2024.05.03

単行本『CMC(カーボンマイクロコイル)のすべて』を読んでもオカルト過ぎて理解できない

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題名:奇跡の二重らせんゼロ磁場テクノロジー CMC(カーボンマイクロコイル)のすべて
著者:元島栖二(もとじま⁼せいじ)
発行日:2021/8/31
発行所:株式会社ヒカルランド

決して本書を否定的に捉えているわけではありません。CMCペンダントを購入するに当たって科学的に理解したいと考えた訳ですから。

様々な情報から電磁波・5Gの脅威が叫ばれています。電磁波に囲まれた現代において、電磁波から離れて暮らすことは物理的に無理でしょう。そうなると電磁波に対して対応策を提示しているものは、唯一CMCしかありません。

しかし、本書を読んでもパワースポットから超ひも理論まで、オカルト的な記述で溢れており、理解できる範囲を超えています。

理解できないながらも、次の箇所を引用します。
「CMCは、3Dの二重らせん構造をもつ、正しく、コスモ・メイティックなものづくり概念から生み出された革新的新素材であり、世界でもオンリーワンの技術です。
 DNAとも似かようそのかたちのなかには、人間・生命体にやさしく共鳴する高度の新機能の発現と無限の可能性が秘められています。」

なお、CMCの諸機能は次の通りです。広範囲過ぎます。
①超弾力性
②電磁波吸収性
③高エネルギー効率性
④高感度センシング性
⑤癒やし・こり緩和・鎮痛性
⑥美容促進性
⑦がん細胞の増殖抑制
⑧水素吸収性
⑨ゼロ磁場創出
⑩地磁気の向上
⑪ネガティブ波動の転換
⑫5G・電磁波からのプロテクト
⑬水の浄化・活性化
⑭「命の回数券」テロメアの活性化
⑮ホメオスタシス(生体恒常性)の向上による有害物質のデトックス

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2024.02.11

kindle版『つかこうへい正伝Ⅱ~1982-1987 知られざる日々』で前作が腑に落ちた

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題名:つかこうへい正伝Ⅱ~1982-1987 知られざる日々
著者:長谷川康夫
発行日:2024/1/18
発行所:大和書房

前作『つかこうへい正伝-1968~1982-』で疑問に感じたのは、つかこうへいと劇団員の関係性です。どうして暴君にしたがうのか、イマイチ理解できませんでした。

この点に関して、本書の次の箇所で氷解しました。

 自分の発した台詞で、客席がうねり、どよめき、笑い、息を呑んで聴き入り、最後には涙する……ひっくるめて言えば、「ウケる」喜びの前に、すべて許せてしまえるのである。 「なんせあの人は、どうすれば役者が輝いて見えるかを見抜く天才だったからね。僕らとしては、ただ、つかさんを気持ちよくさせて、いい芝居を作ってもらいたいだけなんだよな。結局それが自分に返って来るわけだから」
 風間杜夫のこの言葉こそが、〝教祖〟でも、〝殿〟でも、〝先生〟でもない、つかと我々との関係を、すべて言い表しているだろう。

すなわち、前作(2015年)とあわせて9年後の本書は読まなければならない作品でした。

更に著者は、つかこうへいの映像作品で観る価値があるのは、映画は『蒲田行進曲』、テレビは『かけおち’83』と紹介しています。

映画『蒲田行進曲』は大好きな作品で、我が意を得たりですが、テレビ『かけおち’83』は観たことがないので評価できないので、とりあえずYouTubeを検索したところ、ヒットしました。

銀河テレビ小説 つかこうへいのかけおち’83
https://youtu.be/Nz2xj4jJzyw?si=jA6U1iDnJ1BnveQq

本書を読むのを一時中断して、『かけおち’83』を鑑賞しました。率直に言ってそれほどではありません。また、著者が俳優を続けられなかった理由がわかりました。

ただし、演出家、脚本家として活躍され、映画監督としては『あの頃、君を追いかけた(2018)』という素晴らしい作品を提供しています。

著者の長谷川康夫氏こそが、つかこうへいを語るうえで最適な人物だということが前作と本作の2冊を読んで深く理解できました。私よりも6歳うえの熱き青春物語に、心が躍りました。

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2024.02.03

kindle版『つかこうへい正伝-1968~1982-』で涙した

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題名:つかこうへい正伝-1968-1982-
著者:長谷川康夫
発行日:2020/7/3
発行所:株式会社新潮社

劇団つかこうへい事務所 一夜限りの大同窓会に行って、『つかこうへい世伝2 1982‐1987 知られざる日々』ではなく、その前の『つかこうへい正伝-1968~1982-』を読まなければならないと思い、amazonで単行本(2015/11/18発行)を探しました。

単行本の後に出版の文庫本があることを知ったものの、中古しか取り寄せられないため、また、単行本よりもkindle版の方が安いためこれにしました。

つかこうへいという人物を辿るのは初めてです。天才で人気があった演出家個人に対して特に興味を抱いたことはありせんでした。つかこうへいが書いた本もしっかりと読んだこともなかったと思います。

しかし、1981年に紀伊国屋ホールで「熱海殺人事件」を観劇したのは、自分にとってどういったものだったのかを一夜限りの大同窓会に参加して、改めて確認したいと感じました。

つかこうへいは私よりも11歳年上です。私自身は若い頃に演劇鑑賞に興味をもったことがなかったので、当時つかこうへいが大ブームだったことはほとんど知らなかったし、どうして「熱海殺人事件」を観に行くことになったのか全く記憶にありませんでした。

本書はかなり読み応えのある内容です。1968~1982の14年間の最後1年前の1981年に観劇できていたのは、奇跡的で学生時代の自分をよくやったと褒めました。

つかこうへい活動リストの1981年に該当の記載がありました。

4月『熱海殺人事件』/紀伊国屋ホール(出演/風間杜夫、平田満、加藤健一、角替和枝)17日~5月2日

本書で1981年が書かれている部分で43年前の自分の記憶が蘇ってきて感動しました。正に自分の青春がありました。さらに、大好きな映画『蒲田行進曲』(1982)の舞台裏が語られ、当初は風間杜夫、平田満がキャスティングされていなかったことを知り、改めて運命的な作品だったことを知りました。改めて涙が流れました。

文庫化されるに至り、あとがきの後に河野通和氏の「“記憶”を“記録”へ」に、何故つかこうへい作品が重要かが書かれている箇所を引用します。

「後に本書が第35回新田次郎文学賞を受賞した際に、選考委員の長部日出雄氏は「選評」で述べます。「つか演劇は共に作劇に携わった人にとっても、観客にとっても生涯の記憶となる事件であった。しかし、観ていない人にそれがどれだけ大きな事件であったかは解らない」  同賞授賞式のスピーチでも、同氏は感に堪えない面持ちで、「つかこうへいの演劇は二度と再現不可能なもの」「舞台上の演技、音楽の入るタイミング、客席に巻き起こる笑い声から、何から何までがジャストミートして、その場にしかあり得ない、唯一無二の奇跡的な空間と時間だった」と語ります。まさにそういう度肝を抜くような「事件」に、本書の著者は出くわしたのです。」

そうです。つかこうへいの演劇は唯一無二の再現できないものでした。本当につかこうへいの演劇に出会えて感謝に堪えません。

ちなみに、本書を読み終えて、映画『蒲田行進曲』を観ました。毎度のことながら泣けます。

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2023.12.22

単行本『ザイム真理教』を読んで財務省の洗脳から目覚めましょう!

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題名:ザイム真理教
著者:森永卓郎
発行日:2023/6/1
発行所:株式会社三五館シンシャ

あまりに奇をてらったタイトルなのと森永卓郎氏は経済通のタレントと見ていたので、“いわゆる陰謀論”的に遠巻きにしていました。

しかし、YouTubeの藤井聡チャンネル『表現者クライテリオン』で昨年11月11日京都大学にて開催された、レジリエンス・フェスティバルの一部として次の動画が配信(2023/12/14)されました。

「経済レジリエンスPart2:「ザイム真理教」と「日本航空123便墜落事故」の不都合な真実 解説:森永卓郎」

 

 


この動画が財務省に対して、分かりやすく批判しているので本書を読まなければと手に入れました。

動画で述べられていた内容が丁寧に論理立てて書かれています。「財政均衡主義」を唱える財務省が日本経済にとってどれほど悪いかが理解できました。本当にどうしようもない組織だと思います。まさに米国の手先のごとく振舞っており、日本国民を救おうという官僚としての気概がありません。国民が飢えても自分たちは上級国民という姿勢は、本当に解体すべきカルト集団ともいえるものです。

とくに、安倍晋三首相時代の森友学園と加計学園のモリカケ問題は、財務省が企んだ可能性を解説してくれており、長年の疑問が氷解しました。

それにしても、著者の森永卓郎氏は大丈夫なのでしょうか。財務省には国税局があり、有ることないことのスキャンダルに嵌められてしまうかもしれません。

覚悟を持った森永卓郎氏を応援する上でも、本書は日本国民に読んで頂いて財務省の洗脳から目覚めて欲しいと思います。

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2023.11.02

西村光久著『細胞の声を聴く 超健康革命』は神懸かっている

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題名:細胞の声を聴く 超健康革命 CS60が60兆個の細胞を蘇らせる!
著者:西村光久
発行日:2022/8/31
発行所:株式会社徳間書店

CS60という施術器具を開発された西村光久氏の著書で、CS60の開発経緯とその効果について書かれています。

CS60とは、「Cell Smooth 60 Trillion」の略で、私たちの体がもつ60兆の細胞をスムーズにするという意味です。体の中から迷走電気や老廃物を引き抜いて生命力を回復させる施術です。

西村光久氏はなんと夢で教えられたという信じがたいお話です。2008年に完成し、その後臨床(ご本人だけで数万件)を続けて確かな実績をあげられてこられたそうです。しかも難病にもメンタルにも効果があるとのことです。医療界の革命です。

しかも、西村光久氏は51歳までの32年間は建築業界に従事されていて、そもそも健康の施術器具は畑違いであったというのですから驚きです。

天才なのでしょうね。プラズマ療法を開発された田丸滋氏に近い印象をもちました。

それにしても、CS60に俄然興味が湧きました。全国にサロンが230店舗もあるそうです。ぜひともCS60の施術を受けてみたいです。機会があれば、追ってレポートしたいと思います。

麻布十番のランチで本書を紹介してくれた知人に深く感謝します。

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2023.11.01

単行本『児童相談所の闇』は親である限り他人事ではない

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題名:児童相談所の闇  ー闇から抜け出るために何をはじめるのかー
著者:内海聡
発行日:2023/6/30
発行所:万代宝書房

児童相談所を批判したのは、内海聡医師以外に聞いたことがありません。

児童相談所は子どもの味方であると信じて疑いませんでした。
しかし、本書の分析通り、子どもや親にとってもマイナスな組織であると思い当たりました。
実は、我が家は児童相談所のお世話になったことがあります。その時感じた職員の専門性の低さや、精神科医の重要性など家族に対して一方的な通達で実行しているのを感じました。

真に日本の子どもたちの組織となるために、内海聡医師の提言は的を得ています。改革が必要です。

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2023.10.06

『歴史の真相と、大麻の正体』は奇書だと思う

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題名:[新装版]歴史の真相と、大麻の正体
著者:内海聡
発行日:2022/12/31 ※2015年2月に三五館より出版された同書名に加筆した新装版です。
発行所:株式会社 ヒカルランド

内海聡医師は、医者でありながら自分なりのしっかりとした歴史観をもっていることがわかりました。

本書で大麻について理解が出来、その扱いについても合点がいきました。

ただし、筆者の虚無主義を前提とした日本や戦争の否定はついていけません。

ともかく日本の否定の仕方が半端ありません。また、大体戦争がイケないといっても、例えば日本が侵略され戦うことになったとしても否定されるものなのかとか、本書では確認できませんでした。

いわゆる「内海神話」という一つの物語だと捉えます。

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2023.10.04

『医者だけが知っている本当の話』は傾聴すべき話が詰まっている

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題名:【新装版】医者だけが知っている本当の話 薬を使わない子育て&不必要な治療
著者:真弓定夫、内海聡
発行日:2021/11/30 ※2015年11月にヒカルランドより刊行された『医者だけが知っている本当の話』の新装版です。
発行所:株式会社 ヒカルランド

真弓定夫先生は、“薬を出さない・注射をしない”自然流の子育てを提唱された小児科医で、2021年11月に90歳で他界されています。

内海聡先生と馬が非常に合うようで、インタビュー形式の本書で共に医療問題を啓発されています。

8年前の内容ですが、現在のコロナ禍においても非常にためになる話が詰まっています。

特に、母子手帳については痛烈に指摘されていました。真弓先生の発言を引用します。

「母子手帳の一番最後に、ご覧になればすぐ分かる。そこでいろんな予防接種をするように書き込まれている。アメリカが日本人を劣化させるために牛乳を飲ませ、ワクチンを打たせる。それによって70年間日本人がガタガタになっていることを、お母さん方にしっかり知っておいていただきたいと。昭和22年までは予防接種なんかはほとんどしておりません。」

「劣化作戦の有力な手段になったのが、保健所、教育委員会、大学病院です。日本の子どもは生まれたときから間違った思想で育てられている。その大もとは母子手帳です。アメリカの乳業会社が1930年につくった母子手帳を使って、日本人をガタガタにしていった。それをさらに広めていったのが朝日、毎日、読売、NHKなどのマスコミです。」

両氏の幅広い問題意識に頭が下がりました。

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2023.09.30

内海聡著『医者に頼らなくてもがんは消える』は真っ当です

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題名:医者に頼らなくてもがんは消える~内科医の私ががんにかかったときに実践する根本療法
著者:内海聡
発行日:2017/7/22
発行所:株式会社 ユサブル

がんを克服できる人は、その人が納得した方法論を選択していることだと内海聡医師は考えています。

全く押しつけはなく、本書に飛びつくのも問題と指摘されています。ようするに自分で調べて納得のいく方法で対応するという至極当たり前のことを詳しく丁寧に解説されています。

治る人が歩む3ステップ
・1つ目のステップ:がんにかかった原因を調べて理解する
・2つ目のステップ:自身を見つめ直してがんになった精神的な原因を解決する
・3つ目のステップ:具体的な方法論

その通りだと思います。
私自身ががん疑いで実践してきたことと共通しています。経過観察だけの標準治療を止めて、内海聡医師がおしゃられる社会毒を極力減らした食生活を行い、サプリメント水素吸入による代替療法を続けています。

2つ目のステップに関しての自分なりの考察はまだ十分ではないと考えているので、引き続きアンテナを張って調べたいと思います。

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2023.09.29

文庫本『太子の少年』はシリーズ2冊目です

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題名:太子の少年 令和言葉・奈良弁で訳した万葉集2
著者:佐々木良
発行日:2023/7/21
発行所:株式会社 万葉社

題名の太子は、聖徳太子です。

万葉集に一首だけ少年時代の歌があるそうです。知りませんでした。

「令和言葉・奈良弁で訳した万葉集」シリーズの2冊目です。集中して読めば30分くらいのボリュームです。

手軽に1300年前の奈良時代に想いを馳せられます。

【令和言葉・奈良弁で訳した万葉集の関連記事】
2023.09.28 激レアさんで紹介された文庫本『愛するよりも愛されたい』は和みます

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