2024.06.26

ドラマ「肝臓を奪われた妻」[全13話](お薦め度★★)

駄作です。タイトルのインパクトと伊原六花が主演という興味だけで視聴しました。
最初から期待はしていませんでした。

伊原六花は、大阪府立登美丘高等学校の振付師のakaneが指導する同校ダンス部に所属して、「バブリーダンス」で注目され女優になったので気になっていました。しかし、彼女を映画やドラマで見かけたことは無く、主演を務めるので観ました。

伊原六花はそれなりの演技力と存在感で見劣りはしていませんでした。母親役も務まっていました。

それにしても基礎となる人物設定や脚本がめちゃくちゃで、物語として語るべきものはありません。あまりにも桐山漣が演じる夫が意味不明のキャラクターでした。

以下、番組サイトから引用。


<オンエア情報>
日テレ、2024年4月2日〜6月25日毎週火曜深夜24時24分放送。

<スタッフ>
脚本:遠山絵梨香 (癒やしのお隣さんには秘密がある)
演出:中前勇児、二宮崇
音楽:桶狭間ありさ
制作:下村忠文
プロデュース:明石広人
プロデューサー:桑原丈弥、秋元孝之
制作プロダクション: オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ

<キャスト>
北山優香:伊原六花
小栗健:戸塚純貴
中村弘子:加藤千尋
安藤るり子:水崎綾女
玉木慎吾:夏生大湖
黒田修二:原田龍二
中村聖子:櫻井淳子
井川賢三:田村健太郎
探偵:飯田基祐
田代春美:猫背 椿
中村光星:桐山漣

<イントロダクション>
貧乏だが真面目に正直に、幸せに育ったヒロイン。 理想の人と結ばれ、幸せな結婚生活を送るはずだった・・・ しかし、愛する夫の隠された本当の目的は、

妻の肝臓を病気の母に提供させる ことだった。

LINE マンガで1億3,300万 views※ 記録した 超人気作がついに実写化!

衝撃的なタイトル! 物語冒頭から理不尽に肝臓を奪われてしまうという衝撃の展開! 自分を騙し、裏切った夫とその家族を私は決して許さない! 誰しもが応援したくなる痛快な復讐の連続!

肝臓を奪われ、夫にも裏切られた主人公の復讐劇が始まる!
果たして、主人公のたどり着く先に幸せはあるのか?
復讐の先に見えたものとは?
※2024年2月時点

<鑑賞チャンネル>
Tver。

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2024.06.11

ドラマ「RoOT / ルート」[全10話](お薦め度★★)

かなり期待外れでした。

異色で超面白かったアニメ「オッドタクシー」の実写版で、しかも大人気の前クール冬のドラマ「不適切にもほどがある!」で彗星のごとく現れた河合優実がW主演ということでいやが上にも盛り上がりました。“ふてほど”が終わった次のクールで彼女を視聴できるのですから。

全体的に暗いトーンで、時にバイオレンス過ぎる演出はバランスを欠いていました。特にもう一人のW主演の坂東龍汰が被害に合うシーンは不必要なうえ痛々しい印象しかありませんでした。また、彼のコミカルな設定は無理がありました。

アニメ「オッドタクシー」を知っているのに、全然ストーリーが入ってこないし、河合優実ならではの魅力はほとんどありませんでした。

真犯人の謎解きは、偶然的でリアリティが無く腑に落ちない内容でした。

以下、番組サイトから引用。

<オンエア情報>
テレ東、2024年4月2日〜6月4日毎週火曜深夜24:30放送。

<スタッフ>
原作:P.I.C.S./此元和津也「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」
監督・脚本:土屋貴史
チーフプロデューサー:伊藤裕史(HI Production)、平賀大介(P.I.C.S.)
プロデューサー:松竹奈央(P.I.C.S.)
音楽制作:ポニーキャニオン
オープニングテーマ:「近頃」 Bialystocks (IRORI Records / PONY CANYON)
主題歌:「Roller Coaster」 SIRUP, SUMIN (Suppage Records)

<キャスト>
河合優実
坂東龍汰
黒田大輔
寺本莉緒
福田温子
紗羅マリー
中村麗乃(乃木坂46)
小林桃子
菊池日菜子
伊藤友希
鳥谷宏之
中込佐知子
吉本菜穂子
富川一人
遠藤雄斗
ユースケ(ダイアン)
津田篤宏(ダイアン)
篠原篤
政修二郎
稲葉友
奥野瑛太
山口航太
三浦誠己
渡辺いっけい
松尾貴史

<イントロダクション>
河合優実×坂東龍汰 W主演
新ドラマ「RoOT / ルート」
2024年4月テレ東にて放送開始!

このたび、2024年4月よりテレ東にて、ドラマ「RoOT / ルート」の放送が決定しました。W主演の本作のキャストを務めるのは、『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』などで数々の新人賞を受賞、『少女は卒業しない』で長編映画初主演するなど活躍を続け、本作で地上波ドラマ初主演となる河合優実と、映画『フタリノセカイ』『春に散る』などに出演、2024年舞台『う蝕』で主演、2025年『君の忘れ方』で映画単独初主演を務めるなど数々の映画・ドラマの話題作に継続的に出演し、本作で地上波連続ドラマ初主演となる坂東龍汰の、まさにいま注目の若手実力派俳優の二人。

本作では現在ビッグコミックススペリオールダルパナにて連載中の漫画「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」で描かれている、若手探偵コンビの奮闘劇を基に、ドラマオリジナルストーリーが描かれます。街の小さな探偵事務所で働く、クールで孤独な19歳探偵・玲奈を河合が、玲奈の部下で凶運のポジティブ新人・佐藤を坂東が演じ、とある奇妙なタクシー運転手の素行調査から次第に大きな事件へと巻き込まれていく、踏み込んだら抜け出せない群像“ヒューマン”ミステリー。映画化、舞台化と展開してきたアニメ「オッドタクシー」の世界から新たに実写ドラマが幕を開けます。

監督・脚本は映画『花と雨』や、Vaundy、PerfumeといったトップアーティストのMVなどを手掛けた土屋貴史が担当。映画・舞台・コミックと幅広く展開し、国内のみならず海外でも人気を博すアニメ「オッドタクシー」のチームが企画・制作し、原作はP.I.C.S./此元和津也が手掛け、アニメ「オッドタクシー」の最終回でキーとなっていたクリスマスである12月25日に本情報が解禁。

今回あわせて解禁するティザービジュアルでは、そんなチグハグ探偵コンビの二人が働く探偵事務所内で、ふと何かに気づいたように視線を送る姿が映し出され、湾曲する部屋で散乱する様々なものが、二人が巻き込まれていく大事件への複雑かつ期待膨らむミステリードラマへの没入感を予期させる。また、本ビジュアルは嵐やBUMP OF CHICKEN、Vaundyといったトップアーティストのみならず、数多くの大作映画のポスタービジュアルなども手掛ける写真家・太田好治が撮影、土屋監督がアートディレクションを務め、作品を表すポップでミステリアスなビジュアルとなっています。

また、ドラマ「RoOT / ルート」放送決定に合わせ、アニメ「オッドタクシー」の期間限定無料一挙配信も決定しました。2024年1月2日(火)13時より「オッドタクシー」公式 YouTube チャンネルにて公開されます。

<鑑賞チャンネル>
テレビ録画(Tver配信無し)。

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2024.05.05

ドラマ「フォールアウト<シーズン1>」[全8話](お薦め度★★)

ネットニュースで「実写ドラマ版「フォールアウト」は既に6,500万人が視聴―アマプラ史上2位の偉業」の記事を目にして、観てみました。

グロ過ぎて、変態チックです。面白いと感じません。
観なければよかったと感じましたが、映像にお金がかかっているのでなんとなく全部を鑑賞しました。最終回で伏線をしっかり回収するので物語は理解できました。

続編の製作が決定しているようですが、気持ち悪い作品なので観ません。

こんなドラマが世界中にヒットするとは世も末です。

<配信情報>
ビデオゲーム「フォールアウト」シリーズの実写オリジナルドラマ。2024年4月11日より、Amazon Prime Videoでシーズン1全8話を全世界一挙配信。

<スタッフ> 
監督:ジョナサン=ノーラン
プロデューサー:ジョナサン=ノーラン、 リサ=ジョイ、 ジェニーヴァ=ロバートソン=ドウォレット、 グレアム=ワグナー、 トッド・ハワード、 アテナ=ウィッカム、 ジェームズ=アルトマン、 ジェームズ=W=スコッチドープル、 マーゴット=ルリック

<キャスト>
ルーシー=マクレーン : エラ=パーネル
マキシマス : アーロン=モートン
グール、クーパー=ハワード : ウォルトン=ゴギンズ
ノーム=マクレーン : モイセス=アリアス
ハンク=マクレーン : カイル=マクラクラン

<イントロダクション>
史上最高のゲームタイトルの一つ「Fallout(フォールアウト)」、それは持てる物などほとんど残されていない不毛な世界を舞台にした、持てる者と持たざる者の物語だ。世界の終末から200年後、快適な地下施設に暮らしていたはずの居住者は、地上へと足を踏み入れることになる。そこに待ち受けていたのは衝撃に満ちた世界、ウェイストランドだった。

<鑑賞チャンネル>
Amazonプライムビデオ。

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2024.04.13

ドラマ「GTOリバイバル」(お薦め度★★)

すでに学園ドラマではありません。
暴露系YouTuberが学園外の暴露話を拡散して、社会問題に発展するというカオス状態が展開します。

これはもう教師が解決できる問題ではありません。しかしながら、あの伝説の教師・鬼塚英吉が颯爽と登場して、解決に向けたことをほとんどしないにも関わらず、ハッピーエンドを迎えるというおちゃらけた内容でした。

26年前の連続ドラマ「GTO」から一貫して、気合と根性で何となく解決するパターンを踏襲していました。チェーンソーを持ち出したのはコメディでした。

それでも、鬼塚英吉と冬月あずさがドラマの中で結婚しており、最後に一緒に学校から帰るシーンはほっこりしました。

<オンエア情報>
4月1日(月)午後9:00~10:48。カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ。

<スタッフ> 
原作:藤沢とおる『GTO』(講談社「少年マガジンKC」刊)
脚本:山岡潤平
音楽:福廣秀一朗
主題歌:BLUE ENCOUNT × Takashi Sorimachi「POISON」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
プロデューサー:安藤和久、河西秀幸、田端綾子
演出:深川栄洋
制作協力:メディアプルポ
制作著作:カンテレ

<キャスト>
反町隆史

岡崎紗絵
小手伸也
八木莉可子
畑芽育
日向亘
小林桃子


鈴木浩介
やべけんじ
宮澤美保
田邉成虎


池内博之
山崎裕太
窪塚洋介
徳山秀典
小栗旬
藤木直人


松嶋菜々子

<イントロダクション>
反町隆史主演『GTO』が、26年ぶりに復活!
あの伝説の教師・鬼塚英吉が帰ってくる!

鬼塚が問題だらけの高校に教師として赴任し
悩みを抱えた生徒たちに熱血授業を繰り広げる!

時代は平成から令和へ
富める者は富み、貧しい者は貧しくなり
ますます生きづらくなってきている現代で
鬼塚は令和のニューヒーローになれるのか?

<あらすじ>
鬼塚英吉(反町隆史)が赴任するのは、私立相徳学院高校。この高校で問題となっているのは、フォロワーが200万人近くいる暴露系インフルエンサー“裁ノカ笑”。有名人も一般人も関係なく、どんなネタでも詮索&拡散して炎上させており、これまでに相徳学院の教師や生徒が何人も晒されてきた。あまりに狙われるため、校内に“裁ノカ笑”にふんする犯人がいるのではないかとのうわさもあり、生徒たちは日々お互いの顔色を伺い、疑心暗鬼になりながら学校生活を送っている。そんな相徳学院で働くのが、事なかれ主義の教頭・富士山田剛司(小手伸也)。そして、3年1組の担任で、生徒にはあまり介入すべきでないというスタンスで教師をしている、日本史教師の綾原美結(岡崎紗絵)。
鬼塚はそのクラスの副担任をつとめることになる。3年1組の生徒には、 2人で暮らす仕事一筋の父・市川晃一(鈴木浩介)と関係がうまくいっていない、優等生キャラの市川すずか(八木莉可子)。仲の良い両親のもと幸せに暮らしていたが、父の会社の不正が“裁ノカ笑”に暴かれ倒産してしまった、遠藤凛(畑芽育)。野球の推薦で入学するも、ケガによって野球ができなくなってしまったことで、父親から日々ののしられている、宇野晴翔(日向亘)。そんな悩みを抱えた令和の高校生を前に、鬼塚はどんな熱血授業を繰り広げるのか—。

<鑑賞チャンネル>
Tver。

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2024.03.21

ドラマ「GTO」[全12話](お薦め度★★)

2024年4月1日に「GTO(Great Teacher Onizuka)」が、26年ぶりに単話ドラマ「GTOリバイバル」として復活するにあたり、Tverで全話一挙配信をしていたので、初鑑賞しました。

「GTO」が有名なのは知っていましたが、内容は全く知りませんでした。コンプライアンスに縛られた現代のドラマでは考えられないような不適切な台詞や演出が登場します。時代を感じさせます。それにしても、当時のドラマは人間関係が密でした。今では全く無関係だったり自己責任と割り切られることにも責任をとらなければならないという世間の空気に縛られていたことがわかります。堅苦しい時代背景が感じられました。

エピソードも首をかしげる内容が多く生徒の家の壁をハンマーで主人公が打ち抜くシーンは全く意味不明で首を傾げました。よくこんな演出で人気ドラマになったものだとある意味感心しました。最終回も他人任せの棚ぼた的な展開で何も共感しませんでした。

面白いか面白くないかと言えば、面白くありません。生徒に寄り添う先生像が当時は受けたのでしょうか。

反町隆史と松嶋菜々子の軽快なテンポによる良いやり取りが印象に残りました。

<オンエア情報>
フジテレビ、 1998年7月7日 - 9月22日放送。

<スタッフ> 
原作:藤沢とおる『GTO』(講談社「少年マガジンKC」刊)

脚本:遊川和彦、菅良幸、山岡潤平(リバイバル)
演出:赤羽博、中島悟、深川栄洋(リバイバル)
プロデューサー:柴崎正(AVEC)、安藤和久(関西テレビ)

オープニング:反町隆史「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」

<キャスト>
反町隆史
松嶋菜々子
近藤芳正
円城寺あや
希良梨
池内博之
山崎裕太
徳山秀典
中村愛美
窪塚洋介
小栗旬
藤木直人
馬渕英里何
中尾彬
白川由美

<イントロダクション>
「GTO」とは「Great Teacher Onizuka」の略…
元暴走族、自分勝手でミーハーで本能に忠実。周囲の奴より明らかに温度が高く、言葉よりも行動が先。他の教師と違うのは子供と同じ目線でモノを見たり考えたりできること。そんなGTOこと「鬼塚英吉」が学校で繰り広げる破天荒なストーリー。

<鑑賞チャンネル>
Tver。

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2024.03.19

ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」[全10話](お薦め度★★)

芦田愛菜の演技を久々に味わいたいと思って我慢して観ました。企画と脚本が駄目です。なぜ、ほとんど全てで芦田愛菜をネガティブで使ったのでしょうか。意味が分かりません。

メインテーマは、地方オーケストラ楽団が解散の危機にもかかわらず、最後に大逆転をするというサクセスストーリーを期待したのに、何の解決も提案できずに物語は終わっています。

なるほどタイトルの回収は最終回ではしたものの、多くの楽団員はどうするのでしょうか。本当にお粗末な内容でした。市長の考えを変えさせるとか、大事なことに目を背けた内容に愕然とします。

ウソ過ぎる離婚劇とかどうしようもない娘の意固地な性格やら、主人公が普通に生活できないポンコツぶりとか、どうでもいいです。

一年前の日テレのドラマ「リバーサルオーケストラ」の方が、同じオーケストラ楽団を扱っていましたが、共感できました。

<オンエア情報>
TBS、2024年1月14日~3月17日毎週日曜21時放送。日曜劇場枠。

<スタッフ>
脚本:大島里美
音楽:菅野祐悟
主題歌:アイナ・ジ・エンド「宝者」(avex trax)
撮影監督:神田 創
音楽監修:広上淳一(東京音楽大学)
全面協力:東京音楽大学
企画プロデュース:東仲恵吾
プロデュース:益田千愛
演出:坪井敏雄、富田和成、石井康晴、元井 桃
製作著作:TBS

<キャスト>
西島 秀俊
芦田 愛菜
宮沢 氷魚
新木 優子
當真 あみ
佐藤 緋美
久間田 琳加
大西 利空
石田 ゆり子
淵上 泰史
津田 寛治
満島 真之介
玉山 鉄二
西田 敏行

<イントロダクション>
主演・西島秀俊×芦田愛菜
天才指揮者だったが
“ある事件”で家族も音楽も失った父親と
そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘が
地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し
親子の絆と人生を再生させていく
とびきりアパッシオナート(情熱的)な
ヒューマンドラマ!
TBSでは2024年1月期の日曜劇場(毎週日曜よる9時)で『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』を放送することが決定した。

本作の主人公・夏目俊平(なつめ・しゅんぺい)を演じるのは西島秀俊。映画やテレビドラマに数多く出演し、昨年の第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した映画「ドライブ・マイ・カー」では主演を務めた。日曜劇場への出演は『流星ワゴン』(2015年)に主演して以来9年ぶりとなる。

西島が本作で演じる夏目は、20代の頃から海外で活動し、数々の有名オーケストラと共演してきた才能あるマエストロ(指揮者)。大好きな音楽に対して常にアパッシオナート(情熱的)に向き合い、その情熱はいつも演奏家たちの眠っていた情熱を呼び覚まし、火を灯していた。しかし、音楽以外の能力はゼロで家事は何一つできないポンコツ。超マイペースかつ天然な男でもある。

5年前に起きた“ある事件”をきっかけに家族は夏目のもとを去り、夏目自身は音楽界から離れていたが、日本のとある地方の楽団の指揮をするために数十年ぶりに帰国する。

夏目の娘・響(ひびき)を演じるのは芦田愛菜。芦田の日曜劇場出演は『南極大陸』(2011年)以来となる。『南極大陸』放送当時は7歳だった芦田だが、今作では市役所に勤務する20歳の女性を演じる。

父親とは真逆で音楽を嫌い、音楽の無い人生を送っていた響は、5年前の“ある事件”をきっかけに父と決別していた。ところが父が突然帰国することになり、気まずい同居生活が始まる・・・。

ただ、あなたに聴いてほしかった。
一人ではできないことも、みんなでやればできる。
過去も、未来も、必ず乗り越えられる。
世界的天才指揮者の彼が、なぜ愛する音楽の世界から退くことになったのか?
そして、5年ぶりの娘との再会。天才ゆえに娘の気持ちがわからない夏目が、父としてもう一度娘と向き合う中で、5年前から時間が止まってしまっていた“娘の人生”を少しずつ動かしていく・・・。

本作は、金曜ドラマ『凪のお暇』(2019年)、『妻、小学生になる。』(2022年)などを手掛けた大島里美によるオリジナルストーリー。人の心の内側を丁寧に描き出す大島が初めて日曜劇場作品を担当する。言葉と音楽が奏でる豊かな旋律と圧倒的スケール感にご期待いただきたい。

そして、本作の劇伴を担当するのは『テセウスの船』(2020年)、『日本沈没―希望のひと―』(2021年)をはじめ多くの作品の劇伴を手掛けている菅野祐悟。近年はメディアを通した作曲活動とは別に、「生の音楽を聴いてほしい」という強い思いから、オーケストラによるコンサート活動も行っている。

さらに、本作のオーケストラを全面監修するのは、東京音楽大学教授であり、日本クラシック界を牽引している世界的指揮者の広上淳一。また、オーケストラの演奏部分は東京音楽大学が全面バックアップする。

今作が初共演となる西島と芦田が紡ぎ出す、不器用な父と素直になれない娘の親子の愛の物語。2024年1月期の日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』にご期待いただきたい。

【アパッシオナートとは】
(〈イタリア〉appassionato)音楽の発想標語の一つ。「熱情的に」「激しく」の意。(大辞林第4版より)

<鑑賞チャンネル>
Tver。

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2024.03.13

ドラマ「となりのナースエイド」[全10話](お薦め度★★)

何なんでしょうか?カオスなジャンルです。
コメディ、サスペンス、ミステリー、シリアス、恋愛、友情、、、
訳が分かりません。

設定が壊れていて、エピソードがどうにもなりません。
殺人事件なのに尻切れトンボというかうやむやです。真相は明かされますが、、、

真摯にドラマを作っているとは到底思えません。

そもそも主人公はナースエイドではないし、これほどナメタ人物設定はありません。

企画自体がポンコツとしか言いようがありません。

<オンエア情報>
日テレ、2024年1月10日~3月13日毎週水曜22時放送。

<スタッフ>
原作:知念実希人「となりのナースエイド」(角川文庫)
脚本:オークラ
音楽:井筒昭雄
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:藤森真実、藤村直人、森雅弘、白石香織(AX-ON)、島﨑敏樹(泉放送制作)
演出:内田秀実、今和紀(泉放送制作)、苗代祐史
制作協力:AX-ON、泉放送制作
製作著作:日本テレビ

<キャスト>
桜庭澪(さくらばみお):川栄李奈
⻯崎⼤河(りゅうざきたいが):⾼杉真宙
菊池相⾺(きくちそうま):⽮本悠⾺
⼩野夏芽(おのなつめ):吉住
橘信也(たちばなしんや):上杉柊平
中⼭明菜(なかやまあきな):織⽥梨沙
五十嵐(いがらしちえみ):あかせあかり
⽕神郁男(ひがみいくお):古⽥新太
火神玲香(ひがみれいか):瀧本美織
桜庭唯(さくらばゆい):成海璃⼦
猿⽥弥彦(さるたやひこ):⼩⼿伸也
⽚岡晴美(かたおかはるみ):⽔野美紀

<イントロダクション>
医者のように患者の命は救えない。看護師のように医者のサポートができるわけではない。でも、人知れず患者に寄り添い、患者の心を救っている人たちがいる。
それが、医療現場の縁の下の力持ち“ナースエイド”
主な仕事は、患者の食事や排せつの世話、入浴や着替えの補助など、医療行為は一切許されないけれど、最もパーソナルな時間を共有するナースエイド。
資格がなくてもできる仕事で、雑用をこなすだけ。医療については素人かも知れない…
しかし、「医者が患者の身体を治すプロならば、ナースエイドは、患者に寄り添い心を癒すプロ」
そんな主人公“ナースエイド”桜庭澪が、病院で巻き起こる患者たちの仕事・恋愛・家族…とありとあらゆる問題を解決!
現役医師のベストセラー作家・知念実希人&バナナマンや東京03をはじめ数多くの芸人と共にコントを作り上げ、人気ドラマの脚本も手がけるコメディー界のトップランナー・脚本家オークラが仕掛ける病院リアルエンタメドラマ開幕! 患者の心に寄り添うことが一番!
医療オタクで人との距離がやたらと近いナースエイド×医者は技術第一!天才的オペスキルは持っているがそれ以外は謎に包まれたイケメン天才外科医
考え方が真逆な2人は、顔を合わせれば揉めてばかり…。
しかし、患者を救いたいという熱い想いは一緒!
主人公・澪は、この外科医との出会いによって、自分の生きる道が見えてくる!
…そんな彼女には、隠された正体が。
このドラマには、誰も予想できない二転三転の裏がある。

資格はないけど、死角なし!!
新米ナースエイドが患者を癒し、支え、奮闘する。
コメディなのにグッとくる!病院ライフエンターテイメント
このナースエイド、なんか変…!?
そう彼女には、想定外の裏があるーーー

<鑑賞チャンネル>
Tver。

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2024.03.11

ドラマ「ジャンヌの裁き」[全8話](お薦め度★★)

2024年冬の新ドラマの中では、出だしの脚本が優れており期待した作品でした。しかし、終盤に向かうに従い、リアリティが欠如した内容に成り下がりました。

大体、登場人物の中でスパイが多すぎです。ガッカリさせられました。検察審査員のメンバーの設定もウソっぽくて軽すぎです。これはという人物が皆無でした。

特に、敵役の東京地検特捜部長を演じた田中直樹(ココリコ)がミスキャストでした。プロの俳優を選ぶべきでした。彼には役不足でドラマの根幹を潰してしまいました。

<オンエア情報>
テレビ東京、2024年1月12日~3月8日毎週金曜20時放送。ドラマ8枠。

<スタッフ>
演出:西浦正記、池辺 安智、三木 茂
脚本:泉澤陽子、大北はるか、いとう菜のは
主題歌:ケツメイシ「We GO」(avex trax)
チーフプロデューサー:濱谷晃一(テレビ東京)
プロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)、中島叶(テレビ東京)、平部隆明(ホリプロ)、河添太(オランジュ)
企画協力・アドバイザー:田淵俊彦
製作著作:「ジャンヌの裁き」製作委員会
制作:テレビ東京、ホリプロ
制作協力:オランジュ

<出演>
玉木宏
桜井ユキ
音尾琢真
金子昇
入江甚儀
長谷川純
山本龍二
糸瀬七葉
スチール哲平
与座よしあき
松本海希
森一弥
おしの沙羅
坂井翔
安藤セナ
松井稜樹
優香
高岡早紀
田中直樹(ココリコ)

<イントロダクション>
玉木宏主演
絶対権力・検察に立ち向かうのは
一般市民から選ばれし検察審査会!
少女漫画家のシングルファーザーが
ジャンヌ・ダルクのように革命を起こす!

テレ東では、2024年1月12日(金)夜8時から、ドラマ8「ジャンヌの裁き」を放送することが決定しました。
主人公・越前剛太郎えちぜんごうたろうを演じるのは、玉木宏。テレ東ドラマへの出演は「スパイラル〜町工場の奇跡〜」(2019年)で主演を務めて以来およそ5年ぶりです。
そこそこ人気の少女漫画家“さんぷう・みなみ”の本名は越前剛太郎。世間的には女性と思われていますが、その正体はちょっと優柔不断なシングルファーザー。そんな剛太郎のもとに、裁判所から検察審査員に任命されたとの通知書が届きます。検察審査員の役割は検察による不起訴処分の審議。そのメンバーは日本国民からランダムに選ばれた11人。突然の決定に仕事に追われる剛太郎は辞退を申し出るも、特別な事情ではないため裁判所に却下されてしまいます。当初は検察審査会に後ろ向きだった剛太郎ですが、事件の裏にある人々の思いや、検察によって理不尽に隠された真実に迫る内、徐々に検察審査会の重要性を認識します。圧倒的≪強者≫である検察に、≪弱者≫である一般人の寄せ集め=検察審査会メンバーがジャンヌ・ダルクが革命を起こしたように立ち向かい、事件に隠された巨悪の存在に迫っていく痛快なエンタメ司法ドラマです。

<鑑賞チャンネル>
Tver。

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2024.03.07

ドラマ「ハコビヤ」[全8話](お薦め度★★)

後半からエピソードが陳腐になりました。
そして、最終回はお手上げでした。

大事なものを届ける割には、料金が1万円と安くて設定に無理があります。
しかも、ヒロインがだんだんと感情的になり過ぎてしまう脚本には辟易しました。

結局、印象に残ったのは主人公が使用している車が日産のEV車ということだけでした。なんだかEV車のプロモーションドラマとでも言うべき内容でした。

元日向坂46の影山優佳は、最初アイドルとは気付かずに新人女優と思っていました。なかなか演技力はありそうです。しかしながら、本作の脚本がいただけないので残念な出演作になりました。

<オンエア情報>
テレビ東京、2024年1月12日~3月1日毎週金曜深夜24時52分放送。ドラマ25枠。

<スタッフ>
監督:日暮謙、松本拓、角田恭弥
脚本:政池洋佑、當銘啓太、守口悠介、綿種アヤ、高尾苑子
プロデューサー:松本拓(テレビ東京) 、馬渕義史(テレビ東京)、澤田賢一(カーツメディアワークス)、小松俊喜(楽映舎)
オープニングテーマ:クボタカイ「gear5」(ROOFTOP/WARNER MUSIC JAPAN)
エンディングテーマ:オレンジスパイニクラブ「六号線」(ろくごうせん) (WARNER MUSIC JAPAN)
制作:テレビ東京、カーツメディアワークス
制作協力:日産自動車、楽映舎
企画協力:TBWA\HAKUHODO
製作著作:「ハコビヤ」製作委員会

<キャスト>
白鳥剣役:田辺誠一
天野杏奈役:影山優佳

ゲスト
戸塚純貴
山口大地
立石晴香
おいでやす小田
東風万智子
志水心音
升毅
中島ひろ子
中井友望
皆川猿時
映美くらら
水瀬裕也
森永悠希
原田佳奈
木村優来
菊池麻衣子

<イントロダクション>
テレ東発の「運び屋」ドラマが新たに誕生!

主演・テレ東連ドラ初主演の田辺誠一
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共演・影山優佳の異色のバディ!
影山はグループ卒業後、初のドラマ出演が決定!

「グルメ」「酒」「サウナ」「ソロ活」など、テレ東の深夜ドラマでは様々な切り口のライフスタイルを描いてきました。そんなテレ東深夜枠で今回描くのは、今までありそうでなかった「運び屋」。主人公は洋食屋と運び屋の2つの顔を持つ男、白鳥剣(田辺誠一)。通常の宅配便では不可能な分単位の正確性が要求される運びや、一風変わった依頼物、さらには人間まで運びます。だから、この男の元には様々な依頼が飛んでくる。そんな剣の洋食屋に、アルバイトとして働きたいと言ってきた女性、天野杏奈(影山優佳)。好奇心旺盛な杏奈は、運び屋の仕事にも首を突っ込んでくる。しかし彼女が運び屋に関わるのには、実は剣との過去が大きく関わっていた・・・?「モノ」や「ヒト」と共に、依頼人が抱える様々な事情を運ぶことで生まれる、今までにない新たなヒューマンドラマにご期待ください!
主人公の白鳥剣を演じるのは、テレ東連続ドラマ初主演の田辺誠一。「刑事7人」シリーズ(2018年-2023年 テレビ朝日)、大河ドラマ「どうする家康」(2023年 NHK)、連続ドラマ小説「らんまん」(2023年NHK)などの話題作に多数出演。テレ東では、本格法医学ミステリードラマ「女王の法医学~屍活師~」シリーズにも出演しています。
 また、白鳥剣が営む洋食屋でアルバイトとして働く好奇心旺盛のヒロイン・天野杏奈役には、映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜ファイナル」(2021年)や、ドラマ「Re:Mind」(2017年 テレ東)に出演し、多くのバラエティ・情報番組での活躍も目覚ましい元日向坂46の影山優佳に決定!グループ卒業後のドラマ出演は本作が初めてとなります!

<鑑賞チャンネル>
Tver

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2024.02.05

映画『八つ墓村』(お薦め度★★)

たまたまスマホのネットニュースでYouTubeの松竹シネマPLUSシアター「≪松竹映画≫毎月第一金曜20時から2週間期間限定無料公開(2/2~2/15)八つ墓村」が観れると知り、観ました。

観たかどうか記憶がありませんでしたが、映画音楽は覚えており結末での犯人が誰だったかは事前に分かりました。

金田一耕助といえば、東宝映画の市川崑監督による石坂浩二を真っ先に思い出します。渥美清の金田一耕助はほとんど印象に残っていません。

当時は山崎努の懐中電灯2つを鉢巻でまいて村人を襲うシーンが大々的に宣伝されて、その猟奇性やおぞましさをアピールしていました。松竹としてはかなり力を入れた大作で豪華俳優たちが出演していました。

改めて観ると、台詞が不自然で金田一耕助の謎解きはまるっきりチンプンカンプンでミステリーとしては残念でしかない内容です。終盤の薄暗い鍾乳洞での鬼ごっこの演出はかなり残念でした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1977
制作国:日本
内容時間:152分

<スタッフ>
監督:野村芳太郎
製作:野村芳太郎、杉崎重美、織田明
脚本:橋本忍
撮影:川又昂
音楽:芥川也寸志

<出演>
金田一耕助:渥美清
寺田辰弥:萩原健一
森美也子:小川眞由美
多治見要蔵/久弥:山﨑努
磯川警部:花澤徳衛
多治見春代:山本陽子
多治見小竹:市原悦子

<イントロダクション>
平家の落ち武者の怨念に呪われた村で、奇怪な殺人事件が次々と発生。「犬神家の一族」以後の横溝正史ブームの中、松竹が放ったミステリー大作。渥美清、萩原健一など共演。

かつて400年前、平家の落ち武者8人を皆殺しにしたことにその名が由来する山村、八つ墓村。この呪われた地で、時代を隔てた後もなお陰惨でおどろおどろしい悲劇が繰り返される様子を、「砂の器」の野村芳太郎監督が重厚なタッチで描写。“たたりじゃー!”という宣伝文句が、当時話題を呼んだ。“寅さん”役でおなじみの渥美清が金田一耕助役に挑んだほか、萩原健一、小川眞由美ら、豪華な顔触れが共演。原作は1951年と1996年にも映画化された。

<放送内容>
東京に住む青年・寺田辰弥は、自分が岡山の八つ墓村にある旧家、多治見家の跡取りだと知らされる。だが辰弥と対面を果たした母方の祖父や多治見家の当主・久弥は、相次いで何者かに毒殺される。さらに辰弥は、久弥の弟で自分の亡き父の要蔵が大正時代、村人を32人も惨殺した伝説的人物であるという意外な話を聞かされる。一方、事件の調査を開始した探偵の金田一は、実は辰弥の父親は要蔵でないという驚愕の事実を突き止め……。

<鑑賞チャンネル>
YouTubeの松竹シネマPLUSシアター

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