2019.10.14

映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』(お薦め度★★★)

ほっこりするお話です。
お仕事を舞台にした結構コテコテなコメディです。

エピソード自体に映画らしいスケールが無く、お気軽な内容でした。

主演の波瑠は作品のトーンとうまくマッチしており、コメディタッチの演技を十分こなしていました。

意外だったのは、波多野貴文監督です。
今まで、映画『SP 野望篇』『SP 革命篇』、ドラマ「BORDER」といったサスペンスものしか知らなかったのですが、本作のように肩の力が抜けたコメディもそこそこ手腕を発揮できる方なのですね。真逆のジャンルも対応できるとは驚きです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:105分

<スタッフ>
監督:波多野貴文
脚本:吉田恵里香
撮影:小松高志
音楽:白石めぐみ

<キャスト>
波平久瑠美:波瑠
小塚慶彦:西島秀俊
吉村豪太郎:岡山天音
上園龍:深水元基
小西俊郎:中村倫也
南原カツヨ:濱田マリ
玉地弥生:橋本愛

<イントロダクション>
恋人と同じ大手ホテルチェーンへの就職を果たしたヒロイン。だが彼女が配属されたのは系列会社が経営する地方の遊園地で……。波瑠と西島秀俊の共演で描くお仕事コメディ。

小森陽一の小説「オズの世界」を映画化。原作者が最初から彼女をイメージし、名前にも彼女の文字を入れたという主人公・波平久瑠美を、人気女優の波瑠が好演する。地方の遊園地勤務を命じられ、渋々働きはじめたヒロインが、魔法使いと呼ばれるカリスマ上司やお節介だが優しい先輩たちとの出会いを通じ、仕事への情熱を育んでいく。舞台は熊本県荒尾市に実在する九州最大級の遊園地グリーンランドがモデルとなっており、劇中でもそのままの名称で登場する。ヒロインの成長ぶりが爽やかな後味を残す好編に仕上がった。

<放送内容>
希望通り恋人と同じ大手ホテルチェーンへの就職を果たした久瑠美。意気揚々と社会人生活を歩み出した彼女だったが、入社早々言い渡されたのは、系列企業が経営する熊本県の遊園地グリーンランドへの配属辞令。いきなりの地方勤務と遠距離恋愛でやる気ゼロとなった彼女だったが、“魔法使い”とあだ名される風変わりだが敏腕な上司の小塚や個性豊かな先輩、同僚たち、そして利用客の笑顔と接する中で仕事の楽しさに目覚めていく。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.10.13

アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」[全12話](お薦め度★★★)

アニメとしてクオリティの高い作品です。
脚本家の岡田麿里が、少年誌で原作を担当した漫画を自らの脚本でアニメ化しており、脚本の完成度も高く、女子高生5人の性に対する生々しい心情が深く描かれています。

思春期の女性の性の目覚めが少年誌で連載されていたとは驚きました。女子高生の性に関する興味が中心となる物語がメジャーな漫画やアニメになるのは画期的ではないでしょうか。

力作だと思いますし大人の鑑賞に耐えられる内容です。ただし、ちょっと物足りなかったのは、登場する男が女性目線で美化されているところでしょう。女子高生たちが真面目ということもあって、登場する男性はお行儀が良過ぎました。

以下、公式サイトから引用。

<オンエア情報>
TBSテレビ、2019年7月6日~9月21日毎週金曜深夜26:25放送。

<スタッフ>
原作:岡田麿里、漫画:絵本奈央『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社「別冊少年マガジン」連載)
監督:安藤真裕、塚田拓郎
脚本:岡田麿里
キャラクターデザイン・総作画監督:石井かおり
音楽:日向 萌
美術監督:中久木孝将、中尾陽子
色彩設計:山崎朋子
撮影監督:長田雄一郎
音響監督:郷 文裕貴
編集:髙橋 歩
プロデュース:斎藤俊輔
アニメーションプロデューサー:米内則智
アニメーション制作:Lay-duce

<キャスト>
小野寺和紗:河野ひより
菅原新菜:安済知佳
須藤百々子:麻倉もも
本郷ひと葉:黒沢ともよ
曾根崎り香:上坂すみれ
典元 泉:土屋神葉
天城 駿:広瀬裕也
山岸知明:福山 潤
三枝 久:咲野俊介
十条園絵:戸松 遥
杉本 悟:花江夏樹

<イントロダクション>
高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。

「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、
部員の一人が投じたある一言……。

その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。

 

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2019.07.06 2019夏の新アニメは期待できる作品が多い

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2019.10.03

映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(お薦め度★)

コメディなのに笑えません。
面白くありません。
これほど駄目な作品だとは思いませんでした。
脚本、演出、編集とほとんど良いところはありません。

設定自体がバカバカしく、コメディとしても外しています。終盤のエピソードはどうしたらそうなるのか理解出来ません。

それなりのキャスティングにも関わらず、物語自体が成り立たず低レベルでした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:107分

<スタッフ>
監督・脚本:三木聡
撮影:相馬大輔
音楽:上野耕路

<キャスト>
シン:阿部サダヲ
明日葉ふうか:吉岡里帆
坂口:千葉雄大
デビルおばさん:ふせえり
社長:田中哲司
ザッパおじさん:松尾スズキ
女医:麻生久美子
自滅:小峠英二

<イントロダクション>
阿部サダヲと吉岡里帆が共演した爆笑音楽コメディ。驚異の歌声を誇るロック歌手と小声の女性ミュージシャンの出会いから奇跡が起きる。WOWOW FILMS参加作品。

TVドラマ「時効警察はじめました」の三木聡監督が「俺俺」以来5年ぶりに、自らの脚本で映画を監督。ロックミュージシャンのシン役を演じる阿部は“グループ魂”の一員として活動しているとあって歌うシーンはまさにお手の物。ストリートミュージシャンふうか役を演じる吉岡もまた、ギターの練習とボイストレーニングをして、思わずうなってしまうほどの歌手としての才能を開花させた。そして主題歌の作詞・作曲に、HYDE、いしわたり淳治、あいみょんといった、豪華メンバーが集まったのも大きなポイントだ。

<放送内容>
カリスマ的な人気を誇り、驚異の歌声を持つロックスターのシンだが、彼には人に知られてはいけない秘密があった。それは最近の彼の声が“声帯ドーピング”で作られたものだということ。しかも“声帯ドーピング”のし過ぎで彼の声帯は崩壊寸前だった。ある夜、シンはストリートミュージシャンとしては声が小さ過ぎる、ふうかと出会う。ふうかは彼に心を開きだすが、秘密がバレたせいで謎の組織に追われるシンと逃げ出すことに……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.09.26

映画『いま、輝くときに』(お薦め度★★★★)

青春映画の秀作です。ラストはぐっと来ました。

日本の高校生とは違って、男女交際も充実していて、もっぱら酒浸りの脳天気な米国の男子高校生が主人公で、刹那的とはいえ、それなりに恵まれた高校生活を送ってるので共通点は皆無なのに、かなり共感してしまいました。

自由を謳歌している割りに将来性が無い若者の設定が、閉塞感や自虐的な気分をより盛り上げているのかもしれません。

6年前の作品の背景としては、SNS全盛以前の懐かしい時代であり、SNS全盛以後とは違ったのどかでより人間らしさが感じられます。現代では設定自体が成り立たないでしょう。そういった意味で貴重な作品と言えます。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Spectacular Now
制作年:2013
制作国:アメリカ
内容時間:96分

<スタッフ>
監督:ジェームズ=ポンソルト
製作:トム=マクナルティ、ショーン=レヴィ、アンドリュー=ローレンほか
脚本:スコット=ノイスタッター、マイケル=H=ウェバー
撮影:ジェス=ホール
音楽:ロブ=シモンセン

<キャスト>
サッター:マイルズ=テラー
エイミー:シェイリーン=ウッドリー
キャシディ:ブリー=ラーソン
リッキー:マサム=ホールデン
トミー:カイル=チャンドラー
サラ:ジェニファー=ジェイソン=リー
ホリー:メアリー=エリザベス=ウィンステッド

<イントロダクション>
将来の夢や目標もなく刹那的に生きていた青年と、家族のために働きながら大学進学を目指す少女。高校の卒業を前に出会った2人のひと夏の恋を綴る切ないラブストーリー。

高校卒業を控えた男女の将来への不安や希望を等身大に描き、サンダンス映画祭審査員特別賞に輝いた青春ラブストーリーの佳作。「セッション」のM・テラーが、刹那的に生きる一方、心に悩みを抱えた青年役を繊細に好演。ヒロイン役には、後に「ダイバージェント」シリーズの主演で一躍スターとなり、同シリーズでテラーとも共演するS・ウッドリー。自分の魅力に気付かないでいた内気なヒロイン役をこちらも好演する。悩み傷つきながら大人への階段を上がる主人公たちの姿が共感を呼ぶ切ない作品となった。

<放送内容>
高校の卒業を控えながら、将来の夢や目標もなく、パーティーに明け暮れる刹那的な日々を送るサッター。ある日、酔いつぶれて屋外で寝てしまった彼は、翌朝同じ学校に通うエイミーに起こされる。彼女は母親の代わりに早朝新聞配達の仕事をしていたのだ。内気で生真面目、自分と正反対のエイミーに惹かれていくサッター。彼は家族に縛られているエイミーに自立を促すが、一方で彼女に影響され、心に秘めていた悩みに向き合っていく。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.08.18

映画『インモラル・ルーム』(お薦め度★★★)

センスの良い、エロティック・サスペンスです。
邦題から受ける印象を決して裏切りません(笑)。

世界的な民泊サービスを題材にSNS時代に沿った「うまい話には裏がある」という恐怖を描いています。

終盤の驚きの展開には、正直降参です。

WOWOWでの放送が日本初公開とのことですが、かなり冴えた作品です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Welcome Home
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:98分

<スタッフ>
監督:ジョージ=ラトリフ
製作:アラン=マンデルバウム、ティム=ホワイト、トレヴァー=ホワイトほか
脚本:デヴィッド=レヴィンソン
撮影:シェリー=ジョンソン
音楽:ベアー=マクレアリー

<キャスト>
キャシー:エミリー=ラタコウスキー
ブライアン:アーロン=ポール
フェデリコ:リッカルド=スカマルチョ
アレッサンドラ:ケイティ=ルイーズ=サウンダース

<イントロダクション>
イタリアのワイナリーに宿泊する米国人カップルの女性に、最凶ストーカーがまとわりつきだし……。特に終盤、二転三転する展開に戦慄を覚えさせられるセクシーサスペンス。

海外旅行に行った米国人が散々な目に遭う戦慄編は多いが、本作はそれにストーカーものを組み合わせて恐怖度をアップ。ストーカーが多数の隠しカメラでカップルを監視するなど、絵空事ではない怖さがある。お楽しみは終盤の予想できない急展開で、独自の余韻を残す。ヒロイン役は「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」のE・ラタコウスキー。共演はTV「ブレイキング・バッド」のジェシー役で高く評価されたA・ポールなど。イタリアのウンブリア州でロケをした美しい風景も見ものだ。WOWOWの放送が日本初公開。

<放送内容>
ある出来事以来、肉体関係が滞っている米国人カップル、ブライアンとキャシー。そんな問題を解消しようと、2人はホテル代わりに泊まることができるイタリアのワイナリーで6日間の休暇を過ごすことに。そこでも気まずいままの2人だったが、ジョギング中、足を負傷したキャシーは車で通りかかった近所の男性フェデリコにワイナリーまで送ってもらう。実はフェデリコはワイナリーに何台も仕掛けた隠しカメラでキャシーを見ていた。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.08.08

映画『蒼い衝動』(お薦め度★★★)

なかなかエロいです。
邦題から若気の至り的な性の目覚めに苦悩する物語を連想したのですが、全くそんな気配はありません。

16歳の主人公がただただ周囲の女性たちと酒池肉林の日々を過ごすという、大らか過ぎるお話です。まだ女児の妹が主人公の兄をそそのかして、いろいろな女性に情交を促す設定にたまげました(笑)。

性に関する倫理感もへったくれもなく、軽いノリのような欲情が暴走します。ある意味突き抜けていて嫌味を感じさせない上質なエロティックコメディーに仕上げています。

昔の映画ですが、観て損はないでしょう。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Les exploits d'un jeune Don Juan
制作年:1986
制作国:フランス・イタリア
内容時間:100分

<スタッフ>
監督:ジャンフランコ=ミンゴッツィ
製作:ニコラ=デュヴァル=アダソフスキ、ルシアン=デュヴァル、エンツォ=ポルチェッリほか
脚本:ジャン=クロード=カリエール、ジャンフランコ=ミンゴッツィ、ペーター=フライシュマン
撮影:ルイジ=ヴェルガ
音楽:ニコラ=ピオヴァーニ

<キャスト>
ロジェ:ファブリス=ジョッソ
母親:クローディーヌ=オージェ
ウルスラ:セレナ=グランディ
ミュラー夫人:マリナ=ヴラディ
父親:フランソワ=ペロー

<イントロダクション>
フランスの田園地方の広大な屋敷を舞台に、好奇心あふれる16歳の少年が、年上の魅力的な女性たちと次々に性の大冒険を繰り広げるさまを大らかなタッチで綴った艶笑喜劇。

詩や小説など、幅広い分野で活躍し、20世紀を代表する文化・芸術運動 “シュルレアリスム”の語源の主ともなった才人G・アポリネール。彼が匿名で発表した知る人ぞ知る好色文学の傑作「若きドン・ジュアンの冒険」を、官能的な場面を全編に盛り込みながらユーモラスに映画化。「007/サンダーボール作戦」でボンドガールを演じたC・オージェ、「ミランダ/悪魔の香り」のS・グランディ、「おろしや国酔夢譚」のM・ヴラディら、豪華多彩な女優陣が、大人の色気を存分に披露するのが、何よりの見もの。

<放送内容>
1914年の夏、16歳の少年ロジェは、久々に学校の寮生活を離れ、フランスの田園地方の広大な屋敷に戻って来る。やがて第1次世界大戦の勃発により、次々と男たちが出征して、少年のロジェひとりが女性ばかりの屋敷に取り残される形となり、あるとき彼は、周囲が半ばハーレム状態と化していることに気付く。かくして思春期真っ盛りのロジェは、メイドや料理人、美しい叔母らと、次々に性のアバンチュールを謳歌するようになる。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.07.30

映画『ANON アノン』(お薦め度★★★★★)

アイデアが秀逸で、それを映像化した卓越したセンスに脱帽です。
AR(拡張現実)を極めた世界を堪能しました。

人間の視点がハックされるというエピソードは、「攻殻機動隊」シリーズなどのサイバーパンクアニメではよく使われますが、実写版でARを用いて表現する高度なテクニックに感心させられました。視線に描かれるクールなデザインはカッコ良く見事です。

人間ドラマとしても深みがありました。主人公の刑事と謎の女のかかわりが刹那的でドラマチックでした。

アンドリュー=ニコル監督作はこれまでに『ガタカ』、『ロード・オブ・ウォー』、『TIME/タイム』の3本を観ています。彼の美学が冴えわたる最近の作品は高評価が続いています。

本作を含めて、3本連続で欧州映画のSF作品を鑑賞しましたが、良質なものばかりです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Anon
制作年:2018
制作国:ドイツ
内容時間:100分

<スタッフ>
監督・脚本:アンドリュー=ニコル
製作:アンドリュー=ニコル、オリヴァー=ジーモン、ダニエル=バウアーほか
撮影:アモール=モクリ
音楽:クリストフ=ペック

<キャスト>
サル:クライヴ=オーウェン
匿名の女性:アマンダ=セイフライド
チャールズ:コルム=フィオール
サイラス:マーク=オブライエン
クリステン:ソーニャ=ヴァルゲル

<イントロダクション>
地球上のすべての人間の行動が自動的に記録される近未来社会で起きた不可解な犯罪事件の行く末を、「ガタカ」のA・ニコル監督が斬新なアイデアで描いたSFサスペンス。

監督作の「ガタカ」や脚本を手掛けた「トゥルーマン・ショー」など、毎回SF仕立ての斬新な発想力で独創的な作品世界を築き上げる奇才ニコル。本作の物語の舞台となるのは、地球上のすべての人間の行動が各自の脳内に埋め込まれた記憶チップにより自動的に記録されるようになった近未来社会。もはや犯罪など不可能になったはずのこの世界で不可解な殺人事件が起きたことから、ひとりの刑事が謎解きに乗り出すさまを「ラスト・ナイツ」のC・オーウェン、「魂のゆくえ」のA・セイフライドの共演でスリリングに描く。

<放送内容>
地球上のすべての人間の行動が各自の脳内に埋め込まれた記憶チップにより自動的に記録されるようになった近未来社会。もはや犯罪が不可能になる一方で、個々人の自由や秘密といったプライバシーもなくなり、全面的な監視社会体制が確立していた。ところがそんなある日、不可解な殺人事件が発生。事件の調査に乗り出した刑事のサルは、一切の記録映像から巧みに逃れ去る不思議な女性の存在に気付き、彼女の後を懸命に追いかける。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.07.23

映画『エリザベス∞エクスペリメント』(お薦め度★★★)

監督の意図がつかめません。
クローンがテーマなのに、そもそもクローン作りの目的を蔑ろにする行動はエキセントリック過ぎます。
そして分かり過ぎるほどの結末を迎えます。何の驚きもありません。

そうなると、設定と展開のどちらに価値を与えたかったのでしょうか。
哲学的な趣も感じましたが、それに重きを置いていたとも思えません。
単にマッドサイエンティストを描いた訳でもないので、在り来たりですがクローンの自我になるのでしょうか。

ところで、全裸シーンでのぼかしが酷すぎます。別に助平心で見たいわけではなく昭和初期の修正に感じます。令和の時代に有り得ません。キレイな映像なのでもっとエレガントに処理してほしかったと思います。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Elizabeth Harvest
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:109分

<スタッフ>
監督・脚本:セバスチャン=グティエレス
製作:セバスチャン=グティエレス、フレッド=バーガー、レオン=クラランスほか
撮影:ケイル=フィノット
音楽:ファリス=バッドワン、レイチェル=ゼッフィーラ

<キャスト>
エリザベス:アビー=リー
ヘンリー:キアラン=ハインズ
クレア:カーラ=グジーノ
オリバー:マシュー=ビアード
ローガン:ディラン=ベイカー

<イントロダクション>
ヒロインは天才科学者と結婚した後に殺され、彼とまた結婚するが……? 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の美人女優A・リーがヒロイン役を演じるSFサスペンス。

一度殺されたヒロインが中盤に生き返り、また同じ天才科学者と結婚するという、シュールな展開のSFスリラー。“クローン人間”をキーワードとし、見る者を大いに困惑させつつ、その謎解きから目が離せなくなるスリリング編だ。ベネズエラ出身であるS・グティエレス監督はスタイリッシュな映像美を駆使してみせた。ヒロインのエリザベス役を演じるのはオーストラリア出身で、世界的ヒット作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で悪役イモータン・ジョーから寵愛を受ける花嫁のひとり、ザ・ダグ役を演じたリー。

<放送内容>
美女エリザベスは自分よりずっと知的な、ノーベル賞に輝く天才生物学者ヘンリーと結婚し、彼がクレアとオリバーという使用人2人と暮らす郊外の豪邸に連れて行かれ、そこで3人と暮らすことに。だがヘンリーは突然、なぜかエリザベスを殺してしまう。その6週間後、別のエリザベスがヘンリーと結婚し、郊外の豪邸へ。実はヘンリーはクローン人間たちを生むという壮大な目的のもと、ある“プロジェクト”を進めようとしていて……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.07.18

映画『アブダクション』(お薦め度★★★★)

驚愕しました。衝撃作です。
何の情報も入れずに観るべき作品です。ポスターさえも事前に目にしないほうが良いでしょう。日本向けのポスターは完全に失敗しています。鑑賞後に検索して確かめてください。

WOWOWメンバーズオンデマンドで簡単な紹介文と1枚の写真だけで観ることが出来て幸運でした。映画のたくらみを堪能しました。

冒頭の違和感と緊張感が見事に回収される脚本です。
キャスティングもドンピシャでした。特に農場主ジャクソンを演じたマイロ=ヴィンティミリアが見事です。ヒロインとなるアマンダ=シュルの美貌も素晴らしかったです。

これほど戦慄を覚える作品は久々です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Devil's Gate
制作年:2017
制作国:アメリカ・カナダ
内容時間:94分

<スタッフ>
監督:クレイ=スタウブ
製作:イアン=ディマーマン、スコット=メドニック、アンドレ=ルーローほか
脚本:ピーター=アペルロ、クレイ=スタウブ
撮影:ミロスラフ=バシャック
音楽:キーファス=チャンチャ

<キャスト>
フランシス特別捜査官:アマンダ=シュル
ジャクソン:マイロ=ヴィンティミリア
ソルター副保安官(コルト):ショーン=アシュモア
マリア:ブリジット=リーガン
グリュンウェル保安官:ジョナサン=フレイクス

<イントロダクション>
ある一家の母子失踪事件を追うFBI特別捜査官が、その一家の父に疑いを持ち、家に踏み込む。果たして捜査官が家の地下室で見たものは? 戦慄のアクションスリラー。

FBIの敏腕女性捜査官が、農場主の妻と息子が行方不明になった事件を追う中で、訪問者を拒むような罠に囲まれた農場の主その人に疑いを抱く。家の地下室に踏み込んだ彼女は、そこで信じられないものを目撃する……。サイコサスペンスの王道を行くような序盤部分から次第に趣を変える後半部分の対比に注目したいアクションスリラー。一家の消えた子どもが残した奇怪な絵、悪魔について語りだす農場主、そして地下室に隠された秘密……。SFなのかオカルトなのかサイコスリラーなのか、あえてぼかした展開が見もの。

<放送内容>
FBI特別捜査官のフランシスは、農場を営むある一家の母子が失踪した事件を追い、片田舎にやって来た。地元の副保安官コルトと協力して捜査を進めるうち、彼女は一家の残された父親ジャクソンが奇妙な言動で周囲から変に思われていたことを知る。ジャクソンの農場は訪問者を拒むような罠が張り巡らされ、地下室には誰か、あるいは何かが捕らわれているらしい。疑いを強めたフランシスは彼を逮捕、地下室に踏み込むが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.07.05

映画『アンセイン~狂気の真実~』(お薦め度★★★)

ストーカーの気持ちの悪さが徹底して描かれるサスペンススリラーです。
守られるべきストーカー被害者の主人公が、自分の意志に反してどんどん危険な領域に追い込まれる不条理に驚かされます。

予想していたストーカーを扱った話ではありません。情緒不安定な主人公の発言が狂言として捉えられてしまい病人に見えてしまう展開です。スティーヴン=ソダーバーグ監督のたくらみは見事でした。

精神科病院の思惑とストーカーの狡猾さに、正しい発言や行動が裏目になってしまう絶望感たるや、想像を絶する悲劇です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Unsane(うなずく)
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:98分

<スタッフ>
監督・撮影・編集:スティーヴン=ソダーバーグ
製作:ジョゼフ=マロック、ジェームズ=グリア
脚本:ジョナサン=バーンスタイン
音楽:デヴィッド=ワイルダー=サヴェージ

<キャスト>
ソーヤー=ヴァレンティーニ:クレア=フォイ
デヴィッド:ジョシュア=レナード
ネイト:ジェイ=ファロー
ヴァイオレット:ジュノー=テンプル
アシュレイ:エイミー=マランス
ソーヤーの母親アンジェラ:エイミー=アーヴィング

<イントロダクション>
「オーシャンズ」シリーズ第1~3作の鬼才S・ソダーバーグ監督による心理スリラー。ストーカーによって心の傷を負ったヒロインは、なぜか精神科病院に収容されてしまう。

いきなり精神科病院に収容されたヒロインがたどる不条理な運命を描くサスペンスだが、ヒロインの情緒が不安定であるため、観客は彼女をどこまで信じていいのか困るのが緊迫感たっぷり。加えてあっと驚く急展開も数カ所ある。ソダーバーグ自身がピーター・アンドリュース名義で撮影も担当し、全編をiPhone 7 Plusで撮ったのもユニーク。主演は英国出身でドラマ「ザ・クラウン」を出世作にし、「蜘蛛の巣を払う女」のリスベット役、「ファースト・マン」のジャネット役など活躍が続く美人女優C・フォイ。

<放送内容>
独身のキャリアウーマン、ソーヤーは、かつてデヴィッドというストーカーによって心の傷を負ったが、それを治癒しようとストーカー被害者を救済している“ハイランド・クリーク行動センター”に行くが、そこで強制的に入院させられ、しかもそんな理不尽に対して激怒し、職員らに暴力を振るったせいで24時間の入院期間が7日間に延びる事態になる。ソーヤーは本当に心の病にかかったのか、それとも誰かが彼女に罠を仕掛けたのか?

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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