2017.11.13

映画『おっぱいバレー』(お薦め度★★★)

タイトルのインパクトが最大級の割に期待以上でも以下でもない、70年代のヒット曲満載のノスタルジックな学園ものコメディです。
 
実話に基づいているとはちょっと意外でした。実話にしてはおそろしく薄っぺらい内容です。バレーボール部員の一人ひとりがほとんど描かれておらず、部顧問の先生と部員たちとの呆れるほど脳天気なドタバタがメインでした。ラストに至っては定番の使い古された青春ドラマの軽さです。しかも、部員たちとの接近を禁じられたのに、堂々と応援する姿はとても実話とは思えません。
 
結局、1勝もしないポンコツな男子バレーボール部が、部顧問と結託して妄想と自己満足を助長させ肯定するだけでした。そんな物語では何の共感もありません。ハマショーなどの70年代ヒット曲が数多く流れてきたので心情的に及第点としましたが、お色気シーンやボーナスカットが皆無で、おじさんは怒っています。看板に偽りありです(笑)。
 
以下、WOWOWオンラインから引用。


<作品データ>
制作年:2009
制作国:日本
内容時間:103分

<スタッフ>
監督:羽住英一郎
製作:堀越徹、千葉龍平、阿部秀司ほか
脚本:岡田惠和
撮影:西村博光
音楽:佐藤直紀
 
<キャスト>
寺嶋美香子:綾瀬はるか
堀内健次:青木崇高
城和樹:仲村トオル
バレー部先輩・中井:石田卓也
樋口:福士誠治
教頭:光石研
平田育夫:木村遼希
楠木靖男:高橋賢人

<イントロダクション>
実話をもとに、新任女性教師の成長と弱小男子バレーボール部員たちの奮闘をさわやかに綴った痛快青春ムービー。水野宗徳の同名小説を綾瀬はるか主演で映画化したヒット作。

実話をもとにした水野宗徳の同名小説を、TVドラマ「仁−JIN−」の綾瀬はるか主演で映画化。70年代末を舞台に《試合に勝ったらおっぱいを見せる》という約束をさせられてしまった弱小バレーボール部顧問の女性教師と、おっぱい見たさに奮闘する部員たちの交流を綴る。バレー部とは名ばかりでボールにもろくに触ったことのない少年たちが、思春期ならではの妄想パワーで厳しい特訓を突破していく姿がなんともおかしく、最後には爽やか感動を覚える痛快作となった。監督は「銀色のシーズン」の羽住英一郎。
 
<放送内容>
実話をもとに、新任女性教師の成長と弱小男子バレーボール部員たちの奮闘をさわやかに綴った痛快青春ムービー。水野宗徳の同名小説を綾瀬はるか主演で映画化したヒット作。

1979年。北九州のとある中学校に赴任した国語教師の美香子は、男子バレー部の顧問を任されることになった。だがそのチームは弱小という以前に、部員がボールに触ったことがないというほどやる気ゼロのありさま。実生活でも冴えない彼らはエッチな妄想ばかり人一倍で、美香子は成り行きから《試合に勝てばおっぱいを見せる》という無茶な約束をさせられてしまう。がぜん張り切る部員たちの姿を見て頭を抱える彼女だが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2017.11.11

映画『熱海殺人事件』(お薦め度★)

全然ダメです。
つかこうへいの代表作を、彼自身が脚本を担当した映画は散々です。演劇の良さが逆に作用しています。はっきり言って観る価値は0(ゼロ)です。特に伝兵衛役の仲代達矢は許しがたい。全くの大根役者でした。風間杜夫でさえ良いとは言えず、空回りをしていました。全滅な内容でした。唯一の見所は、ヒロインの志保美悦子の下着姿がドーンと披露される場面だけでした。
 
本作品を映画でしか知らない方は悲劇です。私は幸運なことに次の3回観劇しています。
 
『熱海殺人事件』(1981年)新宿・紀伊国屋ホール 風間杜夫、平田満、加藤健一
『熱海殺人事件-妹よ』(1993年)両国・シアターX(かい) 女伝兵衛役の鈴木聖子、山崎銀之丞
『熱海殺人事件-モンテカルロ・イリュージョン』 (1994年)両国・シアターX(かい) 阿部寛、山崎銀之丞
 
すべて星5つの評価で、こんな面白い作品を作れるつかこうへいは天才だと思っていました。
 
本映画は昔観たと思いますが、ほとんど記憶に残っていませんでした。改めて鑑賞したのですが、演劇の素晴らしさが映画に少しも反映されておらず、本当に残念でなりません。『蒲田行進曲』と比べると雲泥の差があります。
 
以下、WOWOWオンラインから引用。


<作品データ>
制作年:1986
制作国:日本
内容時間:118分
 
<スタッフ>
監督:高橋和男
脚本:つかこうへい
撮影:たむらまさき
音楽:久石譲
 
<キャスト>
二階堂伝兵衛:仲代達矢
水野朋子:志穂美悦子
熊田留吉:風間杜夫
大山次郎:竹田高利
鬼島作二:大滝秀治
 
<イントロダクション>
熱海で起きた平凡な殺人事件を無理やり劇的な事件に仕立てようと、鬼刑事が型破りな捜査を展開。劇作家つかこうへいの初期を代表する同名人気舞台劇を映画化した異色喜劇。
 
1973年に初演されて翌年の岸田國士戯曲賞を当時最年少の25歳で受賞。劇作家つかの出世作となった初期の代表作で、以後もたびたび続演されている同名人気舞台劇を、つか自身の脚本によって映画化。ある青年が熱海で起こした月並みな殺人事件を、自らの強引な論理に従って劇的な事件に仕立て直そうとする名物刑事の主人公を、仲代達矢が愉快に熱演。共演は、同作の舞台で主役を演じた経歴もあり、やはりつか原作の人気舞台劇を映画化した「蒲田行進曲」に主演して一躍脚光を浴びた風間杜夫や、志穂美悦子ほか。
 
<放送内容>
熱海で起きた平凡な殺人事件を無理やり劇的な事件に仕立てようと、鬼刑事が型破りな捜査を展開。劇作家つかこうへいの初期を代表する同名人気舞台劇を映画化した異色喜劇。
 
工員の大山次郎が、幼なじみの女性を痴情のもつれの末に殺害するという事件が熱海で発生。一見月並みなこの事件の捜査を担当することになったのは、警視庁の名物刑事・二階堂伝兵衛。10年来、彼とは愛人関係にあったものの、ついに別の若い男性と結婚することを決意した女性警官の水野朋子、そして伝兵衛の異母の弟で富山から上京したばかりの新任刑事・熊田留吉が見守る中、伝兵衛は、なんとも強引で型破りな捜査を繰り広げる。
 
<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2017.10.25

映画『アウトロー』(お薦め度★★★★)

良いですね。トム=クルーズが知的でタフな等身大のヒーローを演じています。

圧倒的に強いにもかかわらず、そこそこ反撃を喰らう無骨さにリアリティを感じます。本当に頼れる存在感をトム=クルーズが醸し出します。美人で魅力的なヒロインに対して目もくれない内に秘めたストイックさは、渋すぎです。

格闘シーンが秀逸で、痛みを感じさせる迫真さがありました。癖になりそうなキャラクターでした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Jack Reacher
制作年:2012
制作国:アメリカ
内容時間:131分

<スタッフ>
監督・脚本:クリストファー=マッカーリー
製作:トム=クルーズ、ポーラ=ワグナー、ドン=グレンジャーほか
撮影:カレブ=デシャネル
音楽:ジョー=クレイマー

<キャスト>
ジャック=リーチャー:トム=クルーズ
ヘレン:ロザムンド=パイク
ゼック:ヴェルナー=ヘルツォーク
ロディン:リチャード=ジェンキンス
エマーソン:デヴィッド=オイェロウォ
バー:ジョー=シコラ

<イントロダクション>
T・クルーズが新たなヒーロー像に挑んだハードボイルドアクション。銃乱射事件の容疑者に指名されて捜査に加わったのは軍のエリートだった過去を持つ流れ者だったが……。
英国の作家L・チャイルドのベストセラー“ジャック・リーチャー”シリーズの中の1編を、「ユージュアル・サスペクツ」などの脚本で知られ、クルーズ主演「ミッション:インポッシブル」シリーズ第5作の監督にも指名されたC・マッカーリーが映画化。極力スタントを使わないことで有名なクルーズだが、本作でもCGや編集技術に頼らない大迫力のカーアクションをすべてスタントなしで演じたとか。ドイツ人監督で俳優のW・ヘルツォークが、クルーズ演じるジャックの敵役として独特の存在感を発揮したのも見ものだ。

<放送内容>
T・クルーズが新たなヒーロー像に挑んだハードボイルドアクション。銃乱射事件の容疑者に指名されて捜査に加わったのは軍のエリートだった過去を持つ流れ者だったが……。

ピッツバーグ近郊の街で、川沿いを歩いていた5人の男女が対岸からライフル銃で無差別に射殺されるという事件が発生。捜査の結果、警察は元米軍のスナイパー、バーを逮捕する。取り調べで黙秘を続けていたバーだが、突然、“ジャック・リーチャーを呼べ”と書く。ジャックは元陸軍の秘密捜査官で、2年前に除隊して以来、忽然と姿を消した男。途方に暮れる地方検事ロディンらの前に、不意にジャックが現われ、彼は捜査に着手する。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2017.10.21

ドラマ「埋もれる殺意〜26年の沈黙〜」 [全6話](お薦め度★★)

第2シーズンは最初からLGBT作品だとわかります。
第1シーズンと同様に設定が緻密で犯人の背景を掘り下げた脚本は濃厚です。しかし、あまりにも様々なテーマを加え過ぎて、伏線が満載で話が複雑になってついて行けません。

そして、前シーズンでも感じたように26年も前の事件の関係者の記憶が全くあせていないことです。いくら事件当事者の記憶は鮮明なはずといえども、四半世紀前の記憶が簡単に辿れる訳がありません。英国人は記憶力が世界の中でも抜きん出いることを誇りたいのかとも深読みしてしまいます。

次シーズンの製作が決まっているようですが、最終回で完結させていないので当たり前です。こんな禁じ手を使うべきではありません。

はっきり言って、2シーズン続けて盛り上がりに欠けるメリハリのない演出はもう御免です。第3シーズンは期待しません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<オンエア情報>
WOWOW、2017年10月15日一挙放送。英国クライムサスペンス。

<スタッフ>
製作総指揮:クリス=ラング、サリー=ヘインズ、ローラ=マッキー
脚本:クリス=ラング

<キャスト>
キャシー=スチュアート:ニコラ=ウォーカー(声)野沢由香里
サニル=“サニー”=カーン:サンジーヴ=バスカー(声)目黒光祐
テッサ=ニクソン:ロレイン=アシュボーン(声)井上明子
コリン=オズボーン:マーク=ボナー(声)田村真
マリオン=ケルシー:ロージー=カヴァリエロ(声)山口協佳
サラ=マームード:バドリア=ティミミ(声)岸本百恵
マーティン=ヒューズ:ピーター=イーガン(声)関口雄吾
タイラー:ジョセフ=アルティン(声)梅原裕一郎

<イントロダクション>
緻密なストーリーで話題となった英国のクライムサスペンスの第2弾。川で発見されたのは26年前に失踪した男性の遺体。未解決事件の真相を警部キャシーが追う。

2015年に全英ITV系で放送され、英国アカデミー賞テレビ部門でトム・コートネイが助演男優賞に輝いたクライムサスペンス“「埋もれる殺意」〜39年目の真実〜”。その第2シーズン“「埋もれる殺意」〜26年の沈黙〜”(2017年1〜2月に本国で放送)をお届けする。
本国ではまたしても好評で、第3シーズンの製作も決まっている。前シーズンに続いて女性警部キャシーと警部補サニーのコンビを中心とした捜査チームが事件の真相に迫る。
川底から遺体の入ったスーツケースが見つかり、キャシーらが捜査に乗り出す。遺留品から遺体は26年前に失踪した男性のものだと分かり、さらに調べを進めると、ある4人の容疑者が浮上するが……。多彩な登場人物が織り成す人間関係を丁寧に描く緻密なストーリーを、速いテンポでミステリアスに描く演出は快調。ロンドン一帯に加えオックスフォード、ブライトン、ソールズベリーなど各地を舞台にしたスケールアップぶりも見もの。

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2017.10.11

映画『アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突』(お薦め度★★★★)

シリーズが第5作まで作られていたことは知らず、たまたまWOWOW放送を録画したのですが、素晴らしい出来です。
 
地球に惑星が衝突するという壮大なスケールでありながら、ネタを十分に反映して面白おかしくストーリーに組み込む脚本には脱帽です。どうしたらこんなアイデアが生まれるのでしょうか。しかも十分に練り込まれており、違和感は全くありません。
 
イタチのバックがいい味を出しています。スクラットも抜群で、これまでのシリーズの中のキャラクターを最大限に活用しており、非の打ち所がありません。 大人が観ても納得させられる真のファミリー映画です。
 
シリーズは次の通り、2008年から鑑賞しています。第2作が期待外れでしたが、第3作以降で盛り返しているようです。シリーズの第4作『アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険』はまだ観ていませんが、映画サイトでの評価は高いようです。
 
【関連記事】
2008.12.24 映画『アイス・エイジ<日本語吹替版>』(お薦め度★★★★)
2008.12.25 映画『アイス・エイジ2<日本語吹替版>』(お薦め度★★)
2009.08.14 映画『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの<デジタル3D/日本語吹替え版>』(お薦め度★★★★★)
 
以下、WOWOWオンラインから引用。


<作品データ>
原題:Ice Age : Collision Course
制作年:2016
制作国:アメリカ
内容時間:95分
 
<キャスト>
マニー:(声)レイ=ロマノ
ディエゴ:(声)デニス=リアリー
シド:(声)ジョン=レグイザモ
エリー:(声)クイーン=ラティファ
ピーチ:(声)キキ=パーマー
バック:(声)サイモン=ペッグ
シーラ:(声)ジェニファー=ロペス
 
<スタッフ>
監督:マイケル=サーマイヤー
製作:ロリー=フォート
脚本:マイケル=ウィルソン、マイケル=バーグ、ヨニ=ブレナー
音楽:ジョン=デブニー
 
<イントロダクション>
氷河期の地球で繰り広げられる動物たちの大冒険を描いたCGアニメの人気シリーズ第5作。地球に巨大惑星が接近、果たしてマニーたちはこの危機を食い止められるのか?
 
マンモスのマニーやナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴら、おなじみの仲間たちが冒険を繰り広げるCGアニメの人気シリーズ第5弾。今回はなんと地球に巨大惑星が接近! このまま衝突すれば生き物が全滅しかねないと、マニーたちはイチかバチかの大作戦に挑むのだが……。シリーズ最大ともいえるスケールの大きな危機の一方、娘の婚約に寂しさを覚えるマニーや、まだ運命の相手に巡り会えずにいるシドなど、キャラクターそれぞれが抱える悩みも描かれ、シリーズ作らしい楽しさにあふれる。
 
<放送内容>
氷河期の地球で繰り広げられる動物たちの大冒険を描いたCGアニメの人気シリーズ第5作。地球に巨大惑星が接近、果たしてマニーたちはこの危機を食い止められるのか?
 
マンモスのマニーとエリーの娘ピーチの結婚式が迫っていた。一方ナマケモノのシドは相変わらず振られてばかりで、まだ恋人はできそうにない。そんなある日、巨大な惑星が地球に近づいてくる。このまま衝突すれば、地上の生き物は全滅しかねない。皆が不安に陥る中、イタチの冒険家バックは星のかけらがいつも同じ山のふもとに墜落することから、惑星が磁力に引き寄せられていると気付き……。
 
<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2017.10.02

ドラマ「ウツボカズラの夢」[全8話](お薦め度★★)

最後に行くほど何がなんだかわからなくなってしまうドラマです。

主人公の志田未来が、実家から追い出されて遠い親戚を頼って居候して、その家に何としてでも留まりたいと策略を練るお話です。

前半までは居候先の家族の秘密を握って「家政婦は見た」的なサスペンスで引っ張ってくれますが、後半はほとんど家族間でバレて居候を続けるための交渉の切り札でなくなり、居候が続けらなくなる危機が訪れるという展開です。

第一に理解できないのは、これだけの野心がある主人公が、居候先の家に固執する意味が全くわかりません。大塚寧々が演じる奥さんを除くと、付き合いたくない人間ばかりです。何ゆえこだわるのか。ましてや、どんでん返しのような2年後が描かれ、ラストで奥さんと老女のそれぞれに吐き出す主人公のセリフは何を言っているのか意味不明でした。何を主張したいのかかわらず、まるっきり脚本が壊れている印象でした。

若手で実力のある志田未来が、悪女としてどんだけ化けるのか期待していたのですが、そのような設定では無く、暗いトーンのままで希望を見いだせない残念な作品でした。

以下、オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
フジテレビ、    2017年8月5日〜9月30日毎週土曜23時40分放送。「オトナの土ドラ」枠。
 
<スタッフ>
原作:乃南アサ「ウツボカズラの夢」(双葉文庫 刊)
脚本:藤井清美、中村由加里
音楽:木村秀彬
主題歌:SPYAIR「MIDNIGHT」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
監督:金子与志一、石川勝己、安食大輔
企画:横田誠(東海テレビ)
プロデュース:松本圭右(東海テレビ)、竹内絵唱(松竹)
制作著作:松竹株式会社
制作:東海テレビ放送株式会社

<キャスト>
志田未来
大塚寧々
国生さゆり
松本利夫
玄理
春田純一
上杉柊平
真木恵未
川島鈴遥
前田旺志郎
芳本美代子
羽場裕一
松原智恵子

<作品概要>
長野県中野市。18歳の斉藤未芙由(志田未来)は母・幸恵(芳本美代子)の病室にいた。幸恵は重病を患い、もう間もなく命を終えようとしていた。母の病気が分かったのは高校3年になってからだった。この一年、大半を母の看病と家事に費やし、気付くと卒業後の進路も無い。
「大丈夫。まっすぐに生きていれば、絶対に誰かが助けてくれる」
母の言葉に疑問と、かすかな反発を感じる未芙由。母は分かっていなかったのだ。自分が死んだあと、夫の幸司(春田純一)が愛人のはるか(玄理)を家に引き入れることを。そして、その愛人と父によって、未芙由が家を追い出されてしまうことも・・・・・・
8か月後――
未芙由は東京の高級住宅地にある一軒の家の前にたどり着く。そこは母の従妹、鹿島田尚子(大塚寧々)の家だった。
目の前にあったのは、未芙由を圧倒するような大きな二世帯住宅だった。2つあるインターホンの片方を押すと、「どなたですか?」と無愛想な老女の声が聞こえてくる。未芙由はなんとかセールスでも勧誘でもないことを信じて貰い、出てきた鹿島田久子(松原智恵子)に尚子から貰った手紙を見せる。そこには尚子の字で「あなたのお母さんにはお世話になったから、良かったらうちにいらっしゃい」と書かれてあった。
だが、久子から出てきた言葉は意外なものだった。「わたしは何も聞いていません」開かれたドアが固く閉ざされてしまう。
1時間後・・・・・・やっと尚子が友人の福本仁美(国生さゆり)を連れて帰って来る。
ようやく家に入れてもらえる未芙由。鹿島田家は二世帯住宅で、久子は尚子の夫の母親だという。尚子は明るく優しかった。だが、この家で暮らしてゆくつもりだった未芙由は次に放った尚子の言葉に愕然とする。「で、どのくらいいると思ってればいい?一ヶ月?」
まっすぐに生きていても助けなんか絶対に来ない――
未芙由は、わずかな荷物と全財産の3万円を見る。鹿島田家のある高級住宅街で3万円で買える土地はたかだか片足分だ。せめて両足で立ちたい・・・・・・未芙由の中で何かが変わり始める。
そんなある日、未芙由は尚子の夫・雄太郎(羽場裕一)が部屋に愛人へのプレゼントを隠していたことに気付き・・・・・・

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2017.09.25

ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」[全10話](お薦め度★★★)

微笑ましく可愛らしい若い夫婦のお話です。

「婦唱夫随」という新たな解釈による夫婦像に挑戦したと思いますが、結局ラブコメの延長として割りと安直で情緒的な着地となりました。

イクメンを中途半端に描くのではなく、主人公がこのドラマの会社で男性初となる育児休暇を取得するという「仕事ができるのにできない」というリアリティを組み込んで欲しかったと思います。

そうすれば、未だに男性が育休を取ることがはばかれる時代に本ドラマが先駆けて社会派的要素を加味した新たな夫像が描けたのではないでしょうか。もう一捻りして、一歩先を提案して欲しかったです。

以下、番組オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
日テレ、2017年7月8日〜9月16日毎週土曜22時放送。

<キャスト>
小林 司:錦戸 亮
小林沙也加:松岡茉優
町田あかり:イモトアヤコ
黒川 晶:壇 蜜
田所陽介:薮 宏太(Hey! Say! JUMP)
渡瀬理緒:吉本実憂
遠藤智花:柳生みゆ
尾田まり代:屋敷紘子
三好一平:阿部翔平
柳田圭一:笠松 将
小林みどり:江口のりこ
土方俊治:佐藤隆太

<スタッフ>
脚本:渡辺千穂
音楽:菅野祐悟
チーフプロデューサー:西 憲彦
プロデューサー:小田玲奈、鈴木香織、森 雅弘
演出:佐藤東弥、小室直子ほか
制作協力:AXON
製作著作:日本テレビ

<イントロダクション>
見た目よし、学歴よし、収入よし!ウチの夫は理想の夫!
……のはずが、……ある日、妻が知ってしまった夫の秘密。
実は夫は職場で足引っ張りまくりのお荷物社員だったのだ。
一方、夫は悩んでいた。
「できる夫」と信じ込んでいる妻に、お荷物社員ぶりを知られてはならない。
それでも、繰り返す仕事のミス、屈辱、部下から向けられる軽蔑の視線に、
「会社辞めたい」
もう限界と思った時、妻の妊娠が発覚!
一家の大黒柱として、会社を辞めるわけにはいかない。
子供を産む妻を不安にさせてはいけない。仕事ができるようになりたい。
夫婦二人三脚の社会サバイバルがスタートする!
仕事ができるって何ですか?
幸せって何ですか?
家族の価値は、人間の価値は、仕事で決まりますか?
これは、ちょっと残念な「仕事ができない夫」が
奥さんと手に手を取って頑張る、
笑って泣ける新感覚!お仕事ホームドラマです!

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2017.08.28

映画『エクス・マキナ』(お薦め度★★★)

AIを題材にしたタイムリーで高尚な作品と思っていたのですが、そうではありません。ロボットというかアンドロイドに重きが置かれています。しかも高度な知性を感じさせないクライマックスとエンディングに肩透かしを喰らいました。
 
衝撃的な設定で、SFスリラーとしては優れていますが、何をテーマとして訴えたかったのかわかりません。AIの気まぐれなのでしょうか。より脚本を掘り下げて欲しかったと感じます。
 
他のAIを扱った映画の中ではレベルが低いと言えますが、予想外に未来的なエロさには目を見張りました。


 
<作品データ>
原題:Ex Machina
製作年:2015年
製作国:イギリス
上映時間:108分
映倫区分:R15+
 
<スタッフ>
監督・脚本:アレックス=ガーランド
製作:アンドリュー=マクドナルド、アロン=ライヒ
製作総指揮:スコット=ルーディン、イーライ=ブッシュ、テッサ=ロス
撮影:ロブ=ハーディ
美術:マーク=ディグビー
衣装:サミー=シェルドン=ディファー
編集:マーク=デイ
音楽:ベン=サリスベリー、ジェフ=バロウ
 
<キャスト>
ケイレブ:ドーナル=グリーソン
エヴァ:アリシア=ビカンダー
ネイサン:オスカー=アイザック
キョウコ:ソノヤ=ミズノ
 
<イントロダクション>(オフィシャルサイトから引用)
全てがアップデートされた最新のSFスリラー
 
本年度アカデミー賞®にて『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』などの並み居る大作を退け、見事に視覚効果賞を受賞した『エクス・マキナ』が待望の日本公開決定!
 
美しい女性型ロボット“エヴァ”には、『リリーのすべて』で本年度アカデミー賞®助演女優賞を受賞、『ジェイソン・ボーン』ではヒロイン役を務めることが決定し、ルイ・ヴィトンのアンバサダーとしても活躍するなど、今最も旬な女優として注目を集めるアリシア・ヴィキャンデル。また、“ブルーブック”プログラマーのケイレブには、『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』でタイムトラベル能力を持つ主人公のティムを演じ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではファースト・オーダーを指揮するハックス将軍に抜擢されるなど、実力派俳優として活躍するドーナル・グリーソン。そして、“ブルーブック”社長のネイサンには、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』でゴールデングローブ賞を始め数々の映画賞にて主演男優賞にノミネートされ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではレジスタンスで宇宙一のパイロットであるポー・ダメロンを演じるなど、演技派俳優として名高いオスカー・アイザック。さらに、本作で監督デビューを果たし、本年度アカデミー賞®脚本賞にノミネートされたのは、『28日後...』『わたしを離さないで』では脚本を務めるなど、数多くの話題作を手掛けているアレックス・ガーランド。
 
VFXを駆使したスタイリッシュなビジュアルと、登場人物も場所も限定されたミニマムなストーリーテリングで、人間と人工知能の主従関係を巡る心理戦を描いた、全てがアップデートされた最新のSFスリラーが遂に解禁!
 
<鑑賞チェネル>
amazonプライムビデオ

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2017.08.05

映画『エンド・オブ・ザ・フューチャー』(お薦め度★★)

ラストに明かされるアイデアは斬新です。

しかし、物語全体が非常に分かりにくく、しかも作品の世界に入っていけません。どうしてこうも難解な内容にしてしまったのでしょうか。

オセロにおいて、最後の一手で全てのコマが裏返るような逆転劇が用意されているにもかかわらず、残念な作品に終わっています。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Narcopolis
制作年:2015a
制作国:イギリス
内容時間:96分

<スタッフ>
監督・脚本:ジャスティン=トレフガルネ
製作:ダニエル=コンラッド=クーパー、ジャスティン=トレフガルネほか
撮影:クリストファー=ムーン
音楽:マシュー=ウィルコック、アリーア=モリソン

<キャスト>
フランク:エリオット=コーワン
エバ:エロディ=ユン
ユーリ:ジョナサン=プライス
ノーラン:ロバート=バサースト
アンブロ社の科学者:ハリー=ロイド
エディ:アダム=シムズ
トッド=アンブロ:ジェームズ=キャリス

<番組紹介/解説>
快楽のためのドラッグが合法化された近未来を舞台に、ある身元不明の死体の発見が、やがて大企業の陰謀と驚愕の真相へとつながっていく。斬新なアイデアのSFスリラー。

2024年。快楽のためのドラッグが合法化され、巨大な市場のほとんどは大企業アンブロ社が牛耳っていた。そんなある日、IDのない死体が発見され、捜査官のフランクが調査を開始する。やがて死体から検出されたドラッグが現在流通しているいずれとも違う新種であることが判明、フランクは事件の裏に秘密があるのではと疑いを深めていく。捜査の中で彼は謎めいた女性エバと知り合うが、彼女もまたあらゆる記録が存在せず……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2017.08.03

映画『荊棘(ばら)の秘密』(お薦め度★)

数年来低迷し続ける韓国映画ですが、韓国女優で唯一お気に入りのソン=イェジンの新作ならばと微かな期待を胸に観ました。

撃沈です。まるでダメ。最近観た彼女の主演作品『パイレーツ』、『恋は命がけ』に続き3連敗です。

サスペンスなのにホラーのようなオドロオドロしい雰囲気だし、ソン=イェジンの母親役は合っていません。彼女には子どもを持つ役は出来ないようです。最初から最後まで母としての情愛を表現出来ていませんでした。壊れる演技は怪演だとは思いますが、母娘の関係性が演技で表現されてこそ成り立ちます。

それにしても、韓国映画は壊滅的です。過去に成功した演出、例えば『オールドボーイ』のようなバイオレンス表現を用いて、観客の生理的に刺さる映像を多用してきます。観ていて痛みを感じるような映像をこれでもかと繰り返されても、脚本のレベルが伴っていないと単なる刺激だらけで嫌悪感しか残りません。はっきり言ってグロテスクです。

物語に関しては、事件の背景も結末も陳腐でした。自国では通用するのかもしれませんが、世界マーケットには見向きもされないでしょう。

本当に韓国映画は観る価値が無くなったようです。再び復活する可能性はあるのでしょうか。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Truth Beneath
制作年:2016
制作国:韓国
内容時間:103分

<スタッフ>
監督:イ=ギョンミ
脚本:イ=ギョンミ、パク=チャヌクほか
撮影:チュ=ソンリム
音楽:チャン=ヨンギュ

<キャスト>
キム=ヨノン:ソン=イェジン
キム=ジョンチャン:キム=ジュヒョク
チェ=ミオク:キム=ソヒ
ソン=ソラ:チェ=ユファ
キム=ミンジン:シン=ジフン

<番組紹介/解説>
国会議員選挙戦の真っ最中に、有力候補者の娘が消えた。選挙の行方しか頭にない夫に憤りながら、母親は必死の捜索を続けるが……。ソン・イェジン主演のサスペンス。

気鋭の政治家ジョンチャンは、国会議員の座を狙って選挙戦の真っただ中にいた。だが、投票日を半月ほど先に控えたある日、娘ミンジンが突然姿を消してしまう。ジョンチャンの妻ヨノンは娘の安否を心配するが、一方で選挙しか頭にない夫と、年頃の娘が少しはめを外しているだけだと思ってまともに取り合わない周囲の人々に失望する。頼る者のないヨノンはただひとり娘を捜してわずかな手掛かりをたどり始めるが……。

<鑑賞チャネル>     
WOWOW

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