2017.11.27

映画『誘拐捜査』(お薦め度★★★★★)

実話に基づいた作品とは言え、中国映画では大したことはないだろうと上から目線で観始めましたが、素晴らしい降参です。
世界マーケットに通用するハリウッド並の作品力です。カット割りが頻繁で緊張感があり、一時も目が離せませんでした。事件に関わる人物も深く描写されており脚本は天晴です。

さらに、誘拐された映画スター役のアンディ=ラウの存在感は絶品でした。死と隣り合う極限の状況の中で、最後まで威厳ある態度を貫き通す難しい役柄を圧倒的に演じきっています。人間の尊厳を体現しており、涙が止まりませんでした。

それにしても、本作品で描かれる中国の警察は規律が取れていて、清々しい組織でした。しかも科学的に素早く事件を追っており、その優秀さは日本の警察以上ではないかという感想を持ちました。何せ拳銃と手榴弾を所持して、捕まりそうになったら躊躇なく手榴弾を使う必要以上に用心深い犯罪グループのリーダーを追い詰めるのですからす並大抵のチームワークではありません。

犯罪映画においても悔しいけど、チャン=イーモウ監督の映画『HERO 英雄』で感じたように、「既に日本映画は負けている」のです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:解救吾先生
制作年:2015
制作国:中国
内容時間:107分

<スタッフ>
監督・脚本:ディン=シェン
撮影:ディン=ユー
音楽:ラオ=ツァイ

<キャスト>
ウー:アンディ=ラウ
シン刑事:リウ=イエ
ジャン=ホワ:ワン=チエンユエン
スー:ラム=シュー

<イントロダクション>
北京で香港のスター俳優ウーが誘拐されるが、犯人一味は以前から誘拐をビジネスのように繰り返していた。実話を下敷きに、中国映画の新たな風を感じさせる犯罪アクション。

ハリウッドから大スターを呼び寄せるほどの活況を呈している近年の中国映画界だが、従来主流だった歴史劇ではなく、現在の北京を舞台に本格犯罪映画に挑んだのが本作。実際に起きた俳優ウー・ルオプーが誘拐された事件が下敷き。現在と過去を巧みに交錯させる語り口は、映画の世界基準に追いつこうという意気込みを感じさせる。「インファナル・アフェア」3部作などのアンディ・ラウら共演。監督は同じく現代の中国を舞台にした「ポリス・ストーリー:レジェンド」のディン・シェン。WOWOWの放送が日本初公開。

<放送内容>
北京で香港のスター俳優ウーが誘拐されるが、犯人一味は以前から誘拐をビジネスのように繰り返していた。実話を下敷きに、中国映画の新たな風を感じさせる犯罪アクション。

北京、旧暦1月13日の深夜1時。香港の映画スター、ウーは誘拐のプロの一味によって身柄を拘束され、一味は24時間以内に身代金を支払うようウーに要求する。それから18時間後の夜7時、ウーを誘拐した一味のリーダー、ホワは警察に逮捕され、刑事たちの尋問を受けるが、一味は前日、ウーだけでなくある一般市民も誘拐していた。ウーはもうひとりの人質の身代金も払うと言い、自分たちを自由の身にするよう一味に頼むが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.10.18

ドラマ「予兆 散歩する侵略者」[全5話](お薦め度★★★)

最終回からようやく本編が始まるような構成で、物語のプロローグだけで終わった印象の作品です。
SFホラーサスペンスとしては、そこそこ怖いものの、プロローグとしては長いし、続編が無いのであれば物足りなさがあります。
低予算のため、ここぞという見せ場がありません。演劇的な空間であれば成立する内容です。

東出昌大のホラーちっくな怪演は見事で、不気味な存在感に圧倒されました。

『散歩する侵略者』のアナザーストーリーなので、機会があれば映画も鑑賞したいと思います。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<オンエア情報>
WOWOW、2017年9月18日放送開始。SFホラーサスペンス。

<スタッフ>
原作:前川知大(劇作家・演出家)
監督:黒沢 清(『散歩する侵略者』『クリーピー 偽りの隣人』『岸辺の旅』)
脚本:高橋 洋(「映画「リング」シリーズ」、『蛇の道』)、黒沢 清
音楽:林 祐介(『散歩する侵略者』、「連続ドラマW 贖罪」)

<キャスト>
山際悦子:夏帆
山際辰雄:染谷将太
真壁司郎:東出昌大
中村映里子
岸井ゆきの
安井順平
石橋けい
吉岡睦雄
大塚ヒロタ
千葉哲也
諏訪太朗
渡辺真起子
中村まこと
大杉漣

<イントロダクション>
「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」概念を奪う「侵略者」はほかにもいた。
映画『散歩する侵略者』から生まれた恐怖と驚愕のサスペンス。
今、新たな物語が始まる。

9月9日(土)に公開される映画『散歩する侵略者』。劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢清監督が映画化。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアをもとに誰も見たことがない新たなエンターテインメントが誕生した。そんな映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーを新たな設定、キャストでスピンオフドラマとして製作。映画版とは一味違った、新たな侵略サスペンスが誕生した。

監督を務めるのは映画版と同じ黒沢清。映画『散歩する侵略者』は第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、国内外で大きな話題となったことも記憶に新しい。そんな黒沢が、2012年放送の「連続ドラマW 贖罪」以来5年ぶりにWOWOWのドラマを手掛ける。また、脚本を黒沢とともに担当するのは映画「リング」シリーズで世界にJホラーブームを巻き起こした高橋洋。黒沢とタッグを組むのは1998年公開の映画『蛇の道』以来。そんな黒沢と高橋の作り出す恐怖と驚愕の世界に、夏帆、染谷将太、東出昌大ら、人気・実力を兼ね備えた豪華キャストが集結した。

<ストーリー>
山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。

帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016.11.12

映画『歓びの毒牙』(お薦め度★★★)

古い作品でツッコミどころ満載ですが、サスペンスとして優れており楽しめました。

主人公である第一発見者が警察に疑われて、しかも積極的に事件に顔を首を突っ込む不自然さがあります。話の繋がりも理解しにくいところがあり、脚本に難があります。

しかし、主人公が感じる事件の不可解さで物語を引っ張り、ラストのどんでん返しにびっくりさせられます。

ダリオ=アルジェント監督の名前は全く知りませんでしたが、それなりの実績を残した方だと感じました。

以下、WOWOWオンラインから転載。

<作品データ>
原題:L'uccello dalle piume di cristallo (The Bird with The Crystal Plumage)
製作年:1970年
製作国:イタリア・西ドイツ
内容時間:97分

<スタッフ>
監督・脚本:ダリオ=アルジェント
製作:サルヴァトーレ=アルジェント
撮影:ヴィットリオ=ストラーロ
音楽:エンニオ=モリコーネ

<キャスト>
サム=ダルマス:トニー=ムサンテ
モニカ:エヴァ=レンツィ
ジュリア:スージー=ケンドール
モロシーニ警部:エンリコ=マリア=サレルノ
ベルト:マリオ=アドルフ

<番組紹介/解説>
ブロンドの美女ばかりを狙った連続猟奇殺人事件が発生。果たして犯人の正体は?イタリアンホラーの帝王、D・アルジェントが鮮烈な監督デビューを飾った記念すべき一作。

映画製作者の息子として生まれ、子どものころから映画漬けの毎日を送っていたアルジェントが、父サルヴァトーレのプロデュースの下、本作で鮮烈に監督デビュー。撮影V・ストラーロ、音楽E・モリコーネと、当時新進気鋭の一流スタッフも集結。殺人者の視線と一体化したカメラが美女たちに次々と襲い掛かる、斬新かつ華麗な映像スタイルは大いに評判を呼んで、世界的なヒットを記録し、本国イタリアでは、“ジャッロ”と呼ばれる猟奇サスペンス映画ブームの火付け役ともなった。主演は「ある戦慄」のT・ムサンテ。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016.06.09

映画『予告犯』(お薦め度★★)

知能犯によるサスペンスではありません。犯罪自体がショボく、自虐的な展開にゲンナリです。

良かったのはキャスティングだけでした。若手で実力のある俳優陣が揃いました。

しかし、脚本が薄く、ハラハラドキドキさせない演出では、豪華俳優陣を活かせません。

以下、WOWOWオンラインから転載。

<作品データ>
製作年:2015年
製作国:日本
内容時間:120分

<スタッフ>
監督:中村義洋
脚本:林民夫
撮影:相馬大輔
音楽:大間々昂

<キャスト>
奥田宏明(ゲイツ):生田斗真
吉野絵里香:戸田恵梨香
葛西智彦(カンサイ):鈴木亮平
木村浩一(ノビタ):濱田岳
寺原慎一(メタボ):荒川良々
楓:小松菜奈
加藤:本田博太郎
設楽木匡志:小日向文世

<番組紹介/解説>
生田斗真、戸田恵梨香らの共演で筒井哲也の人気コミック「予告犯」を映画化。動画サイトで犯行予告を出す空前絶後の“予告犯”と当局が対決。WOWOW FILMS作品。

自分がこれからしでかす大胆な犯行を、インターネットの動画サイト上で明かす空前絶後の“予告犯”が出現。警視庁でネット犯罪対策を専門とするセクションは、新聞紙を覆面のようにして被った、匿名の不気味な“予告犯”が何者なのかを突き止めようとするが……。格差社会に対抗しようと挑む犯人一味を、生田、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々が好演。本作の1年後を描いた連続ドラマW「予告犯‐THE PAIN‐」と合わせて楽しもう。本作と「~‐THE PAIN‐」を監督したのは邦画界きっての職人、中村義洋。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016.05.15

映画『誘拐の掟』(お薦め度★★)

リーアム=ニーソン主演なのに、終盤のモタモタ感は噴飯物です。到底納得できません。
邦題が全く意味不明です。内容を反映していません。
そもそも犯人像の設定が奇妙でリアリティがありません。猟奇殺人と快楽殺人、かつお金目的というかなり不自然な盛り方をしています。

犯人を追い詰めることから、犯人とハッタリで交渉する内容に切り替わってサスペンス性を途中から台無しにしています。

96時間』以降、リーアム・ニーソン主演作はハズレが無いのですが、本作はライブラリに残りません。

以下、WOWOWオンラインから転載。

<作品データ>
原題:A Walk Among the Tombstones
製作年:2014年
製作国:アメリカ
内容時間:114分

<スタッフ>
監督:スコット=フランク
製作:ダニー=デヴィート、マイケル⁼シャンバーグほか
脚本:スコット=フランク
撮影:ミハイ=マライメア=ジュニア
音楽:カルロス=ラファエル=リベラ

<キャスト>
マット=スカダー:リーアム=ニーソン
ケニー=クリスト:ダン=スティーヴンス
レイ:デヴィッド=ハーバー
TJ:ブライアン=“アストロ”=ブラッドリー
ルシア:ダニエル=ローズ=ラッセル
ピーター=クリスト:ボイド=ホルブルック

<番組紹介/解説>
「96時間」のL・ニーソンが主演するサスペンス。過去を悔いながら生きる、元警官で無免許の私立探偵。彼は連続誘拐殺人事件の犯人2人組を巧みな交渉術で追い詰める。

L・ブロックの小説“マット・スカダー”シリーズの1編「獣たちの墓」を、ハリウッドを代表する脚本家のひとり、S・フランクが監督も兼ねて映画化。近年は「96時間」シリーズなどのアクションスターとしてヒットを飛ばすニーソンが、従来のイメージである演技派としての本領を発揮。特に映画の後半、少女の誘拐事件で犯人との交渉に乗り出した主人公がドスの利いた声で話しだす場面以降は一気に画面が締まり、まさに独壇場となる。加えて、主人公の相棒TJ役を演じるB・ブラッドリーの達者な演技も見ものだ。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016.03.05

映画『傭兵奪還』(お薦め度★★★★)

邦題のみダメです。
タイトル以外は、すこぶる痛快なアクション映画でした。
「96時間」シリーズや『ガーディアン』のように、父親が娘を守る話とばかり想像していたのですが、全く別の設定です。「へぇ〜、こうなるの!」と予想外でした。しかし、そこそこ面白いです。

主役のクレイグ=フェアブラスは渋くて、強くて良いですね。知的でない猛者が非常に似合っています。TPOをわきまえない暴力ぶりが堪りません。友情とは言えないまでも、主人公に敬意を払いつつ、最後に決断するクライン刑事の男気にもぐっと来ました。

ヒロインによりマーケットに受け入れられる女優をキャスティングしていれば、将来においても一定の評価を得られる作品でした。タイトルを含めて残念でした。

以下、WOWOWオンラインから転載。

<作品データ>
原題:The Outsider
製作年:2013年
製作国:アメリカ
内容時間:94分

<スタッフ>
監督・脚本:ブライアン=A=ミラー
製作:クリスティーン=ホルダー、マーク=ホルダー、フィリップ=B=ゴールドファイン
撮影:エドゥアルド=マイエン
音楽:パトリック=サヴェッジ、オレグ=スピース

<キャスト>
レックス=ウォーカー:クレイグ=フェアブラス
マーゴ:シャノン=エリザベス
シュースター:ジェームズ=カーン
クライン刑事:ジェイソン=パトリック
サマンサ:メリッサ=オードウェイ

<番組紹介/解説>
娘の急死を知らされ、ロサンゼルスへとやって来た傭兵の主人公が、なりふり構わぬ荒っぽい手法で、事件の謎とその背後に潜む敵に迫る様子を描いたバイオレンスアクション。

ちょっとやそっとではビクともしそうにないこわもてと長身を武器に、数多くのB級アクション映画で悪役を演じてきたC・フェアブラスが、本作では気性や行動は荒っぽいが熱血の正義漢に扮して大暴れ。娘の訃報を知らされていざ遺体と対面したものの、それが実は娘ではないことを知った彼が、娘の行方と事件の謎を追って悪党と対決する姿を、迫力のアクション満載で綴る。敵役を演じるのは、「ゴッドファーザー」のJ・カーン。監督は、「ライジング・サン 裏切りの代償」でもフェアブラスと組んだF・A・ミラー。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.09.13

映画『42 〜世界を変えた男〜』(お薦め度★★★)

意外なことに感動巨編ではありません。

メジャーリーグ初の黒人選手がジャッキー=ロビンソンで、彼の背番号が「42」、そしてメジャーリーグ全球団の永久欠番になっていることを本作で知りました。

白人選手の中に黒人選手入ることがどれほどの大変で苦労したのか、号泣必至と想像していたのですが、割りと淡々と描かれています。

実話に基づいて作られているとは思いますが、演出や脚本から伝わってくるものはほとんどありませんでした。米国人以外には響かない内容です。

<作品データ>
原題:42
製作年:2013年
製作国:アメリカ
内容時間:129分

<スタッフ>
監督・脚本:ブライアン=ヘルゲランド
製作:トーマス=タル
撮影:ドン=バージェス
音楽:マーク=アイシャム

<キャスト>
ジャッキー=ロビンソン:チャドウィック=ボーズマン
ブランチ=リッキー:ハリソン=フォード
レイチェル=ロビンソン:ニコール=ベハーリー
レオ=ドローチャー:クリストファー=メローニ
ウェンデル=スミス:アンドレ=ホランド

<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから転載)
史上初の黒人メジャーリーガーとして、幾多の差別や偏見を乗り越えて活躍し、野球界に新たな道を切り開いたJ・ロビンソン。彼の不屈の闘いを感動的に描いた実話ドラマ。
長らく白人選手だけに限定されていた米国近代メジャーリーグの世界に、史上初の黒人選手として足を踏み入れ、敵球団はおろか、当初は味方の選手や審判、観客、マスコミからも厳しい非難や差別、嫌がらせを受ける中、それを頑としてはねのけて自らの信念ある道を貫き通し、輝かしい成績を残したロビンソン。彼のつらく過酷な闘いの道のりを、「悪霊喰」のB・ヘルゲランド監督が熱く感動的に綴る。彼の起用に果敢に踏み切った名門ブルックリン・ドジャースの先進的GMを、あのH・フォードが好演するのも見もの。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.06.24

ドラマ「ヤメゴク」[全10話](お薦め度★★★)

オープニングからドラマ「SPEC」を感じさせるトーンで、極度にストイックで無表情な主人公を大島優子が怪演し、見事なアクションで暴力団をやっつける爽快さでかなり期待しました。

中盤まではかなりの飛ばしたのですが、主人公が暴力団を憎む背景がはっきりしてきて、いろいろな誤解があることがわかるにしたがって、物語が急激に萎んでしまいました。

前半は面白い展開だっただけに勿体なさがあります。ドラマ「アイムホーム」と同じ時間帯だったこともあり、平均視聴率は6%台で全く振るいませんでした。最近のドラマは視聴率が取れないと言っても、10%を超えていないと評価されたドラマにはなりません。

殺陣の演出は抜群で、ドラマの展開は堤幸彦監督らしい独特な作家性を十分に感じさせていたのですが、物語の世界観が思った以上に狭く盛り上がりを欠いたものになりました。

<オンエア情報>
TBS2015年4月16日〜6月18日、毎週木曜21時放送。

<スタッフ>
演出:堤 幸彦、加藤 新、坪井敏雄、白石達也
脚本:櫻井武晴
主題歌:『世界は終わらない』Thinking Dogs(ソニー・ミュージックレコーズ)
音楽:武内 享
プロデュース:植田博樹、伊藤雄介、楠 千亜紀(オフィスクレッシェンド)
製作著作:TBS

<キャスト>
永光 麦秋(ながみつ ばくしゅう:大島優子
三ヶ島 翔(みかじま かける):北村一輝
佐野 直道(さの なおみち):勝地 涼
永光 遥(ながみつ はるか:本田 翼
石山 博文(いしやま はくぶん:田中哲司
東条 剣(とうじょう けん:庄野崎 謙
水原 公樹(みずはら こうき):岡田浩暉
有留 章子(ありどめ しょうこ):山口紗弥加
永光 さくら(ながみつ さくら):宮武美桜
三ヶ島 由香(みかじま ゆか):松岡恵望子
三ヶ島 波留(みかじま はる):鎌田英怜奈
谷川 永徳(たにがわ えいとく):山口馬木也
鷲頭 健介(わしず けんすけ):戸次重幸
水田 千一(みずた せんいち:金 すんら
藤田 喜一郎(ふじた きいちろう):坂田 聡
永光 由美子(ながみつ ゆみこ):名取裕子
橘 勲(たちばな いさお):遠藤憲一
石川 道三(いしかわ どうざん):石橋蓮司
橘 麦蒔(たちばな むぎじ:渡部豪太

【関連記事】
2015.05.19 2015年春の新ドラマ&新アニメで面白いのは6作品だ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.04.13

ドラマ「世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~」(お薦め度★★★)

前回の「世にも奇妙な物語’14秋の特別編」並です。

25周年で、シリーズ90年~92年までの3年間で全208話、特別番組281話放送され、合計489話となったそうです。

エピソード 主演 原作 脚本 演出 お薦め度
鈴木梨央
袴田吉彦
霧島れいか
麿赤兒
永井豪「面」(ダイナミック企画) 高山直也 植田泰史 ★★★★★
地縛者 前田敦子
田中圭
渡辺真起子
伊藤潤二「地縛者」(朝日新聞出版「伊藤潤二傑作集11:潰談」所収) 田辺満 河野圭太 ★★
ゴムゴムの男 阿部寛
北村有起哉
ルフィ
「ONE PIECE」尾田栄一郎「週刊少年ジャンプ」(集英社)連載 神森万理江 木下高男 ★★★
蟲たちの家 長谷川京子
板尾創路
入山法子
楳図かずお
楳図かずお「蟲たちの家」(小学館刊) 高山直也 松木創 ★★
自分を信じた男 稲垣吾郎
手塚とおる
石川雅之「自分を信じた男2」(講談社「週刊石川雅之」所収) ふじきみつ彦 城宝秀則 ★★★


過去の忌まわしい言い伝えと近未来の悲劇が見事に融合したホラー・サスペンスで、よく考えられた作品です。意外性のあるどんでん返しと最後のダメ押しに圧倒されました。

地縛者
動きのない地味な設定と途中から終わりが読めてしまう展開で、面白さはありません。ヒロインに纏わるエピソードも盛り上がること無く収束する物足りなさがありました。それにしても、同じ姿勢で動かない人を何もせずにそのままにしている状況は、無理があります。説得力が無い物語でした。

ゴムゴムの男
実写とアニメの共演がうまく融合されていて楽しめました。テレビドラマの低予算の中で、それほど違和感を感じさせない映像でした。実写とアニメの構成がバランス良く、CGによる特撮も程よくまとまっていました。

蟲たちの家
演出が時代遅れです。わざと狙ったのかもしれませんが、感心しません。冒頭から興味が持てませんでした。日本ならではの古典的ホラーで、オチに切れがありません。

自分を信じた男
人から認識されない人は透明人間という飛躍が面白く、グダグダな成り行きがナンセンスで笑えました。オチもシュールでなかなかのものでした。

<オンエア情報>
フジテレビ、4月11日(土)21時00~23時10分

<スタッフ>
ストーリーテラー:タモリ
演出:小椋久雄
編成企画:水野綾子、野崎理
プロデュ-サ-:永井麗子
制作:フジテレビジョン
制作著作:共同テレビ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.04.01

アニメ「弱虫ペダル GRANDE ROAD」[全24話](お薦め度★★★★)

インターハイの2日目以降からの物語で、期待通りいきなりのロケットスタートです。自転車競技に集約されているので面白くないはずはありません。

わずか1日半を24話で描くので、タメの多いことは半端ありません。これでもかこれでもかとタメます。癖になってしまいました(笑)。

ただし、いくらなんでも超人的なアタックを何度もできるはずがありません。クライマックスを何度何度も用意するため、現実的でないレース展開に食傷気味になりました。

映画『弱虫ペダル Re:RIDE(リライド)』に続く第2弾の劇場版が今年の夏に用意されていますが、本作で見納めにします。

<オンエア情報>
テレビ東京、2014年10月〜2015年3月毎週火曜日25:35放送。「弱虫ペダル」の第2期。スポ根アニメ。

<スタッフ>
原作:渡辺航(「週刊少年チャンピオン」秋田書店刊 連載中)
監督:鍋島修
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:吉田隆彦
デザインワークス:水村良男
メインアニメーター:堀内博之
美術設定:青木智由紀
美術監督:吉原俊一郎
色彩設計:中尾総子
CG監督:真田竹志
撮影監督:葛山剛士
音楽:沢田完
音響監督:高寺たけし
編集:坂本久美子
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント

<キャスト>
■総北高校自転車競技部
小野田 坂道:山下大輝
今泉 俊輔:鳥海浩輔
鳴子 章吉:福島潤
杉元 照文:宮田幸季
金城 真護:安元洋貴
田所 迅:伊藤健太郎
巻島 裕介:森久保祥太郎
寒咲 幹:諏訪彩花
寒咲 通司:諏訪部順一
Mr.ピエール:堀内賢雄

【関連記事】
2014.11.06 2014秋の新ドラマ&新アニメを厳選すると5作品になる!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧