2009.11.03

TBSドラマ日曜劇場「JIN-仁-」は傑作かもしれない

日本のドラマは外れが多いので、「救命病棟24時」のように評判が高くヒットしてシリーズ化されているもの以外はほとんど手を出しません。前クール7~9月期でワーナー・ブラザーズ映画が参入するという話題性から「オルトロスの犬」には非常に期待しました。しかし、観なくてもよかったレベルの内容でまたしても日本ドラマの出来の悪さに撃沈しました。本当に外れが多くて泣かされます。そんな訳で10月クールドラマの新番組は見送ろうと諦めていました。

ところが、映画通の方々のブログで「JIN-仁-」の書き込みが多いのが気にかかるようになりました。どうやら幕末に医師がタイムスリップするという設定のようです。アイデアが斬新なので興味が湧きました。そこで、11月1日放送の第4話になってやっと初鑑賞しました。素晴らしい作品です。格調高い演出で、脚本が秀でています。1話観ただけですがお気に入りです。人物設定が見事ですね。キャスティングが素晴らしい。主人公を演じる大沢たかおとヒロインの綾瀬はるかは『ICHI』で好演した2人ですし、ヒロインの兄を演じる小出恵介は『僕の彼女はサイボーグ』で彼女と共演しているので安心して観ていられます。内野聖陽も非常に良い味を出しています。

ドラマ鑑賞は思いっきり出遅れましたが、オフィシャルサイトで遅れを取り戻すことが出来ます。バックナンバーはあらすじだけでなく、各話ごとに予告動画を観ることが出来ます。また、「1分でわかるキャラクター劇場」なるコーナーで登場人物の人となりを丁寧に紹介してくれているので、これまでの流れが具体的に理解出来ました。

とにかく予告を観ただけで熱いものが込み上げてきます。来週が本当に待ち遠しいです。とりあえずお薦め度は★★★★です。

視聴率は次の通りです。

#1 10月11日 16.5%
#2 10月18日 16.4%
#3 10月25日 17.2%
#4 11月 1日 17.2%

今後も回を追うごとに視聴率を上げていくのではないでしょうか。期待したいと思います。

【出演者データ】
大沢たかお(南方 仁)、中谷美紀(野風/友永・二役)、綾瀬はるか(橘咲)、小出恵介(橘恭太郎)、桐谷健太(佐分利祐輔)、田口浩正(山田純庵)、戸田菜穂(タエ)、武田鉄矢(緒方洪庵)、藤田まこと(新門辰五郎)、高岡早紀(夕霧)、六平直政(鈴屋彦三郎)、麻生祐未(橘栄)、小日向文世(勝海舟)、内野聖陽(坂本龍馬)。

【スタッフデータ】
原作、村上もとか『JIN-仁-』(集英社「スーパージャンプ」連載中)
脚本、森下佳子
演出、平川雄一朗、山室大輔、川嶋龍太郎
プロデュース、石丸彰彦、津留正明
音楽、高見優、長岡成貢
主題歌、「逢いたくていま」MISIA(アリオラジャパン)
音楽プロデュース、志田博英
医療指導・監修、酒井シヅ(順天堂大学 医学部医史学 名誉教授)、冨田泰彦(杏林大学医学部 医学教育学 講師)
歴史監修、大庭邦彦(聖徳大学 人文学部 日本文化学科 教授)
土佐弁監修、橋尾直和(高知女子大学 文化学部 教授)
時代考証、山田順子
製作著作、TBS

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2009.09.22

韓国ドラマ「食客(しょっきゃく)」[全24話](お薦め度★★★)

韓国SBS(08年6~9月放送)。原作、ホ=ヨンマン。本格料理人ドラマ。

出演、キム=レウォン(イ=ソンチャン・侍令熟手の血筋を引く若き料理師)、クォン=オジュン(オ=ボンジュ・名門レストラン「雲岩亭」の総料理長の息子)、チェ=ブラム(オ=ソングン・「雲岩亭」の伝統を頑までに守り抜く総料理長)、ウォン=ギジュン(コン=ミヌ・副料理長)、ナム=サンミ(キム=ジンス・料理雑誌の編集者)、キム=ソヨン(ユン=ジュヒ・「雲岩亭」営業室長)。

エピソード
#1 第1話 待令熟手(テリョンスクス)への道
#2 第2話 料理人対決
#3 第3話 チョングッチャン
#4 第4話 雲岩亭(うんがんてい)の真実
#5 第5話 新しい一歩
#6 第6話 涙のカニビビンバ
#7 第7話 ソンチャン・ラーメン
#8 第8話 牛肉の味
#9 第9話 伝説の解体師
#10 第10話 牛と少年
#11 第11話 1回戦:食肉牛対決
#12 第12話 2回戦:解体対決
#13 第13話 3回戦:炭火焼対決
#14 第14話 最終決戦:兄弟対決
#15 第15話 おばあさんのキムチ
#16 第16話 心の味覚
#17 第17話 決断の記者会見
#18 第18話 待つ幸せのアワビ
#19 第19話 マスの塩スープ
#20 第20話 料理の基本“醤(ジャン)”
#21 第21話 雲岩亭の危機
#22 第22話 ソングンの願い
#23 第23話 最後の戦い
#24 最終話 明日に向かって

最初にこの番組を紹介したときの評価を超えることはありませんでした。

始まってから3/4までは面白かったのですが、残り1/4で失速します。
家族を扱ったドラマでありながら、予定調和でない展開にはらはらドキドキさせられました。しかし、それが仇となってストーリーが拡散してしまいます。本来ならば主人公に伝統的な料理人としての成長を描かなければならないのに、料理以外のエピソードに終始してしまいました。終盤にそれを取り戻すべく、家族の不幸で兄弟の絆の再生を試みるのですが、途端に脚本がご都合主義となってしまい面白さは急激に失速してしまいます。雲岩亭が乗っ取られたにもかかわらず、勝てば経営権を戻すという料理対決が乗っ取り側から提案されて実施されるという有り得ない設定が敷かれました。どう転んでもハッピーエンドになるようなエンディングが用意されてしまいます。しかも最後は料理人には悪い人はいないという博愛主義で終了してしまいます。
予定調和を避けて予想できない物語を用意して娯楽性を高めて言ったのに、物語を収束させるためにベタな人情ドラマにしてしまいました。骨のある作品だっただけに残念です。

ただし、出演者の演技力は個性溢れており見応えがありました。特に女優キム=ソヨンが良かったですね。健気な美しさが光っていました。

ところで、レビューが遅れてしまいました。地デジ対応にしたため、番組の予約録画にはチューナーとレコーダーの2つを操作しなければならず予約ミスを繰り返し、WOWOWでの3回目の再放送でようやく鑑賞を終えることができました。

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2009.09.21

TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」[全26話](お薦め度★★★★)

テレビ東京で1995~96に放映。企画・原作、GAINAX。企画、Project Eva.。総監督、庵野秀明。キャラクターデザイン、貞本義行。メカニックデザイン、山下いくと、庵野秀明。音楽、鷺巣詩郎。脚本、庵野秀明、薩川昭夫、榎戸洋司。絵コンテ、摩砂雪、樋口真嗣、鶴巻和哉。作画監督、鈴木俊二、本田雄、長谷川慎也。美術監督、加藤浩。声の出演、緒方恵美(碇シンジ)、三石琴乃(葛城ミサト)、林原めぐみ(綾波レイ)、宮村優子(惣流=アスカ=ラングレー)、石田彰(渚カヲル)、山口由里子(赤木リツコ)、立木文彦(碇ゲンドウ)、清川元夢(冬月コウゾウ)、山寺宏一(加持リョウジ)、関智一(鈴原トウジ)、岩永哲哉(相田ケンスケ)、岩男潤子(洞木ヒカリ)、結城比呂(日向マコト)、長沢美樹(伊吹マヤ)、子安武人(青葉シゲル)。

主題歌、オープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」、エンディングテーマ「Fly Me to the Moon」。

<リスト>
#1
第壱話 使徒、襲来
第弐話 見知らぬ、天井
第参話 鳴らない、電話
第四話 雨、逃げ出した後
#2
第伍話 レイ、心のむこうに
第六話 決戦、第3新東京市
第七話 人の造りしもの
第八話 アスカ、来日
#3
第九話 瞬間、心、重ねて
第拾話 マグマダイバー
第拾壱話 静止した闇の中で
第拾弐話 奇跡の価値は
#4
第拾参話 使徒、侵入
第拾四話 ゼーレ、魂の座
第拾伍話 嘘と沈黙
第拾六話 死に至る病、そして
#5
第拾七話 四人目の適格者
第拾八話 命の選択を
第拾九話 男の戰い
第弐拾話 心のかたち 人のかたち
#6
第弐拾壱話 ネルフ、誕生
第弐拾弐話 せめて、人間らしく
#7
第弐拾参話 涙
第弐拾四話 最後のシ者
#8
第弐拾伍話 終わる世界
最終話 世界の中心でアイを叫んだけもの

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の余韻覚めやらず、結局TVシリーズをレンタルDVDで再鑑賞しました。今度は子供たちと一緒です。
1巻当たり4話収録されているので、7巻で終ると思いきや6、7巻は「ビデオフォーマット版」が収録されていて全8巻となっていました。理由はわかりませんが、ビジネスとしての匂いを感じます。

さて、作品の感想ですが、旧さを全く感じさせません。いまだに映画版で熱狂させるだけの様々な仕掛けが用意されていた物語でした。ただし、最後の2話に対する不可解さは変わりません。

改めて、新劇場版でもエヴァの謎は解明されないと感じました。『破』で新キャラクターが登場したものの物語はTVシリーズの枠の中で作られていることを確認しました。新劇場版のTVシリーズの対象は次の通りです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は第壱話~第六話まで。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は第八話~第拾九話まで。

次回作の『Q』でも「人類補完計画」などの謎はそのままで終らせるのだと思います。庵野秀明監督はTVシリーズで構成された世界を超えることはしないでしょう。

何故か?

それはエヴァがビッグビジネスになってしまったためです。もしも『Q』で全てが解明されることになれば、エヴァをリピートする人が激減して関連グッズの売上が落ちることは間違いありません。ビジネスとして作品が成功するのと作品の謎解きは別次元ではあるものの、エヴァの場合は最後の2話に対する謎解きを求めてファンがついて来た面が大きいと感じます。観客に対してそれなりのお土産を用意して満足度を高めてくれるのは間違いないでしょうが、謎は謎のままに終らせることになると思います。それがエヴァらしいと思えてきました。

“全てはシナリオ通り” !!

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2009.09.06

映画『サマーウォーズ』(お薦め度★★★★★)

監督、細田守。脚本、奥寺佐渡子。キャラクターデザイン、貞本義行。主題歌、山下達郎「僕らの夏の夢」。2009年日本。アニメ映画。声の出演、神木隆之介(小磯健二・都内にある高校の2年生、物理部員の理科系男子)、桜庭ななみ(篠原夏希・白いワンピース姿がすがすがしい美少女)、富司純子(陣内栄・戦国時代から数百年以上続いている陣内家、16代目の当主)、谷村美月(池沢佳主馬・格闘ネットゲームの世界的チャンピオン)、斎藤歩(陣内侘助、風来坊だが、天才的な切れ味の頭脳の持ち主)、横川貴大(佐久間敬・健二の同級生)、谷川清美(篠原雪子・夏希の母)、佐々木睦(篠原和雄・夏希の父)、信澤三恵子(陣内万理子・陣内栄の長女)、桐本琢也(陣内理一・万理子の長男、陸上自衛隊に所属)、玉川紗己子(陣内理香・万理子の長女)、永井一郎(陣内万助・陣内栄の二男、新潟漁港で水産業経営)、小林隆(陣内太助・万助の長男、陣内電器店の店主)、清水優(陣内翔太・陣内太助の長男で警察官)、山像かおり(三輪直美・万助の長女)、田村たがめ(池沢聖美・万助の次女)、中村正(陣内万作・陣内栄の三男で内科医)、田中要次(陣内頼彦・陣内万作の長男で救急救命士)、中村橋弥(陣内邦彦・陣内万作の次男で消防士長)、板倉光隆(陣内克彦・陣内万作の三男でレスキュー隊員)、金沢映子(陣内典子・陣内頼彦の妻)、高久ちぐさ(陣内奈々・陣内邦彦の妻)、仲里依紗(陣内由美・陣内克彦の妻、長男の了平の高校野球の結果に一喜一憂している)、安達直人(陣内了平・陣内克彦の長男)、今井裕貴(陣内真悟・陣内頼彦の長男)、諸星すみれ(陣内真緒・陣内頼彦の長女)、太田力斗(陣内祐平・陣内克彦の次男)、皆川陽菜乃(陣内加奈・陣内邦彦の長女)、(陣内恭平・陣内克彦の3男)。劇場版『時をかける少女』を2006年に公開、数多くの賞を受賞した待望の細田守監督作品。

驚くべき傑作です。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を7月鑑賞して衝撃を受けましたが、本作はそれに優るとも劣らない内容です。宮崎駿やピクサー作品と肩を並べるほどの超一級作品が立て続けに上映されるとは信じられません。
細田守監督は素晴らしいの一言です。インターネットと家族という関連付けが出来そうもないテーマでここまで描き切るとは恐れ入りました。
声優陣が文句無しでした。全く違和感が無く、キャラクターと一体になっていました。特に富司純子と谷村美月が良い味を出していました。

清く正しく清々しい作品性は、万人から評価され永く愛される作品となるでしょう。

今年のアニメ映画は大豊作です。
ベスト3は次の通り。

1位『サマーウォーズ』
2位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
3位『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの<デジタル3D/日本語吹替え版>

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2009.05.29

映画『スター・トレック』(お薦め度★★★)

監督、J=J=エイブラムス。脚本、ロベルト=オーチー、アレックス=カーツマン。2009年米。SF映画。出演、クリス=パイン(ジェームズ=T=カーク)、ザカリー=クイント(スポック)、エリック=バナ(ネロ)、ウィノナ=ライダー(アマンダ=グレイソン/スポックの母)、ゾーイ=サルダナ(ウフーラ)、カール=アーバン(レナード=マッコイ)、ブルース=グリーンウッド(クリストファー=パイク大佐)、ジョン=チョー(スールー)、サイモン=ペッグ(スコッティ)、アントン=イェルチン(パーヴェル=チェコフ)、ベン=クロス(サレック)、レナード=ニモイ(老スポック)、ジェニファー=モリソン(カークの母)。

本日5/29から公開です。
近日中にSF大作が続々公開されます。
ターミネーター4』6/5、6、7先行上映、6/13ロードショー
トランスフォーマー/リベンジ』6/19先行上映、6/20ロードショー
見逃さないためにレイトショーで観ました。約5割位の入りでした。

ワイドフルスクリーンのサイズを隅々まで使い切った驚異的な映像は、お見事と言うしかありません。新型艦USSエンタープライズの巨大さをかつて無いほどのスケールで描いています。映画館で是非とも堪能していただきたい一品です。さすがはJ=J=エイブラムスといったところでしょう。ただし、『M:i:Ⅲ』のような完璧な面白さはありません。生身の人間としてのリアリティが弱くある種の軽さを感じました。オリジナルTVシリーズ「スター・トレック/宇宙大作戦」の延長線上にある劇場版といったところでしょうか。ハラハラドキドキ感が少ないので、妙に細かいところが気になります。不必要と思われるシーンもいくつかありまし、キャスティングでウィノナ=ライダーが老いた母親というのも違和感を感じました。ヒロインがゾーイ=サルダナというのもピンときません。
超一級のエンタテインメント作品であることは間違いので、後は個人的に合う合わないの違いだと思います。評価としては今一歩★4つに届かずとなりました。

予告編も圧巻です。

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2009.03.30

映画『新SOS大東京探検隊』(お薦め度★★)

監督、高木真司。脚本、村井さだゆき。原作、大友克洋「SOS大東京探検隊」。キャラクター原案、大友克洋。2006年日本。アニメ映画。声の出演、小林沙苗(尾崎竜平)、矢島晶子(サスケ・尾崎聡)、相田さやか(桜木俊)、梅田貴公美(大木戸義雄)、浅川悠(滝山桃代・義雄のいとこ)、塩屋浩三(又吉・地下世界の案内役)、島田敏(山下草次郎・元陸軍特殊部隊の伍長にして元戦車兵)、二又一成(尾崎昇平)、石塚運昇(ジョージ・運動家のリーダー)。

キャラクターデザインと3Dアニメ映像は抜群ですが、あまりにストーリーが奇抜過ぎました。
父親が小学生のときに書いた「大東京探検記」ノートを頼りに、小学生の仲間4人が夏休みに地下を探検する物語です。監督は『スチームボーイ』の演出を手掛けた高木真司なので、アニメ映像は文句無しです。細部にわたってシャープでクリアでした。ただし、登場人物の設定はあまりに現実感が無く、作品の世界に入ることができませんでした。小学生の主人公たちに多くを背負わせ過ぎで、小学4年生の滝山桃代の存在は無茶です。いまだに戦時下にある元軍人と全くの時代遅れの全共闘世代、いまどきの小学生と3世代のジェネレーションギャップを1つの空間に集約させるアイデアは理解できるものの、これらを絡ませるのは全く奇妙にしか映りませんでした。
そうですね、例えば「クレヨンしんちゃん」シリーズの絵のタッチとトーンであれば、うまくはまったのではないかと感じます。

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2009.03.11

映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(お薦め度★★★)

監督、ティム=バートン。 脚本、ジョン=ローガン。原題『Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street』。2007年米。ミュージカル映画。R-15指定。出演、ジョニー=デップ(スウィーニー=トッド/ベンジャミン=バーカー)、ヘレナ=ボナム=カーター(ミセス・ラヴェット)、アラン=リックマン(ターピン判事)、ティモシー=スポール(バムフォード・役人)、サシャ=バロン=コーエン(アドルフォ=ピレリ・理髪師)、エドワード=サンダース(トビー・少年)、ジェイミー=キャンベル=バウアー(アンソニー=ホープ・船員)、ローラ=ミシェル=ケリー(ルーシー・妻)、ジェイン=ワイズナー(ジョアナ・娘)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用) 英国で有名な架空の連続殺人犯の伝説を、米国の作詞家・作曲家のS・ソンドハイムらがブロードウェイで舞台化。そんな大ヒット・ミュージカルの映画化に挑んだのは「シザーハンズ」「エド・ウッド」「チャーリーとチョコレート工場」などの映画で組んだ名コンビ、J・デップ&T・バートン監督。原作通りとはいえ流血や殺人が多いショッキングな物語だが、高いテンションの華麗なミュージカルに仕上げた。デップは「クライ・ベイビー」でミュージカルは挑戦済みだが、自身で歌うのは今回が初。他のキャスト共々、歌声にもご期待を。

おぞましくも悲しい物語でした。
復讐に成功したものの止めを刺す悲惨な最期にやるせなさがつのります。唯一救いなのは子供たちが生き延びるだろうと感じさせる終わり方だったことです。トニー賞に輝く名ミュージカル舞台をティム=バートン監督が映画化したことで、残虐なシーンが満載ながら格調ある見事な作品に仕上がっていました。ジョニー=デップの歌声も期待以上の素晴らしさでした。彼は何でも出来るのですね。

本編をうまく伝える予告編です。

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2009.03.09

映画『少林少女』(お薦め度★★)

監督、本広克行。製作総指揮、チャウ=シンチー。製作、亀山千広。脚本、十川誠志、中瀬理香。2008年日本。アクションコメディ映画。出演、柴咲コウ(桜沢凛)、仲村トオル(大場雄一郎・国際星館大学学長)、キティ=チャン(ミンミン・岩井の中華食堂でバイトしている国際星館大学学生でラクロス部員)、ティン=カイマン(ティン・岩井の中華食堂で働いている調理人)、ラム=ジーチョン(ラム・岩井の中華食堂で働く、いつも何かを食べている太った店員。)、岡村隆史(田村龍司・国際星館大学教務課職員)、江口洋介(岩井拳児・中華食堂の調理人兼店長)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用) 「踊る大捜査線」シリーズの亀山千広プロデューサーと本広克行監督が、「少林サッカー」のチャウ・シンチーを製作総指揮に迎えておくるカンフーアクションコメディ。少林拳を会得し、日本に広めるために帰国したヒロインが、やがて強敵を求める悪の学長と対決を余儀なくされる。「容疑者Xの献身」などの人気女優・柴咲コウが1年間のトレーニングを積み、ほとんどスタントなしでアクション場面を演じきった。仲村トオル、江口洋介ら豪華共演陣も見どころだが、中でもナインティナインの岡村隆史との激闘は好場面となった。

ヒットを絶対視された作品が思いっきり外しています。
物語の必然性がほとんど無い脚本で、あまりにも出来が悪過ぎます。何故学長と主人公が戦わなくてはならないのか全くわかりません。岡村隆史演じる職員がバトルに参入するのもサッパリでした。また、ラクロス部員が何故カンフーを習うのか意味不明です。少林拳道場に集まってくる理由が理解できませんでした。
柴咲コウがトレーニングを積んだ少林拳は見事でした。相当この作品に力を入れていたようです。
チャウ=シンチー監督作の『少林サッカー』は過去に次の評価をしています。彼が参加していたのに残念な作品になってしまいました。

B級映画の傑作「少林サッカー」(2004/1/3)
「HIRO」のアクション監督トニー=チン=シウトンが、同様にアクション監督として参加していた香港映画「少林サッカー(2001年)」を常々観たいと思っていた。機会を逃していたが、年末WOWOWで放映された。サッカーと少林寺拳法を組み合わせたパロディー映画で斬新でとても面白い。単なるパロディーではなくしっかりと話を作り込んでいる。コメディに必要な恋愛も変則的に組み込んでおり、これほどオバカで楽しめるエンターテインメント作品はいままで観たことがなかった。サッカーの試合において次々に登場するアイデアは、有り得ないものばかりだが、単純に笑える。少林寺やブルース=リーのパロディは意外とサッカーにあっていて微笑ましく感じた。2002ワールドカップ韓国・日本大会前か期間中に観なければならない傑作だった。監督・主演のチャウ=シウチーと監督リー=リクチー、アクション監督トニー=チン=シウトンに賛辞を表したい。

 ところで、2003年に観た映画ベスト3は、次の通り。
 1位  「HIRO」(中国映画)
 2位  「MUSA」(韓国映画)
 3位  「少林サッカー」(香港映画)

宣伝がうまいフジテレビなので、公開時は劇場鑑賞を考えていました。

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2009.02.24

映画『サボテンの花』(お薦め度★★★)

監督、ジーン=サックス。脚本、I=A=L=ダイアモンド。原題『Cactus Flower』。1969年米。ラブコメディ映画。出演、 ウォルター=マッソー(ジュリアン=ウィンストン・歯科医)、イングリッド=バーグマン(ステファニー=ディキンソン・看護師)、ゴールディ=ホーン(トニ=シモンズ・レコード店員)、ジャック=ウェストン(ハーヴェイ=グリーンフィールド・歯科医の友人)、リック=レンツ(イゴール=サリヴァン)。

作品紹介(WOWOWオンラインからの引用)ブロードウェイのヒット舞台劇を、ビリー・ワイルダー映画の名脚本家I・A・L・ダイアモンドの脚色で映画化。先に「おかしな二人」でもG・サックス監督と組んだW・マッソーが嘘で嘘を固めるハメとなり四苦八苦する主人公を絶妙の味わいで好演。I・バーグマンがオールドミスの看護婦に扮して意外なおとぼけ演技を披露するほか、初の大役を射止めた若きG・ホーンが魅力満点の好演を見せ、第42回アカデミー助演女優賞に輝いた。

『カサブランカ』(1942)に代表される絶世の美女イングリッド=バーグマンについては、若い頃の白黒作品しか知りませんでした。まさか世代と出演ジャンルが違うコメディ畑のゴールディ=ホーンと共演していたとは驚きました。今から40年も前の作品です。本作での2人はバーグマン54歳、ホーン24歳です。ウォルター=マッソーは49歳でした。
登場人物のキャラクターが明確です。予定調和なコメディなので安心して楽しめました。話の筋は冒頭でだいたいわかってしまいます。ホーンは若くてノーテンキな軽さを上手に表現していました。バーグマンのコメディは初鑑賞でした。若干の照れがあるものの頑張っていました。二枚目な役しか知りませんでしたので、新鮮に観ることができました。

旧い作品でもYouTubeに予告編があるのですね。昔ながらの予告です。

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2009.02.20

韓国ドラマ「食客」が面白い!!

※追記:2009/9/22に本作の評価をアップ。

WOWOWで2/6から毎週金曜日に2話ずつ放映されている韓国ドラマ「食客」(全24話)が良い感じです。現代版「宮廷女官 チャングムの誓い」のような作品で主人公は男性です。「料理の鉄人」のような料理対決が見所の人間ドラマです。#4まで観ました。この回で出生の秘密が明かされるのですが、主人公の弟ソンチャンと兄ボンジュの兄弟愛がストレートに描かれて、主人公を演じるキム=レウォンの熱演に涙が溢れてしかたありませんでした。非常に気持ちの良い感動を味わえました。まだ、始まったばかりですが、今後は恋愛話も絡んできそうでよりドラマが充実しそうです。秘書室長役のキム=ソヨンがすこぶる美人です。必見です。気に入りました。久しぶりのヒット作になりそうそうな予感がします。とりあえず現時点での評価は★★★とします。

キム=レウォンがフジテレビ「チョナン・カン2」(2/20深夜1:35~1:50)に出演決定です。

番組紹介(WOWOWオンラインから引用)韓国SBSで08年6~9月に放送され、高い視聴率を記録。同国の人気漫画家、ホ・ヨンマンが手がけて100万部を突破した人気コミックを原作に、韓国の“食と文化”、韓国宮廷料理の伝統を受け継ぐ待令熟手(テリョンスクス)の座をめぐる料理人たちの熱き闘い、魅力的な男女がおりなす人間関係など、料理と恋の対決を描いた味わい深い料理人ドラマである。 主演は韓国で“100万ドルの笑顔”というニックネームで呼ばれている人気男優、キム・レウォン(映画『マイ・リトル・ブライド』『ひまわり』など)。共演はTV「犬とオオカミの時間」のナム・サンミ。 朝鮮末期に王の寵愛を受けた待令熟手の子孫ソンチャン(キム・レウォン)は、韓国最大の宮廷料理店「雲岩亭」を経営するオ総料理長の息子ボンジュ(クォン・オジュン)と共に育てられる。真面目なボンジュに比べ遊んでばかりのソンチャンだったが、料理の才能が備わっていた彼は、次第に料理に夢中になり、ついには「雲岩亭」の後継者の座を争うことになる…。 ドラマには華麗に盛られた宮廷料理から一般の韓国家庭料理まで、色鮮やかな料理の数々が多数登場。TV「宮廷女官/チャングムの誓い」など、大きく注目を集めてきた韓国食文化への関心をさらに高める、話題の最新ドラマだ。

心躍る予告編です。

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