2020.08.23

映画『ニューヨーク 最高の訳あり物件』(お薦め度★★★★)

舞台がニューヨークのアメリカ映画として鑑賞したのですが、レビューのために確認したところ、ドイツ人監督によるドイツ映画でした。主演女優の二人はそれぞれノルウェー、ドイツ出身です。

脚本が優れています。アメリカ映画として違和感を感じさせない完成度ですが、物語の展開が一筋縄ではないところが、欧州映画的なのかもしれません。

新旧の元妻同士を高級マンションの一室に同居させるという設定は、斬新でした。非常に味わい深いラストの素晴らしさに感心させられました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Forget About Nick
制作年:2017
制作国:ドイツ
内容時間:110分

<スタッフ>
監督:マルガレーテ=フォン=トロッタ
製作:ベティーナ=ブロケンパー
脚本:パム=カッツ
撮影:ヨー=ハイム
音楽:ヘルムート=ツァーレット

<キャスト>
ジェイド:イングリッド=ボルゾ=ベルダル
マリア:カッチャ=リーマン
ニック:ハルク=ビルギナー
アントニア:ティンカ=フュアスト
ホイット:フレドリック=ヴァグナー

<イントロダクション>
夫に捨てられた新旧2人の元妻たちが、いつしか不思議な女性同士の絆を結んでいくさまを、「ハンナ・アーレント」のM・フォン・トロッタ監督が愉快に描いた秀作コメディ。

20世紀を代表する女性哲学者の熾烈な人生を描いた「ハンナ・アーレント」をはじめ、数々の秀作を世に送り出し、現代ドイツ映画界きっての知性派女性監督として活躍するフォン・トロッタ。意外にもコメディ初挑戦となった本作では、夫に捨てられた新旧2人の元妻たちが、夫の置き土産のNYの超高級アパートの所有権をめぐって相争ううち、いつしか不思議な女性同士の絆を結び、憎たらしい元夫に痛烈なしっぺ返しを食らわせるさまを、皮肉とユーモアたっぷりに活写。主役2人の丁々発止の愉快な演技合戦も見もの。

<放送内容>
NYにある超高級アパートの部屋で優雅な生活を送るジェイド。人気モデルからファッションデザイナーに転身を図るべく、初のコレクションの準備に励んでいた彼女は、自分より若いモデルのもとへ走った夫のニックから突如離婚を告げられ、思わず呆然自失。その上、ニックの前妻のマリアが、ある日突然、部屋の所有権の半分は自分のものだと言って彼女の部屋に転がり込んできたことから、2人の元妻同士で熾烈な闘いが始まることに。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2020.05.31

ドラマ「2020年 五月の恋」[全4話] (お薦め度★★★★)

リモートで制作するショート連続ドラマはよくぞ考えたものです。
新型コロナ感染拡大防止のために自粛生活を送る中での現在を背景に、元夫婦のふれあいを題材にした秀作です。

吉田羊と大泉洋をW主演というか、二人しか登場せずに互いの室内を2画面で電話によって繋ぐ演出は、見事でした。

吉田羊の演技力は流石で、大泉洋も文句なしでした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<配信情報>
WOWOW、2019年5月28~31日4夜連続無料配信。

<スタッフ>
脚本:岡田惠和(「連続ドラマW そして、生きる」、連続テレビ小説「ひよっこ」、「最後から二番目の恋」)
監督:松永大司(『ハナレイ・ベイ』、『トイレのピエタ』)
製作著作:WOWOW

<キャスト>
ユキコ:吉田羊
モトオ:大泉洋

<イントロダクション>
吉田羊×大泉洋×岡田惠和 
最強タッグでお届けする笑い、涙、そして愛――。
WOWOWからエンターテインメントの贈りものとして心の栄養をお届け!
吉田羊と大泉洋をW主演に迎え、リモートで制作するショート連続ドラマ、吉田羊×大泉洋「2020年 五月の恋」をWOWOWが無料配信・放送することが決定した。ドラマは全4話となり、5月28日夜9時よりYouTube WOWOWオフィシャルチャンネルとWOWOWメンバーズオンデマンドにて連日無料配信、6月2日23時45分よりWOWOWプライムにて連日無料放送する。

異例のスピードで実現した本企画は、「連続ドラマW コールドケース3 〜真実の扉〜」の主演を務める吉田羊が、撮影の自粛が続いている中、「お芝居で日本を元気にしたい」「心の栄養を届けたい」と想いを寄せたことからスタート。この想いに大河ドラマ「真田丸」で“洋&羊コンビ”として夫婦役を演じた大泉洋が賛同。さらに、数々の傑作ヒューマンドラマを世に送り続けている脚本家・岡田惠和もまた、この自粛期間に新しいエンターテインメントの形を模索していたこともあり、互いの想いが重なり合った。また、吉田を主演に映画『ハナレイ・ベイ』を監督した松永大司もこの企画に賛同、そして奇跡のタッグが実現した。
新型コロナウイルスの影響で、感染拡大防止に努める日々を送る方々、最前線で社会を支えてくださる皆様に向けて、WOWOWエンターテインメントの贈り物をお届けする。

<ストーリー>
2020年5月の東京。大手スーパーマーケットに勤め、都心店舗の売り場を任されているユキコ(吉田羊)は独身バツイチ女性。在宅勤務で慣れないリモートワークに奮闘する中堅の設計会社に勤める営業マン、モトオ(大泉洋)も同じく独身バツイチ男性。実はこの2人、4年ほど前に離婚をした元夫婦。あれから連絡を取り合ってなかった2人だが、ひょんなことからモトオはユキコに間違い電話をしてしまう。元旦那からの久しぶりの電話に渋々出るユキコだが…。

<鑑賞チャネル>
YouTube WOWOWオフィシャルチャンネル
・~ 6/30(火)無料配信中。

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2020.05.29

映画『NY心霊捜査官』(お薦め度★★★★★)

物凄い作品です。
サイコサスペンスとホラーの組合わせでありながら、とてもリアリティがある新しさがあります。アメリカ映画の革新的な斬新さには驚かされます。

日常生活の延長線上にある生理的に危機を感じる恐怖に苛まれます。主人公のNY市警の巡査部長は実在のモデルとして存在しているので、内容に誇張や演出があるにせよその重みは格別のものがあります。

これほどの映画を全く知らなかったとは、、、

まだまだ映画鑑賞の旅は続きます。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Deliver Us from Evil
制作年:2014
制作国:アメリカ
内容時間:119分

<スタッフ>
監督:スコット=デリクソン
製作:ジェリー=ブラッカイマー
脚本:スコット=デリクソン、ポール=ハリス=ボードマン
撮影:スコット=キーヴァン
音楽:クリストファー=ヤング

<キャスト>
ラルフ=サーキ:エリック=バナ
ジョー=メンドーサ神父:エドガー=ラミレス
ジェン=サーキ:オリヴィア=マン
サンティノ:ショーン=ハリス
バトラー:ジョエル=マクヘイル
ジミー:クリス=コイ

<イントロダクション>
E・バナ主演の実録ホラーサスペンス。容疑者は人間ではなく悪霊。ニューヨークで続発する不可解な事件に、“霊感”を持ったニューヨーク市警の刑事が立ち向かう。

元NY市警の巡査部長で、霊感を持つというR・サーキの原作を、ヒットメーカーのJ・ブラッカイマー製作で映画化。監督は「エミリー・ローズ」のS・デリクソン。悪霊と神父・刑事コンビの手に汗握るクライマックスの対決はホラー映画の名作「エクソシスト」を、猟奇事件を刑事コンビが捜査するという点は「セブン」を彷彿とさせる。防犯カメラの映像を効果的に使ったりするあたりは現代的だが、大きな音で観客をビックリさせるのはオーソドックスなホラー映画の手法。新旧の演出術が恐怖感をさらに盛り上げる。

<放送内容>
ある夜、ニューヨーク市警のラルフは、動物園で子どもをライオンのおりに投げ捨て死亡させた女性を逮捕する。彼女は何かにとり憑かれたかのように震え、ドアーズの曲を唱え続けていた。また別の夜に逮捕した妻に暴力を振るう男も、何かにとり憑かれたかのような狂気に触れ暴れていた。ある日、神父のジョーがラルフのもとを訪ね、“霊感”を捜査に使えと助言する。彼は現場に残された言葉から、悪霊の存在を強く感じるようになる。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2020.05.28

ドラマ「ノーサイド・ゲーム」[全10話] (お薦め度★★★★★)

痛快な感動作です。
リアルタイムに視聴していれば、日本で開催されたアジア初となる第9回ラグビーワールドカップ(2019年9月20日~11月2日)にリンクして、よりラグビーを楽しめたことでしょう。

TBSの日曜劇場は「半沢直樹」の大成功から柳の下のどじょうを何回も目指すようになり、大概、アップした太陽の昇降を挿入するワンパターンの臭い演出を繰り返します。正直そのクドさに辟易して、放送開始に録画していたのですが、初見に冒頭10分間で観るのを止めていました。

最近、『恋は雨上がりのように』や『アイアムアヒーロー』など大泉洋がいい仕事をしていると弟と情報交換をしていたところ、本作で彼の評価を上げたというお薦めから観ることにしました。

左遷され社会人ラグビー部のGMになった主人公が、ビジネスでもラグビーでも逆境を跳ね返す物語に心底感動しました。

以下、オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
TBS、2019年7月7日~9月15日毎週日曜21時放送。

<スタッフ>
原作:池井戸潤「ノーサイド・ゲーム」( ダイヤモンド社刊 )
脚本:丑尾健太郎 ほか
音楽:服部隆之
主題歌:米津玄師「馬と鹿」( ソニー・ミュージックレーベルズ )
演出:福澤克雄、田中健太、平野俊一
プロデューサー:伊與田英徳 ほか
製作:TBS

<キャスト>
君嶋隼人:大泉 洋
君嶋真希:松たか子
岸和田 徹:高橋光臣
七尾圭太:眞栄田郷敦
佐倉多英:笹本玲奈
星野信輝:入江甚儀
鍵原誠:松尾 諭
脇坂賢治:石川 禅
吉原欣二:村田雄浩
新堂智也:藤原光博(リットン調査団)
富野賢作:佐伯大地
藤島レナ:阿部純子
中本理彩:山崎紘菜
吉田夏帆:南端まいな
本波寛人:天野義久
浜畑 譲:廣瀬俊朗
安西信彦:齊藤祐也
佐々 一:林家たま平
友部祐規:コージ(ブリリアン)
里村亮太:佳久 創
有馬真吾:村田 琳
笠原 豪:笠原ゴーフォワード
君嶋博人:市川右近
君嶋尚人:盛永晶月
柴門シオリ:川田裕美
青野 宏:濱津隆之
「多むら」の女将:凰稀かなめ
島本 博:西郷輝彦
木戸祥助:尾藤イサオ
富永重信:橋 幸夫
柴門琢磨:大谷亮平
津田三郎:渡辺裕之
風間有也:中村芝翫
滝川桂一郎:上川隆也

《 アストロズ部員 》
中本元気:勝山 翔
玉木俊太:榎本鉄平
高輪祐太:眞弓葉詩
飯野雄貴:飯野雄貴
西荻 崇:田沼広之
岬 洋:鶴ケ﨑好昭
林田公一:株木孝行
立川 悟:水本竜弥
端本太郎:端本太郎
大和航平:北川勇次
仲村慎祐:仲村慎祐
伊吹誠介:伊吹誠介
森本竜馬:森本竜馬
石川悠太:石川悠太
秋元太一:板垣悠太
小野勘太:邉津勘太
小西大樹:小西大樹
戸村銀太郎:髙橋銀太郎
岩爪 航:岩爪 航
井上卓哉:井上卓哉
新井龍一:新井龍一
阿久根 潤:阿久根 潤
工藤元気:工藤元気
渡辺真也:しんや

<イントロダクション>
大泉洋が池井戸潤と初タッグ!!

TBSでは7月からの日曜劇場枠(毎週日曜よる9時~9時54分)で、『ノーサイド・ゲーム』を放送する。原作は池井戸潤の同名タイトル小説で書き下ろしの新作(6月13日(木)発売 ダイヤモンド社刊)。数々のヒットドラマの原作となる小説を生み出してきた池井戸潤の最新作を、早くもTBSで映像化する。

主演を務めるのは大泉洋。大泉がTBSの連続ドラマで主演を務めるのは初となる。映画・ドラマ・舞台などさまざまな作品で味のある人物を演じ続けてきた大泉が初めて池井戸作品に挑む。なお、彼が所属する演劇ユニット 「TEAM NACS」の中でこれまで池井戸ドラマに出演していなかった最後のひとりである。他の4人は既に池井戸ドラマへの出演を果たしており、満を持して主演として出演する大泉に期待と注目が集まる!

左遷された男は低迷するラグビー部とともに 再起することができるのか !?

その大泉が演じるのは、大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン・君嶋隼人。君嶋は出世レースの先頭に立ち幹部候補とまで言われていたが、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、左遷人事で府中工場に総務部長として赴任することに。意に染まない異動だが、これもサラリーマンの宿命。やるせない思いで赴任先の工場に赴いたところ、トキワ自動車ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務するよう命じられる。かつては強豪チームだったアストロズだが、いまは成績不振にあえいでいた。こうして知識も経験もない君嶋にチーム再建という重荷が課せられた。低迷するラグビー部と出世の道を絶たれた君嶋の、再起をかけた戦いが始まる。

また、本作のプロデューサーは伊與田英徳、演出は福澤克雄。TBSで池井戸作品を映像化してきたスタッフが集まった。主人公と仲間たちが会社内に立ち塞がる大きな壁に挑み、苦しみながら逆境を跳ね返していく様をどのように映像化していくのか。奇しくもラグビーワールドカップが日本で開催される2019年に、新たな池井戸ドラマが幕を開ける!

<鑑賞チャネル>
Tver

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2020.01.09

映画『七つの会議』(お薦め度★★)

ドラマ「半沢直樹」のまんまの演出です。出演者もほぼ同じ起用のされ方です。
ドラマを大ヒットさせた福澤克雄監督なので仕方が無いですし、柳の下の泥鰌を期待されてのことだと思います。
しかし、職場や人間関係の描き方が違和感だらけで、主演の野村萬斎の雰囲気は全く現代劇に合いません。彼が登場する場面は常に異空間を感じさせる佇まいでした。

百歩譲って、主人公のような人物が仮にいたとして、何で会社を辞めないのが不可解です。さぼり社員を20年間に渡って演じてきた???

それとタイトルの意味がさっぱりわかりません。会議が7回開催されたということ、、、わかりません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2019
制作国:日本
内容時間:119分

<スタッフ>
監督:福澤克雄
脚本:丑尾健太郎、李正美
撮影:橋本智司
音楽:服部隆之

<キャスト>
八角民夫:野村萬斎
北川誠:香川照之
原島万二:及川光博
坂戸宣彦:片岡愛之助
浜本優衣:朝倉あき
梨田元就:鹿賀丈史
宮野和広:橋爪功
徳山郁夫:北大路欣也

<イントロダクション>
野村萬斎、香川照之ほか、そうそうたる豪華キャストが集結した社会派エンターテインメント。20年間、グータラ社員と言われた元エリートの、積年の倍返しが始まる。

TVドラマ「ノーサイド・ゲーム」のヒットも記憶に新しい池井戸潤の大ヒット小説を、数々の池井戸作品を手掛けた福澤克雄監督が映画化。周囲にはグータラ社員だと思わせながら、実は過去と向き合い、牙を研ぎ続けている八角役の野村のひょうひょうとした演技が魅力的で、そんな彼と行動をともにする原島役の及川光博と優衣役の朝倉あきの、探偵も真っ青というコンビぶりも見もの。全体的に“濃い”演技を得意とする面々の演技合戦に加え、こんな俳優がこんな役で登場するという仕掛けを見つけるのもお楽しみだ。

<放送内容>
都内の中堅メーカー“東京建電”で営業一課の万年係長である八角は、どこの会社にもいるグータラ社員。ある日、営業一課の課長・坂戸がパワハラで訴えられ、異動処分が下される。訴えた当事者は八角だった。そんな中、課内で二番手に甘んじてきた原島が後任課長として着任。原島は怠惰で有給を取ってばかりの八角が気になり、経理担当の優衣とともに八角の身辺を探りだすが、やがて社に隠された巨大な陰謀が浮かび上がり……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.12.28

映画『ノクターナル・アニマルズ』(お薦め度★★★★)

愛と復讐をテーマにした類まれな作品です。
その解釈は観客自身に委ねるというハイレベルな脚本です。しかも、テーマからは予想がつかない前向きなエンディングです。

物語の現実にいきなり虚構が被さって、不安定な気分にさせつつスリリングな展開を加速させる構成と編集のテクニックは、並みではありません。本作が2作目というトム=フォード監督は脚本も担当しており、その能力は計り知れません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Nocturnal Animals
制作年:2016
制作国:アメリカ
内容時間:117分

<スタッフ>
監督・脚本:トム=フォード
製作:トム=フォード、ロバート=サレルノ
撮影:シーマス=マッガーヴェイ
音楽:アベル=コジェニオウスキ

<キャスト>
スーザン=モロー:エイミー=アダムス
トニー=ヘイスティングス/エドワード=シェフィールド:ジェイク=ギレンホール
ボビー=アンディーズ:マイケル=シャノン
レイ=マーカス:アーロン=テイラー=ジョンソン
アン=サットン:ローラ=リニー
ハットン=モロー:アーミー=ハマー

<イントロダクション>
第73回ヴェネチア国際映画祭で審査員大賞を受賞。人気ファッションデザイナーとしても知られるT・フォード監督が、A・アダムス&J・ギレンホールの競演で放つ衝撃作。

世界的な人気ファッションデザイナーとして長年活躍する一方、2009年には「シングルマン」で映画監督デビューし、高い評価を得たフォード。そんな彼が、7年ぶりとなる監督第2作の本作では、「バイス」のA・アダムス、「ワイルドライフ」のギレンホールら、人気と実力を兼ね備えた豪華俳優陣を主役に迎えて、妖しくも危険なミステリーの世界に挑戦。強烈な美意識に裏打ちされたシックな衣装や美術の数々、そして現実と虚構世界が交錯するスリリングなストーリー展開に、つい最後まで目が離せなくなること必至。

<放送内容>
LAの先端的なアートギャラリーのオーナーとして成功を収め、確固たる地位と名声を築いたスーザン。夫のハットンと経済的には何不自由ない生活を送る彼女だったが、心の底ではどこか満たされないものを感じていた。そんなある日、彼女のもとに、20年前に離婚した元夫のエドワードから彼の書いた小説が届く。「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」と題されたその小説には、思いも寄らぬ衝撃的な内容が綴られていた…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.11.25

映画『名前』(お薦め度★★★)

終わってみればまあ何となくでした。
冒頭はかなり無理筋のミステリー調であまりにあり得ないので、観るのを止めようと思ったほどです。

脚本はよろしくありません。少女が苦しい立場にいることは伝わって来るだけです。物語の柱となる津田寛治が演じた中年男はほとんど理解できませんでした。中年男が理解できないと、当然ながらタイトルも理解できません。

謎の中年男以上に謎の少女という関係性だけで物語を引っ張って、傷ついた少女に対する中年男のやさしさだけで救われる内容です。

津田寛治が主演で、彼が出演していた映画『三尺魂』がまずまずだったので、とりあえず鑑賞しました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:115分

<スタッフ>
監督:戸田彬弘
原案:道尾秀介
脚本:守口悠介
撮影:根岸憲一
音楽:茂野雅道

<キャスト>
中村正男:津田寛治
葉山笑子:駒井蓮
榎本翔矢:勧修寺保都
小幡理帆:松本穂香
高野結衣:内田理央
葉山眞由美:西山繭子
香苗:筒井真理子

<イントロダクション>
直木賞作家の道尾秀介が原案を担当したミステリー。複数の偽名を使い分けて暮らす孤独な中年男と、彼の前に現われた女子高校生が交流を通じて自分を見つめ直していく。

「向日葵の咲かない夏」や直木賞受賞作「月と蟹」などの人気作家・道尾秀介による原案を映画化したヒューマンミステリー。本当の自分を隠すように複数の名前を使い分けていた中年男と、そんな彼をなぜか“お父さん”と呼ぶ謎の少女。前半は男の側から、後半は少女の側から同じ時間を描き、いつしか親子のような絆で結ばれる2人がそれぞれ心を解き放つ姿を綴る。中年男役は実力派の名バイプレーヤー、津田寛治。加え、少女役をTVドラマ「先に生まれただけの僕」などで注目の若手女優・駒井蓮が好演する。

<内容>
妻と別れ、経営する会社も倒産し、茨城の片田舎に身を寄せた中年男の正男。彼は幾つもの名前を使い分け、身元を偽りながら暮らしていた。ある日、勤め先で彼の嘘が発覚しそうになるが、その時、彼を「お父さん」と呼ぶ女子高校生が現われる。笑子と名乗るその少女のおかげで難を逃れた正男だったが、彼は笑子にまったく心当たりがない。彼女に振り回されるうち、正男はいつしか笑子に本当の親子のような情を覚えていくが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.10.17

映画『人魚の眠る家』(お薦め度★★★★★)

打ちのめされました。物凄い作品です。
2つの死、脳死と心停止でこれほどの深いドラマが描かれていたとは、驚きです。胸が張り裂けそうになりました。

夫婦役の西島秀俊と篠原涼子が見事でした。さらに、この夫婦の娘と息子を演じた二人の子役も最高です。クライマックスでの篠原涼子の渾身の演技に心が震えました。悲しみと怒り、絶望がストレートに伝わってきました。

本当に素晴らしい作品です。堤幸彦監督は称賛に値します。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:121分

<スタッフ>
監督:堤幸彦
脚本:篠崎絵里子
撮影:相馬大輔
音楽:アレクシス=フレンチ

<キャスト>
播磨薫子:篠原涼子
播磨和昌:西島秀俊
星野祐也:坂口健太郎
川嶋真緒:川栄李奈
美晴:山口紗弥加
進藤:田中哲司
播磨多津朗:田中泯
千鶴子:松坂慶子

<イントロダクション>
東野圭吾のベストセラー小説を、篠原涼子主演で映画化したミステリー。プールで溺れて意識不明となった娘。奇跡を信じる両親が取った究極の選択が運命の歯車を狂わせる。

2015年に「天空の蜂」を映画化した堤幸彦監督が、再び東野作品の映像化に挑戦。娘に奇跡が起きるかもしれないという期待から、その愛の強さゆえに狂気をはらんでいく母親役の篠原が、渾身の演技で第43回報知映画賞主演女優賞ほか、多くの映画賞で受賞。彼女と映画初共演となった西島秀俊のほか、坂口健太郎、川栄李奈など、若手からベテランまで、幅広い世代の役者たちのぶつかり合いは見応え十分。そして、感動を盛り上げるのが子役たちの好演。その達者な演技が見ている者の胸をえぐらずにはいられない。

<放送内容>
離婚寸前の薫子と和昌のもとに、祖母やいとこらとプールに行った娘の瑞穂が溺れて意識を失い、病院に運ばれたとの連絡が入る。薫子と和昌は病院に駆け付け、担当医から瑞穂を臓器移植のドナーにしないかと提案されるが薫子は拒否し、瑞穂を自宅に連れ帰る。やがて和昌が働くIT企業に勤める星野の研究が、瑞穂を生かす手助けになりそうだと考えた和昌と薫子は星野を呼び、彼に瑞穂を託す。やがて瑞穂の体に変化が表われるが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.10.10

映画『寝ても覚めても』(お薦め度★★★)

邦画にしては、いい線いっているラブサスペンスです。
ただし、セリフ回しが時々引っ掛かり、尺の長さを感じさせます。

また、東出昌大と唐田えりかの組み合わせがイマイチでした。東出昌大の演技が『散歩する侵略者』に近い印象で、恋愛ものとしては違和感がありました。唐田えりかも悪くは無いものの、秘めた情熱を感じさせる切れはなく、中途半端な印象です。『覚悟はいいかそこの女子。』と比べて物足りなさがあります。

タイトルと内容もしっくりきません。タイトルから連想する激しさや熱情はほとんど無く、肩透かしでした。

展開としてはいろいろ用意できたと思いますが、全体から醸し出す雰囲気を裏切るラストでした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本・フランス
内容時間:120分

<スタッフ>
監督:濱口竜介
脚本:田中幸子、濱口竜介
撮影:佐々木靖之
音楽:tofubeats

<キャスト>
丸子亮平/鳥居麦:東出昌大
泉谷朝子:唐田えりか
串橋耕介:瀬戸康史
鈴木マヤ:山下リオ
島春代:伊藤沙莉
岡崎栄子:田中美佐子

<イントロダクション>
「ハッピーアワー」の俊英・濱口竜介監督が柴崎友香の同名恋愛小説を繊細かつスリリングに映画化。東出昌大のひとり二役初挑戦も評判を呼び、数多くの映画賞に輝いた秀作。

かつての恋人と生き写しの男性と出会い、再び恋に落ちたヒロインの朝子。果たして、そっくりだから好きになったのか。それとも、好きになったからそっくりに見えるのか。そんな彼女の揺れる女心を、上映時間が5時間を超える異例の前作「ハッピーアワー」で国内外の多くの映画賞に輝き、次代の日本映画界を担う期待の俊英として国際的にも注目を集める濱口監督が、繊細かつスリル満点に描写。「菊とギロチン」の人気男優・東出がひとり二役に初挑戦し、不思議な魅力を発揮する一方、新星・唐田えりかの好演も見もの。

<放送内容>
大阪で暮らす21歳の女性・朝子。ある日、不思議な魅力を放つ謎めいた青年・麦と出会った彼女は、たちまち彼と運命の恋に落ちるが、やがて麦は、不意に姿を消してしまう。それから2年後、大阪から東京に転居した朝子は、まるで生き写しのように麦とよく似たサラリーマンの青年・亮平と出会う。今なお麦のことが忘れられない朝子は、戸惑いを隠せないが、そんな彼女に亮平は好意を抱き、朝子も抗しがたく亮平に心惹かれていく。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.10.07

映画『ノーマ、世界を変える料理』(お薦め度★★★★)

ドキュメンタリー映画はほとんど観て来なかったジャンルです。デンマークのノーマというレストランは全く知りませんでした。どうせ有名店のオーナーシェフをよいしょこらしょ、どっこいしょした内容と高を括っていました。

しかし、流石はイギリス映画です。一筋縄ではいかぬ重層な内容でした。レネ=レゼピの生い立ちや差別を受けてきた半生を、特別な脚色なく真摯に語らせて、その生半可でない覚悟を際立たせます。

また、食中毒による営業停止も事実として、積極的に組み込んでおり単なる提灯記事的な作品ではないことが理解出来ます。

世界的なオーナーシェフの強さや弱さを多角的に描いた骨のある内容でした。ただし、本作を観て食べに行きたいとは思えるほどではありません。料理というよりも人間ドラマとしての側面に感心させられました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Noma My Perfect Storm
制作年:2015
制作国:イギリス
内容時間:99分

<スタッフ>
監督・撮影:ピエール=デシャン
製作:エッタ=トンプソン=デシャン
音楽:フランス=バク、ケルド=ハーニング=イブセン

<出演>
レネ=レゼピ

<イントロダクション>
英国の雑誌が選ぶ「世界ベストレストラン50」で4度も頂点に輝いたデンマークのレストラン、ノーマのオーナーシェフに密着し、その人気の秘密に迫ったドキュメンタリー。

「世界ベストレストラン50」でこれまで4度も第1位に選ばれ、世界で最も予約の難しいレストランの一つといわれるデンマークのレストラン、ノーマ。そのオーナーシェフであるR・レゼピは、季節や土地柄にあくまでこだわって、地元の北欧の旬の食材だけを使い、さらには花やアリなどを食材に用いて、従来の美食の概念を覆す、斬新で独創的な料理を次々に生み出し、革命的旋風を巻き起こしてきた。本作では、そんな彼の革新的な料理術や人生哲学を4年もの歳月にわたって密着取材し、その人気と魅力の秘密に迫る。

<放送内容>
デンマークの首都コペンハーゲンにある世界屈指の人気レストラン、ノーマ。天才的なオーナーシェフ、レゼピが作り出す、地元の北欧産の旬の食材にあくまでこだわった、従来の既成概念にとらわれない斬新でユニークな料理の数々は、世界中のグルメたちをあっと驚かせ、2010年から3年連続して「世界ベストレストラン50」の第1位をみごと獲得。ところが2013年、思いがけない事件が発生して同店は危機的事態に陥り…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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