2019.02.19

映画『カンフーハッスル<日本語吹替え版>』を再鑑賞してみたら

12年前にレビューしているのですが、何も覚えていませんでした。どんな映画でも何となく話の流れとか、ワンシーンくらい記憶に残っているものですが、それが全く欠落していました。驚くべき自分の記憶力の無さです(泣)。そのため、初めて観る感覚となりました。

評価は以前と同様に★4つです。改めて本作の脚本の奇天烈さにたまげました。正義の味方の定石ストーリーは必ず仲間を危機一髪で助けるのが当たり前です。しかし、本作は助けるとか助けないとかにほとんどこだわっていないところです。そのため、信じられないほど主要メンバーがあっさりと惨殺されます。斬新というかナンセンスを極めていました。

それでも、ラストにしっかりロマンスを盛り込み、ギャクで締めるというエンターテイメント性の高いコメディを仕上げていました。

チャウ=シンチー監督作を観るのは映画『人魚姫(2016)』以来です。本作の激烈な面白さは15年経っても色あせていません。再びこれ以上の作品を期待したいところです。

【過去のホームページ時代のerabuから】
B級映画の傑作「少林サッカー」
「HIRO」のアクション監督トニー=チン=シウトンが、同様にアクション監督として参加していた香港映画「少林サッカー(2001年)」を常々観たいと思っていた。機会を逃していたが、年末WOWOWで放映された。サッカーと少林寺拳法を組み合わせたパロディー映画で斬新でとても面白い。単なるパロディーではなくしっかりと話を作り込んでいる。コメディに必要な恋愛も変則的に組み込んでおり、これほどオバカで楽しめるエンターテインメント作品はいままで観たことがなかった。サッカーの試合において次々に登場するアイデアは、有り得ないものばかりだが、単純に笑える。少林寺やブルース=リーのパロディは以外とサッカーにあっていて微笑ましく感じた。2002ワールドカップ韓国・日本大会前か期間中に観なければならない傑作だった。監督・主演のチャウ=シウチーと監督リー=リクチー、アクション監督トニー=チン=シウトンに賛辞を表したい。

ところで、2003年に観た映画ベスト3は、次の通り。
1位 「HIRO」(中国映画)
2位 「MUSA」(韓国映画)
3位 「少林サッカー」(香港映画)

(2004/1/3)

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Kung Fu Hustle
制作年:2004
制作国:中国・香港
内容時間:100分

<スタッフ>
監督:チャウ=シンチー
製作:チャウ=シンチー、ジェフ=ラウ、チュイ=ポーチュウ
脚本:チャウ=シンチー、ツァン=カンチョン、ローラ=フオほか
撮影:プーン=ハンサン
音楽:レイモンド=ウォン

<キャスト>
シン:チャウ=シンチー(声:山寺宏一)
家主:ユン=ワー(声:樋浦勉)
家主の妻:ユン=チウ(声:磯辺万沙子)
火雲邪神:ブルース=リャン(声:屋良有作)
麺打職人:ドン=ジーホワ(声:坂東尚樹)
斧頭会の組長:チャン=クォックワン(声:矢尾一樹)

<イントロダクション>
「少林サッカー」のチャウ・シンチーが、ワルに憧れるチンピラ青年の巻き込まれる騒動を、脱力ギャグと迫力のVFXで描いた奇想天外にして痛快なアクションコメディ。

「西遊記~はじまりのはじまり~」も話題を呼んだ香港映画界の奇才チャウ・シンチー。その彼が「少林サッカー」の大ヒットに続き、またしても脱力系ナンセンス・ギャグと怒涛のアクション、奇抜なCGを混ぜ合わせた珍無類の劇画的世界を構築。庶民のアパートから立ち退きを迫られたカンフーの達人たちが、伝説の殺し屋たちと互いに超人技を競い合い、壮絶な死闘を繰り広げるさまは、荒唐無稽を通り越して圧巻だ。「少林サッカー」同様、チャウが劇中にちりばめた“ブルース・リー”へのリスペクトも激アツだ。

<放送内容>
文化大革命前の中国。悪名高いギャング、斧頭会に入りたいチンピラのシンは、名を売るべく豚小屋砦という庶民のアパートで、住民たちから小金を脅し取ろうと試みる。だが、一見ごく平凡な住民たちは、意外にもいずれ劣らぬカンフーの達人ばかりだった。一方、住人立ち退きを狙う斧頭会のボスは伝説の殺し屋・火雲邪神を雇い、力ずくで住民を追い出そうとする。かくして勃発した熾烈なバトルに、シンも巻き込まれていくのだが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.02.13

映画『コーマ』(お薦め度★)

クライマックスのあまりに有り得ない展開に噴飯物です。
公開当時は話題作だったと記憶しています。医療サスペンスとして中盤まではなかなか興味をひかれましたが、後半の酷すぎる内容に観たことを後悔しました。

医師同士のカップルなのに主人公の彼氏(マイケル=ダグラス)が主人公の主張していることをほとんど理解しようとしません。サスペンスにありがちな演出法なのはわかりますが、バカバカしいほどリアリティがありませんでした。

監督のマイケル=クライトンは才能あふれる方だったようですが、本作に関しては全く駄目でした。監督と脚本の両方を同一人物が担当して、悪い方に転ぶとどうにもならなくなるという典型です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Coma
制作年:1978
制作国:アメリカ
内容時間:114分

<スタッフ>
監督・脚本:マイケル=クライトン
製作:マーティン=アーリックマン
撮影:ヴィクター=J=ケンパー
音楽:ジェリー=ゴールドスミス

<キャスト>
スー(スーザン)=ウィーラー:ジュヌヴィエーヴ=ビジョルド
マーク:マイケル=ダグラス
エマーソン夫人:エリザベス=アシュレー
ハリス:リチャード=ウィドマーク
ジョージ:リップ=トーン
ナンシー:ロイス=チャイルズ
患者マーフィ:トム=セレック

<イントロダクション>
ある病院で“昏睡(コーマ)”した状態に陥る患者が次々と現われ……。原因究明を目指す女性医師を次々と危機が襲うサスペンス。ベストセラー作家のM・クライトンが監督。

1990年代、大ヒット映画「ジュラシック・パーク」「ライジング・サン」「ディスクロージャー」などの原作となるベストセラー小説を連発しながら、2008年に惜しくもこの世を去った故クライトン。彼が映画監督として手掛けた中の1本が本作だ。やはり人気作家であるR・クックの小説「コーマ‐昏睡」の映画化。ハーバード大のメディカルスクールで医学博士号を得たクライトンならではの豊かなディテールの数々はリアルで、後に彼が企画した人気ドラマ「ER 緊急救命室」の原点を思わせる。

<放送内容>
ボストンにある全米屈指の大病院。忙しい毎日にストレスをためた女性医師スー(スーザン)は、親友である女性が妊娠中絶手術の途中、謎の原因で昏睡(英語で“コーマ”)した状態に陥る事故に疑問を強く抱く。スーが調べると、この病院での昏睡状態発生率は全米平均よりはるかに高く、翌日も男性患者が昏睡状態に陥る事故が起きる。スーはすべての昏睡事故が、「第8手術室」という知られざる病室で起きていることに気付くが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.30

映画『神様メール』(お薦め度★★★★)

シュールなファンタジーコメディですが、魅力があります。
ベルギーの首都ブリュッセルのアパートに暮らす、イエス・キリストが兄となる4人家族で、神である父親が俗物で家族と不仲という設定が緩過ぎです。しかもパソコンが壊れると、人類に影響を及ぼせないというショボサも笑えます。
天使である娘と父のイザコザが全人類に被害を及ぼすドタバタが何とも言えません。

哲学的で愛に満ちたユニークな物語です。ジャコ=ヴァン=ドルマル監督はただ者ではありません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Le tout nouveau testament(新・新約聖書)
制作年:2015
制作国:ベルギー・フランス・ルクセンブルク
内容時間:115分

<スタッフ>
監督・製作総指揮:ジャコ=ヴァン=ドルマル
製作:オリヴィエ=ローサン、ダニエル=マルケ
脚本:ジャコ=ヴァン=ドルマル、トマ=グンジグ
撮影:クリストフ=ボーカルヌ
音楽:アン=ピエールレ

<キャスト>
エアの父親(神様):ブノワ=ポールヴールド
マルティーヌ:カトリーヌ=ドヌーヴ
フランソワ:フランソワ=ダミアン
エアの母親(女神):ヨランド=モロー
エア:ピリ=グロイン
エアの兄JC(イエス=キリスト):ダヴィッド=ミュルジア

<イントロダクション>
もしもたくさんの人が、神様からのメールで自分の余命を知ったら……。「トト・ザ・ヒーロー」などで知られるベルギーの鬼才J・V・ドルマル監督のファンタジーコメディ。

「トト・ザ・ヒーロー」から2015年の本作までの24年間に「トト~」や本作を含めても5本の長編しか放っていない、マイペースの映画作家ドルマル監督。自身が生みだした自由奔放なアイデアを唯一無比という独特の映像センスで映画にする名手だが、本作は神様がいい加減なため、神様のPCから配信されたメールで世界中の人々が自身の余命を知ってしまう設定が実にオフビート。しかし、絶望的な状況に置かれても登場人物たちが希望を失わない、前向きな展開もドルマル監督らしく、爽快な感動を誘う人生賛歌だ。

<放送内容>
ブリュッセル。神様が父親の少女エアは生まれてから今までの10年間、両親と住むアパートから出たことがなく、自分が創造した人間たちの運命を気まぐれで操るいい加減な父親に不満を抱く。ついにエアは父親の仕事部屋に忍び込み、父親のPCをいじって世界中の人々に彼らの余命を知らせるメールを送り、直後、以前から行きたかったアパートの外の世界に飛び出すが、自分の余命を知って人生ががらりと変わった6人とそこで出会う。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.28

映画『ガーディアンズ』(お薦め度★★★)

ロシア版マーベルコミック映画です。
ロシアもスーパーヒーローものとなると米国と同じものを作るのですね。

VFXの技術はハリウッドに比べると10年くらい遅れている印象ですが、作品としては肩を並べています。ロシア映画のエンターテイメントに対する志の高さは目を見張ります。

それにしても、ホラー映画『シャドウ・チェイサー』と同じで出演者が全員英語を話したら、すなわち吹替えするだけで米国映画となってしまいます。

超大国になると娯楽も全く似てくるものなのですね。いつか中国も後を追うのでしょうか。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Zashchitniki
制作年:2017
制作国:ロシア
内容時間:90分

<スタッフ>
監督:サリク=アンドレアシアン
製作:アレクセイ=リャザンツェフ、ウラジミール=ポリャコフ、サリク=アンドレアシアンほか
脚本:アンドレイ=ガヴリロフ
撮影:マキシム=オサトチー
音楽:ゲオールギー=ゼヤコフ

<キャスト>
アルスス:アントン=パンプーシュニー
ハン:サンジャル=マディ
レア:セバスティアン=シサク
クセニア:アリーナ=ラニナ
アウグスト=クラトフ:スタニスラフ=シリン
エレーナ:ヴァレリア=シュキランド

<イントロダクション>
冷戦時代のソ連で生み出された4人の特殊能力者が、超人部隊“ガーディアンズ”として国家の危機に立ち向かう。個性豊かなヒーローたちの活躍が見どころのSFアクション。

ハリウッド映画の一大ジャンルとなっているスーパーヒーローアクションにロシアが挑んだ注目作。冷戦時代のソ連で極秘研究に携わっていた科学者が現代に復活してロシアへの復讐を企て、かつてその科学者が遺伝子操作で生み出した特殊能力者たちがヒーローチームを結成して立ち向かうという、ロシア版X-MEN的な物語が繰り広げられる。怪力のクマ人間に変身する能力や超高速で動く力、岩石を自在に操る力に透明化能力など、主人公たちのユニークな能力と、今やハリウッドにも引けを取らないVFXが見どころだ。

<放送内容>
冷戦下のソ連。遺伝子操作で超人兵士を作り出す“パトリオット計画”は、メンバーの一員である科学者クラトフの暴走で失敗したかに思えた。だがおよそ50年後の現代、自ら超人と化したクラトフが復活、あらゆる電子機器を操れる装置を使ってロシアに復讐し、世界を手に入れようと画策する。政府はパトリオット計画の遺産である4人の特殊能力者を捜し出し、彼らは超人部隊“ガーディアンズ”としてクラトフの野望に立ち向かう。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.25

映画『KILLERS WITHIN/キラーズ・ウィズイン』(お薦め度★★★★)

びっくりです。素晴らしい。
まさかまさかの展開に度肝を抜かれました。
久しぶりに映画ならではの醍醐味を味わいました。

何を書いてもネタバレにつながるので止めときます。
鑑賞後にタイトルの意味がよ〜くわかります。

アイルランド映画、豪(えら)い!

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Killers Within
制作年:2018
制作国:アイルランド
内容時間:100分

<スタッフ>
監督・脚本:ポール=ブッシュ、ブライアン=オニール
製作:ロジャー=コートニー、ポール=ブッシュ、ブライアン=オニールほか
撮影:フィリップ=グレアム
音楽:ジェローム=レロイ

<キャスト>
アマンダ:スー=ウォルシュ
リック:ジェフ=ドイル
ジャック:ジョニー=エリオット
フィリップ:アンドリュー=マーレイ
サム:サム=ルーカス=スミス
クレア:シアーシャ=ロング

<イントロダクション>
息子を誘拐された母親が、身代金を用意するためやむなく元夫らと裕福な銀行家の豪邸を襲撃するのだが……。予想を覆す展開に驚かされるアイルランド発の異色アクション。

やむにやまれず強盗の罪を犯すことになったヒロインと仲間たちが、襲撃先の豪邸で思わぬ出来事に遭遇する。本作が長編映画初監督で脚本も担当したP・ブッシュとB・オニールのコンビが、デビュー作らしい才気走った演出とストーリーを見せた注目作。警察官のヒロインが犯罪組織に借金を作った元夫のせいで息子を誘拐され、巨額の身代金を用意するため自ら強盗に手を染める……という序盤までは正統派クライムアクションなのだが、襲撃先の一家が抱える秘密が明らかになる中盤からがらりと様相を変える点が見もの。

<放送内容>
警察官のアマンダは、ある日最愛の息子を目前で誘拐されてしまう。その原因は、やはり警官だった元夫のリックが麻薬密売組織とトラブルを起こし、巨額の借金を作ってしまったことにあった。その金額はなんと60万ユーロ。そんな大金を払えるはずもないアマンダたちは、リックとその弟サムらとともに強盗計画を立案、裕福な銀行家の豪邸を襲撃する。計画は順調に進むかに見えたが、やがて銀行家一家の“秘密”が明らかになり……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.12

映画『今夜、ロマンス劇場で』(お薦め度★★★)

ノスタルジー溢れる昭和な鉄板ロマンチックファンタジーです。
1960年という時代設定は悪くありませんが、主役のキャラクター設定が安直です。今やAI、ロボット、アンドロイドと何でもありなのに、アイデアが単純過ぎます。往年の名画のオマージュを狙ったのは理解できるものの、それにより平板な展開にならざるを得ませんでした。

そこを何とかカバーしたのが主演・綾瀬はるかのファッションでした。昭和の大女優が着たであろうクラシカルな25着を見事に着こなしました。当時の銀幕スターに負けず劣らずです。さすが現代の大人気女優の貫禄でしょう。

物語としてはある程度その先が読めてしまうため感動は弱いものの、ラストはまずまずの着地になっています。

ところで、これほど昭和な作品なのに配給が東宝や松竹では無く、ワーナー・ブラザース映画というのは少し気になりました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:109分

<スタッフ>
監督:武内英樹
脚本:宇山佳佑
撮影:山本英夫
音楽:住友紀人

<キャスト>
美雪:綾瀬はるか
牧野健司:坂口健太郎
成瀬塔子:本田翼
俊藤龍之介:北村一輝
山中伸太郎:中尾明慶
吉川天音:石橋杏奈
本多正:柄本明
病室の老人:加藤剛

<イントロダクション>
古いモノクロ映画の中から現実世界に抜け出して来たヒロインと、映画監督志望の青年との切ない恋を、綾瀬はるかと坂口健太郎の共演で綴ったロマンティックファンタジー。

海街diary」「本能寺ホテル」などの人気女優・綾瀬が、モノクロ映画の中から現実世界に飛び出して来た勝ち気なお姫様役を演じるノスタルジックなラブファンタジー。「君と100回目の恋」などの坂口が相手役の青年を演じる。色のない世界からやって来たヒロインが色彩にあふれた現実世界に驚く様子、そして青年と惹かれ合いながらも、ある理由でそれが許されない切なさが描かれていく。共演に本田翼、北村一輝、そして本作が遺作となったベテラン加藤剛など。監督は「テルマエ・ロマエ」の武内英樹。

<放送内容>
撮影所で働きながら監督になる日を夢見る青年・健司。そんな彼は、なじみの映画館“ロマンス劇場”の映写室に眠っていた古いモノクロ映画のお姫様・美雪に心を奪われていた。だが、ある日館主がそのフィルムに買い手が付いたと告げる。落胆する健司が最後にもう一度と上映を始めた矢先、なんと映画の中から美雪が飛び出してきた。劇中と同じモノクロの彼女に驚きながらも、成り行き上健司は彼女と奇妙な同居生活を送ることに……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.09

ドラマ「ココア」(お薦め度★★★★)

3つのエピソードはそれぞれかなり込み入っているのに、タイトル通りのほっこり感は好感が持てます。
今を生きるJK(女子高生)の心情を各々ストレートに告白させる構成力は見事です。それぞれのエンディングもありきたりでなく、新しさを感じました。

脚本家として新人なのに大したものだと感心したのですが、観終わってからオフィシャルサイトを確認したところ、史上最年少受賞の14歳中学2年生の作品とのことで二度びっくりです。感性もテクニックも並外れています。

脚本ではなく演出で残念だったのは、初見となる3人のJKの容姿が似ていて、灯役の南 沙良と香役の出口 夏希が同一人物と勘違いしたことでした。せめてどちらかの髪型を違えるとかしてくれないとオジサンには区別できません(泣)。

本作もTVerで1月12日まで視聴できます。

以下、オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
フジテレビ、2019年1月4日23:30~24:40放送。第30回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞。

<スタッフ>
脚本:鈴木すみれ
プロデュース:荒井俊雄(『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』)
演出:阿部博行

<キャスト>
南 沙良
出口 夏希
永瀬 莉子
渡辺 大知
浦上 晟周
宇野 実彩子(AAA)
柳原 可奈子
椙杜 翔馬
水沢 林太郎
藤野 詩音
山城 琉飛
神尾 佑
紺野 まひる
斎藤 工

<イントロダクション>
渋谷で出会った高校生の灯(16)と、親の仕送りで生計を立てている売れないギタリストの雄介(31)。灯は名前を明かさず、雄介に自分の“友達”の話として、複雑な家庭環境に苦しみ、そして学校ではいじめを受け自殺未遂をしたという「灯」という少女の話をはじめて…。

一見、温かい家族の鈴森家の長女・香(16)。しかし、父・賢(43)は不倫、そして母・優子(39)も、そのさみしさを埋めるように不倫をしています。両親の裏切りに気づきながらも平穏な家族の一員を演じていた香ですが、ある日我慢の限界に達し、「誕生日に欲しいものは両親の離婚」と、家族に自分の気持ちをぶつけると…。

化石が好きな高校生・志穂(16)は、教室でいつもひとり。同じクラスの人気者・海斗(16)は、孤立している志穂に心を開いてもらおうと追いかけ回します。少しずつ2人の距離が縮まっていったある日、2人で化石を掘りながら、志穂はぽつりぽつりと壮絶な過去を語り始めて…。

「フジテレビヤングシナリオ大賞」史上最年少受賞の14歳中学2年生の鈴木すみれが初めて書き上げた作品「ココア」。誰もが味わったことのあるほろ苦い記憶を思い起こさせるとともに、生きていく希望をあたえてくれる、3人の女子高生たちのそれぞれの物語です。

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2019.01.07

映画『グレイテスト・ショーマン』(お薦め度★★★★)

興行師のサクセスストーリーを描いた絢爛豪華なミュージカルです。
歌と踊り、物語の水準が極めて高く、流石はハリウッドです。
昨年からずっと話題だったので、気になっていました。世界的に人気が高かったのが頷けます。

興行師の到達点は、富と名声がお決まりと思っていましたが、主人公のバーナムは成り上がりではなく、マイノリティであるサーカスの団員たちと共に団結し、自身の妻と子供たちのために尽くした真の成功者でした。

主人公を演じたヒュー=ジャックマンは、「X-メン」シリーズのアクションだけのイメージでしたが、ミュージカル俳優としても十分通用する見事な歌と踊りを披露してくれました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Greatest Showman
制作年:2017
制作国:アメリカ
内容時間:105分

<スタッフ>
監督:マイケル=グレイシー
製作総指揮:ジェームズ=マンゴールドほか
製作:ピーター=チャーニン、ローレンス=マーク、ジェンノ=トッピング
原案:ジェニー=ビックス
脚本:ジェニー=ビックス、ビル=コンドン
撮影:シーマス=マッガーヴェイ
音楽:ジョン=デブニー、ジョゼフ=トラパニーズ
作詞作曲:ベンジ=パセック、ジャスティン=ポール

<キャスト>
P=T=バーナム:ヒュー=ジャックマン
フィリップ=カーライル:ザック=エフロン
チャリティ=バーナム:ミシェル=ウィリアムズ
ジェニー=リンド:レベッカ=ファーガソン
レティ=ルッツ:キアラ=セトル
アン=ウィーラー:ゼンデイヤ

<イントロダクション>
2018年前半に日本でも大ヒットし、サントラも好評を獲得した、話題のハリウッドミュージカル。19世紀に実在した興行師、P・T・バーナムが成功をつかむまでを描く。

「ラ・ラ・ランド」の挿入歌の数々を手掛けた名コンビ、B・パセックとJ・ポールが本作でも挿入歌の数々の作詞作曲を担当し、世界合計興行収入が4億3000万ドルを突破した大ヒットミュージカル映画。H・ジャックマン、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのZ・エフロンら豪華多彩なキャストを迎え、社会のはみ出し者とされた人々がバーナムのもと、立ち上がる姿を描写。中でも第90回アカデミー賞で歌曲賞にノミネートされた“This is Me”などの名ナンバーとそれらが彩るダンス場面は圧巻だ。

<放送内容>
19世紀、ニューヨーク。貧しい生まれのバーナムは上流家庭の令嬢チャリティを妻に迎えたが失業し、大衆向けの博物館を開業。しかし客は集まらず、バーナムはユニークな人々を博物館に集め、歌あり踊りありで空中ぶらんこや動物の曲芸も見せるショーを売りにするとたちまち大成功。さらにバーナムは社会に認められたいという野心のため、ヨーロッパの女性歌手リンドを米国に招くが、家族やショーの出演者たちと心がすれ違いだす。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.02

映画『去年の冬、きみと別れ』(お薦め度★★★★)

かなりハイレベルな脚本です。見事に騙されます。
想定外のラストに驚かされました。
ただし、全てをのみ込むシナリオは、虚構と事実をないまぜにしたため、正義の線引が崩れようにも感じさせ後味の悪さを残しました。

映像はシャープで重厚です。サスペンスに相応しいものでした。

ガンちゃんこと岩田剛典はカッコイイし、斎藤工のダークな演技力は申し分ありませんでした。

本作のような秀作が多く登場すれば、邦画界の価値が上がることは間違いありません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:119分

<スタッフ>
監督:瀧本智行
脚本:大石哲也
撮影:河津太郎
音楽:上野耕路

<キャスト>
耶雲恭介:岩田剛典
松田百合子:山本美月
木原坂雄大:斎藤工
小林良樹:北村一輝
木原坂朱里:浅見れいな
吉岡亜希子:土村芳
編集長:矢島健一
北川聡介:Mummy-D

<イントロダクション>
天才カメラマンは連続殺人鬼なのか……。岩田剛典、山本美月、斎藤工など豪華キャストを迎え、中村文則による話題の同名小説を、WOWOW FILMSも参加して映画化。

「土の中の子供」が第133回芥川賞に輝いた中村文則の同名小説を、「犯人に告ぐ」「脳男」などの瀧本智行監督が映画化。画面にいきなり“第二章”と出る趣向が観る者を驚かせるが、物語の後半で描かれる“第一章”こそ前半の謎を解く鍵となる凝った構成。「HiGH&LOW」シリーズでも俳優として活躍する岩田に対し、これまで演じてきた役柄と一線を画すような役どころで斎藤がダークな表情を見せ、その熱演も大きな見ものだろう。特に終盤、次々と畳み掛けられる意外な事実の数々にあっと驚かされるのは確実。

<放送内容>
恋人・百合子との結婚を控えるフリーランスの記者・耶雲恭介は、天才カメラマンとされる木原坂雄大が起こしてきたと疑われる連続殺人事件について書くことを週刊誌の編集者、小林に頼んで承諾を得る。雄大は女性に火を付け、彼女たちが焼死する様子を撮影していると疑われていたが、犠牲者たちには必ず愛する人がいた。雄大自身から密着取材する許可を得た恭介だが、雄大は百合子に目を付け、自分の作品のモデルにしようとし……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2018.12.26

ドラマ「この恋はツミなのか!?」」[全4話](お薦め度★★)

非常にもったいない作品でした。
ダブル主演の柏木由紀と伊藤健太郎は、旬な組み合わせです。しかもそれぞれのキャラクターが合っていて、胸キュンなカップルを演じてくれました。脚本もクオリティが高く、演出もラブストーリーにピッタリでした。

しかし、最終話で大惨事です。ドラマ「大恋愛〜僕を忘れる君と」同様にサイコパスを登場させます。全く登場させる必要がないのに、イマドキの流行なのでしょうか。ラブコメの要素を楽しみにしていた者にとって急転直下なホラーはストレス以外の何物でもありません。残念です。

サイコパスを登場させたいなら、映画『パーフェクト・ガイ』のようなサスペンスものにすべきです。

是非とも、サイコパスが登場しない珠玉のラブストーリーに出会いたいものです。

以下、公式サイトから引用。

<オンエア情報>
TBS、2018年12月4〜25日毎週火曜深夜1:28放送。

<スタッフ>
原作:鳥島灰人「この恋はツミなのか!?」(小学館刊 ビッグコミックス)
監督:小川弾(ドラマTX「カサネ」、MBS「シメシ」他)
脚本:塩塚夢(ドラマNTV「結婚に一番近くて遠い女」他)
企画・プロデュース:大澤剛(ワタナベエンターテインメント)
チーフプロデューサー:丸山博雄(MBS)
プロデューサー:藤田大輔(スロータイド)、尹楊会(MBS)
制作:ワタナベエンターテインメント
製作:「この恋はツミなのか!?」製作委員会、MBS

オープニングテーマ:柏木由紀「そっけない君」(avex entertainment Inc./YukiRing)
エンディングテーマ:MAG!C☆PRINCE「もしも僕が世界を変えれたら」(ZEN MUSIC / UNIVERSAL MUSIC)

<キャスト>
駒田多恵:柏木由紀(AKB48/NGT48)
小日向大河:伊藤健太郎
田崎わたる:矢本悠馬
田代早苗:真魚
坂田:カトウシンスケ
江口茜:田中真琴
沖田健:阿部周平(MAG!C☆PRINCE)
管理人:黒田大輔(友情出演)
加藤先生:斎藤工(友情出演)
結城弘人:村上淳

<イントロダクション>
人気コミックが実写ドラマ化!
柏木由紀(AKB48/NGT48)×伊藤健太郎ダブル主演で“究極の格差恋愛”に挑む!

2018年6月に発行された小学館刊ビックコミックス「この恋はツミなのか!?」(作=鳥島灰人、作品名略称=恋ツミ)が、同年12月からMBS/TBSドラマイズムにおいて実写ドラマ化されることが決定!
人気原作を異例のスピードでドラマ化した本作。W主演を務めるのは、駒田多恵役・柏木由紀と小日向大河役・伊藤健太郎。
柏木が演じるのは、童顔で巨乳の癒し系だが、実はプロの将棋指しという駒田多恵(こまだたえ・32)、対する伊藤が演じるのは恋愛経験なしでコミュ障気味の冴えないサラリーマンの童貞男子・小日向大河(こひなたたいが・24)。タレ目・色白・癒し系のお姉さんでまさに今作の世界観ぴったりな柏木由紀と、話題作に数多く出演し大躍進を続け、今を時めく次世代を担う俳優の伊藤健太郎の2人が、この度“究極の格差恋愛”に挑む。プロの将棋界を舞台に、冴えない童貞サラリーマンと年上女流棋士の“ツミ”気味の格差恋愛ストーリーを描く、12月スタート「この恋はツミなのか!?」をお見逃しなく!

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