2017.08.12

映画『秘密 THE TOP SECRET』(お薦め度★★)

意味不明です。物語として成立していません。
複数の凶悪事件が関連しているようなのですが、謎解きをされてもチンプンカンプンでした。何を描きたかった映画なのでしょうか。

映像はクドく、俳優たちの演技は演劇風です。しかも、不必要な凄惨なシーンをこれでもかと見せつけられます。

センスのない監督だろうと思っていたら、案の定、大友啓史監督でした。そこそこ作品をヒットさせるので、売れっ子のようですが、俺には合いません。彼が目指す美学は全く共感できません。これまで星3つに届いた作品は皆無です。今後、事前に彼の作品だと判明したら観ないようにします。

【関連記事】
2010.01.10 ドラマ「ハゲタカ」[全6話](お薦め度★★)
2014.10.13 映画『プラチナデータ』(お薦め度★★)
2015.01.12 映画『るろうに剣心』(お薦め度★★)

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2016
制作国:日本
内容時間:150分

<スタッフ>
監督:大友啓史
脚本:大友啓史、高橋泉ほか
撮影:石坂拓郎
音楽:佐藤直紀

<キャスト>
薪剛:生田斗真
青木一行:岡田将生
貝沼清孝:吉川晃司
鈴木克洋:松坂桃李
三好雪子:栗山千明
露口絹子:織田梨沙
露口浩一:椎名桔平
斎藤純一郎:リリー・フランキー
眞鍋駿介:大森南朋

<番組紹介/解説>
死刑執行後、受刑者の脳内に隠された記憶の映像化から、家族惨殺事件の意外な真相が浮かび上がる……。生田斗真主演の話題のサスペンス。WOWOW FILMS作品。

“第九”は死んだ人間の脳をスキャンして記憶を映像化し、難事件の謎に迫る特別捜査機関。ある日、室長の薪と新人捜査官の青木に対し、死刑囚・露口の脳内を見て行方不明の露口の長女・絹子を捜す任務が与えられる。だが、モニターに映し出された映像に捜査官たちは息をのむ。“第九”は当時事件の担当だった刑事の眞鍋を加え、あらためて捜査を開始し、絹子が発見されるが、彼女は父親の犯行のショックで記憶を失っていて……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2017.07.18

ドラマ「ベイビーステップ<シーズン1>」[全10話](お薦め度★★★★★)

胸のすくような快作です。
学園モノでテニスに真摯に向き合う若人の情熱に感動しました。単なるスポ根ではなく、テニスをスポーツとして分析して視聴者にも理解させる内容に感心しました。ちなみにbaby stepとは、大きな課題に対する小さな一歩です。
 
キャスティングは新人を起用しています。
何よりもヒロインの季葉が知的でかわいい美人で、しかもテニスが上手くドラマを引き立てています。主人公を演じる松岡広大は、どこにでもいる身近な存在ながらテニスに対する情熱をストレートに表現していて好感が持てます。
 
Amazonプライム・ビデオでは、シーズン1と表示しています。登場人物の今後の成長を是非とも観たいと思います。シーズン2への期待が膨らみます。
 
Amazonオリジナルとして見事なドラマを提供してくれました。TV放送を通じて配信されていることを知り、Amazonプライム・ビデオで一気に視聴しました。ハイレベルな作品であればこその視聴スタイルです。


 
<スタッフ>
原作:勝木光『ベイビーステップ』(「週刊少年マガジン」連載中)
監督:岩田和行
脚本:小林雄次
音楽:鈴木ヤスヨシ
プロデューサー:日枝広道、鈴木吉弘、岩田祐二
制作プロダクション:共同テレビジョン
製作:電通、アミューズ、講談社
 
<キャスト>
丸尾栄一郎:松岡広大
鷹崎奈津:季葉(きわ)
江川逞:松島庄汰
 
<鑑賞チャネル>
Amazonプライム・ビデオ(2016年7月22日より配信開始)
→2017年7月よりTOKYOMXで放映中。

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2017.07.13

映画『ハーモニー』(お薦め度★★)

「Project Itoh」三部作なので『虐殺器官』から遡って『屍者の帝国』に続き、第2作を鑑賞しました。
作画のレベルが低くて、映画とは思えないクオリティです。
高度な医療経済社会が築かれたとする設定ながら、論理矛盾が散見され、個々のチグハグ感が否めません。
 
クライマックスでの謎解きとリアリティを無視した人物の動きにはがっかりです。
『虐殺器官』から遡って、全3部作を観ましたが、今に通じる部分はあるものの、「Project Itoh」は看板倒れの印象です。


 
<作品データ>
製作年:2015年
製作国:日本
上映時間:120分
映倫区分:PG12
 
<スタッフ>
監督:なかむらたかし、マイケル・アリアス
原作:伊藤計劃
脚本:山本幸治
キャラクター原案:redjuice
演出:廣田裕介
キャラクターデザイン:田中孝弘
プロップデザイン:竹内一義
メカデザイン:渡辺浩二
総作画監督:田中孝弘
作画監督:竹内一義
エフェクト作画監督:渡辺浩二
CGI監督:廣田裕介
色彩設計:成毛久美子
美術監督:狹田修、新林希文
編集:重村建吾
録音演出:名倉靖
音響デザイン:笠松広司
音楽:池頼広
主題歌:EGOIST「Ghost of a smile」
アニメーション制作:STUDIO4℃
 
<キャスト(声の出演)>
霧慧トァン:沢城みゆき
御冷ミァハ:上田麗奈
下堂キアン:洲崎綾零
オスカー・シュタウフェンベルク:榊原良子
アサフ:大塚明夫
エリヤ・ヴァシロフ:三木眞一郎
ケイタ:チョー冴紀
霧慧ヌァザ:森田順平
 
<イントロダクション>(「Project Itoh」オフィシャルサイトから引用)
夭折の作家・伊藤計劃氏の原作小説3作を連続劇場アニメ化していく一大プロジェクト「Project Itoh」。
盟友・円城塔との共作として没後発表された「屍者の帝国」で幕を開けたこのプロジェクトは、遺作「ハーモニー」と続き、
そしていよいよデビュー作「虐殺器官」で幕を閉じる。
 
<鑑賞チャネル>
TV録画DVD貸与(知人から)

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2017.05.23

映画『ファインディング・ドリー』(お薦め度★★★)

期待外れです。あまり面白くありません。

ドリーの生い立ちや両親のドリーと離別後の生活は陳腐でした。
ファインディング・ニモ』の続編として夢のあるストーリーを提供してくれるものと信頼していたのですが、がっかりです。

八代亜紀がアナウンスで登場しますが、意外性だけで意味不明です。

魚が陸海空で騒動を起こすドタバタ劇で、ドラマ性がない”ピクサー作品になりました。

水族館や水の中を描くアニメーションが前作同様に素晴らしいのが救いでした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Finding Dory
制作年:2016
制作国:アメリカ
内容時間:98分

<スタッフ>
監督:アンドリュー=スタントン
共同監督:アンガス=マクレーン
製作総指揮:ジョン=ラセター
製作:リンジー=コリンズ
脚本:アンドリュー=スタントン、ヴィクトリア=ストラウス
音楽:トーマス=ニューマン

<キャスト>
ドリー:声)室井滋
ニモ:声)菊地慶
マーリン:声)木梨憲武
ハンク:声)上川隆也
デスティニー:声)中村アン
ベイリー:声)多田野曜平
フルーク:声)玄田哲章

<番組紹介/解説>
2003年に大ヒットしたディズニー/ピクサーのアニメーション映画「ファインディング・ニモ」の13年ぶりに作られた続編。前作でも活躍したドリーが新たにヒロインに。

オーストラリアのグレートバリアリーフの海。ドリーは何かと忘れっぽいメスのナンヨウハギだが突然、“カリフォルニア州モロ・ベイの宝石”という単語を思い出す。ドリーは幼少期、何らかの理由で両親とはぐれていた。ドリーは両親との再会を目指してカリフォルニアの海に向かい、かつて彼女と冒険をともにした仲間であるカクレクマノミの父子、マーリンとニモも同行する。やがて一行はある海洋生物研究所にたどり着くが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2017.05.04

アニメ「ハイキュー!!烏野高校VS白鳥沢学園高校」[全10話](お薦め度★★★★★)

ぶっちぎりに素晴らしい作品です。
第3シーズンを迎え、第2シーズンに引き続き熱量が溢れる物語を展開してくれました。

県大会決勝の激突は圧巻でした。
リアルな試合を観戦しているような迫力で、密度の濃いドラマに痺れます。

これほどの高品質のアニメが深夜枠というのは、本当に勿体無いとしか言いようがありません。

全国大会となる次シーズンも、間違いなく期待できます。

【関連記事】
2014.09.21 アニメ「ハイキュー!!」[全25話](お薦め度★★★★)
2016.03.28 アニメ「ハイキュー!!セカンドシーズン」[全25話](お薦め度★★★★★)

<オンエア情報>
TBS、2016年10月8日〜2016年12月10日毎週金曜25:55放送。スポーツアニメ。
<スタッフ>
原作:古舘 春一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:満仲 勧一
副監督:石川真理子
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクターデザイン:岸田 隆宏
総作画監督:千葉 崇洋、八尋 裕子
音響監督:菊田 浩巳
音楽:林 ゆうき、橘 麻美
アニメーション制作:Production I.G

<キャスト>
日向 翔陽:村瀬 歩
影山 飛雄:石川 界人
澤村 大地:日野 聡
菅原 孝支:入野 自由
田中 龍之介:林 勇
東峰 旭:細谷 佳正
西谷 夕:岡本 信彦
月島 蛍:内山 昂輝
山口 忠:斉藤 壮馬
縁下 力:増田 俊樹
清水 潔子:名塚 佳織
谷地 仁花:諸星 すみれ
武田 一鉄:神谷 浩史
烏養 繋心:田中 一成 (第1話〜第8話)、江川 央生(第9話〜第10話)
牛島 若利:竹内 良太
天童 覚:木村 昴
五色 工:土屋 神葉
白布 賢二郎:豊永 利行
大平 獅音:丹沢 晃之
瀬見 英太:寺島 拓篤
山形 隼人:福田 賢二
川西 太一:大森 大樹
鷲匠 鍛冶:中尾 隆聖

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2017.04.04

ドラマ「パンセ」[全2話](お薦め度★★)

Perfumeにとって初主演ドラマです。
エンディングテーマ曲は吉田拓郎の「どうしてこんなに悲しいんだろう」でした。
ちなみに、パンセは三色スミレです。

“びみょ~う”です。悪くないけど良くもない内容でした。コメディで何となくファンタジーっぽい、ふんわかしたゆるさです。

Perfume3人の演技も“うまへた”でとらえどころがありません。

ということで、彼女たちを出演させた企画力は評価できますが、ドラマとしてはイマイチです。繰り返し観たいものでもないし...

きっと、一度きりの作品で続編や第二弾は無いでしょう(笑)。

オフィシャルサイトから引用。

<番組概要>
◆番 組 名     ドラマスペシャル『パンセ』
◆放送局・放送日時    
【前編】
テレビ東京、テレビ北海道、TVQ九州放送 ※同時放送
2017年3月31日(金)24:52~25:23
テレビ愛知   2017年4月3日(月)26:35~27:05
テレビ大阪   2017年4月9日(日)25:05~25:38
テレビせとうち 2017年4月22日(土)16:15~16:45
【後編】
テレビ東京   2017年4月1日(土)25:15~25:45
テレビ北海道  2017年4月2日(日)24:35~25:05
TVQ九州放送 2017年4月2日(日)25:05~25:35
テレビ愛知    2017年4月3日(月)27:05~27:35
テレビ大阪    2017年4月9日(日)25:38~26:10
テレビせとうち 2017年4月22日(土)16:45~17:15
◆主  演     Perfume あ~ちゃん かしゆか のっち
◆出  演     勝村政信 片桐はいり 古舘寛治 大島蓉子 ほか
◆脚  本     木皿泉『すいか』『野ブタ。をプロデュース』『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』『昨夜のカレー、明日のパン』『富士ファミリー』
◆監  督     後藤庸介『代償』『世にも奇妙な物語』『妄想彼女』
◆エンディングテーマ     吉田拓郎『どうしてこんなに悲しいんだろう』
(フォーライフミュージックエンタテイメント)
◆プロデューサー     阿部真士(テレビ東京) 後藤庸介(共同テレビジョン)
◆制作協力     共同テレビジョン
◆製作著作     テレビ東京

<あらすじ>
建設会社に勤務するOLの“どんちゃん”(あ~ちゃん)、実家の乾物卸屋で経理の手伝いをする“おかみど”(かしゆか)、子供服のリサイクルショップで働くフリーターの“のりぶう”(のっち)。小学校の時に帰り道が一緒で仲良くなった三人の女の子が、非日常を求めて、洋館を買うことになった。昔から気になっていた憧れの洋館。不動産屋さんに交渉をすると・・・びっくりするくらいの格安。ただし条件があって、“力丸”の面倒を見ること。三人は二つ返事で快諾し、ついに引っ越しの日を迎える。噴水のある素敵な洋館――。うっとりする三人――。
だがそこには、大きな、大きな落とし穴があった!なんと、三人が犬だと思い込んでいた力丸は・・・結構いい歳をしたひきこもりのオッサンだった!?
「夢ってなんだった?」「働くってどういうこと?」
三人の女の子を通して見えてくる摩訶不思議な物語。

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2017.03.21

ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」[全8話](お薦め度★★★)

主演の上白石萌音の魅力でまあまあ癒されました。
一風変わった不思議ちゃんばかりが登場します。ゆるい葛藤を楽しい食事で克服する内容はほとんど無いドラマです。

しかしながら、現在注目されている音声アシスタントAIが進化するとこのドラマのような設定の世界が出現するはずです。

映画『her/世界でひとつの彼女』的な近未来を意識した演出があれば、より今風で注目される作品になったかもしれません。

<オンエア情報>
TBS、2017年1月18日~3月15日毎週火曜深夜25時28分放送。グルメドラマ。

<スタッフ>
原作:鈴木小波『ホクサイと飯さえあれば』
プロデュース:森谷雄
監督:宝来忠昭、柴田啓佑
脚本:土城温美、北川亜矢子
主題歌:HY「HAPPY」
エンディングテーマ:GOOD ON THE REEL「小さな部屋」
企画・製作プロダクション:アットムービー
製作:ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」製作委員会、MBS

<キャスト>
山田文子:上白石萌音
ホクサイ:梶裕貴(声の出演)
有川絢子:池田エライザ
柑田川永太郎:前田公輝
凪:桜田ひより
ブンの母:斉藤由貴(声の出演)

<イントロダクション>
東京・北千住が舞台のインドアご馳走マンガ、上白石萌音主演で実写ドラマ化。
“食べるシーン”が一切ない究極のグルメドラマ、始まる!!

今年から一人暮らしを始めた大学生の山田文子(通称:ブン)(18)はウサギに似たしゃべるぬいぐるみ(?)ホクサイと一緒に暮らしている。
人見知り&妄想癖もある彼女の1番のこだわりは、料理。
どんなにお金がなくても、どんなに忙しくとも、ゴハンだけはきちんと作る…!
野菜・タンパク質・炭水化物をバランスよく、しかし面倒なので基本的には一品で。
ホクサイと共に東京・北千住の町でアイディア満載のD.I.Y.レシピで美味しいご馳走を作ります。
トラブルがあっても、ホクサイがいて美味しいご飯さえあれば毎日ハッピー!

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2017.02.21

映画『ヒメアノ〜ル』(お薦め度★★★★)

革新的な作品です。   
微笑ましいラブコメとおぞましいバイオレンス・サスペンスが見事に融合した傑作です。このように異なる2つのテーマを違和感なく扱った映画は初めてではないでしょうか。  

『アイアムアヒーロー』で感じたように邦画界のレベルは世界トップクラスに躍り出たと言っても過言ではありません。  

吉田恵輔監督の凄いところは、ムロツヨシの起用にあります。ラブコメとバイオレンス・サスペンスを繋ぐために最適な俳優でした。  

佐津川愛美のキャスティングも良いですね。ドラマ「最後から二番目の恋」から注目している女優ですが、身近で等身大のマドンナを好演しています。  

最近の邦画の質の高さには正直驚かされます。  

以下、WOWOWオンラインから引用。   

<作品データ>    
制作年:2016      
制作国:日本      
内容時間:100分    

<スタッフ>    
監督・脚本:吉田恵輔      
撮影:志田貴之      
音楽:野村卓史    

<キャスト>    
森田正一:森田剛      
岡田進:濱田岳      
阿部ユカ:佐津川愛美      
安藤勇次:ムロツヨシ      
久美子:山田真歩      
和草浩介:駒木根隆介      
清掃会社社長:大竹まこと    

<番組紹介/解説>    
人気漫画家・古谷実の同名作をV6の森田剛と濱田岳の共演で実写映画化。サイコ殺人鬼によるスリラーと、冴えない青年の恋を綴るラブコメ、2つの物語がやがて交錯する。    

「なにも起こらない日々」に焦りを感じながらビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田。ある日、先輩の安藤から恋のキューピッド役を頼まれた彼は、安藤が想いを寄せる女性ユカが働くカフェを訪れ、そこで高校時代の同級生・森田と再会する。当時過酷ないじめに遭っていた森田は、まるで別人のように虚無的な雰囲気を漂わせていた。やがて、岡田はユカから森田にストーキングされていると悩みを打ち明けられるのだが……。    

<鑑賞チャネル>      
WOWOW

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2017.02.08

映画『僕だけがいない街』(お薦め度★★★★)

タイムリープを使っていながら掟破りのラストを迎えるというSFとしてはアンバランスな物語ですが、タイムリープそのものの振り幅が大きいので、設定そのものに対する無力感に惹かれてしまいます。

その核となる部分が全体を引っ張るため、ツッコミ所が多いものの何故か納得させられてしまいます。もっと脚本が練られて、ラストを盛り上げる材料なり伏線を用意していれば、傑作ともなりうるべき作品になっていたと思います。

さらには、キャスティングも微妙で主人公の母親は見た目が若すぎる石田ゆり子では不釣り合いでした。藤原竜也は悪くはないものの、主人公の年齢は彼よりも下の若い人物です。そのためヒロインの有村架純との年齢差から、男女関係には物足りなさがあり、切なさを感じさせる盛り上がりに欠いていました。

どちらかというと、全体的にバランスが取れていないにも関わらず、高評価とするのは先に書いたようにタイムスリープによって主人公が昔に戻り過ぎるという設定の妙なのかと感じています。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2016
制作国:日本
内容時間:121分

<スタッフ>
監督:平川雄一朗
脚本:後藤法子
撮影:斑目重友
音楽:林ゆうき

<キャスト>
藤沼悟:藤原竜也
片桐愛梨:有村架純
八代学:及川光博
雛月加代:鈴木梨央
1988年の藤沼悟:中川翼
澤田真:杉本哲太
藤沼佐知子:石田ゆり子

<番組紹介/解説>
藤原竜也と有村架純共演のSFミステリー。事件などに遭遇すると、その原因となった時点に時をさかのぼってしまう能力を持った主人公が、ある連続殺人事件の真相に迫る。

売れない漫画家の悟は、事件等の“悪いこと”に遭遇すると、意図せずとも原因を取り除くまで過去に戻って同じ時を繰り返す奇妙な力があり、それを“リバイバル”と呼んでいた。ある時、悟の母の佐知子が誘拐未遂事件を目撃した直後何者かに殺され、アルバイト仲間の愛梨も誰かに命を狙われる。悟に容疑が掛けられる中、彼はかつてないリバイバルで小学校時代へ戻され、事件の発端が当時周囲で起きた連続誘拐殺人事件にあると知る。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2017.02.03

映画『眉山』(お薦め度★★★)

松嶋菜々子が美しいです。
歌手・さだまさしの小説が原作ということで、観るのをためらってきましたが、なかなかどうしてよく構成された物語でした。

演出が冴えており、ワンシーンごとの間の取り方が王道の邦画らしく、心に染みわたります。母親役の宮本信子の凛として佇まいが作品を締めます。

クライマックスの阿波踊りの隊列の中にヒロインが入っていくシーンは情感あふれ、日本の美を感じました。この時に家族が視線で結ばれる日本人ならではの奥ゆかしさにしみじみとしました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2007
制作国:日本

<スタッフ>
監督:犬童一心
脚本:山室有紀子
撮影:蔦井孝洋
音楽:大島ミチル

<キャスト>
河野咲子:松嶋菜々子
河野龍子:宮本信子
寺澤大介:大沢たかお
大谷啓子:円城寺あや
篠崎孝次郎:夏八木勲
 
<番組紹介/解説>
人気歌手・タレントのさだまさしが2004年に発表した小説第3作「眉山」を映画化。宮本信子&松嶋菜々子が母娘に扮して激しくも切ない愛憎劇を披露する感動ドラマ。
 
東京の旅行代理店に勤める30代の独身女性・咲子は、徳島でひとり暮らしをしている母親・龍子が入院したと聞かされ、久々に帰郷。咲子は、母親が末期ガンを患っていることを知るが、龍子は病室でひとり毅然と振る舞っていた。子供の頃から父親は死んだと聞かされ、母子家庭の下、勝気な性格の龍子に反発を覚えながら大人に成長した咲子だったが、実は自分の父親がまだ生きているという意外な事実を初めて知り、愕然とする。
 
<鑑賞チャネル>
dTV(2月4日まで無料です。)

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