2019.11.17

映画『マスカレード・ホテル』(お薦め度★★★★★)

ミステリー映画として大成功です。
木村拓哉と長澤まさみの共演は予想以上にかみ合っていて、良かったです。
豪華キャストが出演して楽しめました。

そして、犯人を演じた役者の凄みに圧倒されました。邦画を背負っているのは間違いありません。

鈴木雅之監督は、これまで評価してきませんでしたが、本作は満点です。

【鈴木雅之監督作映画のレビュー記事】
2007.11.29 映画『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』(お薦め度★)
2007.09.11 映画『HERO』(お薦め度★★)
2011.05.28 映画『プリンセス トヨトミ』(お薦め度★★)
2016.06.06 映画『HERO(2015)』(お薦め度★★★)
2017.11.21 映画『本能寺ホテル』(お薦め度★★)

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2019
制作国:日本
内容時間:133分

<スタッフ>
監督:鈴木雅之
脚本:岡田道尚
撮影:江原祥二
音楽:佐藤直紀

<キャスト>
新田浩介:木村拓哉
山岸尚美:長澤まさみ
能勢:小日向文世
関根:泉澤祐希
久我:東根作寿英
川本:石川恋
藤木:石橋凌
稲垣:渡部篤郎

<イントロダクション>
東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を、木村拓哉と長澤まさみの共演で映画化したミステリー。殺人が起きると予告されたホテルで、刑事とホテルクラークが謎に挑む。

ベストセラー作家・東野の同名小説を、多くのTVドラマや映画で木村と組んだ鈴木雅之監督が映画化。木村が演じる、人を見抜く天才の刑事と、長澤まさみが演じる、ホテルの職務に忠実な一流のフロントクラークという、まるで正反対のコンビが次第に相棒になっていく“バディもの”の面白さが魅力的。2人の息の合った演技が物語を牽引し、次々に登場する豪華キャストとの絡みを見るだけでも楽しい。そんなキャストの中でも曲者ぶりを発揮する、小日向文世が快演を見せ、意外な犯人の登場まで目が離せない。

<放送内容>
東京都内で3件の殺人事件が連続して発生する。各々の事件現場に残された不可解な数字の羅列から、刑事の新田はそれが次の犯行現場を示すと推理、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行現場になると突き止める。警察はホテルでの潜入捜査を決断し、新田をフロントクラークにするなど、捜査員たちを配置する。新田は彼の教育係として任命された一流フロントクラークの尚美とともに、ホテル業務をこなしながら捜査を進めるが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.11.15

映画『フレディ/エディ』(お薦め度★★★★★)

本当に忌ま忌ましい物語です。
絶えず心がねじられる状態で気持ちが落ち着きません。

瓜二つの人間が登場する映画は過去からいろいろなパターンで描かれてきましたが、本作はピカ一でしょう。

主演のフェリックス=シェーファーが演じる二役は見事です。

さらには、ティーン=テルマン監督は何者なのでしょうか。製作も脚本も行っており、しかも長編デビューとは並みの才能ではありません。編集も卓越しており、エンドロールが終わった後の最後の最後まで油断なりません。タイトルも巧みです。

ドイツ映画の底力に脱帽しました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Freddy/Eddy
制作年:2016
制作国:ドイツ
内容時間:95分

<スタッフ>
監督・製作・脚本:ティーン=テルマン
撮影:マルクス=セリコフスキー
音楽:マイケル=レグナー

<キャスト>
フレディ/エディ:フェリックス=シェーファー
パウラ:ジェシカ=シュヴァルツ
ミツィ:グレタ=ボアチェク
カルロッタ:カタリーナ=シュットラー
ヴァイス博士:ブルクハルト=クラウスナー

<イントロダクション>
人生どん底の危機にある主人公フレディの前に彼とうり二つの男性エディが出現。エディの正体とは? そして彼は果たして実在するのか? 分身を主題にした緊迫のスリラー。

結婚生活が崩壊した画家フレディの前に、彼と見た目がうり二つの男性エディが出現。果たしてエディは、フレディの知られざる双子の兄弟なのか? それとも、孤独に苦しむフレディが妄想で生み出した架空の人物に過ぎないのか? ドイツの注目の新鋭女性監督T・テルマンが本作で念願の長編デビューを果たす一方、性格が好対照の人物をみごとに演じ分ける主演F・シェーファーのひとり2役演技も見もの。さまざまな疑念を観る者の胸にかき立てながら進行するそのスリリングな物語の行く末は、最後まで目が離せない。

<放送内容>
ある日、妻が浮気する現場を目撃した画家のフレディは、妻の浮気相手に暴力を振るったとして傷害罪で逮捕される。自分では身に覚えのないフレディは、無実を訴えるが、妻から離婚された上、愛する息子の親権も彼女に奪われてしまう。やむなく独り暮らしをしながら人生の再スタートを切ったフレディは、隣家に越してきたパウラとミツィという母娘と仲良くなるが、そんな折、フレディの前に、彼とうり二つの男性エディが出現し…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.11.05

映画『ミスター・ガラス』(お薦め度★★★★★)

M=ナイト=シャマラン監督、してやったりですね。
とうとう「シックス・センス」を超える作品を作り上げました。

彼にとって、面目躍如となる3部作でしょう。『アンブレイカブル』『スプリット』の鑑賞は必須です。決して本作から観てはいけません。

たまたま前2作を最近観ていたので、スムーズに物語を遡れました。第2作の『スプリット』があまりに中途半端で面白くなかったので、気になっていました。こんなたくらみが用意されていたとは!

ジェームズ=マカヴォイの多重人格の演技は冴えわたり、ブルース=ウィリスとサミュエル=L=ジャクソンを圧倒していました。

機会があれば、3部作を一気観したいと思います。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Glass
制作年:2019
制作国:アメリカ
内容時間:130分

<スタッフ>
監督・脚本:M=ナイト=シャマラン
製作:M=ナイト=シャマラン、マーク=ビエンストック、ジェイソン=ブラムほか
撮影:マイケル=ジオラキス
音楽:ウェスト=ディラン=ソードソン

<キャスト>
ケヴィン=ウェンデル=クラム:ジェームズ=マカヴォイ
デヴィッド=ダン:ブルース=ウィリス
イライジャ=プライス(ミスター=ガラス):サミュエル=L=ジャクソン
ケイシー=クック:アニャ=テイラー=ジョイ
エリー=ステイプル:サラ=ポールソン
ジェイ:M=ナイト=シャマラン

<イントロダクション>
異常な過去を持つ3人の男が出会い……。鬼才M・N・シャマラン監督の「アンブレイカブル」「スプリット」に続く第3作。B・ウィリスらが共演した空前絶後のサスペンス。

「アンブレイカブル」の超能力を持つ男デヴィッド、「スプリット」の24の人格を持つ男ケヴィン、そして「アンブレイカブル」の怪人物ミスター・ガラスという3人が集まったら……。「シックス・センス」など、斬新なアイデアで映画ファンを驚かせてきたシャマラン監督が、「アンブレイカブル」をまさかの3部作に発展させて(本作はその第3作)、本領を発揮。本作でもある仕掛けに驚かされる。渋いウィリスとS・L・ジャクソン、「スプリット」に続いて激演のJ・マカヴォイという3大男優の顔合わせも見ものだ。

<放送内容>
フィラデルフィア。不死身の体と悪を感知する能力を持つデヴィッドは、女子高校生たちを監禁した多重人格のケヴィンを捕まえるが、2人とも秘密の施設に送られてしまう。施設では、特別な能力を持つ人間が本当にいるのか、研究が行なわれていたが、そこにはかつてデヴィッドがスーパーヒーローだと信じた、頭脳明晰だが骨折しやすい体を持つイライジャも収容される。精神科医ステイプルは超能力が3人の妄想だと証明しようとする。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.10.17

映画『人魚の眠る家』(お薦め度★★★★★)

打ちのめされました。物凄い作品です。
2つの死、脳死と心停止でこれほどの深いドラマが描かれていたとは、驚きです。胸が張り裂けそうになりました。

夫婦役の西島秀俊と篠原涼子が見事でした。さらに、この夫婦の娘と息子を演じた二人の子役も最高です。クライマックスでの篠原涼子の渾身の演技に心が震えました。悲しみと怒り、絶望がストレートに伝わってきました。

本当に素晴らしい作品です。堤幸彦監督は称賛に値します。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:121分

<スタッフ>
監督:堤幸彦
脚本:篠崎絵里子
撮影:相馬大輔
音楽:アレクシス=フレンチ

<キャスト>
播磨薫子:篠原涼子
播磨和昌:西島秀俊
星野祐也:坂口健太郎
川嶋真緒:川栄李奈
美晴:山口紗弥加
進藤:田中哲司
播磨多津朗:田中泯
千鶴子:松坂慶子

<イントロダクション>
東野圭吾のベストセラー小説を、篠原涼子主演で映画化したミステリー。プールで溺れて意識不明となった娘。奇跡を信じる両親が取った究極の選択が運命の歯車を狂わせる。

2015年に「天空の蜂」を映画化した堤幸彦監督が、再び東野作品の映像化に挑戦。娘に奇跡が起きるかもしれないという期待から、その愛の強さゆえに狂気をはらんでいく母親役の篠原が、渾身の演技で第43回報知映画賞主演女優賞ほか、多くの映画賞で受賞。彼女と映画初共演となった西島秀俊のほか、坂口健太郎、川栄李奈など、若手からベテランまで、幅広い世代の役者たちのぶつかり合いは見応え十分。そして、感動を盛り上げるのが子役たちの好演。その達者な演技が見ている者の胸をえぐらずにはいられない。

<放送内容>
離婚寸前の薫子と和昌のもとに、祖母やいとこらとプールに行った娘の瑞穂が溺れて意識を失い、病院に運ばれたとの連絡が入る。薫子と和昌は病院に駆け付け、担当医から瑞穂を臓器移植のドナーにしないかと提案されるが薫子は拒否し、瑞穂を自宅に連れ帰る。やがて和昌が働くIT企業に勤める星野の研究が、瑞穂を生かす手助けになりそうだと考えた和昌と薫子は星野を呼び、彼に瑞穂を託す。やがて瑞穂の体に変化が表われるが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.09.27

映画『奇蹟がくれた数式』(お薦め度★★★★★)

尊い物語です。
深く感動しました。大泣きました。

独学で偉大な功績を残し、若くして亡くなっインドの天才数学者ラマヌジャンという巨人を本作で初めて知りました。イギリスに留学して妻と離れ離れに暮らさなければならなかった苦難の人生が切な過ぎます。

デヴ=パテルとジェレミー=アイアンズの共演が素晴らしかったです。

後世に語り継ぐべき名作に出会えたことに感謝です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Man Who Knew Infinity
制作年:2015
制作国:イギリス
内容時間:109分

<スタッフ>
監督・脚本:マシュー=ブラウン
製作:エドワード=R=プレスマン、ジム=ヤング、マシュー=ブラウンほか
撮影:ラリー=スミス
音楽:コービー=ブラウン

<キャスト>
シュリニヴァーサ=ラマヌジャン:デヴ=パテル
G=H=ハーディ:ジェレミー=アイアンズ
ジャナキ:デヴィカ=ビセ
サー=フランシス=スプリング:スティーヴン=フライ
ジョン=リトルウッド:トビー=ジョーンズ

<イントロダクション>
インドが生んだ天才数学者S・ラマヌジャンと、彼の偉大な才能と業績を世に知らしめるべく奔走したイギリスの数学教授が織り成す奇蹟を熱く描いた、感動の実話ドラマ。

あのアインシュタインにも匹敵するといわれる、知る人ぞ知る天才数学者ラマヌジャン。19世紀後半のインドに生まれ育ち、独学で数学を学んだ彼は、1914年、イギリスの名門大学に単身留学し、周囲の偏見や差別、孤独に苦しみながら、独自の天賦の才を発揮することに。この孤高の天才を「スラムドッグ$ミリオネア」のD・パテルが好演するほか、彼との運命的な出会いを通して自らの考えや行動を改めるようになる英国の数学教授を名優J・アイアンズが味わい深く演じ、観る者の共感と涙を誘う秀作に仕上がった。

<放送内容>
1914年、英国の名門ケンブリッジ大学の数学教授ハーディのもとに一通の手紙が届く。当時まだ英国の植民地だったインドから届いたその手紙には、ある天才的な数学の定理が記されていて、それに驚いたハーディは、手紙の差出人を同大学へ招くことに。かくして、愛妻のジャナキを故国に残し、期待に胸を膨らませて、ラマヌジャンが単身渡英。しかし正式な学歴を持たず、独学で数学を学んだ彼を、周囲は偏見の目で見下し続け…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.09.23

映画『デス・ウィッシュ』(お薦め度★★★★★)

リメイク作品ですが、良く出来ています。
現代に合わせて、SNSや動画配信サービスを巧みに組合わせてスリリングな作品に仕上げていました。完ぺきではないでしょうか。

ブルース=ウィリスとはいえ、しっかりと作品の設定に組み込んだキャラクターで、単なるスーパーヒーローものではありません。

最近のアメリカ映画は冴えています。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Death Wish
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:108分

<スタッフ>
監督:イーライ=ロス
製作:ロジャー=バーンバウム
脚本:ジョー=カーナハン
撮影:ローヒエ=ストファース
音楽:ルートヴィッヒ=ヨーランソン

<キャスト>
ポール=カージー:ブルース=ウィリス
フランク=カージー:ヴィンセント=ドノフリオ
ルーシー=カージー:エリザベス=シュー
レインズ刑事:ディーン=ノリス
ジョーダン=カージー:カミラ=モローネ

<イントロダクション>
人気男優B・ウィリスの主演で、シリーズ化もされた人気アクション映画「狼よさらば」を44年ぶりにリメイク。妻を殺され、娘を傷つけられた父親は復讐の鬼と化すが……。

チャールズ・ブロンソンが1974年に主演した「狼よさらば」は、町の悪党たちを制裁する“自衛市民(ビジランテ)”である主人公を描いたが、ネットやスマホが当たり前になった21世紀にふさわしいよう味付けしてリメイクしたのが本作。ブロンソンが演じたポールの職業を設計士から医師に変えるなどのアレンジを随所に施しながら、ポールの憤怒にあらためて迫った。ブロンソンが「狼よさらば」に主演したのは50代だったが、本作のウィリスは60代。ウィリスが老いを隠さずに熱演した、新ヒーロー像も要注目だ。

<放送内容>
シカゴ。外科医ポールは妻ルーシーや娘ジョーダンと一軒家で幸せに暮らしていたが、彼の留守中、彼らの自宅に強盗3人組が押し入り、ルーシーは殺され、ジョーダンは瀕死の重傷を負って昏睡状態に陥る非常事態に。警察の捜査がなかなか進まない中、ポールは勤務先で偶然、拳銃を手に入れたのを機に、自ら3人組を捜しながら町の悪党たちに制裁を加える自衛市民になり、ネットでは“死神”と呼ばれ、市民たちから歓迎されるが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.09.11

映画『search/サーチ』(お薦め度★★★★★)

独創的かつ野心的で天晴な作品です。
全てがパソコン画面で描かれるという紹介では、イメージできませんでした。実際に観ると「百聞は一見に如かず」です。革新的です。

しかも、サスペンススリラーとしても、ハイレベルな脚本でした。感涙ものです。

低予算でも驚きのエンターテインメントを提供してくれるアメリカ映画のすそ野の広さには、只々頭が下がります。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Searching
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:103分

<スタッフ>
監督:アニーシュ=チャガンティ
製作:ティムール=ベクマンベトフ、セヴ=オハニアン、アダム=シドマンほか
脚本:アニーシュ=チャガンティ、セヴ=オハニアン
撮影:フアン=セバスティアン=バロン
音楽:トリン=バロウデイル

<キャスト>
デビッド=キム:ジョン=チョー
ヴィック:デブラ=メッシング
ピーター:ジョゼフ=リー
マーゴット:ミシェル=ラー

<イントロダクション>
主人公が使うパソコン(PC)の画面でストーリーのすべてが描かれる、斬新かつユニークなスリラー。妻を亡くした父親は失踪した娘を、娘のPCを手掛かりに捜そうとする。

妻を亡くして以来、ちゃんと交流していなかった娘と音信不通になった父親。娘のPCを使い、SNSやPCのアプリを通じて娘の足跡を追うが……。スリラー映画のアイデアとしては、ビデオ映像を駆使した疑似ドキュメンタリーのホラー「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来といっていいほどの革新的なスタイルに挑み、みごとに成功した野心作。主演は2009年開始の「スター・トレック」シリーズのJ・チョーで、米国の少数民族であるアジア系が主演をしたのも快挙だ。小品ながら全米興行成績第2位をマークした。

<放送内容>
カリフォルニア州サンノゼ。デビッドは妻ががんで亡くなって以来、高校生の娘マーゴットと意思疎通できずにいた。そんなマーゴットはピアノの練習のため、ある教室に向かったが、帰宅しないのでデビッドは不安に。困惑したデビッドは、警察の女性刑事ヴィックにマーゴットの捜索を依頼する一方、娘が使っていたPCでSNSや各アプリをチェックするが、マーゴットが乗っていた車が彼女がよく行っていた湖のそばで見つかって……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.07.30

映画『ANON アノン』(お薦め度★★★★★)

アイデアが秀逸で、それを映像化した卓越したセンスに脱帽です。
AR(拡張現実)を極めた世界を堪能しました。

人間の視点がハックされるというエピソードは、「攻殻機動隊」シリーズなどのサイバーパンクアニメではよく使われますが、実写版でARを用いて表現する高度なテクニックに感心させられました。視線に描かれるクールなデザインはカッコ良く見事です。

人間ドラマとしても深みがありました。主人公の刑事と謎の女のかかわりが刹那的でドラマチックでした。

アンドリュー=ニコル監督作はこれまでに『ガタカ』、『ロード・オブ・ウォー』、『TIME/タイム』の3本を観ています。彼の美学が冴えわたる最近の作品は高評価が続いています。

本作を含めて、3本連続で欧州映画のSF作品を鑑賞しましたが、良質なものばかりです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Anon
制作年:2018
制作国:ドイツ
内容時間:100分

<スタッフ>
監督・脚本:アンドリュー=ニコル
製作:アンドリュー=ニコル、オリヴァー=ジーモン、ダニエル=バウアーほか
撮影:アモール=モクリ
音楽:クリストフ=ペック

<キャスト>
サル:クライヴ=オーウェン
匿名の女性:アマンダ=セイフライド
チャールズ:コルム=フィオール
サイラス:マーク=オブライエン
クリステン:ソーニャ=ヴァルゲル

<イントロダクション>
地球上のすべての人間の行動が自動的に記録される近未来社会で起きた不可解な犯罪事件の行く末を、「ガタカ」のA・ニコル監督が斬新なアイデアで描いたSFサスペンス。

監督作の「ガタカ」や脚本を手掛けた「トゥルーマン・ショー」など、毎回SF仕立ての斬新な発想力で独創的な作品世界を築き上げる奇才ニコル。本作の物語の舞台となるのは、地球上のすべての人間の行動が各自の脳内に埋め込まれた記憶チップにより自動的に記録されるようになった近未来社会。もはや犯罪など不可能になったはずのこの世界で不可解な殺人事件が起きたことから、ひとりの刑事が謎解きに乗り出すさまを「ラスト・ナイツ」のC・オーウェン、「魂のゆくえ」のA・セイフライドの共演でスリリングに描く。

<放送内容>
地球上のすべての人間の行動が各自の脳内に埋め込まれた記憶チップにより自動的に記録されるようになった近未来社会。もはや犯罪が不可能になる一方で、個々人の自由や秘密といったプライバシーもなくなり、全面的な監視社会体制が確立していた。ところがそんなある日、不可解な殺人事件が発生。事件の調査に乗り出した刑事のサルは、一切の記録映像から巧みに逃れ去る不思議な女性の存在に気付き、彼女の後を懸命に追いかける。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.30

映画『ザ・アウトロー』(お薦め度★★★★★)

圧倒されました。
まさに、アル=パチーノとロバート=デ=ニーロが共演した『ヒート』を彷彿とさせるクライムサスペンスで、男同士のプライドが激突します。
今さら、銀行強盗のサスペンスとなめていたのですが、知的な犯罪集団と重犯罪特捜班の熱血刑事がガチンコで渡り合う見応えのあるストーリーでした。

ジェラルド=バトラーが主演で、『エンド・オブ・キングダム』並みの作品なので、観終えてから調べたところ、何と『エンド・オブ・キングダム』で脚本を務め、本作で監督として初メガホンをとったクリスチャン=グーデガストだったのです。道理でクオリティが高いはずです。

しかも、事件解決後の逸話に驚かされます。脚本の3つのルールを完成させたうえに、その先を行っています。

最近顕著に復活を遂げているアメリカ映画の秀逸さを存分に表した作品です。

それにしても、本作が日本でほとんど知られていないのは問題ではないでしょうか。宣伝で目にするのはディズニー作品ばかりで、アメリカ映画でさえ物凄い作品の情報が届かなくなっています。

本作を予定して劇場鑑賞した方を尊敬します。大スクリーンでの迫力は半端なかったはずです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Den of Thieves
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:140分

<スタッフ>
監督・脚本:クリスチャン=グーデガスト
製作:マーク=キャントン、タッカー=トゥーリー、ジェラルド=バトラーほか
原案:クリスチャン=グーデガスト、ポール=シュアリング
撮影:テリー=ステイシー
音楽:クリフ=マルティネス

<キャスト>
ニック=オブライエン:ジェラルド=バトラー
エンソン=ルヴォー:カーティス=“50セント”=ジャクソン
メリーメン:パブロ=シュレイバー
ドニー=ウィルソン:オシェア=ジャクソン=ジュニア
ホリー:メドウ=ウィリアムズ

<イントロダクション>
世界屈指の犯罪多発都市LAを舞台に、大金を狙う熟練の銀行強盗団と重犯罪特捜班を率いる型破りな刑事が真っ向から対決するさまを、迫力と臨場感満点に綴ったアクション。

片や、用意周到な計画を練り、次々と銀行強盗を成功させてきた熟練の犯罪者集団。他方、そうはさせじと重犯罪特捜班を率いて彼らの前に立ちはだかる、命知らずの熱血刑事。そんな両者が犯罪多発都市LAを舞台に真っ向から激突し、3000万ドルの大金をめぐって死闘を繰り広げるさまを、全編、手に汗握る見せ場満載で激写。とりわけクライマックスでの息詰まる銃撃戦は、迫力と臨場感満点。G・バトラー、P・シュレイバーらも好演を披露し、「ヒート」や「ザ・タウン」を彷彿とさせる熱い男のドラマに仕上がった。

<放送内容>
48分に1回の割合で銀行強盗が発生する、世界屈指の犯罪多発都市LA。郡保安局の重犯罪特捜班を率いる熱血刑事ニックは、すねに傷を持つバーテンダーのドニーを締め上げて、かねてからその後を追っていたプロの犯罪者集団メリーメン一味が、廃棄処分される予定の古い札束を狙った大胆不敵な銀行強盗を企てていることを知る。その計画実行の当日、メリーメン一味は、待ち構える警察捜査陣の裏をかく意外な行動に打って出て…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.27

ドラマ「パーフェクトワールド」[全10話](お薦め度★★★★★)

素晴らしい!王道のラブストーリーを堪能しました。
脚本と演出、キャスティングとどれをとっても文句無しです。極めて優れた作品でした。

毎週泣かされました。そして、波乱を予想させる予告に次が待ち遠しく感じました。ラブストーリーでこれだけ感動させられた作品は、15年前から大ブームとなった韓流ドラマ・映画まで遡らなければ比べられるものは無いでしょう。

松坂桃李と山本美月の主演の2人は近年希にみるベストカップルでした。互いに人気と実力がありながら作品に恵まれていなかったのでそれぞれの代表作になることは間違いありません。松坂桃李に関してはこれだというものが思いつきませんし、山本美月で印象に残っているのは、ドラマ「アオイホノオ」くらいです。

もう女優陣に関しては“パーフェクト”でした。
本当に山本美月はきれいで可愛らしく健気な役柄に恋しました。演技も申し分ありません。
妹役のコケティッシュな岡崎紗絵にも惚れました。恋愛にアクティブのように見えて実は一途なところがいじらしく、相手役の松村北斗とともに非常に好感が持てました。

さらには昔からお気に入りの中村ゆりが小姑のような上から目線で、ヒロインをいびるのも良い!好きです(笑)。久しぶりのとよた真帆の出演も嬉しかったです。

それにしても最終話の7.1%が最高視聴率だったとは残念です。これほどクオリティの高いドラマは1年に1本あるかないかぐらいでしょう。それほど貴重な作品にも関らず、何が視聴者を遠ざけたのでしょうか。ドラマファンならば観るべき作品です。

当然ながら全話録画しました。至福の再鑑賞が待っています!

以下、オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
フジテレビ、2019年4月16日~6月25日毎週火曜21時放送。

なお、本作のチェーンストーリーがGYAO!でドラマ放映中に数分の尺で「〇.5話」として全9話無料配信(7月2日まで)されています。チェーンストーリーだけを観ても結構楽しめます。

<スタッフ>
原作:有賀リエ 『パーフェクトワールド』(講談社「Kiss」連載)
脚本:中谷まゆみ
音楽:菅野祐悟
主題歌:菅田将暉「まちがいさがし」
作詞・作曲・プロデュース:米津玄師(EPICレコードジャパン)
プロデューサー:河西秀幸(カンテレ)
演出:三宅喜重(カンテレ)、白木啓一郎(カンテレ)
制作著作:カンテレ

<キャスト>
松坂桃李
山本美月
瀬戸康史
中村ゆり
松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)
岡崎紗絵
池岡亮介
高島豪志
木村祐一
水沢エレナ
堀内敬子
とよた真帆
麻生祐未
松重豊

<イントロダクション>
いつかこのドラマがただのありふれたラブストーリーになりますように

建築士の鮎川樹(松坂桃李)は、大学生の時に事故に遭ったことが原因で、脊髄を損傷し、下半身が不随に。“恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしない”心に固く決めていた。

そんなある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会。
閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていくー。

二人の前には、さまざまな“困難”が立ちはだかる
つぐみに思いを伝えられない幼なじみ・是枝洋貴(瀬戸康史)
自暴自棄になっていた樹を励まし続けた“恩人”・長沢葵(中村ゆり)

突然障がい者となった息子を、誰よりも心配する、樹の母・文乃(麻生祐未)
障がいのある樹との恋に反対する、つぐみの父・元久(松重豊)お互いを“幸せにしたい”と思えば思うほど、二人はすれ違い―。

無限の可能性が広がる中で、樹とつぐみが選ぶ未来とはー?

障がいで恋をあきらめた建築士
車いすに乗った初恋の相手に
恋心が再燃したヒロイン
2人がつむぐ愛の物語

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