老舗の三省堂書店からはがきで300円の金券が1か月前からプレゼントされていました。

期限は7月31日なので、クソ暑い午後2時に指定された店舗に行きました。この金券は何の条件もありません。例えば1000円以上の本や雑誌を購入してくれとかというものは無く、単におつりは出ませんという太っ腹なプロモーションです。書店としてかつてない反則ではないでしょうか!
それであれば300円未満の雑誌はおつりさえ諦めれば購入できてしまいます。
最近はamazonで書籍を購入する場合でも、可能な限り出版物で購入しています。書店に行く前は週刊文春8月3日号「木原事件 妻の取調官〈捜査一課刑事〉実名告発18時間 木原は「俺が手を回したから」と妻に…【週刊文春 目次】(定価460円)を購入しようかとも考えていましたが、既に記者会見をYouTubeで観ていたので、新書『堤未果のショック・ドクトリン』を購入しました。

レシートは次の通りです。
合計 ¥1,034
CSSD券 ¥300
現金 ¥734
預り合計 ¥1,034
釣銭 ¥0
書店は本を販売して3割利益になります。300円を金券にすると1000円の本を売って儲け無しです。ということは今回の施策は広告費として考えられたものかもしれません。
それほどリアル店舗での商売が大変になっているという証明なのかもしれません。書店経営は本当に大変そうです。
ところで、この店舗でもセルフレジがメインです。店員はセルフレジの説明を行う立場で自らが販売する姿勢がありません。
それによって接客スキルが駄目です。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」は言いません。単に金券の処理と、現金(硬貨)をどこに入れればいいかを案内するだけの役割しかありません。すなわち書店におけるセルフレジ導入は、接客スキルを不要にしました。
こんなことだから、ますますリアル店舗に行かなくなるわけです。接客を捨てたお店はやがて淘汰される運命にあるでしょう。この書店がいつまで持つかは残念ながら時間の問題だと思います。
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