2019.06.26

映画『クレイジー・リッチ!』(お薦め度★★★★)

ハリウッド映画で主要キャストが全員アジア系なのに、全米で大ヒットした作品ということで気になっていたのですが、WOWOWが早速放送してくれました。

既にハリウッドはアジアのマーケットを意識せざるおえないことが本作でわかります。アジアの中でも中国です。日本ではありません。

良く出来ています。
話は明解で、息子の彼女と息子の母親のいがみ合いです。古今東西における普遍的なテーマです。

息子は由緒正しい大富豪の跡取りという設定です。しかも御曹司なのに超良い奴という白馬の王子様なお人柄なので、胸キュンなラブコメとしても優れていました。

超リッチなセレブたちの世界を描いていながら、御曹司は子供の頃に祖母から餃子作りを手伝わされていたことや、彼女と母親とのバトルの場が雀荘で麻雀をしながらという大衆を充分に意識した内容で嫌味がありません。結局お金持ちもいろいろ大変なのだなぁと思わせるお気楽さがあります。

セレブをネガティブに捉えている俺ですが、違和感なく本作の世界に入ることが出来ました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Crazy Rich Asians
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:121分

<スタッフ>
監督:ジョン=M=チュウ
製作:ニーナ=ジェイコブソン、ブラッド=シンプソン、ジョン=ペノッティ
脚本:ピーター=チアレッリ、アデル=リム
撮影:ヴァニャ=ツァーンユル
音楽:ブライアン=タイラー

<キャスト>
レイチェル=チュウ:コンスタンス=ウー
ニック=ヤン:ヘンリー=ゴールディング
エレノア=ヤン:ミシェル=ヨー
ペク=リン:オークワフィナ
ワイ=ムン:ケン・チョン
アラミンタ=リー:ソノヤ=ミズノ

<イントロダクション>
アジア系を主要キャストにした25年ぶりのハリウッドメジャーの作品ながら、全米No.1ヒットを記録した爆笑編。シンガポールでゴージャス過ぎる結婚式が開かれて……?

ハリウッドの大手映画会社がアジア系俳優陣を主要キャストにした作品としては1993年の「ジョイ・ラック・クラブ」以来、25年ぶり。しかも全米No.1ヒットを記録した上、世界合計興行収入が2億3千万ドルを突破するという大反響を呼んだ話題作。「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」に影響を受けたムードもあるが、美しいシンガポールの地に住むウルトラリッチなセレブたちの意外性たっぷりなほどゴージャスな暮らしは見ているだけで楽しく、キャストのハイテンション演技も爆笑を誘う。

<放送内容>
中国系米国人レイチェルはニューヨーク大の教授だが、シンガポール出身の恋人ニックの親友の結婚式に出席するため、ニックとシンガポールへ。ニックはレイチェルが想像していた以上に裕福な家庭の出身だった。アジア屈指の大富豪一族、ヤン家の後継者である御曹司ニックと仲良くなりたい女性が多い上、ニックの母親エレノアは庶民のレイチェルをニックの妻にさせたくないと考えているらしく、レイチェルは頭を抱えてしまうが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.25

映画『検察側の罪人』(お薦め度★★★★)

かなり刺激的な社会派クライムサスペンスです。
まさか木村拓哉が汚れ役を演じると思わなかったし、二宮和也の特に尋問での迫真の演技に驚かされました。

二人の演技が良かったので高評価したいところですが、騙されてはいけません。

メインテーマのエリート検事と若手検事の対決軸となる設定がどう考えてもおかしいのです。そもそも検事は犯人を裁判にかける役割なのですから、冤罪を争点にするのは無理があります。

そもそも容疑者は極悪人なのだから復讐という次元で両検事が共同戦線を取らなければならないのに、そうしないストーリー展開に違和感しかありません。

真犯人に仕立てようとする冤罪事件に矮小化する設定自体がリアリティを欠き、評価を下げました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:124分

<スタッフ>
監督・脚本:原田眞人
撮影:柴主高秀
音楽:富貴晴美、土屋玲子

<キャスト>
最上毅:木村拓哉
沖野啓一郎:二宮和也
橘沙穂:吉高由里子
諏訪部利成:松重豊
丹野和樹:平岳大
小田島誠司:八嶋智人
弓岡嗣郎:大倉孝二
白川雄馬:山崎努
松倉重生:酒向芳

<イントロダクション>
木村拓哉と二宮和也が熱演で火花を散らした社会派ミステリー。過去の殺人事件の容疑者を有罪にしようと躍起になるエリート検事と、彼に疑問を抱いた若き検事の対立を描く。

雫井脩介のベストセラー小説を、「関ヶ原」の原田眞人監督が映画化。木村と二宮が映画で初共演し、話題を集めた。片やエリート検事役、片や彼に教えられ、憧れの存在として見ている若き検事という役だが、2人が対立していくさまを圧巻の演技対決で魅せる。木村演じる最上が容疑者を執拗に追い詰める姿はすごみ満点で、さすがの貫禄。また、二宮演じる沖野が松重豊扮するブローカー、酒向芳(怪演!)演じる容疑者と対峙していく場面を、舞台を見ているかのような緊張感ある演出で展開させた原田監督の手腕も光る。

<放送内容>
都内で殺人事件が発生、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されたばかりの駆け出し検事・沖野が担当することに。最上は複数いる容疑者の中から、過去に時効となってしまった未解決事件の重要参考人だった松倉という男性に狙いを定める。沖野は最上に聴取を命じられ、事務官の沙穂とともに松倉と相対する。だが松倉は犯行を否認し、まったく手ごたえが感じられない。やがて、沖野は最上の捜査方針に疑問を抱く。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.03

映画『ガーディアン 偽りの守護天使』(お薦め度★★★★)

見応えのあるサスペンスでした。
しかも、実話に裏付けられたリアリティは半端ありません。

容疑者たちがスムーズに捕まるものの、洗脳して犯罪の実行させたという主犯を自白に導いたにもかかわらず、逆に刑事がどうしようもなく追い詰められるという攻防はゾクゾクさせられます。しかも刑事の妻に近寄る大胆さに、危険の香りはマックスです。

脚本、演出ともに優れており、刑事と妻、主犯の俳優たちの素晴らしい演技に感服しました。

欧州映画のクオリティの高さに圧倒されます。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Guardian Angel
制作年:2018
制作国:フィンランド・デンマーク・クロアチア
内容時間:102分

<スタッフ>
監督・脚本:アルト=ハロネン
製作:アルト=ハロネン、ティモ=T=ラーティネンほか
撮影:ピニ=ヘルステッド
音楽:トゥオマス=カンテリネン

<キャスト>
アンダース:ピルー=アスベック
ニールセン:ジョシュ=ルーカス
ダブロウスキー博士:ラデ=シェルベッジア
マリー:サラ=ソウリエ

<イントロダクション>
第2次世界大戦が終わってから6年後のデンマーク。銀行強盗犯が自分に犯行を指示したという“守護天使”とは誰か。ショッキングな実話を再現したヨーロッパ産サスペンス。

1951年、コペンハーゲン。銀行強盗犯のひとりは“守護天使”に命じられたと証言するが、“守護天使”とは何者か……。心理学に精通する黒幕が、催眠術で他人を操ったという衝撃的な実話を再現。黒幕はしかも、捜査を担当する刑事の妻に近づき、彼女の心までコントロールしようとする。1950年代が舞台ながら、現在でも起き得る“洗脳”が題材なのが恐ろしく、最後まで目が離せなくなる戦慄編。フィンランドなどの合作だが、米国のJ・ルーカスが黒幕ニールセン役を冷徹に巧演。WOWOWの放送が日本初公開。

<放送内容>
1951年、デンマーク。アンダース刑事は銀行強盗事件を担当し、犯人2人組の逃げたひとり、パーレを逮捕。パーレは戦時中、ナチスに協力したとの戦争犯罪で服役したが、2週間前にも似た事件を起こしていた。アンダースが調べるとパーレは服役中、同房だったニールセンの過激思想に影響を受けていたと判明。犯行はニールセンに指示されたのか。逮捕されたが保釈されたニールセンは、アンダースの妻マリーにつきまといだし……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.02

映画『男はつらいよ 寅次郎の休日』(お薦め度★★★★)

平成の寅さん3作の中では一番の内容です。
冒頭に寅さんの妄想シーンが復活して、従来のトーンに戻しています。

寅さんと満男が一緒に行動する良く出来た脚本でした。
前作に続いてマドンナ・後藤久美子が登場しますが、若干設定を変更しています。違和感はありません。

「幸せとは」を考える満男のセリフが心に沁みました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1990
制作国:日本
内容時間:106分

<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
泉:後藤久美子
満男:吉岡秀隆
礼子:夏木マリ
一男:寺尾聰
幸枝:宮崎美子

<イントロダクション>
渥美清が主演した国民的人気コメディ「男はつらいよ」シリーズの第43作。寅次郎は甥の満男と彼が憧れる泉の恋に力を貸せるのか。マドンナ女優は前作に続いて後藤久美子。

シリーズ前作「~ぼくの伯父さん」で、寅さんと並ぶもうひとりの主人公になった、吉岡秀隆演じるその甥、満男。前作に続き、当時はゴクミと呼ばれて人気だった後藤扮する美少女・泉と満男の恋を描き、再出発したシリーズをフレッシュかつユーモラスに盛り上げた。ゴクミ演じる泉の母親・礼子役も前作に続いて美貌と演技力を兼ね備えた本格派、夏木マリ。従来のマドンナたちほど濃密ではないが、寅次郎とロマンチックな雰囲気になりそうになる趣向もあって楽しませる。ロケ地は大分県の日田市や愛知県の名古屋市。

<放送内容>
テキ屋の寅次郎の甥、満男は浪人生を経て大学生になるが、高校時代から憧れていた後輩・泉が名古屋から東京へやって来る。泉の目的は母親と別居中の父親・一男を捜し出すためだった。やがて一男が仕事を辞めて故郷の大分に帰ったと分かり、泉は単身、大分に向かおうとするが、彼女の力になりたい満男はその大分行きに同行することに。寅次郎は娘を心配する礼子に同行して大分に向かうが、鉄道での道中、礼子に好意を抱きだし……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

【関連記事】 
2011.12.24 寅さんをWOWOWで全部観るぞ!

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2019.05.28

ドラマ「コンフィデンスマンJP 運勢編」(お薦め度★★★★)

映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』の5月17日公開に合わせて、翌日フジテレビでスペシャルドラマとして放送されました。月9ドラマから約1年ぶりです。

構成が優れた見事な脚本でした。
大いに騙されました。

尺の大部分がネガティブトーンで、どうしたのとトコトン視聴者を追い込んで、残りの時間で伏線を回収して、驚きの結末を用意する「脚本の3つのルール」が徹底されていました。

映画用と思われる新メンバーが登場しており、賑やかさが増して単発ドラマとしても十分に楽しめる作品でした。

以下、オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
フジテレビ、5月18日(土)放送。フジテレビ開局60周年特別企画SPドラマ。

<スタッフ>
脚本:古沢良太
企画:成河広明
プロデュース:草ヶ谷大輔、古郡真也
演出:田中亮
制作・著作:フジテレビ

<キャスト>
長澤まさみ
東出昌大
小手伸也
織田梨沙
小日向文世、
北村一輝
広末涼子
中山美穂

<イントロダクション>
コンフィデンスマン=信用詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は、宇宙に行きたいと切実に願うアプリ開発会社の社長・松崎(船越英一郎)を巧みにだまし、大金をせしめる。だがボクちゃんは、「今回はまれにみるひどい作戦だった」とダー子を責め、詐欺師を辞めると言い出す。いつもたまたまついているだけ、とボクちゃんから言われたダー子は、幸運の女神に守られている、と返すが・・・・・・。
そんなダー子が、新たなターゲットとして狙いを定めたのは投資家の阿久津晃(北村一輝)。阿久津は投資家とは名ばかりの闇金業者で、賭けポーカーの元締としても暗躍し、債務者をギャンブル漬けにするなど、卑劣な手口で稼ぐ危ない男だった。ボクちゃんとリチャードは、相手が悪いと反対した。しかしダー子が耳を貸すはずもなく、なかば強引にボクちゃんたちを巻き込むと、証券マンを装い、犯罪がらみの現金を洗浄するといって阿久津に接触する。だが、ダー子たちの正体を見抜いていた阿久津に、用意した見せ金の5000万円をあっさり奪い取られてしまう。
リチャードの占いによれば、ダー子の運はこれから下がり続けるという。ダー子は、占いなんて迷信だと証明する、といっていくつかのターゲットを狙ったものの、信じられないような不運が続き、連戦連敗してしまう。それでも阿久津へのリベンジを諦めないダー子に呆れたボクちゃんとリチャードは、彼女の元を去ることに・・・・・・。
ほどなくボクちゃんは、渡辺若葉(中山美穂)が社長を務める遺品整理会社『おもかげ』で働き始める。一方、海辺の町でサーフィンを楽しんでいたリチャードは、夫を亡くし、ひとりで中華料理店を切り盛りする韮山波子(広末涼子)に心をひかれていた。
ダー子は、弟子のモナコ(織田梨沙)をボクちゃんとリチャードのもとへ送り、阿久津へのリベンジに協力を求めた。しかし、ふたりから拒否されてしまったダー子は、五十嵐(小手伸也)とともに再び阿久津に挑むが・・・・・・。

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2019.05.20

映画『アメリカン・アサシン』(お薦め度★★★★)

思った以上に面白い作品です。
興味はなかったのですが、スペイン女優・シャルロット=ヴェガが出演していることを知り、観ることにしました。本作でも露出高めですが、残念ながら彼女の登場シーンは少ないです。

次から次へと想定外のアクシデントが発生するスリリングなシーンの連続です。

思いもよらぬパンドラの箱を開ける壮大な展開で、ハラハラドキドキさせられます。サスペンスアクション映画として、満足できます。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:American Assassin
制作年:2017
制作国:アメリカ
内容時間:112分

<スタッフ>
監督:マイケル=クエスタ
製作:ロレンツォ=ディボナヴェンチュラ、ニック=ウェクスラー
脚本:スティーヴン=シフ、マイケル=フィンチ、エドワード=ズウィックほか
撮影:エンリケ=シャディアック
音楽:スティーヴン=プライス

<キャスト>
ミッチ=ラップ:ディラン=オブライエン
スタン=ハーリー:マイケル=キートン
アイリーン=ケネディ:サナ=レイサン
アニカ:シーヴァ=ネガー
スタンスフィールド:デヴィッド=スーシェ

<イントロダクション>
無差別テロ事件で最愛の恋人を殺された青年がやがてCIAの精鋭スパイとなり、世界的危機の最前線で活躍するに至るさまを、スリル満点に綴ったサスペンスアクション大作。

トム・クランシー原作の“ジャック・ライアン”シリーズやロバート・ラドラム原作の“ジェイソン・ボーン”シリーズと同様、今は亡きアメリカの人気作家V・フリンのベストセラーをもとに、若きCIAエージェント、ミッチ・ラップの成長と活躍をスリリングに描いた待望の映画化第1弾。「メイズ・ランナー」シリーズのD・オブライエンが熱血漢の主人公に扮する一方、彼を徹底的にしごくCIAの鬼教官にしてチームリーダーを好演するのは、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のM・キートン。

<放送内容>
最愛の恋人とともにスペインのイビサ島を休暇で訪れたアメリカ人青年のミッチ。ところが、彼女にプロポーズして快諾してもらい、ミッチが幸福の絶頂を味わった直後、残忍なテロ集団が無差別乱射を始め、恋人はあえなく急死。復讐を心に誓ったミッチは、以後、射撃や格闘技の練習に打ち込むように。やがて、そんな彼の才能に目を付けたCIAにスカウトされたミッチは、厳しい特訓の末、精鋭チームの一員として成長していく。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.05.15

映画『万引き家族』(お薦め度★★★★)

いとおしさがこみ上げる作品です。
終盤に法治国家としての社会的な正しさと倫理に照らされて行くと、この家族の誰もが幸せにならないという逆説的な結論が待っていました。何とも言いようのない行き止まりの悲しさしか残されていません。打ちのめされました。

何と言ってもキャスティングが見事でした。特に安藤サクラの演技は称賛に値します。物凄い女優です。ゆりを抱いて泣くシーン、正面のカメラに向かってカメラ目線で告白しながら溢れる涙を拭うシーン、深く心に刻まれました。

是枝裕和監督の作家性が遺憾なく発揮されています。彼の集大成ではないでしょうか。編集の大胆さに感服です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:121分

<受賞歴>
第71回(2018)カンヌ国際映画祭パルムドール

<スタッフ>
監督・脚本:是枝裕和
撮影:近藤龍人
音楽:細野晴臣

<キャスト>
治:リリー・フランキー
信代:安藤サクラ
初枝:樹木希林
亜紀:松岡茉優
祥太:城桧吏
ゆり:佐々木みゆ
“4番さん”:池松壮亮

<イントロダクション>
第71回カンヌ国際映画祭でパルムドール、第42回日本アカデミー賞では作品賞を筆頭に最多8部門で最優秀賞を受賞するなど、国内外で絶賛を博した是枝裕和監督の話題作。

これまでにも家族をテーマに数々の秀作を生み出してきた是枝裕和監督が、万引きをして日々の生計を立てるワケあり家族の日常にそっと寄り添いながら、本当の家族の絆とは何かを観る者に問いかける、集大成的作品を発表。第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝き、惜しくも受賞は逃したが第91回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど、海外でも高い評価を得た。是枝作品の常連俳優リリー・フランキー、今は亡き樹木希林に加え、初参加の安藤サクラらが、見応えのある演技合戦を披露。

<放送内容>
都会の片隅の今にも壊れそうなボロ家でひっそりと暮らす、治と妻の信代、息子の祥太、治の老母・初枝、そして信代の妹・亜紀の奇妙な5人家族。彼らは、家族ぐるみで店で万引きを働いたり、初枝が定期的にもらう年金を頼りに、どうにか毎日を送っていた。ある冬の晩、近所の団地の外で震える幼い女の子ゆりを見るに見かねた治が、彼女を家に連れ帰り、家族に新しい仲間が加わる。そんな彼ら一家は、実はある秘密を抱えていた…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.05.13

映画『フライト』(お薦め度★★★★)

本作はフィクションにもかかわらず、実話に基づいた映画『ハドソン川の奇跡』(2016年制作)と瓜二つです。
本作は2012年制作なので、4年前の作品になります。通称“ハドソン川の奇跡”と呼ばれるUSエアウェイズ1549便不時着水事故は2009年なので、本作に影響しているものと思われます。

良く出来ています。フィクションとは思えないリアリティがあります。しかも、情けないほどの人間の弱さが描かれています。

ラストは見事で、泣かずにはおれない人間ドラマが待っていました。秀作です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Flight
制作年:2012
制作国:アメリカ
内容時間:139分

<スタッフ>
監督:ロバート=ゼメキス
製作:ロバート=ゼメキス、ウォルター・F・パークス、ローリー=マクドナルドほか
脚本:ジョン=ゲイティンス
撮影:ドン=バージェス
音楽:アラン=シルヴェストリ

<キャスト>
ウィップ=ウィトカー:デンゼル=ワシントン
ヒュー=ラング:ドン=チードル
ニコール=マッゲン:ケリー=ライリー
ハーリン=メイズ:ジョン=グッドマン
チャーリー=アンダーソン:ブルース=グリーンウッド
エレン=ブロック:メリッサ=レオ

<イントロダクション>
急降下した旅客機を奇跡の操縦で緊急着陸させ、多くの乗客の命を救った機長。彼は英雄か、それとも……。人気男優D・ワシントンがアカデミー主演男優賞候補になった秀作。

R・ゼメキス監督(「フォレスト・ガンプ/一期一会」)とワシントンという、アカデミー賞受賞経験のある2人が組み、最近は非実写作品ばかり手がけていた同監督にとって久々の実写作品になったことでも話題になった一本。序盤の見せ場となる航空機の着陸シーンは精密に作った飛行機のセットを使い、最新映像技術も駆使。圧倒的な見せ場となった。ワシントンは善か悪か分からない、一筋縄ではいかない機長役を巧みに演じ、特に目から発せられるオーラは迫力。「アルゴ」のJ・グッドマンも脇役ながらいい味を出す。

<放送内容>
航空会社で働くウィトカー機長はいつものように、フロリダ州オーランド発アトランタ行きの旅客機に乗り込む。本当はひどい睡眠不足だが、そんな状態でも彼の操縦テクニックは一流だ。しかし、飛行機が突然急降下を始め、機体は制御不能となる。ウィトカーは車輪を出し、燃料を捨て、機体を逆さまにする背面飛行を決行し、飛行機を胴体着陸させるのに成功。病院で目覚めたウィトカーは奇跡の着陸によって英雄とたたえられるが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.05.12

映画『インクレディブル・ファミリー』(お薦め度★★★★)

Mr.インクレディブル』の14年ぶりの続編です。流石に面白いです。
ただ、前作と比べてテンポが若干ゆるい印象です。

女性の社会進出に合わせて、夫が家事を守るという今日的なエピソードは共感できました。ブラッド=バード監督の視点は見事です。赤ん坊ジャック=ジャックの能力開花とデザイナー・エドナ=モードとの関係性が素敵でした。

字幕版を観たのですが、キャラクターの声の印象が合わないので途中で止めました。改めて吹替え版を録画しての鑑賞です。吹替え版になったことで、前作のキャラクターの記憶が蘇りました。本当に声は重要です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Incredibles 2
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:118分

<スタッフ>
監督・脚本:ブラッド=バード
製作:ジョン=ウォーカー、ニコル=パラディス=グリンドル
音楽:マイケル=ジアッキノ

<キャスト>
ボブ=パー/Mr.インクレディブル:声)三浦友和
ヘレン=パー/イラスティガール:声)黒木瞳
ヴァイオレット=パー:声)綾瀬はるか
ダッシェル=パー/ダッシュ:声)山崎智史
イヴリン=ディヴァー:声)加藤有生子
ウィンストン=ディヴァー:声)木下浩之
ルシアス=ベスト/フロゾン:声)斎藤志郎
ヴォイド:声)小島瑠璃子

<イントロダクション>
ディズニー/ピクサーの大ヒット作「Mr.インクレディブル」の14年ぶりの続編。ヒーロー活動が禁止される中、インクレディブル・ファミリーが巨大な陰謀に立ち向かう。

ディズニー/ピクサーによる記念すべき長編アニメーション第20作。Mr.インクレディブルことボブを父親とするヒーロー家族、パー一家の新たな活躍を描く。世界の危機という大事件の一方で、育児と仕事の両立や夫婦の葛藤、微妙な年頃の娘と息子の悩みといった誰もが共感できる問題が描かれたストーリー展開の妙が見ものだ。未知数だった末っ子ジャック・ジャックの驚異のパワーの覚醒や、スーパーパワーの個性を活かした迫力のアクションシーンの数々も見逃せない。監督は前作に続きB・バードが担当した。

<放送内容>
Mr.インクレディブルことボブをはじめとするパー一家は、ヒーロー家族として街の平和を守ってきたが、ある時法律でヒーロー活動が禁じられてしまう。無職となったボブが途方に暮れる中、妻のイラスティガールことヘレンにヒーロー活動復活を懸けた任務が舞い込む。複雑な想いを抱きつつ、主夫業に専念するボブだが、微妙な年齢の長女と長男への接し方、そしてパワーが未知数の末っ子ジャック・ジャックの世話に悪戦苦闘し……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.05.06

映画『こどもつかい』(お薦め度★★★★)

心理的にゾクゾクさせられる怖いホラー映画です。
過激なシーンは無いものの全編を通してかなりの怖さがあります。清水崇監督は、やはり流石です。
社会問題になっている児童虐待を巧く組み込んだ良く出来た脚本でした。

特筆すべきは、有岡大貴の演技です。完璧でした。ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON」ではそれほどと思わなかったのですが、これだけのポテンシャルがあれば今後も俳優としてかなり期待できます。彼が見事だったためか、演技派で名高い恋人役の門脇麦の少しだけ過剰な表現が気になりました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2017
制作国:日本
内容時間:112分

<スタッフ>
監督:清水崇
脚本:ブラジリィー=アン=山田、清水崇
撮影:ふじもと光明
音楽:羽深由理

<キャスト>
こどもつかい:滝沢秀明
江崎駿也:有岡大貴
原田尚美:門脇麦
近藤創:尾上寛之
笠原蓮:中野遥斗
小松洋子:西田尚美

<イントロダクション>
滝沢秀明が謎の男“こどもつかい”を演じたミステリーホラー。子どもの失踪の3日後に周囲の大人が死ぬ怪事件が続発。保育士と新人記者のカップルがその事件の真相に迫る。

「呪怨」シリーズなどで名をはせ、ハリウッド進出も果たした清水崇監督が、滝沢を主演に迎えて新たな恐怖を描き出す。謎の男を演じる滝沢は、どこか「アリス・イン・ワンダーランド」でジョニー・デップが演じたマッドハッター役を思わせるようなメイクと扮装で登場。有岡大貴演じる駿也と門脇麦演じる尚美を恐怖に陥れる役どころを喜々として演じた。ダークな色使い、映像と音響を使ったオーソドックスな恐怖演出といった清水監督お得意の世界にゾクゾクし、明かされていく事件の意外な真相に驚かされる。

<放送内容>
新人記者の駿也は郊外で起こった連続不審死事件を追ううち、小さな子どもが失跡した3日後に周囲の大人が亡くなるという奇妙な事実にたどり着く。亡くなった大人は子どもに恨みを買っていて、街には“子どもの呪い”の噂が広がる。失跡し戻ってきた子どもが口ずさむ歌に事件解決の糸口を見いだした駿也が取材にのめり込む一方、駿也の恋人で保育士の尚美は、小さな行き違いから担当する児童のひとり、蓮の恨みを買ってしまう。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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