2019.02.08

映画『レギオン』(お薦め度★★★★)

スコット=スチュワート監督と主演ポール=ベタニーのコンビによる『プリースト』の前作です。
『ターミネーター』第1作のラストをモチーフにした舞台設定です。砂漠の中のドライブインで、主人公の大天使ミカエルとそこに居合わせた8人が、人類の存亡をかけて天使軍団(レギオン)と戦います。

レギオンに対して主人公たちは圧倒的に不利で、不条理な犠牲を強いられます。悲劇というよりも出会い頭の事故のように容赦なく振り切った展開には爽快感すら感じられました。

ホラー・アクションに関してスコット=スチュワート監督は非凡だと思います。

それにしてもこれだけ面白い作品がアメリカ映画であっても知られていないのは勿体無いですね。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Legion
制作年:2010
制作国:アメリカ
内容時間:101分

<スタッフ>
監督:スコット=スチュワート
製作:デヴィッド=ランカスター
製作:ミシェル=リトヴァク
脚本:スコット=スチュワート、ピーター=シンク
撮影:ジョン=リンドレー
音楽:ジョン=フリッツェル

<キャスト>
ミカエル:ポール=ベタニー
ジープ=ハンソン:ルーカス=ブラック
カイル=ウィリアムズ:タイリース=ギブソン
チャーリー:エイドリアンヌ=パリッキ
パーシー=ウォーカー:チャールズ=S=ダットン

<イントロダクション>
堕落した人類を見限って絶滅させるべく神が遣わした天使軍団と、唯一神の命に背いて人類の味方となった、大天使ミカエルが壮絶な闘いを繰り広げる、異色のB級アクション。

人類の存亡を懸けた、天使軍団“レギオン”と大天使ミカエルとの壮絶な闘いが幕を開ける……といえば壮大なようだが、大胆不敵すぎるストーリー設定は“おいおい”と突っ込みたくなるポイントが満載。むしろ、天使の名を借りたB級ゾンビ映画のバリエーションといったほうが話は早く、着想のユニークさを楽しみたい、カルトなムードの痛快ホラー・アクションに仕上がった。主演は「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のP・ベタニー。

<放送内容>
モハベ砂漠の真ん中に立つ寂れたダイナーで、ひとりの老婆が突如凶暴化して人々に襲いかかり、すっかり店内はパニック状態に。とそこへ大天使ミカエルと名乗る男が大量の武器を抱えて登場。実はなんと、堕落した人類を見限った神が天使軍団“レギオン”を遣わして人類を絶滅させようとしているが、自分は人類の味方として彼らと闘うつもりだと、男は切迫した事情を説明する。かくして人類存亡を懸けた壮絶な闘いがいま始まる…!

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.02.07

映画『プリースト』(お薦め度★★★★)

モダンクラシックな西部劇で、惚れ惚れする世界観です。
登場する様々なアイテムのデザインが見事でした。特にプリーストたちが乗るバイクのカッコ良さは見どころの一つです。

韓国の漫画家ヒュン=ミンウの同名コミックが原作だそうですが、ハリウッドの目の付け所は流石ですね。ヴァンパイアのグロテスクさはピカイチでしょう。

絶望的な未来社会を舞台にしたヴァンパイアとプリーストの死闘が胸に刺さります。

主人公のプリーストを演じたポール=ベタニーの頼り甲斐のある存在感は、孤高のヒーロー像に相応しいです。リリー=コリンズとマギー=Qの美しさは荒廃した世界の中で際立っていました。

続編を期待したいところですが、動きは無いようです。非常に面白い作品ですが、興行的にヒットしなかったのでしょうか。残念です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Priest
制作年:2011
制作国:アメリカ
内容時間:88分

<スタッフ>
監督:スコット=スチュワート
製作:マイケル=デ=ルカ、ジョシュア=ドネン、ミッチェル=ペック
脚本:コリー=グッドマン
撮影:ドン=バージェス
音楽:クリストファー=ヤング

<キャスト>
プリースト:ポール=ベタニー
ブラックハット:カール=アーバン
ヒックス:キャム=ギガンデット
プリーステス:マギー=Q
ルーシー:リリー=コリンズ
セールスマン:ブラッド=ダーリフ

<イントロダクション>
荒廃した未来世界を舞台にヴァンパイアとの戦いを義務づけられた修道戦士=プリーストの活躍を描く。韓国のカルトコミックをハリウッドで実写映画化したホラーアクション。

韓国で熱狂的人気を誇るコミックを「レギオン」のS・スチュワート監督と主演P・ベタニーのコンビで実写映画化したSFホラーアクション。迫力のアクション場面に加え、目が退化したヴァンパイアの造形や荒廃した未来の城塞都市、荒野を疾走する超高速バイクなどオリジナリティーあふれるダークな世界観やSFガジェットが見どころ。共演は「スター・トレック」のK・アーバン、TV「NIKITA/ニキータ」のマギー・Qなど。。

<放送内容>
ヴァンパイアとの戦いで荒廃した未来、人類は高い壁に囲まれた城塞都市で修道会の支配のもとで暮らす。ある日、修道会の戦士《プリースト》の一員である男のもとに、兄の家族がヴァンパイアに襲われ、幼いめいがさらわれたとの知らせが届く。プリーストは、安全なはずの都市に再びヴァンパイアの脅威が訪れたことを訴えるが、修道会は聞く耳を持たない。プリーストはめいを救うため、やむなく掟を破って都市の外へと旅立つが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.02.01

映画『RENDEL レンデル』(お薦め度★★★★)

有無を言わさない復讐劇は見応えがあります。
現在進行中の死闘とレンデル誕生の過去の悲劇が並行して描かれる編集は見事でした。

フィンランドが産んだダークヒーローはあまりに不確実です。敵の手下たちには圧倒的な力を発揮するのに、ボスキャラには相対的な強さにレベルダウンする設定は考えたこともなかったので斬新です。かなり屈折しています。また、唐突に登場する場違いな謎の美女も不思議でした。

超人だと思っていたらそうでもなかったりと、他の国では考えられないキャラクター設定でした。日本ではあり得ません。北欧という土地柄なのでしょうか。一筋縄では行かないもどかしい魅力があります。

是非とも続編を期待したいです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Rendel
制作年:2017
制作国:フィンランド
内容時間:106分

<スタッフ>
監督:イェッセ=ハーヤ
製作:ミーカ=J=ノルヴァント、イェッセ=ハーヤほか
脚本:ペッカ=レートサーリ、ミーカ=J=ノルヴァントほか
撮影:テロ=サイコネン
音楽:トゥオマス=カンテリネン

<キャスト>
ラモ/レンデル:クリストファー=グメルス
エロラ:マッティ=オンニスマー
ステイシー:ビアンカ=ブレイディ
ロティッカ:ラミ=ルシネン
ラデック:ジョニー=ヴィヴァッシュ
マイク:マイケル=ホール

<イントロダクション>
愛する妻と子どもを殺された男が、漆黒のマスクとコスチュームを身に着け、悪の巨大企業に復讐を挑む。ノワールタッチで描くフィンランド産のダークヒーローアクション。

北欧フィンランドの映画界がヒーローアクションに挑んだ注目作。正義の味方ではなく、悪への復讐心で闘うダークヒーロー“レンデル”の活躍を描く。超能力などの特殊な力を持つわけではない主人公が、妻子を殺された怒りだけをよりどころにして巨悪に挑む姿は悲壮感たっぷり。ハリウッド的な派手さではなく、フィルムノワールタッチの渋いアクションが見ものだ。物語は、レンデルが悪の巨大企業と死闘を繰り広げるさまと、犯罪の証拠をつかんだため企業に狙われた主人公がレンデルとなるまでが平行して描かれていく。

<放送内容>
失業者があふれるフィンランド。妻子を抱えて仕事を探すラモは、大企業VALAケミカルに職を得る。だが、同社は罪もない子どもに人体実験を行ない、効果も不確かなワクチンを途上国に売りつけて巨大な利益を上げる悪徳企業だった。その実態を知ったラモは証拠となる機密資料を盗み出すが、逆にそれが会社側に発覚、愛する妻子を殺されてしまう。やがて激しい悲しみと怒りを原動力に、ラモは復讐のヒーロー“レンデル”となった。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.31

映画『ウルフ・コップ』(お薦め度★★★★)

B級臭ぷんぷんで、オカルトチックな話なのにおどろおどろしく無いところが評価できます。ベースがコメディ調で面白いです。

いろいろなトラップが仕掛けられ、ことごとく主人公がピンチに陥る展開はスリリングで楽しめました。

狼男の作品は数あれど、狼男の警官が職務を全うしようとする行儀の良さに感心です。ただし、そのためには手段を選ばないところやあまりにも酒好きな日常が笑えます。

変身の仕方が、定番でなく脱皮パターンなのはグロく不自然なのに、妙に新しさを感じました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:WolfCop
制作年:2014
制作国:カナダ
内容時間:79分

<スタッフ>
監督・脚本:ローウェル=ディーン
製作:ヒュー=パターソン、バーニー=エルナンドほか
撮影:ピーター=ラロック
音楽:シューティング=ガンズ

<キャスト>
ルー=ガルー:レオ=ファファード
ティナ:エイミー=マティシオ
ジェシカ:サラ=リンド
ブラッドリー:コリン=コンリー
ウィリー:ジョナサン=チェリー
署長:エイダン=ディヴァイン

<イントロダクション>
ファンタスティック映画の祭典シッチェス映画祭で人気を集め、続編製作が決定されたアクションホラー。何者かに狼人間にされた警官が、人間離れした能力で犯人を追う。

酒浸りのだらしない警官が現場で気絶、何者かに奇妙な文様を刻印されてしまう。それ以来、彼は伝説の怪物“狼人間”と化した! 世界3大ファンタスティック映画祭の一つ、スペイン・カタルーニャのシッチェス映画祭で支持を集め、早々に続編も製作中という注目作。脱皮するように人間の皮を引き裂きながら狼人間と化す変身シーンや、かろうじて理性を保ち、人間の心と狼人間の能力を持ったスーパー警官“ウルフ・コップ”となった主人公が、人間の時とは打って変わった大活躍を見せる痛快さが見どころだ。

<放送内容>
とある田舎町の警察に勤めるルーは、勤務中にバーで一杯ひっかけることも日常茶飯事のダメ警官。ある日、町外れからの通報に対応するよう命じられたルーは、現場に着くなり気を失ってしまう。気がつくと彼の体には奇妙なシンボルが刻印されており、それ以来、彼は夜になると狼人間に変身するようになってしまった。人間の姿でも人並み外れた嗅覚や聴覚が備わった彼は、日没までの間、その力を利用して事件の元凶を追うのだが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.30

映画『神様メール』(お薦め度★★★★)

シュールなファンタジーコメディですが、魅力があります。
ベルギーの首都ブリュッセルのアパートに暮らす、イエス・キリストが兄となる4人家族で、神である父親が俗物で家族と不仲という設定が緩過ぎです。しかもパソコンが壊れると、人類に影響を及ぼせないというショボサも笑えます。
天使である娘と父のイザコザが全人類に被害を及ぼすドタバタが何とも言えません。

哲学的で愛に満ちたユニークな物語です。ジャコ=ヴァン=ドルマル監督はただ者ではありません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Le tout nouveau testament(新・新約聖書)
制作年:2015
制作国:ベルギー・フランス・ルクセンブルク
内容時間:115分

<スタッフ>
監督・製作総指揮:ジャコ=ヴァン=ドルマル
製作:オリヴィエ=ローサン、ダニエル=マルケ
脚本:ジャコ=ヴァン=ドルマル、トマ=グンジグ
撮影:クリストフ=ボーカルヌ
音楽:アン=ピエールレ

<キャスト>
エアの父親(神様):ブノワ=ポールヴールド
マルティーヌ:カトリーヌ=ドヌーヴ
フランソワ:フランソワ=ダミアン
エアの母親(女神):ヨランド=モロー
エア:ピリ=グロイン
エアの兄JC(イエス=キリスト):ダヴィッド=ミュルジア

<イントロダクション>
もしもたくさんの人が、神様からのメールで自分の余命を知ったら……。「トト・ザ・ヒーロー」などで知られるベルギーの鬼才J・V・ドルマル監督のファンタジーコメディ。

「トト・ザ・ヒーロー」から2015年の本作までの24年間に「トト~」や本作を含めても5本の長編しか放っていない、マイペースの映画作家ドルマル監督。自身が生みだした自由奔放なアイデアを唯一無比という独特の映像センスで映画にする名手だが、本作は神様がいい加減なため、神様のPCから配信されたメールで世界中の人々が自身の余命を知ってしまう設定が実にオフビート。しかし、絶望的な状況に置かれても登場人物たちが希望を失わない、前向きな展開もドルマル監督らしく、爽快な感動を誘う人生賛歌だ。

<放送内容>
ブリュッセル。神様が父親の少女エアは生まれてから今までの10年間、両親と住むアパートから出たことがなく、自分が創造した人間たちの運命を気まぐれで操るいい加減な父親に不満を抱く。ついにエアは父親の仕事部屋に忍び込み、父親のPCをいじって世界中の人々に彼らの余命を知らせるメールを送り、直後、以前から行きたかったアパートの外の世界に飛び出すが、自分の余命を知って人生ががらりと変わった6人とそこで出会う。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.27

映画『プライム・ターゲット』(お薦め度★★★★)

結構な面白さです。
絶体絶命の状況はまるで「24−TWENTY FOUR−」シリーズのようです。そこにジャック=バウアーのようなヒーローが登場しないとなるとまさに絶望的です。

ツッコミどころ満載ながらそれを割り引いても、欧州映画なのでテロに対するシビアさが伝わってきます。危機感あふれるスリリングな展開にハラハラドキドキの連続でした。

ベルギー首相を演じた主演のケーン=デ=ボーウが極限状態でのリアリティを演じ切りました。政治家らしい存在感と立ち振る舞いが見事でした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:De Premier
制作年:2016
制作国:ベルギー
内容時間:116分

<スタッフ>
監督:エリク=ヴァン=ローイ
製作:ヒルデ=デ=ラーレ
脚本:エリク=ヴァン=ローイ、カール=ヨース
撮影:ダニー=エルセン
音楽:メルライン=スニッカー

<キャスト>
ベルギー首相デフリーゼ:ケーン=デ=ボーウ
クリスティン:ティン=レイマー
エヴァ:シャルロッテ=ファンデルメールシュ
アメリカ大統領:サスキア=リーヴス
運転手:スタイン=ファン=オプスタル

<イントロダクション>
謎の犯罪組織により、ベルギー首相に突如課せられた使命。それは、サミットで同国を訪れるアメリカ大統領を暗殺せよというものだった! アッと驚く奇想天外なサスペンス。

暗殺者を主人公にした映画は、古今東西で無数に作られてきたものの、ベルギーから新たに登場した本作は、まさに前代未聞といえるもの。なにせ国のトップたるベルギー首相が、謎の犯罪組織に愛する家族を人質に取られ、アメリカ大統領の暗殺者へと変身することを無理強いされるというのだから、もうビックリ仰天。そんなの絶対ありえねー、とツッコミどころ満載ながら、ベルギーきっての人気ヒットメイカー、「ロフト.」のE・ヴァン・ローイが監督を手掛け、B級映画好きにはたまらない娯楽サスペンスに仕上がった。

<放送内容>
ベルギーの首都ブリュッセルを舞台にしたサミット(主要国首脳会議)の開催が迫るなか、ベルギー首相デフリーゼの身に突如、悪夢のような出来事が降りかかる。謎の犯罪組織によって家族ともども拉致された彼は、愛する妻子と生きて再会したいならば、これから首脳会談をするアメリカ大統領を、お前自身の手で撃ち殺せ、という不条理な暗殺指令を受けたのだった。果たしてどうすべきか、心が揺れ動く中、彼の下した決断と行動とは?

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.25

映画『KILLERS WITHIN/キラーズ・ウィズイン』(お薦め度★★★★)

びっくりです。素晴らしい。
まさかまさかの展開に度肝を抜かれました。
久しぶりに映画ならではの醍醐味を味わいました。

何を書いてもネタバレにつながるので止めときます。
鑑賞後にタイトルの意味がよ〜くわかります。

アイルランド映画、豪(えら)い!

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Killers Within
制作年:2018
制作国:アイルランド
内容時間:100分

<スタッフ>
監督・脚本:ポール=ブッシュ、ブライアン=オニール
製作:ロジャー=コートニー、ポール=ブッシュ、ブライアン=オニールほか
撮影:フィリップ=グレアム
音楽:ジェローム=レロイ

<キャスト>
アマンダ:スー=ウォルシュ
リック:ジェフ=ドイル
ジャック:ジョニー=エリオット
フィリップ:アンドリュー=マーレイ
サム:サム=ルーカス=スミス
クレア:シアーシャ=ロング

<イントロダクション>
息子を誘拐された母親が、身代金を用意するためやむなく元夫らと裕福な銀行家の豪邸を襲撃するのだが……。予想を覆す展開に驚かされるアイルランド発の異色アクション。

やむにやまれず強盗の罪を犯すことになったヒロインと仲間たちが、襲撃先の豪邸で思わぬ出来事に遭遇する。本作が長編映画初監督で脚本も担当したP・ブッシュとB・オニールのコンビが、デビュー作らしい才気走った演出とストーリーを見せた注目作。警察官のヒロインが犯罪組織に借金を作った元夫のせいで息子を誘拐され、巨額の身代金を用意するため自ら強盗に手を染める……という序盤までは正統派クライムアクションなのだが、襲撃先の一家が抱える秘密が明らかになる中盤からがらりと様相を変える点が見もの。

<放送内容>
警察官のアマンダは、ある日最愛の息子を目前で誘拐されてしまう。その原因は、やはり警官だった元夫のリックが麻薬密売組織とトラブルを起こし、巨額の借金を作ってしまったことにあった。その金額はなんと60万ユーロ。そんな大金を払えるはずもないアマンダたちは、リックとその弟サムらとともに強盗計画を立案、裕福な銀行家の豪邸を襲撃する。計画は順調に進むかに見えたが、やがて銀行家一家の“秘密”が明らかになり……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.11

映画『ヒドゥン・チャイルド 埋もれた真実』(お薦め度★★★★)

よく出来た脚本です。
主人公の娘が母親の過去を調べることがトリガーとなって、殺人事件が連続して起こっていく謎にドンドン引き込まれてしまいます。第二次世界大戦によって生じた不条理と、その真相を知る関係者が減っていく現実が何とももどかしく、全編を通じて深くて重い息苦しさと物悲しさを感じさせるミステリーです。

スウェーデン人が主人公の作品は初めてだと思います。警察官の夫が簡単に育休を取ったり直ぐに職場に復帰したりと働き方に関して先進的です。さらに、主人公が乳飲み子を抱えながら事件を追う姿が、当たり前のように映し出されていて、社会保障が充実した北欧の国だということを実感できました。

改めて欧州映画にはまだまだ眠っている秀作があるのだと思います。WOWOWには引き続き頑張って掘り起こして欲しいです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Tyskungen
制作年:2013
制作国:スウェーデン・ドイツ
内容時間:106分

<スタッフ>
監督:ペール=ハネフィヨルド
脚本:マリア=カールソン
撮影:マレク=ヴィーセル
音楽:アンダース=ニスカほか

<キャスト>
エリカ:クラウディア=ガリ
エリカの夫パトリック:リチャード=ウルフセーテル
過去のアクセル:エドヴィン=エンドル
現在のフランス:ペル=ミルバーリ
現在のブリッタ:インガ=ランドグレー

<イントロダクション>
“スウェーデンのアガサ・クリスティ”と呼ばれる人気女性作家C・レックバリの小説を映画化。女性作家エリカは事故死した母親の意外な過去に驚くとともに、自身も危機へ。

邦訳もされたレックバリの小説「踊る骸 エリカ&パトリック事件簿」が原作。女性作家エリカは、交通事故死した母親が隠していた、エリカの兄に当たる男性の訪問を突然受けるが、男性は直後何者かに殺され、しかも母親の旧友たちまで次々と殺されていく。その背景には第2次世界大戦中、ナチスドイツに対してレジスタンスとなった当時の若者たちがいて……。ヒット小説を原作にしただけにストーリーの面白さは一級で、日本では無名のキャスト・スタッフ全員が優れた仕事をした秀作だ。WOWOWの放送が日本初公開。

<放送内容>
スウェーデン。作家エリカは娘マヤを出産するが、彼女の両親は病院からの帰宅途中、交通事故で命を落とす。しばらくしてエリカは刑事である夫パトリックやマヤとともに、両親の家に引っ越すが、そこで突然、エリカの母親が生んだエリカの兄に当たるという老男性ヨーランの訪問を受ける。驚きの余り面会を拒んだエリカだが、直後、ヨーランは何者かに殺されてしまう。エリカは真相を確かめようと母親の旧友たちと会い始めるが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.01.09

ドラマ「ココア」(お薦め度★★★★)

3つのエピソードはそれぞれかなり込み入っているのに、タイトル通りのほっこり感は好感が持てます。
今を生きるJK(女子高生)の心情を各々ストレートに告白させる構成力は見事です。それぞれのエンディングもありきたりでなく、新しさを感じました。

脚本家として新人なのに大したものだと感心したのですが、観終わってからオフィシャルサイトを確認したところ、史上最年少受賞の14歳中学2年生の作品とのことで二度びっくりです。感性もテクニックも並外れています。

脚本ではなく演出で残念だったのは、初見となる3人のJKの容姿が似ていて、灯役の南 沙良と香役の出口 夏希が同一人物と勘違いしたことでした。せめてどちらかの髪型を違えるとかしてくれないとオジサンには区別できません(泣)。

本作もTVerで1月12日まで視聴できます。

以下、オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
フジテレビ、2019年1月4日23:30~24:40放送。第30回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞。

<スタッフ>
脚本:鈴木すみれ
プロデュース:荒井俊雄(『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』)
演出:阿部博行

<キャスト>
南 沙良
出口 夏希
永瀬 莉子
渡辺 大知
浦上 晟周
宇野 実彩子(AAA)
柳原 可奈子
椙杜 翔馬
水沢 林太郎
藤野 詩音
山城 琉飛
神尾 佑
紺野 まひる
斎藤 工

<イントロダクション>
渋谷で出会った高校生の灯(16)と、親の仕送りで生計を立てている売れないギタリストの雄介(31)。灯は名前を明かさず、雄介に自分の“友達”の話として、複雑な家庭環境に苦しみ、そして学校ではいじめを受け自殺未遂をしたという「灯」という少女の話をはじめて…。

一見、温かい家族の鈴森家の長女・香(16)。しかし、父・賢(43)は不倫、そして母・優子(39)も、そのさみしさを埋めるように不倫をしています。両親の裏切りに気づきながらも平穏な家族の一員を演じていた香ですが、ある日我慢の限界に達し、「誕生日に欲しいものは両親の離婚」と、家族に自分の気持ちをぶつけると…。

化石が好きな高校生・志穂(16)は、教室でいつもひとり。同じクラスの人気者・海斗(16)は、孤立している志穂に心を開いてもらおうと追いかけ回します。少しずつ2人の距離が縮まっていったある日、2人で化石を掘りながら、志穂はぽつりぽつりと壮絶な過去を語り始めて…。

「フジテレビヤングシナリオ大賞」史上最年少受賞の14歳中学2年生の鈴木すみれが初めて書き上げた作品「ココア」。誰もが味わったことのあるほろ苦い記憶を思い起こさせるとともに、生きていく希望をあたえてくれる、3人の女子高生たちのそれぞれの物語です。

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2019.01.07

映画『グレイテスト・ショーマン』(お薦め度★★★★)

興行師のサクセスストーリーを描いた絢爛豪華なミュージカルです。
歌と踊り、物語の水準が極めて高く、流石はハリウッドです。
昨年からずっと話題だったので、気になっていました。世界的に人気が高かったのが頷けます。

興行師の到達点は、富と名声がお決まりと思っていましたが、主人公のバーナムは成り上がりではなく、マイノリティであるサーカスの団員たちと共に団結し、自身の妻と子供たちのために尽くした真の成功者でした。

主人公を演じたヒュー=ジャックマンは、「X-メン」シリーズのアクションだけのイメージでしたが、ミュージカル俳優としても十分通用する見事な歌と踊りを披露してくれました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Greatest Showman
制作年:2017
制作国:アメリカ
内容時間:105分

<スタッフ>
監督:マイケル=グレイシー
製作総指揮:ジェームズ=マンゴールドほか
製作:ピーター=チャーニン、ローレンス=マーク、ジェンノ=トッピング
原案:ジェニー=ビックス
脚本:ジェニー=ビックス、ビル=コンドン
撮影:シーマス=マッガーヴェイ
音楽:ジョン=デブニー、ジョゼフ=トラパニーズ
作詞作曲:ベンジ=パセック、ジャスティン=ポール

<キャスト>
P=T=バーナム:ヒュー=ジャックマン
フィリップ=カーライル:ザック=エフロン
チャリティ=バーナム:ミシェル=ウィリアムズ
ジェニー=リンド:レベッカ=ファーガソン
レティ=ルッツ:キアラ=セトル
アン=ウィーラー:ゼンデイヤ

<イントロダクション>
2018年前半に日本でも大ヒットし、サントラも好評を獲得した、話題のハリウッドミュージカル。19世紀に実在した興行師、P・T・バーナムが成功をつかむまでを描く。

「ラ・ラ・ランド」の挿入歌の数々を手掛けた名コンビ、B・パセックとJ・ポールが本作でも挿入歌の数々の作詞作曲を担当し、世界合計興行収入が4億3000万ドルを突破した大ヒットミュージカル映画。H・ジャックマン、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのZ・エフロンら豪華多彩なキャストを迎え、社会のはみ出し者とされた人々がバーナムのもと、立ち上がる姿を描写。中でも第90回アカデミー賞で歌曲賞にノミネートされた“This is Me”などの名ナンバーとそれらが彩るダンス場面は圧巻だ。

<放送内容>
19世紀、ニューヨーク。貧しい生まれのバーナムは上流家庭の令嬢チャリティを妻に迎えたが失業し、大衆向けの博物館を開業。しかし客は集まらず、バーナムはユニークな人々を博物館に集め、歌あり踊りありで空中ぶらんこや動物の曲芸も見せるショーを売りにするとたちまち大成功。さらにバーナムは社会に認められたいという野心のため、ヨーロッパの女性歌手リンドを米国に招くが、家族やショーの出演者たちと心がすれ違いだす。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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