2009.11.22

映画『Disney'sクリスマス・キャロル<デジタル3D/日本語吹替版>』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ロバート=ゼメキス。原作、チャールズ=ディケンズ『クリスマス・キャロル』。原題『A CHRISTMAS CAROL』。2009年米。ヒューマン映画。出演、ジム=キャリー(スクルージ/過去・現在・未来のクリスマスの霊)、ゲイリー=オールドマン(マーレイ/ボブ=クラチット/ティム少年)、ロビン=ライト=ペン(ベル)、コリン=ファース(フレッド)、ボブ=ホスキンス(フェジウィッグ/ジョー老人)。

「人は変われる」という普遍的なテーマにジーンときました。
原作が良いのでしょうね。文豪チャールズ=ディケンズの古典的名作とのことですが、全く知りませんでした。新自由主義の時代に、2008年からのリーマン・ショックによる日米欧の金融危機と同時不況によって、改めて人は人生観を変えなければならないことを今作はメッセージしているのではと深読みしました。

クリスマス映画に元々興味が無く、予告で知ったキャラクターデザインが好みではなかったので見送るつもりでいたのですが、11月13日放送「お願い!ランキング」の“お金を出しても観に行きたい映画”で実際に鑑賞した女性30人中30人が評価していたので、急遽家族で行くことに決定しました。

モーション・キャプチャーの進化版、パフォーマンス・キャプチャーを駆使した3Dで製作されています。アニメ以上実写未満の作品でアニメと実写の境界が無くなってしまっています。ここまで来るとアニメ作品として評価すべきではないと感じます。本ブログではアニメに分類しないことにしました。TOHOシネマズのデジタル3Dは『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』に続いて2作品目です。全体的に暗い場面が多く観ずらいものの空を飛ぶシーンは圧巻で3D表現は十分だったと思います。相変わらずメガネの上に3Dメガネを重ねなければならず煩わしさが気になります。

なお、10月17日から2000円の料金から基本鑑賞料金プラス300円に値下げされており、前売券1300円に300円プラスして1600円で済みました。ちなみにシネマイレージ特典の“6本観れば1本無料招待”は無料プラス300円となるそうです。

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2009.09.26

ドラマ「オルトロスの犬」(お薦め度★)

出演、滝沢秀明(竜崎臣司)、錦戸亮(碧井涼介)、水川あさみ(長谷部渚)、山本龍二(柴田宗助)、八乙女光(熊切勝)、原田夏希(前園千春)、忍成修吾(吉住正人)、波瑠(白川加奈)、柴俊夫(熊切善三)、六角精児(二宮健・元警官でホームレス)、佐々木蔵之介(沢村敬之・警察庁警備企画課理事官)、高畑淳子(榊遥子・社会厚生大臣)、平田満(巽史明・神父)。

エピソード
#1 神の手を持つ悪魔 悪魔の手を持つ天使(2009/7/24)
#2 生かすか殺すか 究極の選択(2009/7/31)
#3 母か刑事か 悪魔に魂を売る者たち(2009/8/7)
#4 逮捕 明かされる二人の過去(2009/8/14)
#5 暗殺者(2009/8/21)
#6 裏切り者(2009/8/28)
- 緊急生放送特別編(2009/9/4):錦戸亮が新型インフルエンザに罹患したため#1~6のダイジェストを放送。
#7 非常事態(2009/9/11)
#8 兄弟(2009/9/18)
#9 望み(2009/9/25)

【関連記事】
2009.07.23 7/24(金)22時スタートのドラマ「オルトロスの犬」はワーナー・ブラザース映画が参入する注目作品だ!!
2009.07.24 ドラマ「オルトロスの犬」第1話は評価出来るので全話観ることにします

米国TVドラマで採用されているショー・ランナー方式による脚本は無残にも大失敗しました。
#6まではそれなりに観ることができましたが、終盤はボロボロで最終話は撃沈しました。
一体このドラマは何を描きたかったのでしょうか?全く理解できません。

スタートに当たって前述のように関連記事をアップしたのですが、これほど滅茶苦茶な物語になるとは思いもよりませんでした。人物像が回を追うごとに薄っぺらになっていきます。その割には話がややっこしくなってわからなくなってくるので、元警官でホームレスの二宮健に背景を語らせるという劇中でのナレーターの役割を負わせます。そもそも竜崎臣司は悪魔と呼ばれ続けますが、何にも悪いことはしません。ドラマのテーマであるはずの天使と悪魔の対決にはなりませんでした。唯一変というか悪い奴は沢村敬之で彼の偏狭な考え方は理解を超えていました。脚本の悪さに比例して演出のレベルの低さに愕然とさせられました。全くリアリティがありません。特に酷かったのが最終回で沢村敬之がライフルを撃つシーンは有り得ないでしょう。

ワーナー・ブラザーズ映画の看板が泣きます。再びドラマに挑戦するのでしょうか?

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2009.07.10

ドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ(T:SCC)」<シーズン1>(お薦め度★★★)

製作総指揮、ジョシュ=フリードマン、ジョン=ワース、マリオ=F=カサール。2008年米。SFドラマ。出演、レナ=ヘディ(サラ=コナー)、トーマス=デッカー(ジョン=コナー)、サマー=グロー(キャメロン=フィリップス/TOK715型)、ブライアン=オーツティン=グリーン(デレク=リース・伯父)、リチャード=T=ジョーンズ(ジェームズ=エリソンFBI捜査官)、 ギャレット=ディラント(クロマティ/T-888型)、レヴェン=ランビン(ライリー・ジョンの学友)。

【ストーリー】
第1話 序章 Pilot
第2話 汝自身を知れ Gnothi Seauton
第3話 ターク The Turk
第4話 ヘヴィメタル Heavy Metal
第5話 チェス大会 Queen's Gambit
第6話 ダンジョン&ドラゴン Dungeons & Dragons
第7話 神の手 The Demon Hand
第8話 チップの記憶 Vick's Chip
第9話 誕生日 What He Beheld

まずまずの出来です。
オフィシャルサイトのタイムラインを確認すると次のように作品が並べられています。

T1
 ↓
T2』→『T3
 ↓
『T:SCC』
 ↓
T4

次の解説が記載されています。

「ターミネーター:サラ・コナークロニクルズ」(T:SCC)は、T1、T2に続く正当な続編として製作されている。T3とは時間軸がことなる。2009年6月公開のT4も、T1→T2→T:SCCと同じ時間軸で描かれ、「審判の日」後の核戦争で荒廃した世界を舞台に、ジョン・コナーとスカイネットの戦いが繰り広げられているといわれている。

脚本が良く練られていて『T2』の続きからスムーズに展開しています。スケール感もまずまずだったのですが、レンタルで1~5巻まであり、1巻を観た後に『T4』を観たので特撮についてはやはり映画と比べるとお金がかかっていない分物足りなさを感じてしまいました。

キャスティングは違和感がありません。味方となる美少女ターミネーターのサマー=グローが抜群のルックスで無感動なマシンというキャラクターを好演しています。サラ=コナー役のレナ=ヘディも色気があって強い女性を熱演しています。ジョン=コナーのトーマス=デッカーもまずまずではないでしょうか。

設定として少し気になるのが、敵のT-888型の再生能力がマシンというよりもゾンビっぽいところです。このあたりが映画と違ったテイストを出しています。

第1シーズン最終話でのラストはショッキングなシーンで終わっており、必ず第2シーズンを観なければならない仕掛けになっています。必ず観ますね(笑)。ただし、残念なのはすでにT:SCCは第2シーズンで打ち切られていることです。

『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』の打ち切り決定

2009年6月 2日 [海外番組事情]

アメリカでシーズン2が放送されていたSFドラマ『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』の打ち切りが決定した。

フォックス局のエンターテイメント部門の会長であるケヴィン・レイリーが明らかにしたもので、「打ち切りに対してお詫びするつもりはありません。この番組には多大な支援をしましたし、放送スケジュールも、ある程度いいものを確保しました。十分努力した上で、次に移行する時期だと判断しました」とのコメントも出されている。打ち切りの最大の理由は、視聴率の大幅な低下が原因と見られる。高視聴率でスタートした同ドラマは、シーズン1を通じて平均1100万人の視聴者を獲得する堅調ぶりを見せたが、シーズン2では視聴者が500万人前後まで落ち込んでいた。また、シーズン2については、「とにかく視聴者が食いついてこなかった。最も驚きだったのは、18歳から49歳までの視聴者の数がどうしようもなく悪かったこと」といったコメントが、同局の内部者から寄せられている。同ドラマが放送されていた金曜の夜は高視聴率が取りづらいという定説があるが、特に18歳から49歳までの層は、金曜夜は外出傾向が高いため、取り込むのが一段と難しいとされる。しかし、最近では視聴者がティーボをはじめとするHDDビデオレコーダを用いた録画システムやオンラインを利用して、放送後に視聴する傾向が高まっているため、視聴率だけで人気を測るのが難しくなっているとの声もある。

同ドラマのプロデューサーを務めるジョシュ・フリードマンは番組公式サイト上に「良い番組が毎年のように打ち切りになっている。洗練された番組、価値のある番組がね。視聴者がブログを立ち上げたり、大勢で一緒に見るパーティーを企画したり、アクション・フィギュアを作ったり、放送局の上層部に向けて番組続行を求めてEメールを送るような番組がね」と書き記し、熱狂的ファンに感謝とお別れの言葉を贈っている。(海外ドラマNAVI/www.HollywoodNewsWire.net)

米国では『T4』も興行的にヒットしておらず、ドラマもシーズン2で打ち切られました。残念ですね。

ちなみに本作はTSUTAYAでDVDを始めてレンタルしました。CDと違って1作品を鑑賞するのに時間と労力、お金がかかります。幸い『T4』公開記念で半額キャンペーンが実施されていたので安く観れました。

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2009.06.23

映画『ターミネーター3』(お薦め度★★)

監督、ジョナサン=モストウ。脚本、ジョン=ブランカトー、マイケル=フェリス。原題『TERMINATOR 3: RISE OF THE MACHINES』。2003年米。SF映画。出演、アーノルド=シュワルツェネッガー(T-850型ターミネーター)、ニック=スタール(ジョン=コナー)、クレア=デインズ(ケイト=ブリュースター)、クリスタナ=ローケン(T-X型ターミネーター)、デヴィッド=アンドリュース(ロバート=ブリュースター)、マーク=ファミリエッティ(スコット=ピーターソン)、アール=ボーエン(ドクター・シルバーマン)。

記憶からこの作品は消去されていました。2004.07.10に本作のレビューを書いていたのに自分でも信じられません。
ターミネーター4』鑑賞後、これまでのシリーズをおさらいをしてきました。『T1』と『T2』はだいたい覚えていましたが、本作の『T3』はワンシーンすら思い出すことができません。観始めると各パートが蘇ってきて少し先の展開がみえてきました。しかし、全てが思い出せる訳でなく、ちょっと先の場面だけがわかる程度でした。よっぽど記憶に残しておきたくない作品だったようです。したがって、ラストの腑に落ちない感覚も過去と同じように感じることができました。これはラッキーと言えるのでしょうか? (笑)。

キャスティング、演出、映像ともにシリーズ最低でしょう。過去2作品のレベルに達していません。キャスティングは破滅的でした。ジョン=コナー役のニック=スタールの緊張感の無い顔立ちには改めてがっかりさせられました。どうしてこんな人を選んだのでしょう。彼の存在がサスペンス性を台無しにしてしまいました。ケイトの父親役のデヴィッド=アンドリュースも重要な人物に似つかわしくありません。もっと重厚な存在感のある役者を用意すべきでした。リサ=ステッグマイヤー似のケイトも魅力薄です。新たに登場した主要人物が全壊しています。

シュワルツェネッガーの撮られ方もかわいそうです。彼自身が『T1』と『T2』のパロディとされてしまいまいした。ジョン=コナーにとって親戚の小父さんのようです。殺人マシンとしての凄みがありません。絶対的な恐怖を与える存在が笑われる扱いをされるようではお仕舞いです。

T-X型の凄過ぎる右腕の光線銃はシリーズに似つかわしくない兵器でした。『T2』に登場したT-1000型よりも強力に武装させた結果が、とんでもないものになってしまいました。したがって、車の上に乗って屋根をカッターで開けようとする行為が陳腐すぎて攻撃のバランスが崩れていました。T-850型との戦うシーンも重量感が無く人形っぽさを感じさせて特撮シーンは失敗しています。『T2』よりもアクションシーンは旧さを感じさせました。

それでも、物語の設定は練られており、未来のジョン=コナーがどうなったが語られていてタイムパラドックスのストーリーとしては何とかクオリティは維持されていました。別の力のある監督が撮っていればもっと面白い作品になっていたかもしれません。

本作を観て、改めて『T4』の素晴らしさに気づきました。
この『T3』で失速させたシリーズを、見事に立て直しています。『T3』も含めて過去のシリーズで重要なエピソードを踏襲して、不整合な部分を吸収しながら新展開に持って行ってくれた脚本の見事さは天晴れと言うしかありません。本当によく出来ています。

『T4』に敬意を表して再び劇場鑑賞を行う予定です。また、6月28日まで行われている日本科学未来館の『ターミネーター展』にも足を運びたいと思います。

予告編はそれなりのレベルではありました。

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2009.06.19

映画『トランスフォーマー/リベンジ<IMAX版>』(お薦め度★★★)

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監督、マイケル=ベイ。脚本、アーレン=クルーガー、ロベルト=オーチー、アレックス=カーツマン。原題『TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN』。2009年米。SF映画。出演、シャイア=ラブーフ(サム=ウィトウィッキー)、ミーガン=フォックス(ミカエラ)、ジョシュ=デュアメル(レノックス)、タイリース=ギブソン(エップス)、ジョン=タートゥーロ(シモンズ捜査官)。

世界最速先行上映をIMAX版で観ました。
写真は入り口で渡されたハガキサイズの認定証です。下の黄色い部分に次のメッセージが掲載されています。

06.19.09
認定証
あなたは、映画『トランスフォーマー/リベンジ』の世界最速先行上映に来場され鑑賞されたことを、ここに証します。
スティーブン=スピルバーグ&マイケル=ベイ

今作のIMAX版について監督のマイケル=ベイが自身のブログで語っているのを引用します。

For IMAX, I created a slightly longer cut with more robot fighting. Four scenes were shot on IMAX cameras so the screen will fill the full IMAX screen for these scenes.

IMAXに関しては、私は、より多くのロボットが戦っているわずかに長いカットを作成しました。
4つの場面がIMAXカメラの上に撮られたので、スクリーンはフルIMAXスクリーンをこれらの場面にいっぱいにするでしょう。[翻訳は、翻訳サーバAccela BizLingo(アクセラ・ビズリンゴ)]

さて、評価ですが作品とIMAXともに期待通りではありませんでした。

製作側の自己満足な作品です。前作『トランスフォーマー』では人間対異性人の戦いの構図だったのが、今回は異性人対異性人の対決になっており、脚本に深みがありません。途中から強引な謎解きが行われてついていけなくなりました。後半にはアクビがでてしまいました。悪役のキャラクターデザインはエイリアンを彷彿させます。ワクワク感やドキドキ感は前作からかなりトーンダウンしました。ただし、映像はさらにお金がかかっているため、迫力は凄まじいものがあります。

本作を含めたSF大作の順位は、当初予想は1位『トランスフォーマー/リベンジ』、2位『スター・トレック』、3位『ターミネーター4』でした。本作を観終わって結果は、1位『ターミネーター4』、2位『スター・トレック』、3位『トランスフォーマー/リベンジ』になりました。 もう一度映画館で観たいのは『ターミネーター4』だけです。

さて、IMAXデジタルシアターです。
IMAXデジタルはカナダのIMAX社が開発した上映システムで、従来のフィルムでなく、デジタルデータの高画質映像と独自のサラウンドシステムの組み合わせにより、これまで以上に高品位かつ臨場感あふれる映像体験ができるのが特徴とされています。確かにその通りで、従来の横広のワイド画面に縦広を追加して視野が広がっています。しかし、次回もわざわざ高い金を払って行くかといわれれば止めると答えます。極端に差を実感することはありませんでした。IMAX 3Dと呼ばれる次世代型の立体映像作品の上映で、たまたまタイミングが合う機会があればそのときに再度評価したいと思います。

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2009.06.15

映画『ターミネーター2』(お薦め度★★★)

監督、ジェームズ=キャメロン。脚本、ジェームズ=キャメロン、ウィリアム=ウィッシャー。原題『TERMINATOR 2: JUDGMENT DAY』。1991年米。SF映画。出演、アーノルド=シュワルツェネッガー(T-800型ターミネーター)、リンダ=ハミルトン(サラ=コナー)、エドワード=ファーロング(ジョン=コナー)、ロバート=パトリック(T-1000型ターミネーター)、アール=ボーエン(ドクター・シルバーマン)、ジョー=モートン(マイルズ=ベネット=ダイソン)、ジャネット=ゴールドスタイン(ジャネル=ヴォイト)、ザンダー=バークレイ(トッド=ヴォイト)、S=エパサ=マーカーソン(タリッサ=ダイソン)、カストロ=グエラ(エンリケ=サルセダ)、ダニー=クックシー(ティム)。

1994年のロスが舞台ですが、今観ても全く遜色ありません。
18年前の旧さを感じさせないので、それだけに公開当時は衝撃的だったのだと思います。
ロバート=パトリック演じる変幻自在の液体金属製T-1000型が何度も何度も復活する動きが圧巻です。なんといっても警官の制服でバイクに追いつくほどのスピードで整然と走るクールな姿が恐怖感を煽りました。

すっかり忘れていたのですが、『ターミネーター4』で初めて未来のジョン=コナーが描かれたとばかり思っていたのですが、2029年のロサンゼルス市街で戦況を見守る縦横に縫合された顔面のジョン=コナーが本作に登場していました。『T4』の舞台は2018年なので、11年後のこの姿に向かって続編が作られていくのでしょう。どうなるのでしょうか...

これは何度観ても感じていることなのですが、物語に腑に落ちない点が多いです。『ターミネーター』でサラ=コナーはカイル=リースから詳しく未来を教えられていないはずなのに、『T2』ではさも未来を実体験として知っているかのように発言し行動する背景が理解できません。『T1』で「審判の日」は避けられたはずなのに、スカイネットに関係するだろうダイソンを抹殺しようとする強引さだけが目立ちました。そもそも『T1』でカイル=リースがタイムマシンを壊したので"未来からはもう誰も来ない"としていたのですから、様々な点で『T2』は矛盾していました。

追走劇としての本作は本当に素晴らしいのですが、SFとしての説得力が粗くなったのは否めません。

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2009.06.09

映画『ターミネーター』(お薦め度★★★★)

監督、ジェームズ=キャメロン。脚本、ジェームズ=キャメロン、ゲイル=アン=ハード。1984年米。SF映画。出演、アーノルド=シュワルツェネッガー(ターミネーター)、マイケル=ビーン(カイル=リース)、リンダ=ハミルトン(サラ=コナー)、ポール=ウィンフィールド(エド=トラクスラー警部補)、ランス=ヘンリクセン(ブコヴィッチ)、アール=ボーエン(ドクター・シルバーマン)、ベス=モッタ(ジンジャー)、リック=ロソヴィッチ(マット)。

ターミネーター4』を観たので復習します。
ちょうど6/13からのロードショーに合わせてテレビとレンタルが強力にックアップします。

◆地上波TVで前3作を放映

6/3 『ターミネーター』テレビ東京 (世界興行収入:7000万ドル)
6/7 『ターミネーター3』テレビ朝日 (世界興行収入:4億3000万ドル) 
6/13 『ターミネーター2』フジテレビ (世界興行収入:5億ドル)

◆TSUTAYAでテレビシリーズのレンタル開始とキャンペーン展開

6/10「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ <セカンドシーズン>」Vol.1~3レンタル開始  
6/10~7/5「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ <ファーストシーズン>」半額レンタルキャンペーン

本格的にDVDレンタルでと考えましたが、子供たちと一緒に盛り上がりたいのでTV放映された吹替版を鑑賞しました。
だいぶ前に何回も観ています。さすがに25年前の作品なので全体が旧く感じられます。VFXや特殊メークも今観ると粗くB級並みです。2029年の未来の戦闘シーンに重量感とリアリティが足りないことが改めて意外な発見でした。しかし、物語設定と話の展開は見事で編集が良いので全く飽きさせません。タイムパラドックスを3人の主要人物でシンプルに描写した脚本はいまだに秀逸です。

やっぱり、T-800型ターミネーターであるシュワルツェネッガーの存在感が素晴らしいですね。人間の形をした不死身の怪物は本当に怖い存在です。最後は機械の上半身だけになってもあくまでもサラ=コナーの命を狙う指令を全うしようとする殺人マシンの恐怖が圧巻でした。文句無しです。カイル=リースとサラ=コナーのせつな過ぎるベッドシーンも、続編に必須なので子供たちに解禁しました(笑)。

1984年に400万ドルのハリウッドとしては低予算で製作された映画は大ヒットを記録して、アーノルド=シュワルツェネッガーはたちまちスターになり、ジェームズ=キャメロン監督はヒットメーカーの仲間入りを果たしました。四半世紀後も親子二代に渡って楽しませてくれる物語を提供してくれた当時の製作陣に本当に感謝です。

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2009.06.01

映画『ターミネーター4』(お薦め度★★★★★)

監督、マックG。脚本、ジョン=ブランカトー、マイケル=フェリス。原題『TERMINATOR SALVATION』。2009年米。SF映画。出演、クリスチャン=ベイル(ジョン=コナー)、サム=ワーシントン(マーカス=ライト)、アントン=イェルチン(カイル=リース)、ムーン=ブラッドグッド(ブレア=ウィリアムズ)、コモン(バーンズ)、ブライス=ダラス=ハワード(ケイト=コナー)、ジェーン=アレクサンダー(ヴァージニア)、ジェイダグレイス(スター)、ヘレナ=ボナム=カーター(セレナ=コーガン)。

・本日行われた中野サンプラザ(2222席)の試写会で鑑賞しました。これほど大規模な試写会は初めてです。Tadさん、誘っていただきありがとうございました。

期待以上の傑作です。
「ターミネーター」シリーズで1作目に肩を並べる出来です。核戦争の勃発による「審判の日」以後の2018年が舞台です。新シリーズの幕開けに位置するようですが、ある意味でシリーズ完結編と呼んでもいいのではないでしょうか。それほど脚本が素晴らしいです。1作目のエッセンスを十分に組み込んで深みのあるドラマに仕上げています。第1作目をオマージュしておりファンとしては十分納得できる内容です。

映像がこれまた凄い。スカイネット(機械軍)と抵抗軍との壮絶な戦いを徹底的なリアリティで描いています。重量感があって、リアルに痛みが伝わってくるような迫力あるアクションシーンには度肝をぬかされっぱなしでした。

キャスティングも抜群です。ジョン=コナー役のクリスチャン=ベイルがしびれるほどカッコイイですね~~。こんなカッコイイ役者さんだったでしょうか。レジスタンスの兵士姿がはまり過ぎています。もう1人重要な人物で登場したサム=ワーシントンも良い味出してました。彼の静と動の様々な苦悩が胸に迫ってきました。絞めつけられるほどの2人の男の使命感と自己犠牲には正直泣かされました。

スター・トレック』と比べて、本作のほうが断然お薦めです。

予告編の中でも一押しです。

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2009.05.07

映画『つぐない』(お薦め度★★★)

監督、ジョー=ライト。脚本、クリストファー=ハンプトン。原作、イアン=マキューアン『贖罪』。製作、ティム=ビーヴァン、エリック=フェルナー、ポール=ウェブスター。撮影、シェイマス=マクガーヴェイ、音楽、ダリオ=マリアネッリ。原題『Atonement』。2007年イギリス。文芸映画。PG-12指定。出演、キーラ=ナイトレイ(セシーリア=タリス)、ジェームズ=マカヴォイ(ロビー=ターナー)、シアーシャ=ローナン(ブライオニー=タリス、13歳)、ロモーラ=ガライ(ブライオニー=タリス、18歳)、ヴァネッサ=レッドグレーヴ(ブライオニー=タリス、老年)、ブレンダ=ブレシン(グレイス=ターナー)、パトリック=ケネディ(リーオン=タリス)、ベネディクト=カンバーバッチ(ポール=マーシャル)、ジュノー=テンプル(ローラ=クィンシー)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
「プライドと偏見」に続くコンビ、J・ライト監督&K・ナイトレイ(「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ)の主演で映画化した感動作。多感な少女が無垢なるがゆえに堅く信じて行なった1つの目撃証言と、そのせいで運命を大きく狂わされてしまう、1組の愛し合う男女。彼らがたどる苛酷な人生と切ない悲恋の行く末、少女の贖罪の成否を、重層的な語りを通して精緻に描写。絶賛されて数々の文学賞をさらった原作に引き続き、それを映画化した本作も、第80回アカデミー作曲賞、2007年英国アカデミー作品賞など多くの映画賞を受賞。

ジョー=ライト監督の『プライドと偏見』が非常に良かったので、次作となる『つぐない』は映画館での鑑賞を考えていた作品でした。WOWOWで観ることになりましたが、期待していた分だけ物足りなさを感じました。
そもそも主人公が誰なのかわかりません。前半はキーラ=ナイトレイ、中盤はジェームズ=マカヴォイ、後半はブライオニー=タリス役のロモーラ=ガライなのでしょうか。クライマックスの意外性を強調するために仕掛けた手法なのでしょうが、このように主人公が持ち回る変則的な作品は馴染めません。タイトル通りであれば、一貫して次女の視点で描くべきではないでしょうか。 また、ブライオニー=タリスを3人が年代別に演じていますが、13歳役のシアーシャ=ローナンから18歳役のロモーラ=ガライは繋がりません。印象が違います。重要なキャスティングは失敗していました。先に書きました通り「一貫して次女の視点で描く」ならば、主役は18歳役のロモーラ=ガライであり、彼女を中心に出演者を組み立てるべきでしょう。そうすれば土台がしっかりした物語になっていったと思います。ただし、彼女は華がありませんので別の女優を起用すべきです。

どうも本作はキーラ=ナイトレイありきで作ったようにしか感じられません。その辺りが評価できないのかもしれません。

ところで、少女の贖罪がテーマですが、そもそも姉と彼氏が人に見られる所でSEXするのがいけない訳で、彼氏は次女が自分に対して興味があることを知っていて読まれるはずの手紙を渡すこと自体が罪なので、ある意味自業自得的な要素を含んでいるため次女が必要以上に罪を感じるのは可哀想に感じました。したがって本作のテーマはあまり響きませんでした。

本編を的確に表現した格調高い予告編です。

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2009.03.15

ドコモドラマスペシャル「チャンス~彼女が成功した理由~」(お薦め度★★★)

演出、小林和宏。脚本、橋本博行、鈴木智尋。プロデュース、中島久美子。制作、フジテレビ。3/7、14放映。サクセス・コメディドラマ。出演、堀北真希(河村珠希・ヤノハチツアーズ新入社員)、黒木メイサ(玉置沙織・ヤノハチツアーズ企画部)、ムロツヨシ(河村泰三・珠希の兄、白バイ警官)、劇団ひとり(井上幹生・カリスマ添乗員)、濱田岳(矢島宗徳・ドコモショップ新入社員)、岡田義徳(草葉文也・外資総合商社勤務)、平泉成(金子専務)、温水洋一(大室課長・お客様サービス課)、成海璃子(大川泉)。

非常に軽いタッチのコメディで楽しめました。
"タマキ"という同じ名前の2人が、ケータイを取り違えたことによって起こるサクセスストーリーです。docomo一社の提供による番組でなかなか軽妙でオシャレな仕上りになっています。キャスティングも現在docomoのCMで登場している堀北真希、劇団ひとり、成海璃子が出演していてdocomoのイメージ通りです。フジテレビはやっぱりうまいですね。堀北真希の兄役となるムロツヨシが好演していました。ノホホンとした雰囲気で憎めないキャラクターです。堀北真希はあいからずうまい演技をみせます。新入社員という初々しさを見事に表現していました。

NTTドコモの協力を得てテレビ×ケータイ連動企画「GET A CHANCE!」という、フジテレビとしては番組の進行に合わせて主人公の心境をつづったメール配信する初企画を試みたようです。メールアドレス登録は2月28日(土)からスタートしていました。ドラマ終了後に番組サイトを見て知りました。実際に試していなかったのですが、テレビ局もいろいろなことを仕掛けているようです。

docomoらしいドラマ予告です。

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