2024.06.11

ドラマ「RoOT / ルート」[全10話](お薦め度★★)

かなり期待外れでした。

異色で超面白かったアニメ「オッドタクシー」の実写版で、しかも大人気の前クール冬のドラマ「不適切にもほどがある!」で彗星のごとく現れた河合優実がW主演ということでいやが上にも盛り上がりました。“ふてほど”が終わった次のクールで彼女を視聴できるのですから。

全体的に暗いトーンで、時にバイオレンス過ぎる演出はバランスを欠いていました。特にもう一人のW主演の坂東龍汰が被害に合うシーンは不必要なうえ痛々しい印象しかありませんでした。また、彼のコミカルな設定は無理がありました。

アニメ「オッドタクシー」を知っているのに、全然ストーリーが入ってこないし、河合優実ならではの魅力はほとんどありませんでした。

真犯人の謎解きは、偶然的でリアリティが無く腑に落ちない内容でした。

以下、番組サイトから引用。

<オンエア情報>
テレ東、2024年4月2日〜6月4日毎週火曜深夜24:30放送。

<スタッフ>
原作:P.I.C.S./此元和津也「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」
監督・脚本:土屋貴史
チーフプロデューサー:伊藤裕史(HI Production)、平賀大介(P.I.C.S.)
プロデューサー:松竹奈央(P.I.C.S.)
音楽制作:ポニーキャニオン
オープニングテーマ:「近頃」 Bialystocks (IRORI Records / PONY CANYON)
主題歌:「Roller Coaster」 SIRUP, SUMIN (Suppage Records)

<キャスト>
河合優実
坂東龍汰
黒田大輔
寺本莉緒
福田温子
紗羅マリー
中村麗乃(乃木坂46)
小林桃子
菊池日菜子
伊藤友希
鳥谷宏之
中込佐知子
吉本菜穂子
富川一人
遠藤雄斗
ユースケ(ダイアン)
津田篤宏(ダイアン)
篠原篤
政修二郎
稲葉友
奥野瑛太
山口航太
三浦誠己
渡辺いっけい
松尾貴史

<イントロダクション>
河合優実×坂東龍汰 W主演
新ドラマ「RoOT / ルート」
2024年4月テレ東にて放送開始!

このたび、2024年4月よりテレ東にて、ドラマ「RoOT / ルート」の放送が決定しました。W主演の本作のキャストを務めるのは、『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』などで数々の新人賞を受賞、『少女は卒業しない』で長編映画初主演するなど活躍を続け、本作で地上波ドラマ初主演となる河合優実と、映画『フタリノセカイ』『春に散る』などに出演、2024年舞台『う蝕』で主演、2025年『君の忘れ方』で映画単独初主演を務めるなど数々の映画・ドラマの話題作に継続的に出演し、本作で地上波連続ドラマ初主演となる坂東龍汰の、まさにいま注目の若手実力派俳優の二人。

本作では現在ビッグコミックススペリオールダルパナにて連載中の漫画「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」で描かれている、若手探偵コンビの奮闘劇を基に、ドラマオリジナルストーリーが描かれます。街の小さな探偵事務所で働く、クールで孤独な19歳探偵・玲奈を河合が、玲奈の部下で凶運のポジティブ新人・佐藤を坂東が演じ、とある奇妙なタクシー運転手の素行調査から次第に大きな事件へと巻き込まれていく、踏み込んだら抜け出せない群像“ヒューマン”ミステリー。映画化、舞台化と展開してきたアニメ「オッドタクシー」の世界から新たに実写ドラマが幕を開けます。

監督・脚本は映画『花と雨』や、Vaundy、PerfumeといったトップアーティストのMVなどを手掛けた土屋貴史が担当。映画・舞台・コミックと幅広く展開し、国内のみならず海外でも人気を博すアニメ「オッドタクシー」のチームが企画・制作し、原作はP.I.C.S./此元和津也が手掛け、アニメ「オッドタクシー」の最終回でキーとなっていたクリスマスである12月25日に本情報が解禁。

今回あわせて解禁するティザービジュアルでは、そんなチグハグ探偵コンビの二人が働く探偵事務所内で、ふと何かに気づいたように視線を送る姿が映し出され、湾曲する部屋で散乱する様々なものが、二人が巻き込まれていく大事件への複雑かつ期待膨らむミステリードラマへの没入感を予期させる。また、本ビジュアルは嵐やBUMP OF CHICKEN、Vaundyといったトップアーティストのみならず、数多くの大作映画のポスタービジュアルなども手掛ける写真家・太田好治が撮影、土屋監督がアートディレクションを務め、作品を表すポップでミステリアスなビジュアルとなっています。

また、ドラマ「RoOT / ルート」放送決定に合わせ、アニメ「オッドタクシー」の期間限定無料一挙配信も決定しました。2024年1月2日(火)13時より「オッドタクシー」公式 YouTube チャンネルにて公開されます。

<鑑賞チャンネル>
テレビ録画(Tver配信無し)。

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2024.05.04

映画『ロスト・フライト』(お薦め度★★★★★)

激烈な作品です。素晴らしい。
航空パニック映画の中でも群を抜いており、胸を熱くさせました。

ジェラルド=バトラー主演作品は期待を裏切りません。

最後の最後まで息が抜けない展開に痺れました。涙なくして観ることができませんでした。

奇跡的とも言えます。
是非、観ていただきたい映画です。

<作品データ>
日本公開日: 2023/11/23(木)
原題:PLANE
制作年:2022
制作国:米国
内容時間:107分

<スタッフ>
監督:ジャン=フランソワ=リシェ
編集:デヴィッド=ローゼンブルーム
脚本:チャールズ=カミング、J=P=デイヴィス
撮影:ブレンダン=ガルヴィン

<キャスト>
ジェラルド=バトラー
マイク=コルター
ヨーソン=アン
ダニエラ=ピネダ
ポール=ベン=ヴィクター
レミ=アデレケ
ジョーイ=スロトニック
エヴァン=デイン=テイラー
クラロー=デ=ロス=レイス
トニー=ゴールドウィン

<イントロダクション>
航空パニック×脱出サバイバル
緊迫感が加速するハイブリッド・サバイバルアクション

悪天候の中、落雷でコントロールを失ったブレイザー119便は、奇跡的にフィリピンのホロ島に不時着した。
一命をとりとめたトランス機長を含む乗客17名だったが、そこは凶暴な反政府ゲリラが支配する世界最悪の無法地帯だった。
刻々とゲリラが迫る中、トランス機長は、生き残りを懸けて、乗客の一人だった移送中の犯罪者、ガスパールと手を組む事を決意する…
『ロスト・フライト』は、極限状況からの脱出劇というシンプルなプロットに、航空パニックのスリルと、脱出サバイバルの緊迫感を詰め込んだ結果、終始テンションが落ちない奇跡的なハイブリッド・サバイバルアクションとなった。

<鑑賞チャネル>
Amazonプライム・ビデオ

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2024.03.19

映画『隣人X -疑惑の彼女-』(お薦め度★★★)

まずまずの作品です。
上野樹里の演技が秀逸でした。
SFホラーと思っていたのですが、意外と現代日本が気にしているSDGsやLGBTQ的な要素を盛り込んだ優等生な内容でした。

良い悪いは別にして、うまくまとめています。

一つだけ難があったのが、先輩ライター役の川瀬陽太の演技でした。監督の演出なのかもしれませんが、あれでは身も蓋もない設定になってしまいます。

以下、オフィシャルサイトから引用。

<作品データ>
劇場公開:2023年12月1日
製作:2023年
製作国:日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
上映時間:120分

<スタッフ>
原作:パリュスあや子「隣人X」
監督・脚本・編集:熊澤尚人
主題歌:chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records)

<キャスト>
柏木良子 役:上野樹里
笹憲太郎 役:林遣都
林怡蓮リン・イレン 役:黃姵嘉ファン・ペイチャ
仁村拓真 役:野村周平
内田瑛太 役:川瀬陽太
小池編集長 役:嶋田久作
柏木麻美 役:原日出子
月村祐一 役:バカリズム
柏木紀彦 役:酒向芳

<イントロダクション>
二転三転する真実、交錯する想いと葛藤――
予測不能なラストが待ち受ける、異色のミステリーロマンス
ある日、日本は故郷を追われた惑星難民Xの受け入れを発表した。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか?彼らの目的は何なのか?人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。
週刊誌記者の笹は、スクープのため正体を隠してX疑惑のある良子へ近づく。ふたりは少しずつ距離を縮めていき、やがて笹の中に本当の恋心が芽生える。しかし、良子がXかもしれないという疑いを払拭できずにいた。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ…!

人との関わりを避けてひっそりと生きる女性、良子を演じるのは7年ぶりの映画主演となる上野樹里。そんな良子に惹かれていく記者を林遣都が演じるほか、台湾の実力派・黃姵嘉(ファン・ペイチャ)、野村周平、川瀬陽太、嶋田久作、原日出子、バカリズム、酒向芳らが顔を揃える。第14回小説現代長編新人賞を受賞し、次世代作家として大きな注目を集めるパリュスあや子の小説を、熊澤尚人監督が新たな視点を盛り込み完全映画化。
謎めいた物語が描き出すのは、〈よそもの〉に対する警戒心や、無意識に遠ざけようとする気持ち。そして偏見や恐怖を乗り越え、隣にいる人を大切に想う優しさ。心から信じられる相手を見つけるのが難しい時代に届ける異色のミステリーロマンス。

<鑑賞チャネル>
Amazonプライムビデオ。

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2024.03.18

ドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」[全9話](お薦め度★★★)

鈴木おさむ氏の地上波連ドラ最後の脚本ということもあり、観ている方も気合が入りました。彼は策士ですね。実生活でスキャンダルを起こした篠田麻里子を起用するところは物凄さを感じました。小池徹平との濡れ場も見応えありでした。

さらに、弁護士を演じた水野美紀の怪演も見事でした。彼女の役の広さに驚かされます。他にも豪華俳優陣が登場しており楽しめました。

かなりハチャメチャ感のある展開でしたが、中盤くらいで着地点が見えていたことと、動機の部分が弱かったのは少し残念でした。

2024年3月31日をもって、32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退する鈴木おさむ氏ですが、コンプライアンスが厳しい中で天晴なドラマを仕上げてくれたと思います。長い間お疲れ様でした。

なお、本作の最終回前に次の番組で脚本業のこれまでをご本人が解説されています。合わせてご覧ください。

TVerで学ぶ!最強の時間割【講師:放送作家・脚本家/鈴木おさむ】
「クドカンに嫉妬・小池徹平の度胸・尾田栄一郎との共作... 脚本業で共演者・クリエイターから学んだ人生哲学」
https://tver.jp/episodes/epez5bs5rh

<オンエア情報>
テレビ朝日、2024年1月20日~3月16日毎週土曜23時30分放送。土曜ナイトドラマ枠。

<スタッフ>
原作:大竹玲二「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)
脚本:鈴木おさむ
音楽:ワンミュージック
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:浜田壮瑛(テレビ朝日)、長谷川晴彦(KADOKAWA)、平体雄二(スタジオブルー)
演出:木村☺︎ひさし、吉川祐太、竹園 元(テレビ朝日)
制作協力:スタジオブルー
制作著作:テレビ朝日

主題歌:WOLF HOWL HARMONY『Frozen Butterfly』(rhythm zone)
挿入歌:数原龍友『最後の雨』(rhythm zone)

<キャスト>
岡谷渉(おかたに・わたる):伊藤淳史
司馬マサト(しば・まさと):小池徹平
三砂裕(みさご・ゆう):佐藤大樹 (EXILE/FANTASTICS)
岡谷綾香(おかたに・あやか):篠田麻里子
森野千里(もりの・ちさと):玉田志織
岡谷心寧(おかたに・ここね):磯村アメリ
梅比良梓(うめひら・あずさ):浅川梨奈
竹場ナオミ(たけば・なおみ):藤原紀香
大洗美子(おおあらい・みこ):観月ありさ
孝弘(たかひろ):高橋克典
財田トキ子(たからだ・ときこ):水野美紀

<イントロダクション>
日本エンタメ界のトップランナー
鈴木おさむ
引退前最後の地上波連ドラは…サレ夫の逆襲劇!!


2024年1月期 土曜ナイトドラマ


『離婚しない男―サレ夫おと悪嫁およめの騙だまし愛―』


主人公・サレ夫役に伊藤淳史!

小池徹平、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、
篠田麻里子、そして水野美紀・・・


魅惑のキャストが集結!!


父親の親権獲得率わずか1割…高すぎる壁に挑む
男の奮闘を描く、リコン・ブラックコメディ!


“おさむワールド”全開の過激で攻めた内容に超注目!


「いい意味でやりたい放題!!」 日本アカデミー賞俳優・伊藤淳史が“サレ夫”役で主演!“父親の親権獲得率わずか1割”という壁に挑む男の奮闘を描くリコン・ブラックコメディ!!
 漫画家・大竹玲二による人気漫画「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)をドラマ化! それが毎週土曜よる11時30分~放送中の、テレビ朝日系・土曜ナイトドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』です! 大手新聞社の社会部エース記者・岡谷渉は、妻の不倫を目撃し離婚を決意。部署を異動し在宅ワークに切り替えるなど、娘の親権を獲得するべく着々と準備を進めますが、相談した敏腕弁護士から「父親の親権の獲得率はわずか1割」と突き放されて…!? しかも、妻の不倫相手には秘められた過去が――? 渉は相棒となった探偵の男とともに、妻の不倫の証拠集めに勤しみ、勝率1割の困難な戦いに挑みます!
 妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、父親が親権を獲得するという困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディ! 主人公のサレ夫(不倫サレた夫)・岡谷渉を演じるのは、伊藤淳史。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(2023年/テレビ朝日系)ほか、多くのテレビドラマや映画で活躍し、映画『ビリギャル』(2015年)では日本アカデミー賞受賞経験もある、唯一無二の存在感を放つ個性派俳優です。伊藤は鈴木おさむの脚本について「最後の作品となる熱い思いが込もった、いい意味でやりたい放題の世界観が広がっていると思います。その中で、登場人物すべてを深く、たくましく描いてくださって、それを現場で、皆さんで楽しく表現させてもらっています」と、手応え十分! やり手新聞記者としてのキャリアを捨ててまで娘の親権獲得にこだわる渉ですが、数多くの困難に、泣いたり、歯が抜けたり(!!)と右往左往! そんな彼を、伊藤が感情を前面に押し出したエモーショナルな演技でアプローチします! 「僕が演じる渉は、妻が不倫している状況。これに関して、渉の悔しさや悲しさは痛いほどわかりますし、同情しかありません。きっと視聴者の皆さんもそうだと思います。渉の気持ちを追って観てくださればいいのかなと思いますし、特に子どもですよね。僕自身も子どもがいますが、何かトラブルがあった時に一番守りたい存在じゃないですか。そのために闘うという彼の気持ちは共感できますね」と、渉の心情に寄り添い、演じていることを明かしました。
 調停や審判による親権者の取り決めのうち、父親が親権を獲得できる割合は、なんと1割。残りの9割の父親は、子どもとの同居がかなわず引き離されて生活をしているという高い壁に、彼がどのように臨むのか!? 今から楽しみでなりません! 「いろいろな愛の形があると思いますが、幅広い世代の方に観ていただける作品なのではないかと思っています。重さもありますが、かなり笑えるシーンもたくさんあると思いますので、お子様をお持ちの夫婦の方は子どもを早く寝かしつけて、夫婦の時間を大切に、このドラマで楽しんでもらえたらなと思います。皆で、現場で頑張って撮影していますので、ぜひご覧ください!」とアピールしてくれました!
小池徹平、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、水野美紀といった魅惑のキャストが堂々集結!!「これ、地上波で流せるの?」…小池が心配顔になるほどの《攻めた内容》に期待!
 また、共演者も魅惑のキャストが勢ぞろいしました! 渉の妻・綾香と不倫を繰り返す芸能事務所の統括マネージャー・司馬マサトを演じるのは小池徹平。芸能界を目指す渉と綾香の娘・心寧の将来を考えるふりをしつつ、その行動は大胆にエスカレート! やがては、渉のマンションの隣の部屋に引っ越し!? しかし、その背景には深い闇が…。「マサトは本当に嫌なヤツです(笑)。僕もそういった印象を持ちましたが、彼の過去が徐々に明るみになると…。はたしてそれが納得できる壮絶な過去なのか、そうではないのか、僕もまだ探りつつ、マサトを演じている状態です。いずれにせよ、どんでん返しに期待が膨らむキャラクターですよね」と、演じるマサトの魅力を分析。しかし、「これ、地上波で流せるの?」と心配顔も!? いったいどのような《攻めた内容》が待っているのでしょうか――? ドラマ、映画、舞台と多岐にわたり活躍する実力派が、渉を振り回す稀代の間男を、クールに妖しく、そして過激に体現します!
 そして、渉とバディを組み、綾香の不倫の証拠集めに邁進する探偵・三砂裕に扮するのは、佐藤大樹。EXILE、FANTASTICSのメンバーとして歌にダンスに活躍しながらも、『around1/4 アラウンドクォーター』(2023年/朝日放送テレビ)ほかで俳優としても個性を光らせるなど、マルチな才能が目立つ彼が、裕を魅力的に魅せてくれます! 「出演のオファーがあった時はめちゃくちゃ嬉しかったです。というのも、よく取材で『次にやりたい役は?』と聞かれた際に『探偵です!』とずっと答えていたんです。その夢がこんなにも早く叶うとは思っていませんでした」と、すでに前のめりに!!  「事前に原作コミックも読ませていただきましたが、すごく面白かったです。『この中で演じるなら絶対に裕がいい!』と思えるほど、今回演じさせていただく三砂裕は好きな役柄」と惚れ込んだキャラクター・裕が、どのように渉と心を通わせて、バディとして強い絆で結ばれていくのかも見逃せません!
 さらには、親権事案において日本有数の解決実績を誇る敏腕弁護士・財田トキ子を演じるのは水野美紀。演劇ユニットを主宰するなど多彩な活動で知られる水野が、父親の親権率の低さなどもテーマにした、社会派な側面も持つ今作の一翼を担う、凄腕離婚弁護士を熱演! しかし「原作ファンの方々には、最初に謝っておきます(笑)」と注意喚起!? それほど《強烈なキャラ》としてアプローチしています!! 「酸いも甘いも経験済のベテラン弁護士で、人にもまったく媚びず、淡々と職人として仕事をこなしている…トキ子の領域まで来ると、こういう感じになるんじゃないかと想像し演じさせていただいています。私自身は、人に対してそこまでクールになれないし割り切ることができないので。まさに《鉄のハート》を持った女性」だというトキ子をどういった役作りを施して臨むのか…ご期待ください!

 それぞれに伊藤の印象を訪ねると、「伊藤さんは過去にも何度かご一緒していますが、《安定の伊藤さん》(笑)」(小池)、「カメラが回っていないところでも話しかけてくださったり、すごく優しく接していただいています。まさに《ザ・座長》といった感じ」(佐藤)、「伊藤さんとは、子どもの話で現場でもすごく盛り上がっています。今度、家族同士で会おうという話も(笑)」(水野)と、おのおのが笑みをこぼし、伊藤座長のもとで、絶好調で撮影が進んでいることが伺えます!
 そんな最高のコンディションの中で紡がれる、渉と彼らが織り成す禁断の《騙し愛》の行方は――!? さらに期待が膨らみます!!
鈴木おさむの《地上波連ドラ最後の脚本作》がさっそくSNSを席巻!視聴者騒然! ベールに包まれていたヒロイン・綾香役は篠田麻里子!!
 ついに初回放送を迎えましたが、放送中から、伊藤淳史が演じる主人公・サレ夫(不倫サレた夫)である岡谷渉の悔しさのあまりに抜けた前歯のくだりや、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)扮する探偵・三砂裕との凸凹バディ具合、敏腕弁護士・財田トキ子役の水野美紀の怪演、そして、小池徹平がミステリアスなアプローチで魅せる芸能事務所の統括マネージャー・司馬マサトの狂気などが、さっそくSNSで大きな話題に!! そんな中、長らくベールに包まれていた今作のヒロインであり、渉の悩みの種で、マサトとの不倫に溺れていく渉の妻・綾香役の正体が明らかになったことも注目の的に! 綾香に扮し、体当たりの演技で小池と熱の入ったラブシーンを披露するのは…篠田麻里子!
 2006年にAKB48のメンバーとして芸能界デビューをはたし、その後、そのプロポーションを活かしてモデルや女優、バラエティー番組からファッションブランド・プロデュースまでマルチに活躍。加えて、一人娘の母親としての一面も兼ね備える彼女が、メーターを振り切り、過激に、妖しく綾香を演じ切ります!!
エンタメ界のトップランナー・鈴木おさむ 引退間近…《地上波連ドラ最後の脚本》!!「脚本の面白さに引っ張ってもらっています」(伊藤)と並々ならぬ信頼感が充満!
 そして今作最大の注目ポイントなのが、日本エンタメ界のトップを走ってきた鈴木おさむが脚本を手掛けること。2024年3月31日をもって、32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退することを発表した鈴木。今作が彼の《地上波連ドラ最後の脚本》となります。これまで『M 愛すべき人がいて』(2020年)、『奪い愛』シリーズ(2017年ほか/すべてテレビ朝日系)など、多くの話題作の脚本を手掛けてきた俊英が、今作を地上波連ドラ最後の脚本作に選んだことからも、期待せずにはいられません!
 個々のキャリアの中で鈴木とは長い付き合いとなっている、伊藤をはじめ各キャストの彼への信頼感は言葉では言い尽くせないほど。伊藤が「過去にも鈴木おさむさんの脚本の作品に出させていただいていますが、とにかく、エネルギーに満ちていて。今回は特に引退を公言されて、地上波連ドラ最後の作品となる熱い思いが込もった、いい意味でやりたい放題の世界観が広がっていると思います。その中で、登場人物すべてを深く、たくましく描いてくださって、それを現場で、皆さんで楽しく表現させてもらっています。演じていて難しい部分ももちろんあるのですが、とにかく脚本の面白さに引っ張ってもらっています」と語れば、小池も「『おさむさんが書かれるならブッ飛んだやつかな』と思ったら、まさにそうでした(笑)。もう、最初からワクワクして『やりたいな』と思わせてくれました。おさむさんがやりたいことを作品に残したいという気持ち」と、並々ならぬ思いで挑みます。また、佐藤も「おさむさんが手掛けられた作品はこれまでたくさん観ていますし、もちろん何度もご一緒させていただいたこともありますが、やっぱり原作を脚本にした際の《鈴木おさむ色》は見事ですよね。演じる役者さんに当て書きをしているようなセリフ運びなど、今作も大いに話題になってバズると思います!」と、さっそく注目作となることを予言!? 一方で水野は「おさむさんが引退宣言をされて、今作が地上波連ドラ最後の脚本作となるでしょうし、『もう、おさむさんの脚本で遊ばせてもらうこともないのか…』と思うと、噛みしめて演じさせていただこうと襟を正しました」と感慨深い様子。「今作もおさむさんのテイストがふんだんに盛り込まれている脚本だと思いましたし、原作本来の面白さに加えて、おさむさんの筆が暴れている(笑)面白さもあると思います。皆で作り甲斐のありそうな、楽しい現場になると感じました」と、身を委ねます!
 そんな鈴木は、今回の脚本に「最後なので、肩が壊れるかもってくらいフルスイングで投げております」と相当な思いを込めたことを吐露。「正直、色んな意味で話題作になり、問題作となると思います。放送初回から、かなり驚きのことが連発すると思います。スマホ片手に、騒ぎながら見てください」とアピールし、自身の地上波連ドラ最後の脚本作として有終の美を飾ることに自信をのぞかせるのでした!
 離婚・親権問題という、理不尽な壁に挑む《リコン・ブラックコメディ》を、鈴木独特のウィットに富んだセリフの応酬と、刺激的なストーリー展開で紡ぎます。そんな《サレ夫の逆襲劇》に大注目です!!
 刺激的かつ攻めた演出と、日本の司法の理不尽さを描いた社会派ドラマの側面がミックスされた、見応えたっぷりのリコン・ブラックコメディ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」をお見逃しなく!

<鑑賞チャンネル>
Tver。

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2023.03.17

ドラマ「リバーサルオーケストラ」[全10話](お薦め度★★★)

コメディタッチの群像劇+恋愛ドラマです。
ステレオタイプな人物像とベタな展開の連続ではありましたが、ギリギリ鑑賞に耐えられました。そして結構泣かされました。

ポンコツなオーケストラを変人マエストロと元天才ヴァイオリニストが一流オケに大改造するというベタベタな設定です。通常なら観ない作品なのですが、コロナ禍で分断された世相において、人々が集まって困難を克服するという話に共感してしまいました。

ともかく有り得ない障害エピソードが繰り返し登場します。それでもクラッシック音楽が流れることで、何となく許せてしまうストーリーでした。

本ドラマの魅力は何と言っても主人公の元天才ヴァイオリニストを演じた門脇 麦でしょう。彼女の演技力と存在感が脚本の弱さを補ってドラマを成立させました。

ところで、2023年1月クールの冬の新ドラマは不作でした。本作品1本のみ鑑賞しただけです。各地上波ともに脚本が低レベルでとても継続して視聴できるドラマはありませんでした。

本作品も録画を逃していたのですが、たまたまTVerで知り、放映後の配信で観終えました。

以下、番組オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
日テレ、2023年1月18日~3月15日毎週水曜22時放送。
見逃したので、TVerで追っかけ再生で視聴。

<スタッフ>
脚 本:清水友佳子
音 楽:清塚信也、啼鵬
演 出:猪股隆一、小室直子、鈴木勇馬
チーフプロデューサー:三上絵里子
プロデューサー:鈴間広枝、松山雅則
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ

<キャスト>
谷岡初音:門脇 麦
常葉朝陽:田中 圭
三島彰一郎:永山絢斗
佐々木玲緒:瀧内公美
庄司蒼:坂東龍汰
谷岡奏奈:恒松祐里
土井琢郎:前野朋哉
松本弓香:行平あい佳
ヨーゼフ:ロイック・ガルニエ
桃井みどり:濱田マリ
藤谷耀司:渋川清彦
小野田隼:岡部たかし
本宮雄一:津田健次郎
後藤かおり:相武紗季
三島光太郎:加藤雅也
穂刈良明:平田 満
高階藍子:原 日出子
常葉修介:生瀬勝久

<イントロダクション>
どんなに暗い世の中でも 音楽は人の心に届き、元気をくれるもの...。 2023年、年始め! オーケストラが奏でる迫力満点の音楽で 日本中を元気にするドラマをお届けします! 超地味な市役所職員・谷岡初音(たにおか はつね)。 実は彼女は...元天才ヴァイオリニスト 表舞台から去り、穏やかに暮らしていたはずが・・・ 強引すぎる変人マエストロ 常葉朝陽(ときわ あさひ)に巻き込まれ 地元のポンコツ交響楽団(オーケストラ)を一流オケに大改造!? しかーし!! 2人の前には、数々の障害と強敵が...!! 「崖っぷちだけど、音楽が好き」 夢にしがみつき、懸命に頑張る愛すべきポンコツオケ。 夢を追う生き方は、難しいけれど、面白い! そう。 「クラシック音楽って、なんか堅苦しい...」、「敷居が高くない?」 そう思っているアナタにも、決して遠い世界のお話ではありません! この冬。 スカッとして胸がアツくなる 一発逆転の音楽エンターテイメント、始まります。

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2022.12.31

ドラマ「瑠璃も玻璃も照らせば光る」(お薦め度★★)

ヤングケアラーの高校生が普通の青春への憧れというテーマで綴られた物語です。
残念ながら、設定と日常生活にほとんどリアリティが感じられず、何も伝わってくるものはありませんでした。

脚本に関して、セリフのやり取りが不自然で特別な才能は感じません。

キャスティングも特筆すべきものはありません。

以下、番組オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
フジテレビ、2022年12月27日(火)13:45~14:45放送。
見逃したので、TVerで2022年12月30日視聴。

<スタッフ>
脚本:市東さやか(第34回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作品「瑠璃も玻璃も照らせば光る」)
主題歌:崎山蒼志『My Beautiful Life』
プロデュース:宮﨑暖(『ダウ90000深夜1時の内風呂で』『元彼の遺言状』)
演出:清矢明子(『第32回ヤングシナリオ大賞 サロガシー』『ラジエーションハウス2』)

<キャスト>
木村ひかる:豊嶋花
立石瑠璃:祷キララ
吉田美沙:横田真悠
峯田:都留拓也(ラパルフェ)
白川茜:なえなの
木村里絵:青山倫子
木村康一:水橋研二
中野敦子:池谷のぶえ
三隅修二:勝村政信

<イントロダクション>
高校2年生の木村ひかる(豊嶋花)は、うつ病を抱える母・里絵の代わりに家事を担い、慌ただしい日々を送っていた。里絵に向かって「頑張らなくていいよ」と口癖のように伝え、自転車で家を飛び出すひかるは、父・康一が入院している病院に立ち寄り、意識のない康一に挨拶をしてから登校するのが日課だった。ある日、ひかるは親友の美沙から演劇部の照明係を依頼され、両親のことを気にしつつも、「少しぐらい青春っぽいことをしてみたい」と承諾する。演劇部の見学で、ひかるは転校生の立石瑠璃と出会う。やる気がなさそうな部員たちと違い、真剣に練習している瑠璃は明らかに浮いていた。演劇部を手伝うことを里絵に報告したひかるは「頑張って」と応援されるものの、忙しい暮らしは変わらない。瑠璃からも軽い気持ちで引き受けたことを責められてしまうが、瑠璃が一人で練習している姿を見て圧倒されたひかるは、真剣に取り組もうと決心するが…。

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2022.10.05

アニメ「リコリス・リコイル」[全13話](お薦め度★★★★)

ハードボイルドな美少女のサスペンス・アクション・アニメです。
アニメ映像のクオリティは高く、キャラクターデザインは秀逸でした。
男前なバディ物語でした。

かなり面白い作品ながら、敵味方の設定が複雑過ぎて理解が追いつかないものがありました。また、敵役が超人過ぎて最終話になるほどリアリティが失われていったのが残念です。

A-1 Pictures制作でアサウラ原案よる日本のオリジナルテレビアニメが想像以上の世界を提供してくれました。やはり日本のアニメは凄いです。

以下、番組公式サイトから引用。

<オンエア情報>
TOKYO MX、2022年7月2日~9月24日毎週土曜23:30放送。

<スタッフ>
原作:Spider Lily
監督:足立慎吾
ストーリー原案:アサウラ
キャラクターデザイン:いみぎむる
副監督:丸山裕介
サブキャラクターデザイン:山本由美子
総作画監督:山本由美子、鈴木 豪、竹内由香里、晶貴孝二
銃器・アクション監修:沢田犬二
プロップデザイン:朱原デーナ
美術監督:岡本穂高、池田真依子
美術設定:六七質
色彩設計:佐々木 梓
CGディレクター:森岡俊宇
撮影監督:青嶋俊明
編集:須藤 瞳
音響監督:吉田光平
音楽:睦月周平
制作:A-1 Pictures

<キャスト>
錦木千束:安済知佳
井ノ上たきな:若山詩音
中原ミズキ:小清水亜美
クルミ:久野美咲
ミカ:さかき孝輔

<イントロダクション>
平穏な日々――その裏には秘密がある
犯罪を未然に防ぐ秘密組織――「DA(Direct Attack)」。
そのエージェントである少女たち――「リコリス」。

当たり前の日常も、彼女たちのおかげ。

歴代最強のリコリスと称されるエリート・錦木千束、
優秀だけどワケありリコリス・井ノ上たきなが働く喫茶「リコリコ」もその支部のひとつ。

ここが受けるオーダーは、コーヒーやスイーツの注文から、
こどものお世話、買い物代行、外国人向けの日本語講師etc、
「リコリス」らしからぬものばかり。

自由気ままな楽天家、
平和主義の千束とクールで効率主義のたきな、
二人の凸凹コンビのハチャメチャな毎日がはじまる!

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2022.03.02

映画『LOOPER/ルーパー』(お薦め度★★★★★)

タイムトラベルのSFながら、新しい感覚のイカした作品です。
未来の自分が現在の自分を助けて、最後に魂が浄化されるという尊い内容でした。既に10年前の映画なのですね。全く旧さを感じさせません。

ブルース=ウィリスとジョゼフ=ゴードン=レヴィットが未来と現在の同一人物という見事なキャスティングでした。

思いもかけないラストに涙しました。秀作です。
ただし、難しさがあります。そこは再鑑賞で拾うしかないですね。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Looper
制作年:2012
制作国:アメリカ
内容時間:119分

<スタッフ>
監督:ライアン=ジョンソン
製作総指揮:ジョゼフ=ゴードン=レヴィットほか
製作:ラム=バーグマン、ジェームズ=D=スターン
脚本:ライアン=ジョンソン
撮影:スティーヴ=イェドリン
音楽:ネイサン=ジョンソン

<キャスト>
未来のジョー:ブルース=ウィリス
現在のジョー:ジョゼフ=ゴードン=レヴィット
サラ:エミリー=ブラント
セス:ポール=ダノ
キッド=ブルー:ノア=セガン

<イントロダクション>
未来から来る犯罪者を消す専門家“ルーパー”。そのすご腕ジョーに暗殺指令が入るが標的は30年後の自分だった。B・ウィリス&J・G=レヴィット共演のSFアクション。

現在の自分と未来の自分が対決するという、これまでになかったタイムトラベル映画に、監督デビューした「BRICK ブリック」のR・ジョンソンとその主演レヴィットというコンビが挑戦。主人公ジョーの現在をレヴィットが、未来を演じるのがウィリスという決して似てはいない2人が演じるが、レヴィットはウィリスの顔に似せるため、特殊メイクをするという熱の入れよう。二転三転する複雑なストーリー展開、息をのむアクション、アッと驚く終幕まで、単純ではないからこそ、何度も観返したくなる秀作となった。

<放送内容>
ジョーは組織も認める腕利きのルーパー(処刑人)。仕事は2074年から2044年に送られてくる標的を、指定された時間に指定された場所で待ち、殺して遺体を処分すること。新たな指令が入り、ジョーは約束の場所でいつものように銃を構えて待つが、目の前に現われたのは、自分に酷似した中年の男。驚愕と混乱で引き金を引くことをためらった現在のジョーの隙をつき、未来のジョーは逃走する。なぜそんな事態が起きたのか……?

<鑑賞チャネル>
WOWOWオンデマンド

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2021.12.20

映画『ラブ・エクスペリメント』(お薦め度★★★)

迷宮の淵に追いやられた脱出映画です。
単純そうなのに、かなり複雑です。
結局は無間地獄を描いているようで、日本人に通じる内容です。

ラストは、思いもよらずショッキングです。
イギリス映画は、一味違います。

以下、WOWOW オンデマンドから引用。

<作品データ>
原題:Hippopotamus
制作年:2018
制作国:イギリス
内容時間:81分

<スタッフ>
監督・製作・脚本:エドワード=パーマー
撮影:トマス=ブライス
音楽:ティム=スコット

<出演>
ルビー:イングヴィル=デイラ
トム:スチュアート=モーティマー
ロブ:ジョナサン=コブ
ニック:トム=リンカーン

<イントロダクション>
記憶を失った女性が目覚めると、彼女は捕らわれの身となっていた。そして謎の男が宣告する。「僕を愛するまで君を監禁する」と。2人の愛の実験の行方を見つめたスリラー。

若い女性のルビーがふと目覚めると、彼女は真っ白な地下室に監禁されていた。そこへ姿を見せたのは、トムと名乗る見知らぬ男性。過去の記憶を失い、足を負傷して身動きも取れないルビーに対し、トムが告げたのは、「僕を愛するまで君を監禁する」という言葉だった……。イギリスの新鋭E・パーマー監督が、ミニマルな筋立てと極限状況下、1組の男女の気になる愛の行方をスリリングに描いた、ソリッドシチュエーションスリラーの最新作。ヒロインは「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のI・デイラ。

<放送内容>
若い女性のルビーが意識を取り戻すと、彼女はどことも知れぬ、真っ白な地下室に監禁されていた。そこへ姿を見せたのは、トムと名乗る見知らぬ男性。過去の記憶をすっかり失っている上に、じん帯を損傷して身動きの取れないルビーに対し、トムは、親身に彼女の世話を焼きながら、「僕を愛するまで君を監禁する」と告げる。果たしてルビーは、一体どうしてこのような状況に陥ったのか。そしてトムとは一体何者なのか……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW オンデマンド

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2021.08.31

映画『リトル・ジョー』(お薦め度★★★)

静的な異色のホラーです。
動きが無いものの、雅楽を連想させる効果音(音楽)が不気味で不安感を煽ります。

考えすぎかもしれませんが、新型コロナ対策のワクチン接種を象徴しているようで、リアルな恐怖も感じました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Little Joe
制作年:2019
制作国:アメリカ
内容時間:106分

<スタッフ>
監督:ジェシカ=ハウスナー
製作:ブルノ=ワグナー、ベルトラン=フェヴル、ジェシカ=ハウスナーほか
脚本:ジェシカ=ハウスナー、ジェラルディン=バヤール
撮影:マルティン=ゲシュラハト
音楽:伊藤貞司

<出演>
アリス:エミリー=ビーチャム
クリス:ベン=ウィショー
ベラ:ケリー=フォックス
ジョー:キット=コナー
カール:デヴィッド=ウィルモット

<イントロダクション>
第72回カンヌ国際映画祭で一躍評判を呼び、主演のE・ビ-チャムが女優賞を獲得。真っ赤に咲き誇る新種の花が人々にもたらす不気味な恐怖を鮮烈に描いた新感覚スリラー。

遺伝子操作による品種改良によって開発された新種の植物、〈リトル・ジョー〉。人を幸せにするといううたい文句とは裏腹に、毒々しいまでに妖しく咲き誇るこの真紅の花は、人々にある思いがけない変化をもたらすのだった…。気鋭の女性映画監督J・ハウスナーが、耽美的な色彩と、今は亡き日本人作曲家・伊藤貞司による、尺八や琴など、和楽器を使ったオリエンタルな音楽を全編に効果的に用いて、不穏なムードを巧みに演出。研究者のヒロインを好演したビ-チャムが第72回カンヌ国際映画祭で女優賞にみごと輝いた。

<放送内容>
とあるバイオ企業で新種の植物開発に取り組む、シングルマザーの研究者アリス。彼女は、遺伝子操作による品種改良により、幸せな香りを放つ新種の真紅の花を生み出すことに成功。息子のジョーにちなんで〈リトル・ジョー〉と名付けたこの花を、ある日アリスは、会社の規定に反して、息子への贈り物として一鉢、自宅にひそかに持ち帰る。しかし、その花の香りを吸い込んだ人々は、やがて人が変わったような態度を見せるようになる。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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