画祭金獅子賞ほか

<スタッフ>
監督:トッド=フィリップス
製作:トッド=フィリップス、ブラッドリー=クーパー、エマ=ティリンジャー=コスコフ
脚本:トッド=フィリップス、スコット=シルヴァー
撮影:ローレンス=シャー
音楽:ヒルドゥル=グーナドッティル

<キャスト>
アーサー=フレック:ホアキン=フェニックス
マレー=フランクリン:ロバート=デ=ニーロ
ソフィー=デュモンド:ザジー=ビーツ
ペニー=フレック:フランセス=コンロイ
トーマス=ウェイン:ブレット=カレン
アルフレッド=ペニーワース:ダグラス=ホッジ

<イントロダクション>
「バットマン」シリーズの代表的ヴィラン(悪役)、ジョーカーを主人公とした、2019年の世界的ヒット作。第92回アカデミー賞で、主演男優賞と作曲賞の2部門を受賞。

アメコミのDCコミックスやそれらを原作とする各映像化作品で人気が高い正義のヒーロー、バットマンと対を成すかのように、悪の魅力を振りまいてきたジョーカー。本作は大胆不敵にもそんなジョーカーを主人公とし、“悪が善に勝つかもしれない時代”が現実に忍び寄っていることを警告。何より、23~24kgという減量までしたJ・フェニックスの鬼気迫る熱演が大きな見もの。世界合計興収は10億ドルを超え(日本での興収も50億円を突破)、R指定(日本ではR15+指定)映画として史上最高のヒットを記録。

<放送内容>
1981年、犯罪が多発する大都会ゴッサムシティ。ピエロの仕事をしているアーサーは貧しく、老いた母親ペニーと暮らす上、突然笑いだしてしまうという心の病に悩むが、TV界の人気司会者フランクリンを憧れの対象にして日々耐え忍んでいた。ある日、失業したアーサーは地下鉄で、女性客に嫌がらせをしていた男性3人組を偶然持っていた拳銃で皆殺しにしてしまう。以後アーサーは、自身の心にあった怒りを解放させていくが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2020.07.24

映画『新聞記者』(お薦め度★★★)

これで第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞なのですね。
ストーリーが分かりにくいし、リアリティが弱いです。

脚本もどうなのでしょうか。物語自体が練られているとは感じません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2019
制作国:日本
内容時間:114分

<スタッフ>
監督:藤井道人
脚本:詩森ろば、高石明彦
脚本:藤井道人
撮影:今村圭佑
音楽:岩代太郎

<キャスト>
吉岡エリカ:シム=ウンギョン
杉原拓海:松坂桃李
杉原奈津実:本田翼
陣野和正:北村有起哉
多田智也:田中哲司
倉持大輔:岡山天音
都築亮一:高橋努
神崎伸子:西田尚美
神崎俊尚:高橋和也

<イントロダクション>
2019年、大反響を呼び、第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞など主要3部門を制した、本格社会派サスペンスの秀作。シム・ウンギョン、松坂桃李らの熱演も話題に。

東京新聞社会部の望月衣塑子記者による同名ノンフィクションを原案にしているが、現在の日本を反映したような国家の危機を描く、大胆不敵で意欲的なオリジナルストーリー。内閣情報調査室の深い闇が恐ろしく、観客は大いに考えさせされる。第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に加え、若手官僚役の松坂に対する最優秀主演男優賞、女性記者役シム・ウンギョンに対する最優秀主演女優賞という3部門を受賞。原案の望月記者を追った森達也監督によるドキュメンタリー「i 新聞記者ドキュメント」も高い評価を獲得。

<放送内容>
東都新聞社会部の若手女性記者、吉岡は政府に厳しく、記者クラブで異端児扱いされる。彼女の職場に政府内の者しか知らないはずの極秘情報が記された匿名のファクスが届き、吉岡がある大学新設計画の調査を始めると、ファクスを送ったのが内閣府の神崎である可能性が浮上。しかしやがて神崎は自殺してしまう。それから吉岡は、外務省から内閣情報調査室に出向している若手官僚だが、新しい仕事に疑問を抱いている杉原と出会い……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2020.07.15

映画『上海バンスキング(1984)』(お薦め度★)

喜劇とばかり思っていたのですが、悲劇なのですね。
人気舞台劇なのは昔から知っていましたが、映画化された内容はガッカリするほど酷い作品です。
何も伝わりません。リアリティは皆無です。映画『熱海殺人事件』と同レベルです。

映画『蒲田行進曲』の監督、キャストが再結集したのに無残です。映画は脚本が全てということがわかります。

ところで、バンスキングは、借金王のことで、ジャズメンたちが給料の前借りばかりしていてという意味だそうです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1984
制作国:日本
内容時間:121分

<スタッフ>
監督:深作欣二
脚本:田中陽造、深作欣二
撮影:丸山恵司
音楽:越部信義

<キャスト>
波多野まどか(マドンナ):松坂慶子
波多野四郎(シロー):風間杜夫
松本旦(バクマツ):宇崎竜童
林珠麗(リリー):志穂美悦子
弘田真造:平田満

<イントロダクション>
1982年につかこうへいの人気舞台劇「蒲田行進曲」を映画化した深作欣二監督が、同作の主要キャストを再び主役陣に据え、斎藤憐作の同名舞台劇を映画化した音楽群像劇。

劇団〈オンシアター自由劇場〉によって1979年に初演され、異例のロングランヒットを記録した同名人気舞台劇を、深作監督が映画化。やはり人気舞台劇を映画化して高い評価を得た「蒲田行進曲」の松坂慶子、風間杜夫、平田満、志穂美悦子に、宇崎竜童も新たに加わり、豪華多彩な競演を披露。1930年代後半から1945年にかけての上海を舞台に、時代の波に翻弄される日本人ジャズメンや歌姫たちの運命を歌や踊りを交えて華やかに描く。1988年には舞台のオリジナルメンバーたちによる再映画化版も作られた。

<放送内容>
1936年夏。ジャズメンである夫のシローとともに船で上海にやって来た、マドンナことまどか。2人の目的地はパリのはずだったが、シローは当初から、東洋きってのジャズの聖地である上海で音楽生活を楽しむ腹づもりでいた。2人は、シローの旧友のバクマツこと松本が働くダンスホールで、歌姫とバンドの一員として働きながら、上海での生活を送り始めるが、やがて日中戦争が始まり、彼らの人生を大きく左右するようになる。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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